講談社文庫作品一覧

思わずナットク 基礎から学ぶ最新お金運用術
講談社文庫
懐あったか! 「目から鱗」のマネー教本ーー株投資歴26年、不動産投資歴17年。元大手銀行融資担当で、金融界の裏を知り尽す著者が、本音を語るマネー教室。失敗から学ぶ最強の投資法、賢いローンの利用術から、小口投資家を騙す証券会社の手口に、やさしいポートフォリオの組み方まで。自己責任時代に、お金で泣かないための必読必携の書

この生命を凛と生きる
講談社文庫
障碍はあっても出来ることはたくさんある! 30年も車椅子の娘を支えた、気丈な母がぼけ出した。母のため、初めて食事を作り、風呂に入れ、カテーテルの処置をする。「オイツメテハイケナイ」呪文を唱え、時に「鬼の邦子」になって、老いに寄り添う。悔いのない別れなんて、あるんだろうか? 万朶の桜の中、看取った母への癒し難い思いが、胸に痛い。老い・介護とは?を問う、著者みずからの体験を綴った名篇。
老親をもつあなたへ!
障害はあっても出来る事はたくさんある!
呆けてゆく母を車椅子で看取った日々。老いとは介護とは何かを問う。
30年も車椅子の娘を支えた気丈な母がぼけ出した。母のため初めて食事を作り、風呂に入れ、カテーテルの処置をする。「オイツメテハイケナイ」呪文を唱え、時に「鬼の邦子」になって老いに寄り添う。悔いのない別れなんてあるんだろうか。万朶(ばんだ)の桜の中、逝った母への癒し難い思いが胸に痛い。老い、介護とはを問う名篇。

浮舟の剣
講談社文庫
大店を警護する蓮見宗二郎ら始末人が次々と襲われた。下手人を追う宗二郎が行きついたのは、殺人剣士塚本浅次郎。自らの母親を斬り会得した、清巌流“浮舟の剣”の達人だった。玄武流“岩燕”、有馬一刀流“波月の剣”、そして宗二郎の“鱗返し”。最強の男達による、前代未聞の決戦の幕が開く! (講談社文庫)
30周年記念特別書下ろし痛快長編時代活劇冷酷な盗賊団を成敗するため立ち上がった渋沢念流の達人、蓮見宗二郎だが、彼を待つのは百戦錬磨の秘剣“浮舟”と槍術“岩燕”。始末人宗二郎が霊界の使者を討つ。

王者のゲーム(下)
講談社文庫
まさに手に汗握る怒濤の1 500ページ!
大胆不敵、優れた知性と殺戮技能――〈ライオン〉はアメリカの広大な原野に放たれた。息を呑む究極の対決ゲーム!
ライオンのように素早く残酷に人を殺すテロリストが、アメリカという広大な野に放たれた。たった1人で米軍関係者を次々に血祭りにあげていく。迎え撃つ連邦テロリスト対策チームのヒーロー、ジョン・コーリーの必死の追跡が始まった。まさに、ページ・ターナーの面目躍如!『将軍の娘』のネルソン・デミルの最高傑作。

王者のゲーム(上)
講談社文庫
『将軍の娘』の巨匠、ネルソン・デミル最高傑作
最強のテロリストが、想像を絶する手段でNYに侵入!
連邦テロリスト対策チームの必死の追撃が始まった。
テロリストを護送中のパリ発ジャンボジェット機の交信が途絶えて2時間。待ち構えるNYのJFK空港は緊迫の度を増していた。着陸した機内に乗り込んだレスキュー隊は、目を疑った。なんと乗員・乗客300人が眠ったように死んでいた。有毒ガスか?全米ベストセラー第1位に輝く巨匠デミルの超弩級サスペンス。

権力必腐
講談社文庫
高杉良が一刀両断!政官財の腐蝕を糾す
老害財界人は引退せよ!権力の「闇社会」を暴く著者初の社会評論。
政官財の人心荒廃ぶりは目に余る。あいつぐ汚職と不祥事の発覚など、あきれてものがいえない。その背景には、日本を牛耳(ぎゅうじ)る老害財界人、銀行に食い込むブラック集団など、根深い腐蝕の構図がある。権力の闇に光をあて、今や最悪のシナリオを描く日本のトップたちを叱る。混迷の時代を斬る著者初の社会評論。

