講談社文庫作品一覧

三姉妹、ふしぎな旅日記 三姉妹探偵団(20)
講談社文庫
三姉妹の乗った車が大爆発!衝撃のため、時空を遡ってしまったナチスドイツで美しい女子大生・ソフィアと知り合うが、彼女には人には言えない重大な秘密があった……。自分たちの未来、そして自由と友情のために行動する決心をした三姉妹の運命は!?過去と現在、ドイツと日本が交錯する驚きの新展開!

対決の刻(下)
講談社文庫
不思議な少年と逃げ続ける 天才犬といっしょに
巨匠ディーン・クーンツの感動巨編
10歳までに自分は殺されると語るレイラニが突然家族と姿を消した。彼女の身を案じ、ミッキーは探偵のノアに助けを求める。一方、何者かに追われる少年は、双子の美人とアイダホへ。それぞれのストーリーがつながり、ついに残酷な敵が恐るべき牙をむく! サスペンス、SF、スリラーの境界を越えた感動巨編。

義姉 武芸者 冴木澄香
講談社文庫
幕末の嵐も間近の文久の頃、18歳の若者、高原丈九郎は美しい兄嫁、美苗と旅路を急いでいた。兄を斃(たお)した長身美麗の武芸者、冴木澄香を仇と追っていたのだ。小藩の武家の九男坊で戯作者を夢見ていた丈九郎の、他家の養子にでもなるしかなかった人生が一転、めくるめく時を迎える。(講談社文庫)
睦月影郎、講談社文庫初見参。時代官能小説小藩の若者、丈九郎は兄の仇討ちのため、兄嫁、美苗と女剣士、冴木澄香を追う旅に出る。それは彼の人生を変える甘い遍歴の始まりだった。書下ろし時代官能小説。

ソナタの夜
講談社文庫
愛しているから、私が、嘘をついた。結婚をせずに関係を続けるということは、相手に何があっても知らずにいるという不安を一生涯背負うこと。いとおしく、切なく、親密なのに遠い。表題作のほかに6編を収録。それぞれの恋愛に隠された「たくらみ」と、狂おしいほどに切実な想いを、濃密に描いた短編集。(講談社文庫)
狂おしいほど切実な、七つの危険な恋愛
愛しているから、私が、嘘をついた。結婚をせずに関係を続けるということは、相手に何があっても知らずにいるという不安を一生涯背負うこと。いとおしく、切なく、親密なのに遠い。表題作のほかに6編を収録。それぞれの恋愛に隠された「たくらみ」と、狂おしいほどに切実な想いを、濃密に描いた短編集。

灰色の北壁
講談社文庫
すべての謎は、あの山に 渾身の山岳ミステリー
新田次郎賞受賞作
世界のクライマーから「ホワイト・タワー」と呼ばれ、恐れられた山がある。死と背中合わせの北壁を、たった一人で制覇した天才クライマー。その偉業に疑問を投じる、一編のノンフィクションに封印された真実とは……。表題作の他に「黒部の羆(ひぐま)」「雪の慰霊碑」を収録。新田次郎文学賞を受賞した山岳ミステリー集。

深夜バス78回転の問題 本格短編ベスト・セレクション
講談社文庫
「謎とは?解くとは?その後に残るものは?」――巽昌章
真夜中のバスに隠された殺人事件の真相、78回転のレコードが知るお笑いコンビの突然死、走る目覚まし時計……本格ミステリ作家クラブが厳選したアンソロジー。
「眼前の密室」横山秀夫
「Y駅発深夜バス」青木知己
「廃墟と青空」鳥飼否宇
「盗まれた手紙」法月綸太郎
「78回転の密室」芦辺拓
「顔のない敵」石持浅海
「イエローロード」柄刀一
「霧ケ峰涼の屈辱」東川篤哉
「筆合戦」高橋克彦
「憑代忌」北森鴻
「走る目覚まし時計の問題」松尾由美
評論・波多野健
解説・巽昌章

魔女の隠れ里 名探偵夢水清志郎事件ノート
講談社文庫
封じこめていた悲しい記憶 名探偵が解きほぐす!
解決編にエピソードをプラスした完全版
桜もちに釣られて名探偵夢水清志郎は亜衣たち三姉妹と、山深い笙野之里にやってきた。山荘に11体のマネキンを送りつけた“魔女”と名乗る謎の女が、恐怖の推理ゲームの開始を告げる。桜吹雪の夜、亜衣たちが目撃したのは空飛ぶ魔女なのか!? 解決編に、亜衣たちも知らないもう一つの謎解きを加えた完全版!

