創文社オンデマンド叢書作品一覧

ドイツ神秘主義叢書5:ゾイゼの生涯
創文社オンデマンド叢書
13-14世紀のドイツの神秘主義者で、正しい信仰の道を説いた。中世の代表的な宗教書『知恵の時計』の著者の生涯。
【目次】
凡例
ドイツ語著作集『範典』序文
ゾイゼの生涯
第一部 ゾイゼと名乗るドミニコ会修道士の伝記の第一部がここに始まる
前書き
第一章 初心者をおとずれた最初の試練
第二章 不可思議な脱我の現象
第三章 永遠の知恵との聖なる合体
第四章 イエスの愛する御名を胸に刻んで
第五章 初心者を誘う神の慰めの兆し
第六章 幻像
第七章 食事の手はず
第八章 新年の祝い方
第九章 ”Sursum corda“という言葉
第十章 聖母マリア清めの祝日
第十一章 謝肉祭の祝い
第十二章 五月祭の祝い
第十三章 キリストと共に歩いた痛ましき十字架への道
第十四章 沈黙の徳
第十五章 苦行
第十六章 釘の十字架を背負って
第十七章 臥床
第十八章 飲み物の抑制
第十九章 正しい放下を学ぶ叡知
第二十章 痛ましき没落
第二十一章 内なる苦しみ
第二十二章 隣人に救いをもたらす司牧の道
第二十三章 種々の苦難
第二十四章 妹による大いなる苦悩
第二十五章 朋輩による酷しい苦難
第二十六章 人殺し
第二十七章 水難
第二十八章 ささやかな安らぎの時
第二十九章 神との愛の対決
第三十章 苦悩のあまり死に瀕す
第三十一章 受難を犠牲として捧げる褒むべき仕方
第三十二章 受難の現世における報償
第二部 ここに伝記の第二部が始まる
〔以下割愛〕

ドイツ神秘主義叢書4:タウラー説教集
創文社オンデマンド叢書
14世紀のドイツの神秘思想家。ケルン大学に学び、エックハルトとゾイゼの影響を受ける。トマス・アクィナスの神学に依拠するが、キリスト者としての内面的形成を重視した。修道女たちに行った説教を集めたもの。
【目次より】
凡例
「ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれ、ひとりの男の子がわたしたちに与えられた」(降誕祭)〔フェター版説教一〕
「子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい」(三王礼拝の前日の晩)〔フェター版説教二〕
「永遠の真理であるわれわれの主イエス・キリストは語った。『わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽い』」(七旬節前の主日)〔フェター版説教六〕
「ユダヤ人の祭りがあった」(四旬節第一主日の後の金曜日)〔フェター版説教八〕
「喉が渇いている人は、来て飲みなさい」(枝の主日前の月曜日)〔フェター版説教十一〕
「初めに言があった」(枝の主日の前日の晩)〔フェター版説教十五(後半)〕
「これはあなたがたから取り去られて、天に上げられたイエスである」(キリスト昇天祭)〔フェター版説教二十一〕
「思慮深くふるまい、身を慎んで、よく祈りなさい」(キリスト昇天祭の後の主日)〔フェター版説教二十三〕
「わたしたちは知っていることを語り、見たことを証ししている」(三位一体の祝日)〔フェター版説教二十八〕
〔中略〕
「わたしはすべての中に安息を求めた」(マリアの祝日)〔フェター版説教四十六〕
「主なるあなたの神を愛しなさい」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教五十四〕
「一同は聖霊に満たされて、話し始めた」(聖霊降臨祭)〔フェター版説教六十e〕
「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしの内にとどまり、わたしもその人の内にとどまる」(聖体の祝日)〔フェター版説教六十f〕
「この人は光について証しをするために来た」(洗礼者ヨハネの誕生の祝日、六月二十四日)〔フェター版説教六十一〕
「あなたがたの見ているものを見る目は幸いである」(三位一体の祝日後の第十三主日)〔フェター版説教六十四〕
「彼らの天使たちはいつも天にいるわたしの父の顔を仰いでいる」(大天使ミカエルの祝日、九月二十九日)〔フェター版説教六十八〕
「わたしはあなたの家に泊まらなければならない」(ケルン大聖堂献堂祭の日、九月二十七日)〔フェター版説教六十九〕
訳註
解説
後記
文献目録
索引

