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螢草抄
2022.02.25発売
螢草抄
著:宇都宮 貞子
創文社オンデマンド叢書
そこには万葉の昔から、今も変わらぬ人と自然のふれ合いがある。本書は『山村の四季』『八重葎帖』についで著者の書き下ろした信濃・越後・奈良の山村の草木随筆集。山国の四季おりおりの植物と人のこころのふれ合いが、土地の美しい日本語で描き出される。 【目次より】 ■雪消沢恵具つむ乙女 そろい たけびらき やまなし さずいゆり たものき ほうらくいちご にわとこ かやね どうっつね ちちんの話 ■高円の野辺の貌花 ちゃんからちゃがま でえっばら とりあし とうへんじ みょうみょう つぼっつら にれ どんぼうのくみかみ かあげ つばきなぎ かんがらかつぎ ようご ちょっきらの話 ■葛の葉のあゆける我を さんまたびい ゆさご すいじんさんのて まめふじ もうぎ くまいっつる ひなっつび うずまきぶどう さなづる よつずみ さるで 山鳥の話 ■笹が葉のさやぐ霜夜に からすのかんなべ しょうとどころ あかんぼ 霜の笹 さるぼこ あかがら がにまめ どうの話 あとがき 地名一覧
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たんたん滝水 村の自然と生活
2022.02.25発売
たんたん滝水 村の自然と生活
著:宇都宮 貞子
創文社オンデマンド叢書
民俗学者による、生活と自然との素朴な触れ合いから生れた言葉をすくいあげ、心暖まる山村の日々を独自な聞き書き文で描いた随筆 【目次より】 ■春の日に張れるやなぎを採り持ちて かんざくら 春木山 労働の一 かわらぼんぽん 彼岸味噌 食物の一 こぶし だいしゃく いずみどの たんたん滝水 遊びと唄の一 やわら つぶ と びんろうじ みねば 女の行 産育の一 駒の雪 諺の一 ■路の辺の草深ゆりの花咲みに いちき 草刈り 労働の一 もちのき つぶつぶ 食物の二 しろかのこ やまぶし はんがん ひとりふたりさめのこ 遊びと唄の二 ふじっぱ めめひず ゆめなど 産育の二 ぴな かないっちょ きくらこくら まりこの夕立 諺の二 ■あしひきの山の木ぬれの保与とりて さかさばら かち荷など 労働の三 めっぱす こふんぐりなど 食物の三 ひがんぎく ねんじばち てんじんさんのつばき 氷の垂木 色々な唄の一 ありばば ねばな あらおみたま 葬礼習俗 きり からすのつぎき 乾の夕焼 諺の三 ■すめ神の神の宮人ところづら あわ たつぼなど 労慟の四 やまどり どや餅など 食物の四 きじんとり ところ かわおそ ひゃくわっと 色々な唄の二 ほどんづる とっぴ こんにゃくバサ ほんとにあった話 かんがら もろんど 笹棲に落つる涙 諺の四 あとがき 地名一覧
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法史学の存在価値(歴史学叢書)
2022.02.25発売
法史学の存在価値(歴史学叢書)
著:H・ミッタイス,訳:林 毅
創文社オンデマンド叢書
法史学は学問として生存する価値をもっているのか。ナチスの暴虐により決定的な打撃を受けた著者の、法史学再生の書。 【目次より】 凡例 法史学の存在価値 序論 第一章 歴史学の一分野としての法史学 第二章 法学の一分野としての法史学 第三章 歴史学および法学に対する法史学の寄与 第四章 法史学の生存価値について 第五章 法原理としての首尾一貫性について 結語 訳注 訳者あとがき
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中世ドイツの自治都市(歴史学叢書)
2022.02.25発売
中世ドイツの自治都市(歴史学叢書)
著:プラーニッツ,H,訳:林 毅
創文社オンデマンド叢書
中世のドイツにおいて、都市はどのようにできたのか? 城塞、商業、ギルド、市場、王、法律、共同体としての都市の全貌に迫る 【目次より】 凡例 第一部 ドイツ中世都市の成立 第一章 ブルク〔城塞〕 第二章 ヴィク〔商人定住地〕 第三章 商人 第四章 ヴィクグラーフ 第五章 商人ギルド 第六章 市場 第七章 商人法と王法 第二部 都市共同体の形成とその構造 第一章 都市共同体の経済的および社会的基礎 第二章 宜誓共同体運動と都市共同体の形成 第三章 都市共同体としての宣誓共同体 訳注 訳者あとがき
