講談社文庫作品一覧

法に背いて
法に背いて
著:マイケル・エバハ-ト,訳:白石 朗,解説:関口 苑生
講談社文庫
開発派の知事がホテルの密室で娼婦とともに惨殺された。 疑惑は、ハワイ独立運動の旗手(リーダー)ピーター・マイカイに向けられた。養父でもあったマイカイの汚名をそそぐべく、敢然と事件の真相に立ち向かうダン検事補。その行く手には、思いもよらぬ陰謀が……。 美しいハワイ諸島を舞台に展開する白熱のリーガル・サスぺンス!
パリからのおいしい旅
パリからのおいしい旅
著:戸塚 真弓,解説:諸井 薫
講談社文庫
大地の贈り物に恵まれた国フランス。古城めぐりロワールのジビエ、黄金の丘(コート・ドール)ブルゴーニュのワイン、ストラスブールのフォアグラ、プロヴァンスのハーブ……。パリからTGVで、あるいは車を駆(はし)らせて出かける小さなおいしい旅のレシピ。ワインが大好き、食いしん坊の案内役をえて、さあ、あなたはどちらへ!?
邪神聖宴 ブルー・マン2
邪神聖宴 ブルー・マン2
著:菊地 秀行,解説:上野 昂志
講談社文庫
「暴神」を体内に宿す、美貌の殺人鬼・八千草飛鳥は、深い苦悩の中に陥っていた。彼のたぐい希なる能力を狙って、謎の獅子吼老人が、熊野修験者、秘術を操る女妖術師、宗教学者らを率いて、魔戦を挑んできたのだ。美しき魔人は、邪悪な神と死を決して闘う!  超絶のスケールで描く、ハイパー伝奇バイオレンス巨編。神は誰に微笑む?
電子あり
真説・鉄仮面
真説・鉄仮面
著:久生 十蘭
講談社文庫
1666年、白馬に乗った王室の公用使が、新雪をついてアルマソン村の宏壮な城館(やかた)に到着した。これが、貴公子マッチョリ殿の数奇な運命の発端となろうとは!? フランス王ルイ14世の双生児(ふたご)の兄弟、本来なら、華麗な宮殿に住み、優雅な日々を約束されたはずなのに……。その誕生にまつわる秘密とは?  ボアゴべ、デュマなどであまりにも有名な鉄仮面伝説に、久生十蘭独自の史観と、一流の切口で迫る真実!
電子あり
算数・国語・理科・殺人
算数・国語・理科・殺人
著:吉村 達也
講談社文庫
南の島・サイパンのプールに浮かんだ男の死体は、なぜか冬物の背広を着ていた……。妻に先立たれた大富豪・渋川康次の周辺で怪死事件が続き、渋川家の子供たちに勉強を教える軽井沢純子のもとにも脅迫状が届く。そして第三の殺人でも、死体は奇妙な格好だった。ウサギよりもカメのように遠回りな犯人の計画とは? 意表を衝く一文字の謎、犯人を示す漢字のトリック。
電子あり
間諜 二葉亭四迷
間諜 二葉亭四迷
著:西木 正明,解説:清原 康正
講談社文庫
明治の文豪・二葉亭四迷は、日本陸軍の指令を受けたスパイだったのか!? ウラジオストック、ハルビン、北京……を舞台に彼の足跡をたどり、隠された真実を明かしてゆく。日露戦争前後に繰り広げられた諜報戦や遠くポーランドの独立運動との関わりまでをも描いた、史実に基づく壮大な歴史ミステリーの傑作長編。(講談社文庫) 明治の文豪・二葉亭四迷は、日本陸軍の指令を受けたスパイだったのか!? ウラジオストック、ハルビン、北京……を舞台に彼の足跡をたどり、隠された真実を明かしてゆく。日露戦争前後に繰り広げられた諜報戦や遠くポーランドの独立運動との関わりまでをも描いた、史実に基づく壮大な歴史ミステリーの傑作長編。
電子あり
「超能力」から「能力」へ
「超能力」から「能力」へ
著:村上 龍,著:山岸 隆
講談社文庫
超能力の存在を目のあたりにした作家村上龍が、未知のエネルギーTDEを操る山岸隆に迫った元気の出る一冊。誰にでも超能力はあると説く山岸隆のしなやかな発想、身体に心地よい治療法、たゆまぬ好奇心とそして新世界観――。文庫化にあたり二人の魅力の世紀末対談と最新3年間の軌跡を紹介する決定版。
しりとり対談
しりとり対談
著:中島 らも,著:ひさうち みちお
講談社文庫
二十世紀最高の名コンビ―中島らも&ひさうちみちおによる、極めておかしな爆笑トーク。お題は、“しりとり”で決まっていくので、どこへ進んでいくかは神のみぞ知る不思議な対談だ。「下ネタとドラッグ関係の話が多くなってしもうた」と自他ともに認める内容の濃さ!?文庫オリジナル作品として、堂々登場!