ドイツ神秘主義叢書3:エックハルト論述集
創文社オンデマンド叢書
中世ドイツの神秘主義思想家であるエックハルトによる、聖書の解説書。「説教集」とならぶ重要著作で「神の慰めの書」をふくむ
【目次】
目次
凡例
論述 I 「祝福さるべき哉」の書
(一)神の慰めの書
(二)高貴なる人間について
論述 II 教導講話
論述 III 離脱について
註 論述I 「祝福さるべき哉」の書 (一)神の慰めの書
(二)高貴なる人間について
論述II 教導講和
論述III 離脱について
解説
後記
文献目録
索引(用語人名/聖書引用)

ドイツ神秘主義叢書2:ドイツ語説教集
創文社オンデマンド叢書
神秘思想家が説く「離脱」とは何か? 被造物たる人間が、苦しみや悲しみのなかにあって、どのように高貴で自由であるべきかについての説教集。聖書の記述に基づきながら、語る。
【目次】
凡例
神の御心に従うこと(箴言第二二章第二節についての説教)
脱却して自由な魂(マタイによる福音書第二一章第一二節についての説教)
魂のなかの或る一つの力(ルカによる福音書第一〇章第三八節についての説教)
何故なしに生きること(ヨハネの手紙一第四章第九節についての説教)
神の働き(マタイによる福音書第一〇章第二八節についての説教)
知性と意志(シラ書〔集会の書〕第五〇章第六―七節についての説教)
永遠の現在(シラ書〔集会の書〕第四四章第一六―一七節についての説教)
純粋な一(エフェソの信徒への手紙第四章第六節についての説教)
真の祈り(ヨハネによる福音書第四章第二三節についての説教)
愛について(ヨハネによる福音書第一五章第一六節についての説教)
神のもとに立ち返ること(使徒言行録第一章第四節についての説教)
魂の高貴な力(ルカによる福音書第七章第一四節についての説教)
神との合一
魂の三つの貧しさ(マタイによる福音書第五章第三節についての説教)
神を見ること(ヨハネによる福音書第一六章第一六節についての説教)
無である神を捉えること(使徒言行録第九章第八節についての説教)
神と魂の同等性(ルカによる福音書第一章第六六節についての説教)
神を認識する能力(エフェソの信徒への手紙第四章第二三節についての説教)
魂における神の子の誕生(ルカによる福音書第一章第二八節についての説教)
神を放下すること(シラ書〔集会の書〕第二四章第三〇節について説教)
観照的生と活動的生(ルカによる福音書第一〇章第三八節以下についての説教)
訳註(香田芳樹)
解説1 エックハルトが出会った人々(香田芳樹)
解説2 エックハルトの銀河系(香田芳樹)
解説3 世界的世界への連峰(上田閑照)
後記(上田閑照)
文献目録(香田芳樹)
用語・人名索引(上田閑照)

