新刊書籍
レーベルで絞り込む :

2023.04.14発売
春、死なん
講談社文庫
「春、死なん」
妻を亡くしたばかりの70歳の富雄。理想的なはずの二世帯住宅での暮らしは孤独で
何かを埋めるようにひとり自室で自慰行為を繰り返す日々。そんな折、学生時代に一度だけ関係を持った女性と再会し……。
「ははばなれ」
実母と夫と共に、早くに亡くなった実父の墓参りに向かった、コヨミ。
専業主婦で子供もまだなく、何事にも一歩踏み出せない。久しぶりに実家に立ち寄ると、
そこには母の恋人だという不審な男が……。
人は恋い、性に焦がれる──いくら年を重ねても。揺れ動く心と体を赤裸々に、愛をこめて描く鮮烈な小説集。
紗倉まな(さくら・まな)
1993年千葉県生まれ。工業高等専門学校在学中の2012年にSODクリエイトの専属女優としてAVデビュー。
'15年にはスカパー! アダルト放送大賞で史上初の三冠を達成する。
著書に小説『最低。』『凹凸』(いずれもKADOKAWA)、
エッセイ集『高専生だった私が出会った世界でたった一つの天職』(宝島社)
『働くおっぱい』(KADOKAWA)スタイルブック『MANA』(サイゾー)がある.。

2023.04.14発売
エンドロール
講談社文庫
『時空犯』でリアルサウンド認定2021年度国内ミステリーベスト10第1位に輝いた著者の、待望の長編!
202X年。新型コロナウイルスのせいで不利益を被った若者たちの間で自殺が急増する。自殺者の中には死ぬ前に自伝を国会図書館に納本するという手間をかけている者がいた。その数200人。共通するのは陰橋冬という自殺をした哲学者の最後の著書と自伝を模倣するということ。
早世したベストセラー作家・雨宮桜倉を姉に持つ雨宮葉は、姉が生前陰橋と交流があり、社会状況の変化から遺作が自殺をする若者を肯定しているという受け止められ方をしてしまったという思いから、自殺を阻止しようとするが……。

2023.04.14発売
大学病院の奈落
講談社文庫
「医の仁術」に背を向けた医師たち。病院内の幼き対立構造には呆れるーー作家・塩田武士氏絶賛!
日本医学ジャーナリスト協会賞特別賞を受賞した話題作を文庫化。
群馬大学医学部附属病院で手術を受けた患者8人が、相次いで死亡していた。
読売新聞医療部のスクープ記事から、医学界を揺るがす大スキャンダルが発覚する。死亡例が積み重なるなかで、なぜ誰も「暴走」を止めなかったのか。
その背景には、群馬大学病院内のポスト争い、学閥、セクハラ問題が影を落としていた――。
2014年に相次いで亡くなった患者・8人の手術は、いずれも早瀬(仮名)という40代の男性医師が執刀していた。
院内調査によって、さらに10人が死亡していたことが発覚。
技量の未熟な早瀬が、超一流外科医でも尻込みする言われた高難度の最先端手術に挑んだのはなぜなのか。
患者には知らされない、保険診療の闇。
旧帝大がいまだに力を振るう、医師会の勢力争い。
乱れ飛ぶ怪文書。
変わることなき「白い巨塔」の病理と、再生への道のりを描いた医療ノンフィクションの傑作。

2023.04.14発売
漫画版 徳川家康 6
講談社文庫
秀吉は家康の上洛をうながすために、生母・大政所を人質として岡崎に行ってもらう。
これの呼応して、家康は上洛、両雄は義兄弟となる。
秀吉は九州を平定、朝鮮出兵をするが・・。
豊臣家の実子・秀頼が誕生するも、太閤・秀吉は没す。
豊臣家の衰退とともに、次代を担う諸大名が動き出した。

2023.04.14発売
夢魔の牢獄
講談社文庫
男は22年前の友人たちに憑依する。迷宮入り殺人事件の真相を追って。
タイムリープ・ミステリの金字塔『七回死んだ男』を凌ぐ衝撃!
作家生活25周年を飾る長編ミステリ!!
教師の田附悠成は、過去へ遡って友人たちに憑依するという特異能力を持つ。
だが誰に憑くかは選べない。確実なのは、恩師の義理の息子が殺された22年前に戻ってしまうことだけ。
身をもって体験する友人たちや被害者の不可解な行動、そして隠された女の死。
迷宮入り殺人事件の“あの日”を繰り返す田附が辿り着いた驚愕の真相とは?