電子あり
大江戸泉光院旅日記
大江戸泉光院旅日記
著:石川 英輔
講談社文庫
文化文政の6年間にわたり、日本全国を歩き回った僧・泉光院の見聞記には、江戸時代の庶民のくらしがこと細かに記されていた……。あなたのまちの昔の様子がよくわかり、歴史の通説にはなかった豊かな生活も明らかにされてゆく。「大江戸事情シリーズ」で人気の著者と、新しいアプローチで「江戸に学ぶ」一冊。<支給『泉光院江戸旅日記』改題作品>
電子あり
初恋に恋した女
初恋に恋した女
著:南條 範夫,解説:清原 康正
講談社文庫
運命の男との絆を守り通した愛の女。明治文学史上に有名な、灼熱の恋で鉄幹と結ばれた晶子。恋冷めをのり超えた情熱の生涯を描く長編。愛を貫き通した歌人ーー明治歌壇に颯爽と登場した与謝野鉄幹を囲んで、多くの女性たちが愛を競った。その中で晶子は、もっとも激しく恋し行動して、彼の妻となった。しかし、結婚の現実は厳しく、次々と挫折に襲われる。萎縮する夫を支え続け、恋冷めの気持を歌によって発散し昇華させて、愛を貫いた与謝野晶子を描く、感動の長編小説。
電子あり
逃走
逃走
著:ベサニ-・キャムベル,訳:北沢 あかね
講談社文庫
老紳士の体から、真っ赤な血が吹き出した。騒然とする中、双子だけが瞬きもせず、殺人の一部始終を目撃していた。目撃者を消そうとする組織。二人を守る女教師ローラと刑事上がりの検事補モンタナたち。必死の攻防に、味方は一人、また一人と倒れ、彼らは追いつめられていく……。息づまるノンストップサスペンス!
アジアの旅人
アジアの旅人
著:下川 裕治,解説:素樹 文生
講談社文庫
とろりとした熱気に包まれて、路地裏の屋台でボーッとする幸せ! ふと眠気に誘われた旅人は、豊饒(ほうじょう)なるアジアの地で、しばしまどろむ。楽園・バリの哀しみ、旬の国・ベトナムの元気、幻のヤシ酒をめぐる冒険、せつなさと怠惰に酔いしれたバンコク留学の日々……。変わりゆくアジアの昨日・今日・明日を描く! ひたすら歩いて見て触ったアジア。アジアの知恵と豊穣を伝えるトキメキの旅読本!
電子あり
モダンサッカーへの挑戦
モダンサッカーへの挑戦
著:加茂 周
講談社文庫
最強の日本代表秘策のすべて。日本サッカー界NO.1 の知将。30年間の指導者人生の総決算。世界に挑戦する加茂ジャパン! 強国に伍して戦うには? ーーワールドカップ予選を、日本はどのように闘うのか? 秘策はあるのか? 著者は、神奈川県リーグの無名チーム・日産自動車を、わずか10年で日本一のチームに仕立てた名将。94年、代表監督に就任するや、「チームとしてのスピード」を基本にしたモダンサッカーを提唱。そして今ここに、30年間の指導者人生の全てを語る!