ドイツ神秘主義叢書1:神性の流れる光
創文社オンデマンド叢書
不自由な身体と盲目の修道女が、口述筆記で遺した神秘体験の記録。神との合一を女性神秘家の豊かな感受性が内的メッセージとして伝える。
【目次】
凡例
序
第一巻
一 愛とお妃との会話
二 三つのペルソナと三つの賜物について
三 魂の乙女たちと愛の仕打ちについて
四 魂は参殿し、神が姿を現すこと
五 地獄の苦しみと恵みについて
〔略〕
第二巻
一 愛は魂に高みを造り、それはわがままを押し通して超人的な努力をしても及ばないこと
二 愛の中で見た人を歌う愛の二つの歌
三 神の舌。真理の光。九つの隊を射抜く神の四本の矢。三位一体。聖母マリアについて
四 哀れな賤女について。洗礼者ヨハネのミサについて。ホスチアの小羊への変容について。天使の美しさについて。四人の聖人について。金貨について
五 魂の神への五つの歌。神が魂の晴れ着であり、魂が神の晴れ着であること
〔略〕
第三巻
一 天の国について。天使の九つの隊について。空白を満たす者。使徒たちと聖母マリアとキリストの座る玉座について。ドミニコ会修道士と殉教者と乙女たちへの褒美について。未洗礼の子供たちについて
二 魂が神に捧げる七つの賛歌。膏薬。躊躇
三 魂が小間使いであるという嘆き。神の愛について
〔略〕
第四巻
一 五つのものを純粋な乙女はもつべきである
二 本書は神から下された。魂は多くのことで讃えられること。魂には二人の天使と二人の悪魔が与えられること。彼女と一二の徳が肉と戦うこと
三 罪ある者たちは神から抜け落ちる。知恵の三つの贈り物について。岩について。乙女たち、つまりキリスト教への賛美について
〔略〕
第五巻
一 三つの悔い改めについて。一〇の効用について。天使の道と悪魔の道について
二 二つの苦悩について。四つの効用について。罪の大集団について
三 神は罪なく得たすべての苦しみと三人の血を秤にかける
〔略〕
第六巻
一 修道院長や女子修道院長、またはそれ以外の長は弟子たちにどのように接するべきか
二 ある司教座教会参事会員への規則について。彼がどのように行動すべきか。これは神が定められたことである
三 神は権威を授ける。ヤギが羊に変容すること
〔略〕
第七巻
一 主イエス・キリストが最後の審判の後に受ける王冠と王位について
二 万霊節にすべての魂のために祈ること
三 謙虚な畏れで絶えず心を見つめることの効用について
〔略〕
訳註 解説 あとがき 文献目録 索引(人名/用語)

西洋法制史料叢書3:バイエルン部族法典
創文社オンデマンド叢書
中世初期のゲルマン諸部族の法の集成。5世紀後半~9世紀初頭にできたラテン語諸部族法典。一部に私法的規定はあるものの、国制、行政法はわずかしかない。贖罪金(ブーセ)の規定、訴訟法的規定がほとんどである。初期ヨーロッパの法律体系を知るための貴重な史料。
【目次】
第一部 レックス・バユワリオールム研究
緒論
第一節 テクスト批判
第二節 範本法典
第三節 法典成立史
第四節 追加条項
結語
第二部 レックス・バユワリオールム邦訳
凡例
一 法典序文
二 法典目次
三 法典本文
訳者あとがき
附録 原語索引

日本経済のシミュレーション分析 最適制御理論の応用
創文社オンデマンド叢書
マクロ経済学の手法であるシミュレーション分析で、均衡理論を使い、日本経済を数値化し、家計や公共活動などの関係と実態をを解き明かす。
【目次】
はしがき
第I部 基礎編
第1章 シミュレーション分析の基礎
第1節 模型分析
第2節 計量経済模型の内部構造
第2章 計量経済模型の具体例
第1節 線型計量模型
第2節 非線型計量模型
第3章 計量経済模型の応用例
第1節 ティンバーゲンの固定目標方式
第2節 タイルの選好関数方式
第4章 最小自乗法と共分散分析
第1節 単一方程式模型の回帰分析
第2節 線型回帰模型の共分散分析
第5章 計量経済模型のシミュレーション
第1節 連立方程式模型の推定方法
第2節 非線型連立方程式模型の解法
第3節 テストとシミュレーション
第6章 最適制御シミュレーション
第1節 制約条件と目的関数
第2節 解法アルゴリズム
第II部 応用編
第7章 日本経済の軌道
第1節 経済成長と景気循環
第2節 景気循環の展開過程
第8章 計量経済模型(JENMACRO)の作成準備
第1節 模型分析の枠組
第2節 JENMACRO, Mark I の試作
第9章 計量経済模型(JENMACRO)のテスト
第1節 JENMACRO, Mark I の改訂作業
第2節 最終テストと事後予測
第10章 オイル・ショックと日本経済の対応
第1節 予測用 JENMACRO, MARK III の開発
第2節 JENMACRO, Mark III の最終テストと予測
第11章 激動期の計量経済模型
第1節 制御対象(JENMACRO, Mark IV)の準備)
第2節 JENMACRO, Mark IV の作成
第12章 最適制御シミュレーションの分析結果
第1節 計算準備
第2節 基本的な分析結果
第3節 暫定的な結論
題
引用文献
人名索引
事項索引