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中世都市論集(歴史学叢書)
2022.02.25発売
中世都市論集(歴史学叢書)
著:アンリ・ピレンヌ,訳:佐々木 克巳
創文社オンデマンド叢書
中世都市の成立に関し、若きピレンヌが大家の諸説を的確に批判し、独創的学説を創造した初期論文3編を収録する。 【目次より】 目次 中世における都市の統治諸制度の起源 第一章 第二章 第一節  第二節  第三節  第四節  第五節  第一章注 第二章第一~三節注 第二章第四~五節注 中世における都市、市場、及び商人 一二世紀以前のフランドル都市 訳者あとがき
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古代から中世へ(歴史学叢書) ピレンヌ学説とその検討
2022.02.25発売
古代から中世へ(歴史学叢書) ピレンヌ学説とその検討
著:ピレンヌ,アンリ,編・訳:佐々木 克巳
創文社オンデマンド叢書
古代はいかにして中世になったのか? イスラムの興隆とヨーロッパ世界の誕生を結びつけたピレンヌ学説、それをめぐる主な論争を収める。 【目次より】 一 マホメットとシャルルマーニュ   アンリ・ピレンヌ 二 経済的対照 メーロヴィンガ王朝とカーロリンガ王朝   アンリ・ピレンヌ 三 ピレンヌ死後二五年   ブライス・ライアン 四 ピレンヌとマホメット   ダニエル・デネト 五 マホメットとシャルルマーニュ 経済的問題   モリス・ロンバール 六 マホメット、シャルルマーニュ、及びリューリック   スチューレ・ボーリン 解題 あとがき 地図
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精神の発見(名著翻訳叢書) ギリシア人におけるヨーロッパ的思考の発生に関する研究
2022.02.25発売
精神の発見(名著翻訳叢書) ギリシア人におけるヨーロッパ的思考の発生に関する研究
著:B・スネル,訳:新井 靖一
創文社オンデマンド叢書
本書は、今日もっとも優れた古典文献学者であるスネルの主著であり、自由な精神の記念碑である。かれは、ギリシアにおける思考の形成過程を人間による精神それ自体の発見過程として捉え、ホメーロスに始まる文学と哲学の歴史に表われるギリシア的人間観・自然観・思考形式が、どのような発展過程のもとでヨーロッパ精神の基盤となりえたかを鮮やかに解明する。膨大な文献、豊富な史料を駆使して豊穣なイメージで描いたギリシア精神史の名著。 【目次より】 凡例 序論 第一章 ホメーロスにおける人間把握 第二章 オリュムポスの神々への信仰 第三章 ヘーシオドスにおける神々の世界 第四章 初期ギリシア抒情詩における個人の覚醒 第五章 ピンダロスのゼウス讃歌 第六章 ギリシア悲劇における神話と現実 第七章 アリストパネースと美学 第八章 人間の知識と神の知識 第九章 歴史意識の発生 第十章 徳の勧め ギリシア倫理思想よりの短章 第十一章 譬喩、比較、隠喩、類推 神話的思考から論理的思考へ 第十二章 ギリシア語における自然科学的概念の形成 第十三章 象徴としての道 第十四章 人間性の発見とギリシア人に対するわれわれの立場 第十五章 カッリマコスにおける遊びについて 第十六章 アルカディアー ある精神的風土の発見 第十七章 理論と実践 第十八章 科学と教義学 第十九章 科学としての精神史 訳者あとがき 第二刷あとがき
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1848年ドイツ革命史(歴史学叢書)
2022.02.25発売
1848年ドイツ革命史(歴史学叢書)
著:ルドルフ・シュターデルマン,訳:大内 宏一
創文社オンデマンド叢書