2023.04.14発売
大江戸火龍改
講談社文庫
☆★☆★☆★☆★☆
祝・発売即重版!!
☆★☆★☆★☆★☆
妖怪(あやかし)を狩る、美しき男。
幕府の秘密組織「火龍改」。
その仕事は、人ならぬ存在を鎮めること――。
著者真骨頂の、〈江戸版・陰陽師〉!
【あらすじ】
人の世に住む、人ならぬものを探し出し、人知れず始末する――。
江戸市中の凶悪犯を取り締まる火附盗賊改には、裏の組織があった。
その名を「火龍改」。
対峙するのは、化物、妖物、龍の類。
長い白髪に赤い眸の、美しき謎の男・遊斎のもとには、今日も奇怪な事件が持ち込まれ……。
著者真骨頂の江戸版・陰陽師!

2023.04.14発売
今度生まれたら
講談社文庫
70代では人生やり直せない?
人間に年齢は関係ない、なんてウソ。
人生100年はキレイごと。
「今度生まれたら、この人とは結婚しない」70歳の主婦、佐川夏江は自分がやり直しのきかない年齢になっていることにショックを受ける。人生を振り返ると、あの時別の道を選んだらどうなっていたかと思うことばかり。進学は、仕事は、結婚は。少しでも人生をやり直すため、夏江はやりたいことを始めようとあがく。
大好評の著者「高齢者小説」シリーズ。
「元気をもらいました」「自分のことのように読みました」「もっと早く読みたかった」
など読者の声多数のベストセラー!

2023.04.14発売
喰うか喰われるか 私の山口組体験
講談社文庫
ヤクザからどう脅され、どう報じてきたか。
辻原登、鈴木智彦絶賛の自伝的ノンフィクション。
自らを刺傷され、編集部に暴漢が押し寄せ、息子までが狙われる。
三度の襲撃に見舞われながら、日本最大の組織暴力と真っ向立ち向かい続けた著者による、
半世紀にわたった戦いの記録。
第一章「血と抗争」を出す 短命に終わった「月刊”TOWN”」
第二章 山一抗争 プロのライターへの船出
第三章『荒らぶる獅子 山口組四代目』 竹中兄弟の侠気
第四章「山健一代記」 渡辺芳則との食い違い
第五章『五代目山口組』刊行と襲撃事件 緊張の日々
第六章 もうひとつのFRIDAY襲撃事件 『民暴の帝王』でおちょくる
第七章 同病相憐れんだ伊丹十三 チャイナ・マフィアの根城に乗り込む
第八章 宅見勝暗殺事件 中野太郎との会話
第九章 渡辺芳則への嫌がらせ 『食肉の帝王』と『山口組経営学』
第十章 山健組は「事故体質」か 息子も刺された
第十一章 弘道会最高幹部との対決 『魔女の履歴書』
第十二章 山健組に実質勝訴 差し出された和解金
終 章 近づいた山口組の終焉 最期まで見届けるか
解説 鈴木智彦(ジャーナリスト)

2023.04.14発売
ちょっと奇妙な怖い話
講談社文庫
どこまでが真実でどこからが脚色なのか。日常の出来事に微妙な違和感を抱かせ、読み手を異世界へといざなうライト・ホラー短編集!
私の名は進木独行。五年以上前にデビューしたホラー系作家である。本書では、私自身がこれまでの人生で体験してきた奇妙な出来事を元にして、つらつらと話をつづっている。もちろん見聞きしたことも含まれている。本書で楽しむべき肝は、本筋の「奇妙」のみならず、寄り道した部分にも含まれている。実体験をそのまま描いたものもあるが、本書は創作か実体験か判別しづらいことがウリでもある。──さて、今回の第1話は私が中学1年生のときに訪れた石垣島での体験の話。「星の砂」で有名な白い砂浜で海水浴を楽しんだ帰り、世にも奇妙な海の生きものに遭遇したのだった……。

2023.04.14発売
私は女になりたい
講談社文庫
一人の男を好きになった。
自分にとって最後の恋になるだろう、という強い予感があった。
人として、女として、生きるために。
直木賞作家が描く「最後」の恋。本当の、恋愛小説。
「素直な感動に満たされた。窪さんがこんな小説を書くなんて」ーーー唯川恵「解説」より
赤澤奈美は四十七歳、美容皮膚科医。
夫と別れ、一人息子を育て、老母の面倒をみながら、仕事一筋に生きてきた。
ふとしたことから、元患者で十四歳年下の業平公平と嵐に遭ったかのように恋に落ちる。
頑なに一人で生きてみせようとしてきた奈美の世界が、色鮮やかに変わってゆく。
直木賞作家、渾身の恋愛小説。