札差事略(下)
創文社オンデマンド叢書
江戸幕府の旗本や御家人に支給される俸禄米の受取・売却を請け負った「札差」と呼ばれる商人に関する資料が一橋大学図書館に収蔵されている。膨大な史料を整理した貴重な書籍が本書である。全三巻。
1817年に成立した、江戸の札差株仲間が編纂した同業組合の史料である。1724年の株仲間創始からの主要事件を、種類別、年代順に編集している。惣首書、御番所、御蔵方、御改正、条目帳、運送方などの記録があり、全35巻38冊よりなる。江戸期の商業を知るための貴重な史料である。
【目次】
例言
札差事略廿四 運送方之部一
札差事略廿五 運送方之部二
札差事略廿六 札差料之部
端石米之部
年賦金之部
札差事略廿七 米売方之部
札差事略廿八 札差株之部一
札差事略廿九 札差株之部二
札差事略三拾 御書替之部
札差事略卅一 請附込之部一
札差事略卅二 諸附込之部二
札差事略卅三 附録一
札差事略卅四 附録二
札差事略卅五 附録三

札差事略(中)
創文社オンデマンド叢書
江戸幕府の旗本や御家人に支給される俸禄米の受取・売却を請け負った「札差」と呼ばれる商人に関する資料が一橋大学図書館に収蔵されている。膨大な史料を整理した貴重な書籍が本書である。全三巻。
1817年に成立した、江戸の札差株仲間が編纂した同業組合の史料である。1724年の株仲間創始からの主要事件を、種類別、年代順に編集している。惣首書、御番所、御蔵方、御改正、条目帳、運送方などの記録があり、全35巻38冊よりなる。江戸期の商業を知るための貴重な史料である。
【目次】
例言
札差事略拾二 御藏方之部一
札差事略拾三 御藏方之部二
札差事略拾四 御藏方之部三
札差事略拾五 御藏方之部四
札差事略拾六 御藏方之部五
札差事略拾七 御改正之部一
札差事略拾八 御改正之部二
札差事略拾九 御改正之部三
札差事略貳拾 御改正之部四
札差事略廿一 御改正之部五
札差事略廿二 條目向之部一
札差事略廿三 條目向之部二

札差事略(上)
創文社オンデマンド叢書
江戸幕府の旗本や御家人に支給される俸禄米の受取・売却を請け負った「札差」と呼ばれる商人に関する資料が一橋大学図書館に収蔵されている。膨大な史料を整理した貴重な書籍が本書である。全三巻。
1817年に成立した、江戸の札差株仲間が編纂した同業組合の史料である。1724年の株仲間創始からの主要事件を、種類別、年代順に編集している。惣首書、御番所、御蔵方、御改正、条目帳、運送方などの記録があり、全35巻38冊よりなる。江戸期の商業を知るための貴重な史料である。
【目次】
刊行の辞
解題
例言
札差事略一之上 御番所向首書
札差事略一中前 御藏方向 御改正向 首書
札差事略一中後 條目帳向首書
札差事略一之下 運送方向 札差料向 端右米向 年賦金向 米売方向 札差株向 御書替向 諸附込向 附録
札差事略二 御番所之部一
札差事略二 御番所之部二
札差事略四 御番所之部三
札差事略五 御番所之部四
札差事略六 御番所之部五
札差事略七 御番所之部六
札差事略八 御番所之部七
札差事略九 御番所之部八
札差事略拾 御番所之部九
札差事略拾一 御番所之部拾

社会学および経済学の「価値自由」の意味
創文社オンデマンド叢書
ウェーバーの「価値自由」ほど議論が繰り返され、誤解されてきた概念は少ない。本書はこの概念をめぐる古典的な論文の邦訳であり、この概念をめぐる初期論文の邦訳である。社会科学と個人の価値判断の間に横たわるたえざる緊張を鋭く分析し、社会科学を学ぶ者の基本的な態度について限りない示唆を与えてくれる。
【目次】
社会学および経済学の「価値自由」の意味
一 大学の教壇における価値判断
二 科学の価値判断からの「自由」の問題
訳者あとがき