うさたまのいい女になるっ! 暗夜行路対談
講談社文庫
パイ力がないと女はもてないのか、普通の女とはどういう女か、私はどんな私になりたいのか?――作家・中村うさぎと漫画家・くらたまが思春期から今までを語りつくす対談集。現在の己を振り返る書下ろしも含め、セキララ度はマックス! 声に出してわかった、女が自分らしく生きる術。暗夜行路に光が灯る。

鼠舞(ねずまい)
講談社文庫
地下に何かがいる 家族を襲う怪奇と惨劇
何百年にもわたって石材の採掘を続け、地下に全容不明の空洞が広がっている過疎の町。石店を継いで都会から移り住んだ一家は、闇からの声を聞き、怪異を目にする。繰り返される惨劇から逃れるすべはあるのか? その町を目指して逃亡した脱獄囚の目的と運命は――。長編サスペンス・ホラー。〈文庫オリジナル〉
※本書はSFマガジン1996年2月~10月号に連載されたものに加筆・修正しました。文庫オリジナルです。

透明な歳月の光
講談社文庫

ふしぎな図書館
講談社文庫
図書館の地下にふしぎな老人と羊男。ぼくはここから脱出できるのか?
図書館で「オスマントルコ帝国の税金のあつめ方について知りたいんです」とたずねたぼくに、老人の目がきらりと光った。案内された地下の閲覧室。階段をおりた奥から、羊男が現れて……。はたしてぼくは、図書館から脱出できるのか? 村上春樹と佐々木マキが贈る、魅力溢れる大人のためのファンタジー。

風の鍵
講談社文庫
ハマの伝説がいま甦る! ジャズ界から姿を消した女神のピアノ。父の遺志を継いだ娘の祈りは叶うのか? 乱歩賞作家が描く長編小説ーー天才ピアニストの呼び声が高かった風谷理砂は、新たにユニットに加わった火之倉紅子との確執の末、心身に深傷を負い、ジャズ界から姿を消した。紅子と別れた郡山誠志郎から理砂の音楽を聴かされて育った娘の愛理は、ヴァイオリニストとして成長を遂げ、亡き父の遺志を継いで理砂の復活を願う。

凱歌の後
講談社文庫
宿敵・項羽を滅ぼし、戦国の乱世を征して、漢王朝を開いた男、劉邦。天下をとった彼が、真っ先に考えたのは、漢建国に力を尽くした功臣たちを抹殺することだった。謀反を恐れ、血の粛清を行ったのである。劉邦が子を産ませた姫妾たちは、寵愛を得るためしのぎを削る。劉邦と、彼を取り巻く9人の運命を描く(講談社文庫)。
群雄が割拠する戦国時代を勝ち残り、漢王朝を開いた男、劉邦。彼の「血の粛清」と、真の姿を描く!
宿敵・項羽を滅ぼし、戦国の乱世を征して、漢王朝を開いた男、劉邦。天下をとった彼が、真っ先に考えたのは、漢建国に力を尽くした功臣たちを抹殺することだった。謀反を恐れ、血の粛清を行ったのである。劉邦が子を産ませた姫妾たちは、寵愛を得るため鎬(しのぎ)を削る。劉邦と、彼を取り巻く9人の運命を描く!
※この作品は2002年4月に実業之日本社より単行本として刊行されたものです。

自殺のサインを読みとる 改訂版
講談社文庫
1年に3万人以上の人間が自殺で亡くなっている。しかし「死の意志が固まっている人」はいない。周囲の人間が気を遣えば自殺は予防できるのだ。性格や体験などから発する「自殺のサイン」はどう発見すればよいのか。背後に隠れる心の病を見つける方法と治療を、第1章を最新の知見で全面的に改訂して解説。(講談社文庫)
「助けて! 」にどう気付けばよいのか!!
1年に3万人以上の人間が自殺で亡くなっている。しかし「死の意志が固まっている人」はいない。周囲の人間が気を遣えば自殺は予防できるのだ。性格や体験などから発する「自殺のサイン」はどう発見すればよいのか。背後に隠れる心の病を見つける方法と治療を、第1章を最新の知見で全面的に改訂して解説。
※本書は、2001年6月に小社より刊行されました。文庫化にあたり、1章をさしかえ、全体にわたり最新の知見で変更しました。