2023.04.14発売
君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?
講談社タイガ
ドイツで受けた精密検査でロジに不具合が見つかった。詳しく
調べるため、グアトと共に日本へ帰国。情報局本部に近い病院へ
入院した。そのロジの診断データが、外部に漏洩しているという。
ロジは、まったく未知の新種ウィルスに感染している可能性が
あり、何者かがその情報を探っていると思われた。ロジを心配して
病院へ向かうグアトは、そこでロジの姉と称する女性と出会うが。

2023.04.14発売
うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編
講談社文庫
唇に塗ると艶が出る飴が流行り出した。それで繁盛した店が盗賊に目を付けられ、沙耶はみんなと捜査を……。大人気書下ろし時代小説!
唇に塗ると艶が出る「みつ飴」が流行っている。日本橋の狐堂などで売っているらしい。そんな飴屋を専門に狙う泥棒が現れたことを、月也は奉行から聞いた。一方、牡丹といっしょに狐堂に偶然向かっていた沙耶は、途中で月也から泥棒の情報を仕入れ、日本橋で聞き込みをすることになった。しかしなぜ泥棒は飴屋を狙うのだろう。沙耶は不思議に思った。飴屋自体があまり儲かっていないから、十両にも満たない盗みにしかならないはずだ。わざわざ飴屋を狙う犯人たちのこだわりが、事件解決の糸口になるのかもしれない。狐堂の主人から話を聞き、さらにそのあと紅を商う桔梗屋の店主からも「みつ飴」に関する話を聞き出す。桔梗屋は飴屋と組んで新しい商売をしようと考えているらしい。事件と何か関連があるのだろうか……。

2023.04.14発売
法廷遊戯
講談社文庫
15万部突破!!
ミステリーランキング席巻の鮮烈デビュー作、早くも映画化!
☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★
映画「法廷遊戯」
[主演]永瀬 廉(King & Prince)
[出演]杉咲 花 北村匠海
2023年11月10日 全国公開
☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★
【内容紹介】
法律家を目指す学生・久我清義と織本美鈴。
ある日を境に、二人の「過去」を知る何者かによる嫌がらせが相次ぐ。
これは復讐なのか。
秀才の同級生・結城馨の助言で事件は解決すると思いきや、予想外の「死」が訪れる――。
ミステリー界の話題をさらった、第62回メフィスト賞受賞作。
解説・河村拓哉(QuizKnock)

2023.04.14発売
イラストで楽しく学ぶ! 食中毒の知識
急にお腹が痛くなったり、下痢をしたり、急性の胃腸炎を起こしたり…という状況になったことはありませんか?
実はその原因は飲食に伴う「食中毒」。つまりウイルスや細菌が原因であることが大半です。
でもこの「食中毒」は原因をきちんと学んで、ほんの少し注意をすれば減らすことができます。
ぜひこの本でイラストとともに楽しく学び、食の安全を手に入れてください。

2023.04.14発売
ほろ酔い行進曲 <放浪編>
「自分で歩かなければ、死ぬことになるよ!」――気丈な母親に励まされて、2歳8ヶ月のとこちゃんは必死に歩いた。昭和18年、中国ハルビンで生まれた著者が、終戦直後の混乱のなかを、肉親たちと日本に引き揚げるまでと、その後の京都での生活を描く感動の自伝! “ほろ酔い”シリーズ三部作の最終編。
●『放浪編』を書き終えて、やっと、私自身を、語り終えた安らぎがあります。『恋愛編』を読んで長い手紙をくれた10代の人たち、『結婚編』を読んでコンサートに来てくれた同世代の人たち、この『放浪編』は私の父や母の世代へ、それから「戦争を知らない子供たち」にもとどけたいと思います。失うものすべてを失っても、さっそうと生きて来た大人たちへの心からの賛歌をこめて……。(中略)私の胸の底にたまった地下室を掃除して、さっぱりと軽やかに生きていけそうです。これからはもう語るよりも歌います。どこかでこの本に巡り逢ったら、今度は歌を聞きに来てください。そしてあなたのお手紙もお待ちしています。 加藤登紀子 (「あとがき」」より)

2023.04.14発売
ほろ酔い行進曲 <結婚編>
前作『ほろ酔い行進曲<恋愛編>』に続く第二弾。お登紀さんの人生はいよいよ佳境に入った!――マスコミをにぎわした藤本敏夫氏との獄中結婚、そして出産。その間に一度ならず訪れた離婚の危機。結婚から現在までの波乱に富んだ日々を人気歌手お登紀さんが、ついに全公開! <第2部>獄中往復書簡集 <第3部>夫との対談集。