西洋法制史料叢書4:ザクセンシュピーゲル・ラント法
創文社オンデマンド叢書
著者アイケ・フォン・レプゴウ(Eike von Repgow 1180頃 - 1233頃)は、ザクセンの騎士である。1225年、当時の法律(ラント法と封建法)をラテン語でまとめた書物です。その後本書は、ファルケン伯ホイアーの要請によってドイツ語になった。公的な記録ではなく、私的な記録ではあったが、本書が元になって編纂されたザクセン法典は、19世紀まで効力を持った。
記載当時は、口頭での伝承によって事件や紛争などの解決が図られていたが、文書化されたことで体系化の出発点となった。中世ドイツの法律の実際を知るための最重要史料である。本書は、そのなかのラント法の邦訳です。
【目次】
凡例
ザクセンシュピーゲル・序文
序詩 詩節形の
序詩 対韻句形の
序言
序文
諸侯主の出自
ザクセンシュピーゲル・ラント法
第一巻
第二巻
第三巻
内容目録
訳者あとがき

西洋法制史料叢書2:サリカ法典
創文社オンデマンド叢書
フランク人サリー支族が建てたフランク王国の法典である。成立は、六世紀初頭とされ、メロヴィング朝グローヴィス王の時代にあたるとされる。記述はラテン語。ローマ法とは異なり、固定金額による金銭賠償(贖罪金)規定が多い。自力救済を基礎に置いていたことも特徴である。
【目次】
第一部 レックス・サリカ序および跋文邦訳
はしがき
一 レックス・サリカ写本の種類および系譜
二 レックス・サリカ序および跋文解説
三 レックス・サリカ序および跋文邦訳
第二部 レックス・サリカ本文邦訳
凡例
目次
サリカ法典
第三部 サリカ法典のマルベルク註釈
一 はしがき
二 マルベルクの意義、註釈の用語
三 註釈の由来
四 註釈挿入の目的
附録 サリカ法典について
訳者あとがき
ラテン原語索引

西洋法制史料叢書1:リブアリア法典
創文社オンデマンド叢書
フランク時代(481~9世紀末)のゲルマン部族法一つである。法典の成立時期は、6世紀前半~8世紀に継続的に書かれたものと推定されている。フランク部族に属するリブアリ族の慣習法の一部が成文化されたものが、「リブアリア法典」にあたる。
サリカ法典の、のちにはブルグント法典の影響下に成立したとされるが、本文89章と追加勅令で構成され、刑法的規定がほとんどである。初期法典の貴重な史料である。
【目次】
第一部レックス リブアリア
第一章 自由人の毆打について
第二章 流血(の傷害)について
第三章 骨折について
第四章 剌傷について
第五章 損傷について
第六章 去勢について
第七章 殺人について
第八章 奴隸の殺害について
〔略〕
第十一章 國王の從士たる者の殺害について
第十二章 婦女の殺害について
第十三章 少女の殺害について
〔略〕
第十六章 捕獲せられたる人について
第十七章 放火について
第十八章 家畜群について
第十九章 奴隸の毆打について
第二十章 奴隸の流血(の傷害)について
第二十一章 奴隸の骨折について
第二十二章 奴隸による自由人の骨折について
〔略〕
第三十章 奴隸を(法廷に)出頭せしむべきことについて
第三十一章 自由人を(法廷に)出頭せしむべきことについて
第三十二章 召喚について
第三十三章 アネファンク(Anefang)について
第三十四章 自由人又は婦女の掠奪について
第三十五章 他人の妻を掠奪したる者について
第三十六章 種々の殺人又は贖罪金について
第三十七章 婦女のドス(Dos)について
第三十八章 罪なき人を國王に彈訴する者について
第三十九章 自由人たる婦女の手又は腕に觸れたる者について
第四十章 所有主の承諾なした馬に乘ることについて
第四十一章 自由人の捕縛について
〔略〕
第四十六章 人の殺害したる場合の四足獸について
第四十七章 追跡(spurfolge)について
第四十八章 相續人なしに死する人について
第四十九章 アファトミー(Affatomie)について
〔略〕
第六十七章 男子(息)を遺さざる者について
第六十八章 路上に(投げられて)響く骨又は流血なしに(折られたる)骨について
第六十九章 國王に對し忠誠を失へる者について
〔後略〕