旅をする裸の眼
講談社文庫
ベトナムの女子高生の「わたし」は、講演をするために訪れた東ベルリンで知り合った青年に、西ドイツ・ボーフムに連れ去られる。サイゴンに戻ろうと乗り込んだ列車でパリに着いてしまい、スクリーンの中で出会った女優に、「あなた」と話しかけるようになる――。様々な境界の上を皮膚感覚で辿る長編小説。
ベトナム―ベルリン―パリ 映画館の中がすべてだった
ベトナムの女子高生の「わたし」は、講演をするために訪れた東ベルリンで知り合った青年に、西ドイツ・ボーフムに連れ去られる。サイゴンに戻ろうと乗り込んだ列車でパリに着いてしまい、スクリーンの中で出会った女優に、「あなた」と話しかけるようになる――。様々な境界の上を皮膚感覚で辿る長編小説。

オヤジの細道
講談社文庫
ある日、ふと気がつくと中年(オヤジ)になっていたシゲマツが、その未体験ゾーンの驚きを語りつつ、同世代にエールを送った「夕刊フジ」の大好評エッセイ。オヤジの歓びと哀しみ、ココロの秘密や如何に?
オレ、いつのまにか「中年(オヤジ)」になってた……。
文庫オリジナルのエッセイ集
「元祖負け犬」酒井順子氏からのアドバイス付き
ある日、ふと気がつくと中年(オヤジ)になっていたシゲマツが、その未体験ゾーンの驚きを語りつつ、同世代にエールを送った「夕刊フジ」の大好評エッセイ。オヤジの歓びと哀しみ、ココロの秘密や如何に? 巻末に「元祖負け犬」酒井順子氏へのインタビューを特別収録。すべての「中年男子」必読の〈文庫オリジナル〉

江戸の商魂
講談社文庫
江戸時代8人の世界に誇る商人列伝!
大石内蔵助の志を命がけで試した赤穂浪士の功労者、天野屋利兵衛。「現銀安売り掛値なし」で商業に革命を起こした三井高利。洒落のきいた広告で儲けた山東京伝。角屋七郎兵衛、柊屋新次郎、銭屋五兵衛、中井源左衛門、五代友厚。広告戦略や信頼関係の重視等、商売の原点。江戸の商人の矜持とは
※本書は2003年11月にPHP出版所より出版された『商魂』を改題したものです。

麝香姫の恋文
講談社文庫
本当にもう、バカばっかり……。「退屈」のため息をもらす美貌の女怪盗・麝香姫(じゃこうひめ)に天才(かもしれない)青年探偵・間宮諷四郎が挑戦! 美貌の女盗賊VS.遊民探偵青年! ーー近頃、帝都・東京を賑わすのは、「真に美しいものしか狙わない」美貌の女怪盗・麝香姫の噂ばかり。彼女からの予告状(こいぶみ)が舞い込んだ神宮寺家でも、幻の「青い薔薇」が盗み出されるのでは、と戦々恐々。しかし裏には、もっと巨大で黒い陰謀が、隠されていたのだった……。天才探偵・間宮諷四郎との戦いの行方は?

闇の目 下っ引夏兵衛
講談社文庫
待ってました!切なく、熱い、鈴木英治だッ!
鼠に弱い腕利きの泥棒、謎を追いかける妙味を知る。
闇夜に目の利く腕利き泥棒夏兵衛は、女に逢う金欲しさに盗みを働く。阿漕な商家ばかり狙い義賊を気取るも、蔵の鼠は大の苦手。岡っ引伊造はそんな夏兵衛を執拗に追い回す。一方、夏兵衛の柔の師匠の住職参信が、姿を消した僧たちの探索を夏兵衛に頼んできた。面白さ無類の新シリーズ開幕。〈文庫書下ろし〉

にっぽん・海風魚旅(3) 小魚びゅんびゅん荒波編
講談社文庫
南へ北へ海べりをバカウマ旅はまだ続く
「ああ、海は今日もでっかいなあ。しかしハラへったなあ」。いい人、うまいものと出会うため、今度は千葉外房の干物海道を皮切りに、鹿児島から北海道の室蘭、小樽。そして駿河、浜名湖と、最も足しげく通っている八丈島へ。港みなとに冷たいビール。日本の海べりをゆく旅はさらに続く。フォトエッセイ第3弾。