破綻か再生か 日本経済への緊急提言
講談社文庫
マネー資本主義への追随が日本をダメにする! 今こそ誰もが熟読すべき、生活者を大切にする経済再生への提言ーー危機に瀕する日本経済! バブル崩壊後、日本は何をしてきたのか……。規制緩和一辺倒とITバブルに躍り、不良債権は処理できず、あげくはリストラに走る。ひたすら「マネー資本主義」への追随に明け暮れた帰結だ。この「失われた10年」の病巣を抉り、市場原理イズムの虚妄を暴き、今こそ人間生存の内実を高める、再生への根源的な提言を行う。

放熱の行方 尾崎豊の3600日
講談社文庫
きみを喪(うしな)って10年――。まだ夢から醒めていない
激しく生きた足跡に時代の歪(いびつ)さが見える。衝撃のノンフィクション。
1992年4月25日、走りぬける風のように尾崎豊は突然逝ってしまった。彼はあの時代の寵児(ヒーロー)なのか、徒花(あだばな)なのか?没後10周年を迎え、いまふたたび彼の軌跡を辿ることにより、現代の歪んだ相貌を浮き彫りにする。綿密な取材と豊かな表現で「時」と「人」の交錯を見事に描出した新しいノンフィクション。

猜疑
講談社文庫
男の潔白を信じることが過去を生きた証だった
記憶を喪失したエアリアル。自分探しのため2年前の殺人事件を洗い直す彼女に、危険な黒い影が忍び寄る。
記憶を失ったままのエアリアルに、過去をたぐり寄せる時がやってきた。2年前に妻殺しの容疑をかけられた男の潔白を証明することが、自分探しに繋がると信じた彼女は独自の捜査を始める。ところが調べるほどにむしろ男への疑惑は膨らみ、彼女は危険に晒(さら)される。魅惑のヒロインが活躍するシリーズ第3弾。

凍樹
講談社文庫
こらえるほどに愛は深くなる
美術館学芸員の人妻と年下のミュージシャン、禁欲的な「愛」の形
美術館の学芸員・高桐布結子は、美術界から抹殺された天才画家・柾木ススムの絵をきっかけに、年若いジャズトランペッター・佐久間檀と出逢う。男と女、絵画と音楽。互いに心を触発し、愛と快楽が交差する芳醇な時間が2人の間に生み出されるのだが……。大人の愛とその切なさを清冽な筆致で謳う、傑作長編。

女薫の旅 陶酔めぐる
講談社文庫
大地は、恩師の島野先生から失恋したことを聞かされ、愛しさに震えた。同級生の淳子とは陸上部の部室で結ばれる。東京の大学に進学するゆかりとは教室の中で燃え、お母さんとはモーテルでひとつになる。一人旅の女子大生には初めて“男”を教える。大人気シリーズ第5弾。(講談社文庫)
そんなにモテていいのか、大地!!
先生、同級生、先輩、そのお母さん、女子大生が登場
大地は、恩師の島野先生から失恋したことを聞かされ、愛しさに震えた。同級生の淳子とは陸上部の部室で結ばれる。東京の大学に進学するゆかりとは教室の中で燃え、お母さんとはモーテルでひとつになる。一人旅の女子大生には初めて“男”を教える――「週刊現代」好評連載中の官能ロマン!!
〈文庫オリジナル〉

有限と微小のパン
講談社文庫
「F」から始まり今ここに終結、そして拡散?
萌絵たちが訪れたテーマパークで次々と起こる不可解な事件の背後には。
日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴンの事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は……。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。

誰もが戻れない
講談社文庫
アーサー・エリス賞受賞作!
美少女殺人事件の謎 真相は時に嘘をつく!?
英国北部の田舎町で名門女学校生徒の絞殺死体が発見された。複数の容疑者の中から逮捕された教師は一貫して犯行を否認。証拠となったDNA鑑定を巡り、公判では白熱した論戦が繰り広げられる。ささやかな秘密、ほんのわずかな嘘によって二転三転する事件の意外な結末とは!?