徳川禁令考 別巻
創文社オンデマンド叢書
明治初期に新政府の大木喬任が旧幕臣の司法省官吏菊池駿助らに命じて編纂した江戸幕府の法令集である。「武家諸法度」など江戸幕府が出した主要な法令が収録されているものの、幕府の法令自体が多すぎ全てが収録されているわけではない。
【目次より】
享保度法律類寄 目次
逆罪附不仁
火附
盜賊
人殺
巧事 謀書 謀判 強訴 越訴
掟背
密通
不念
牢溜欠落附破御仕置
博奕の事
酒狂致し刀脇差にて人に疵付候者の事
酒狂にて人を打擲致し候者の事
酒狂にて諸道具損させ候者の事
引負金の事
棠蔭秘鑑 元 目次〔公事方御定書上卷〕
棠蔭秘鑑 享 目次〔公事方御定書下卷〕
棠蔭秘鑑 利 目次〔御定書ニ添候例書〕
寺社方御仕置例書
棠蔭秘鑑 貞 目次〔御書付類〕

徳川禁令考 後集4
創文社オンデマンド叢書
明治初期に新政府の大木喬任が旧幕臣の司法省官吏菊池駿助らに命じて編纂した江戸幕府の法令集である。「武家諸法度」など江戸幕府が出した主要な法令が収録されているものの、幕府の法令自体が多すぎ全てが収録されているわけではない。
【目次】
巻三十一
第二章 行刑條例
相手理不盡之仕形にて下手人ニ不成御仕置之事
疵被附候者外之病ニ而相果疵附候もの之事
怪我にて相果候もの相手御仕置之事
婚礼之節石を打候もの御仕置之事
あばれもの御仕置之事
巻三十二
第二章 行刑條例
酒狂人御仕置之事
乱氣ニ而人殺之事
拾五歳以下之者御仕置之事
科人為立退並住所を隠候者之事
人相書を以御尋に可成もの之事
巻三十三
第二章 行刑條例
科人欠落尋之事
拷問可申付品之事
遠島者再犯御仕置之事
牢拔手鎖外シ御搆之地江立帰候もの御仕置之事
辻番人御仕置之事
重科人死骸塩詰之事
溜預ヶ之事
巻三十四
第二章 行刑條例
無宿片付之事
不縁之妻を理不盡に奪取候もの御仕置之事
書状切解金子遣ひ捨候飛脚御仕置之事
質物出入取捌之事
煩候旅人を宿送りニ致候咎之事
帯刀致候百姓町人御仕置之事
新田地江無断家作いたし候もの咎之事
御仕置ニ成候者闕所田畑を押隠候もの咎之事
御仕置ニ成候もの忰親類江預ヶ置候内出家願いたし候もの之事
年貢諸役村入用帳面印形不取置村役人咎之事
軽き悪事有之もの出牢之上咎ニ不及事
名目重相聞候共事実におゐて強而人之害ニ不成ハ罪科軽重格別之事
吟味事之内外之悪事相聞候共旧悪御定之外ハ不及相糺事
僉議事有之時同類又ハ加判人之内より早速及白状候もの之事
巻三十五至巻三十六
第三章 司刑曹遵則
御仕置仕形之事
晒鋸挽仕形之事
磔ニ相成候もの晒日数之事
晒之上磔之もの手続
磔御仕置之事
獄門御仕置之事
火罪仕形
引廻御仕置之事
刑具之図
御様之事
追放拂等之事
御仕置軽重段取之事
過料之事
入墨仕形之事
盲人御仕置
敲相止メ候事
吟味中牢死溜死之もの死骸之事
出家追院江戸拂取計方之事
遠島之父ニ附添度相願候悴之事
手鎖之もの重病ニ付取計方之事
裁許難渋之もの入牢申付之事
奴女取計之事
過怠牢日数之内病氣ニ付心得方之事
死体解剖之事
巻三十七
附録
巻三十八
例書(七九書)