電子あり
幸福に生きる知恵
幸福に生きる知恵
著:宇野 千代
講談社文庫
「私は一人の男が好きになると、朝から晩までその男のことばかり考え、何から何まで世話をやかずにいられない」「いくつになっても人間の考えることは、その人の行動から出てくるものと思う」と語る宇野千代さん。いつでもどこでも自分流の愉しみを見つけて生きてきた、彼女の生き方の秘訣、魅力の源泉を探る。ーー今を愉しんで生きる、それが幸福。幸福のかけらは、いくつでもある。ただ、それを見つけ出すことが、上手な人と下手な人がいる。幸福さがしの達人になる!
電子あり
ビッグボ-イの生涯
ビッグボ-イの生涯
著:城山 三郎
講談社文庫
昇ほど「休戦の価値」「休戦の美学」を知った男は少なかったのではないでしょうか。彼は人生に四期ありとしましたが、大いに休んだおかげで、人生を四倍に生きたともいえます。そこには、「人生四倍、休戦の哲学」とでも呼ぶべきものがあったと思います(「あとがき」より)。 大きく休み、大きく生きた男の人生評伝。
電子あり
盗聴
盗聴
著:真保 裕一
講談社文庫
「な、何の真似だね、それは……おい、気は確かか……」老人の声がうわずり、椅子が激しくきしむような音が上がった。違法電波から聞こえてきた生々しい“殺人現場”の音。「狩り」に出た盗聴器ハンターが都会の夜でとらえたものとは? 今が“旬”の気鋭が送る初めての短編集。表題作ほか秀作ミステリ4編。
孔明の艦隊(2)
孔明の艦隊(2)
著:志茂田 景樹,解説:加藤 建二郎
講談社文庫
山本五十六の体を借りて蘇った軍師・諸葛亮孔明。現代の魏・アメリカを討つため連合艦隊を「八陣機動艦隊」に改編し、続々と新鋭空母を配備した孔明は、太平洋に配備された敵潜を一網打尽にせんと「爆雷埋伏の計」を仕掛ける。冴えわたる孔明=山本長官の機略。シミュレーション戦記の決定版、待望の第2巻。(講談社文庫) 山本五十六の体を借りて蘇った軍師・諸葛亮孔明。現代の魏・アメリカを討つため連合艦隊を「八陣機動艦隊」に改編し、続々と新鋭空母を配備した孔明は、太平洋に配備された敵潜を一網打尽にせんと「爆雷埋伏の計」を仕掛ける。冴えわたる孔明=山本長官の機略。シミュレーション戦記の決定版、待望の第2巻。
電子あり
わが胸に冥き海あり
わが胸に冥き海あり
著:勝目 梓
講談社文庫
「あたしを探さないで!」。突然消息を絶った人気アニメーター下條有紀子は、電話で恋人のカメラマン矢口克己に一言告げた。その直後再び電話で「仕掛けたのはそっちだ」と横柄な男の声。いったい何を仕掛けたというのか。矢口は有紀子と出会ったパリへ飛び、単身謎を追いつめる。渾身の長編ハードロマン。
むかし僕が死んだ家
むかし僕が死んだ家
著:東野 圭吾
講談社文庫
「あたしは幼い頃の思い出が全然ないの」。 7年前に別れた恋人・沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。 それは、めったに人が来ることのない山の中にひっそりと立つ異国調の白い小さな家だった。 そこで二人を待ちうける恐るべき真実とは……。 超絶人気作家が放つ文庫長編ミステリ。
六ヶ所村の記録
六ヶ所村の記録
著:鎌田 慧,解説:広瀬 隆
講談社文庫
村が核のゴミ捨て場に! 「死の灰」と添寝することになった青森県六ヶ所村の人々の恐怖と苦悩を30年かけた取材で解明! ーー東北の一寒村の開拓地が、核廃棄物の終末処理場へ! 原子力発電所は、人間が制御できない危険物質を、日夜ためこんでいる。「死の灰」と添寝することになった青森県六ヶ所村の人々は、日常的な恐怖に脅かされている。強引につくられた核燃料サイクル基地の実態を解明した大レポート。毎日出版文化賞受賞。
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