「ABC」殺人事件
講談社文庫
連続殺人犯vs.名探偵、これぞミステリー!
名探偵に送りつけられる挑戦状、法則性のある連続殺人事件、そして驚くべき真犯人!女王・クリスティの名作「ABC殺人事件」をモチーフに5人の鬼才が綴る、華麗なる事件簿。「灰色の脳細胞」ポアロをしのぐ名探偵は果たして誰か。ミステリーファンに贈る、文庫創刊30周年記念・書き下ろしアンソロジー!!

愛技
講談社文庫
冷たい口唇に秘められた愛と性の猛り
新婚2ヵ月の達也にはがきがきた。中学時代、お互い好き合っていた潤子の妹・杏子からだった。潤子が病に伏しているという。駆けつけた達也に、潤子は会おうとしない。姉を気遣う杏子に、達也は潤子の面影を見て次第に心ひかれていった――限りなく美しい性と愛と描いた大人の恋愛小説。
〈文庫書き下ろし!〉

剥がし屋
講談社文庫
ターゲットは人妻!色事で落とせ!!
私立探偵事務所の調査員・工藤は「剥がし屋」だ。離婚を拒む女をベッドで籠絡(ろうらく)し、依頼人からきれいに別れさせるのがその任務。美人で淫乱な人妻・英子をまんまと剥がすことに成功したが、何物かに襲撃され、英子は拉致されてしまった。とめどもないエロスに次ぐエロスの官能バイオレンス!
〈文庫書き下ろし〉

フォー・ディア・ライフ
講談社文庫
眠らない街・新宿――。眠れない探偵は走る。
元マル暴、現私立探偵兼保育園園長。タフで優しい極上探偵物語。
新宿2丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎、通称ハナちゃん。慢性的に資金不足な園のため金になるヤバイ仕事も引き受ける探偵業も兼ねている。ガキを助け、家出娘を探すうちに巻きこまれた事件の真相は、あまりにも切なかった……。稀代のストーリーテラーが描く極上の探偵物語。

愛犬リッキーと親バカな飼主の物語
講談社文庫
なぜこんなに可愛いの! 恥も外聞もうち捨てた、汗と涙の仔育て記。生後2ヵ月の仔犬との出会い、そしてなりふりかまわぬ溺愛の日々ーー生後2ヵ月の小型犬を衝動買いし、仔育てに臨んだ作家は、たちまちノイローゼに陥った。仔犬の食の細さに心を痛め、少し変わった鳴き方をしたといっては、動物病院に通いつめる日々。だが、何物にも代えがたい幸せが、たしかにそこにある。全編にあふれる無上の愛が、読む者の胸を熱くする、汗と涙の愛犬エッセイ。

心はいつも荒野
講談社文庫
階段から落ちて頭を打ち記憶を喪った男。気がついた時には、重しをつけて海に沈められそうになっていた。いったい私が何をしたというのか? そして私は何者なのか? 混乱と焦燥の中で私が掴んだ複数の事実は、自分が有名人らしいと告げていた……。人間存在の根幹に迫る、ノンストップ・サスペンス。私は誰? なぜ私は命を狙われるのか?

紅唇
講談社文庫
女性刑事エイプリルがサイコ・キラーを抉(えぐ)る!
NYで起きた連続猟奇殺人に秘められた、遠い過去の記憶とは?『刻印』につづくサイコ・サスペンス!
死神が訪れたのは、閉店直後のブティックだった。通報を受け駆けつけたNY20分署の女性刑事エイプリルが目撃したのは、派手なメイクと新品のドレスで装われ、シャンデリアから吊られた女。変質者?怨恨?だが残虐な犯行は、それだけでは終わらない。現代人の心の闇に迫る、『刻印』に続くシリーズ第2弾!