徳川禁令考 後集3
創文社オンデマンド叢書
明治初期に新政府の大木喬任が旧幕臣の司法省官吏菊池駿助らに命じて編纂した江戸幕府の法令集である。「武家諸法度」など江戸幕府が出した主要な法令が収録されているものの、幕府の法令自体が多すぎ全てが収録されているわけではない。
【目次】
巻二十一
第二章 行刑條例
隠売女御仕置之事
巻二十二
第二章 行刑條例
密通御仕置之事
縁談極候娘と不義いたし候もの之事
男女申合相果候者之事
巻二十三
第二章 行刑條例
女犯之僧御仕置之事
三鳥派不受不施御仕置之事
新規之神事佛事並奇怪異説御仕置之事
変死のものを内證にて葬候寺院御仕置之事
巻二十四
第二章 行刑條例
三笠附博奕打取退無盡御仕置之事
巻二十五
第二章 行刑條例
盜人御仕置之事
巻二十六
第二章 行刑條例
盜物質ニ取又ハ買取候者御仕置之事
悪党者訴人之事
倒死並捨物手負病人等有之を不訴出もの御仕置之事
拾ひ物取計之事
人勾引御仕置之事
巻二十七
第二章 行刑條例
謀書謀判いたし候もの御仕置之事
火札張札捨文いたし候もの御仕置之事
巧事かたり事重キねたり事いたし候もの御仕置之事
申掛いたし候者御仕置之事
毒薬並似せ薬種売御仕置之事
巻二十八
第二章 行刑條例
似せ金銀拵候もの御仕置之事
似せ秤似せ枡似せ朱墨拵候もの御仕置之事
出火ニ付而之咎之事
火附御仕置之事
巻二十九
第二章 行刑條例
人殺並疵付等御仕置之事
巻三十
人殺並疵附等御仕置之事

徳川禁令考 後集2
創文社オンデマンド叢書
明治初期に新政府の大木喬任が旧幕臣の司法省官吏菊池駿助らに命じて編纂した江戸幕府の法令集である。「武家諸法度」など江戸幕府が出した主要な法令が収録されているものの、幕府の法令自体が多すぎ全てが収録されているわけではない。
【目次】
巻十一
第二章 行刑條例
旧悪御仕置之事
裁許並裏判不請もの御仕置之事
関所を除山越いたし候もの並関所を忍通候御仕置之事
隠鉄炮有之村方咎之事
巻十二
第二章 行刑條例
御留場ニ而鳥殺生いたし候もの御仕置之事
村方戸〆無之事
村方出入ニ付江戸宿雑用並村方割合之事
人別帳にも不加他之もの差置候御仕置之事
賄賂差出候もの御仕置之事
御仕置ニ成候者闕所之事
巻十三
第二章 行刑條例
地頭江対し強訴其上致徒党逃散之百姓御仕置之事
身躰限申付方之事
田畑永代売買並隠地いたし候もの御仕置之事
巻十四
第二章 行刑條例
質地小作取捌之事
質地滞米金日限定
巻十五至巻十七
第二章 行刑條例
借金銀取捌之事
巻十八
第二章 行刑條例
借金銀取捌定日之事
借金銀分散申付方之事
家質並船床髪結床書入證文取捌之事
二重質二重書入二重売御仕置之事
廻船荷物出売出買並船荷物押領いたし候もの御仕置之事
倍金並白紙手形ニ而金銀貸借いたし候もの御仕置之事
巻十九
第二章 行刑條例
偽之證文を以金銀貸借いたし候もの御仕置之事
譲屋敷取捌之事
奉公人請人御仕置之事
巻二十
第二章 行刑條例
欠落奉公人御仕置之事
欠落者之儀ニ付御仕置之事
捨子之儀ニ付御仕置之事
養娘遊女奉公ニ出し候もの之事