2023.04.14発売
ほろ酔い行進曲
愛する男を何人も心に持つほど一人の男をたくさん愛せる――恋とは何だろう。これは何より想像力の手品だ。好きだと思いこんだ瞬間に魔法ははじまる。だから好きだと思いこみ続けている限り恋の列車は走り続ける。恋に「確かな」とか「永遠の」などという言葉はふさわしくない。惚れてしまったらとことん惚れて愛をなげかけ突進するほかはない。加藤登紀子の書き下ろし自叙伝。

2023.04.13発売
GOROGORO KITCHEN 心満たされるパリの暮らし
「パリの日本人の暮らし」に世界が注目!
大人気YouTuberが伝える素顔のパリ。
大好きなものに囲まれた日常。
他人のことは気にしない、でも誰彼かまわず話しかけてくる自由で愛すべきフランス人たち。
自然や環境、古いものが大切にされ、新鮮な旬が手に入るパリの街。
そこに暮らす日本人夫婦Mamiko&ツーさんが、気負わない日常をYouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」で公開し始めたら、日本人だけでなく、世界154ヵ国の人たちから熱い支持が!
好きなものだけを集めた居心地のいい部屋、フランスの家庭料理も和食も作る日々のおうちごはん、蚤の市でのお宝探し、農家からもらってきた2匹の猫、海沿いの街でのヴァカンス……。
喜ばれるパリ土産や、おすすめレストランもランキング形式でご紹介。
読めば暮らしが楽しくなる、パリへ旅したくなる1冊です。
井筒麻三子
エッセイスト、ライター
米ボストン大学大学院卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。『25ans』等の編集者として7年勤めたのち退職し、フリーランスに。ビューティ エディター&ライターとして活動する傍ら、文藝春秋『クレア・トラベラー』編集部にも5年在籍し、旅取材などを担当。2014年よりフランス在住。日本語・英語・仏語の3ヶ国語に通じており、著名人インタビューやパリ、フランスのニュース取材などを数多く手がける。2020年より、パリでの日々の暮らしや蚤の市での買い物、レシピなどを紹介するYouTubeチャンネル『GOROGORO KITCHEN』をMamikoとして、フォトグラファーである夫Yas(愛称ツーさん)と共にスタート。2023年3月現在で、35万人の登録者を誇る人気チャンネルとなっている。
instagram: @mamigorota
Yas
フォトグラファー、ビデオグラファー
1984年東京生まれ。19歳よりキャリアをスタート、ABCスタジオで経験を積んだのち、2010年に渡仏。被写体の持つナチュラルな表情を捉えた人物ポートレイト、及びファッション・ポートレイトを得意とする。動画撮影および制作も手掛けており、妻のMamikoと共に始めたYouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」では、プロとしての美しい映像と編集が高く評価されている。
オフィシャルサイト https://www.yasphoto.info/
instagram: @yasphotographe_33_

2023.04.12発売
泣きたい日の人生相談
講談社現代新書
'17年から始まったクーリエ・ジャポンの人気企画「25歳からの哲学入門」から30のお悩みを厳選。
先行きの見えない将来にお金の心配、仕事や人間関係のストレス、そして恋愛の苦しみ。現代を生きる人たちは様々な悩みを抱えている。もうこれ以上、どうすればいいかわからない――。そんな泣きたい日にこそ読んでもらいたい、「よく生きるための答え」。
<本書のおもな人生相談>
●「新しい自分」になるにはどうしたらいいのでしょうか。
●人にいい顔ばかりしてしまう自分にうんざりします。
●どんな状況も乗り越えられる、強いメンタルが欲しいです。
●人生のすべてが心配です。貯金もなくパートナーもいません。
●老後が気がかりです。何歳まで働かないといけないのでしょう。
●情熱を傾けるものがなく、人生の目標もありません。
●どうしたら嫌いな人とストレスなく付き合えますか。
●やりたくない仕事にどうやって向き合えばいいのでしょうか。
●とにかく月曜日や連休明けが憂鬱で仕方ありません。
●セックスレスで悩んでいます。もう二人は手遅れなのですか。
●誰かを「愛する」というのは、どういうことなのでしょうか。

2023.04.12発売
教育勅語と御真影 近代天皇制と教育
講談社現代新書
教育勅語・御真影から「日の丸・君が代」、元号法まで。明治維新から令和に至る、日本の近代教育と天皇制の関係性を考察する。
「御真影」を救うため火中に飛びこみ「殉職」した校長――単なる「紙切れ」は、いかにして「神聖」とされるに至ったのか? 「教育勅語」と「御真影」が当初の目的を逸脱し、「絶対視」されてゆく戦前の過程を丹念にたどる。また、敗戦によりいったん無効と公的に宣言された「教育勅語」が、にもかかわらず、既成事実の積み重ねにより復権を果たしてゆく戦後の過程も客観的に叙述する。教育への国家介入の危険性に警鐘を鳴らす力作。