徳川禁令考 後集1
創文社オンデマンド叢書
明治初期に新政府の大木喬任が旧幕臣の司法省官吏菊池駿助らに命じて編纂した江戸幕府の法令集である。「武家諸法度」など江戸幕府が出した主要な法令が収録されているものの、幕府の法令自体が多すぎ全てが収録されているわけではない。
【目次】
上編
巻一
第一章 法司諸廨創立及沿革
評定所始之事
評定所掛看板之事
当時看板之御文言
巻二
第二章 法吏憲務規則
評定所之面々江被仰渡候御書付
評定所一座可相心得旨之儀ニ付御書付
式日江御老中出座之儀ニ付御書付
式日立会江御目付出座之儀ニ付御書付
忌有之者立合内寄合江出座之事
巻三
第三章 庁前広諭
評定所前訴状箱有之文言之事
評定所前箱之際建札
評定所前箱江書付入候儀ニ付御触書
評定所前箱江御家人書付入間敷旨之儀ニ付御触書
評定所前箱訴状宿付之儀ニ付御書付
第四章 高札掲示
六ヶ所高札
巻四
第四章 高札掲示
火附訴人之事高札
諸国新田取立高札
博奕之儀ニ付高札
諸国浦高札
浦々添高札
第五章 制禁布令
唐船拔荷物買取候儀御制禁之儀ニ付御書付
出売出買之儀ニ付町触
御仕置筋取計専要之儀ニ付御書付
巻五
第五章 制禁布令
公事訴訟人より音物贈り候儀御制禁之儀ニ付御書付
論所吟味評議等入念可申旨之儀ニ付御書付
など
巻六
第五章 制禁布令
寺附之品書入之儀ニ付触書
重科人之悴親類等御仕置之儀ニ付御書付
死罪御仕置除日之事
御仕置伺書ニ入牢之月日可認旨之儀ニ付御書付
年中御仕置並在牢人数書付可差出事
公事訴訟並諸願事詮議事十个月以上不済分可書出旨之儀ニ付御書付
など
巻七
第五章 制禁布令
三笠附博奕頭取遠島赦ニ可書出旨並取上ニ成候家屋敷返可被下旨之御書付
取退無盡之儀ニ付御触書
質物之儀ニ付町触
紛失物吟味仕形之儀ニ付町触
奉公人年季之儀ニ付御書付
など
下編
巻八
第一章 法曹事務取則
目安裏書初判之事
裁許絵図裏書加印之事
御料一地頭地頭違出入並跡式出入取捌之事
無取上願再訴並筋違願之事
評定所前箱江度々訴状入候もの之事
諸役人非分私曲有之旨訴並裁許仕直等之事
など
巻九
第一章 法曹事務取則
用水悪水並新田新堤川除等出入之事
など
巻十
第一章 法曹事務取則
裁許可取用證拠書物之事
寺社方訴訟人取捌之事
など

徳川禁令考 前集6
創文社オンデマンド叢書
明治初期に新政府の大木喬任が旧幕臣の司法省官吏菊池駿助らに命じて編纂した江戸幕府の法令集である。「武家諸法度」など江戸幕府が出した主要な法令が収録されているものの、幕府の法令自体が多すぎ全てが収録されているわけではない。
【目次】
巻五十一
庶民
商估
第五十八章 京都大坂諸法度
巻五十二
同
同
第五十九章 郵駅及行旅統令 人馬賃銭掲示高札、諸法度、拜借銭之事
巻五十三
同
同
第六十章 諸船廻漕令條 附 運上石銭
巻五十四
同
同
第六十一章 資材用器定理布令 金銀
巻五十五
同上 同上 金銀、銭
巻五十六
同上 同上 楮幣、升、秤、布帛定尺並絲綿衣服等、分銅並廃金銀箔朱
巻五十七
同
同
第六十二章 諸色売買権放布令 米穀、酒造
巻五十八
同上 同上 菜種及水油、材木、薬種薬草、人参
巻五十九
全国総類
第六十三章 検地條目 附 知行割
第六十四章 経レ壤端レ界合離改称布令
第六十五章 除二梗害一蕃二生利一等統令
巻六十
同
第六十六章 戸籍調査統令
巻六十一
外国
第六十七章 内外制禁條目
第六十八章 松前蝦夷令條
第六十九章 朝鮮琉球待遇法令
第七十章 漂流人処分法
第七十一章 夷艦掃攘諸藩統令
巻六十二
同
第七十二章 海舶互市定例 貿易允裁、輸出入品、貨物売買及估価、通商新例