1848年から1849年にかけてヨーロッパ各地で起こった革命は「諸国民の春」という名称もあります。 ドイツのプロイセン王国で、1848年3月にベルリンで軍隊と市民の大衝突が勃発。国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世は、連合州議会を召集して、「出版の自由」と「憲法の制定」を認めた(ベルリン三月革命)。 【目次より】 まえがき 第一章 革命の社会的原因 第二章 農民問題 第三章 市民的反政府派 第四章 ドイツにおける三月の諸事件 第五章 革命の心理学 第六章 社会的底流 第七章 四月革命と党派形成 第八章 ドイツとヨーロッパ列強 第九章 パウロ教会の事業 第十章 ウィーンとベルリンにおける反革命の勝利 第十一章 三月革命とドイツ労働運動 第十二章 一八四九年五月の内乱 第十三章 革命の決算 原注 略年表 訳者あとがき 参考文献
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スピノチスムスの研究
2022.02.25発売
スピノチスムスの研究
著:齋藤 博
創文社オンデマンド叢書
キリスト教的立場から読み替えられたスピノザ哲学をもう一度批判的に問い直す。幾何学的秩序とは? 感情とは? 自由とは? 【目次より】 序 自序 序章 一 はじめに 二 ヨーロッパ的なるものとスピノザ 三 幾何学的秩序と“生” 四 感情とスピノザ的世界 五 スピノザの寛容思想の周辺 オランダ共和国 第一章 スピノザとヨーロッパ世界の出会い 本研究の位置づけ 一 スピノチスムスの意味 二 スピノザの再発見によるヨーロッパ世界のひそかな変化 三 スピノチスムスのヨーロッパ的定位 四 スピノザ哲学の枠組 その基調と感情論 五 スピノザの自由について 問題点の所在 六 スピノザの宗教論の特徴 第二章 方法と体系 一 哲学の方法としての ordo geometricus 二 数学的方法の問題点 三 スピノザにとって幾何学的方法の意味するもの 四 スピノザ哲学の構想と方法 五 スピノザが方法と考えるもの 観念の観念 六 真理への道 定義 七 空間の幾何学から精神の幾何学へ 第三章 感情論 一 人間存在と感情 二 人間存在と自然 三 個体論としての感情分析 四 Conatus その一般的意味 五 Conatusとスピノザの感情論 六 感情の位相 七 社会的存在としての位相 八 宗教的存在としての位相 第四章 自由と宗教 一 自己への遡及 二 自己認識 三 神の認識への道 四 人間の自由 近代的意識 五 あるがままの人間 六 他者性の意識 七 理性と自由 八 スピノザの宗教 九 普遍的信仰 一〇  神への服従と自由 一一 自由の宗教的源泉 一二 認識即愛へ 高貴にして至難の道 一三 スピノチスムスの宿命 一四 スピノザの孤高 一五 蔽われたスピノチスムスの源泉 マラノスの世界 一六 神との交わり
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ギリシア・ポリスの国家理念 その歴史的発展に関する研究
2022.02.25発売
ギリシア・ポリスの国家理念 その歴史的発展に関する研究
著:合阪 學
創文社オンデマンド叢書
ギリシアの都市国家の歴史的発展に関する研究。エーゲ海の雄大な古代世界に展開するデーモスとコイノンの二つの国家理念の葛藤を描いた画期的業績。 【目次より】 序言 目次 序説 都市国家と世界帝国 「自治と自由」誕生のオリエント的背景 前篇 ポリス理念の形成と展開 デーモスからパトリオス・ポリーテイアまで 第一章 ポリス生成期のデーモスとアゴラ 第二章 テュラニスとイソノミアの間 植民運動の 'back influence' を中心に 第三章 クレイステネース改革とデーモス 第四章 前五世紀アテーナイ国家の一断面──ストラテーギアの発展に見る 第五章 アテーナイの「寡頭派革命」について ポリーテイア論の構成との連関 第六章 スパルタ混合政論の確立と展開 エプォロス職の位置づけを中心に 中間考察 ポリス理念史の岐路としてのヘラス連盟 はじめに──ポリス理念史の岐路としてのヘラス連盟 第一章 シェネドリオン考 「エイレーネー」の制度化とその限界 第二章 ストラテーゴス・アウトクラトール考 後篇 ポリス理念の拡大と変容 「コイノンとしてのローマ帝国」に至る はじめに ポリーテイアとしてのコイノン 第一部 コイノン 拡大されたポリス理念 第二部 ヘレニズム王権とポリス理念 第一章 コイノンの立場より見たるアンティゴノス王朝の性格 第二章 セレウコス王朝に於ける植民運動と国家統一の問題 第三部 ローマ世界に於けるポリス理念 第一章 ギリシア=ローマ両国家理念の交錯 混合政論の推移に見る 第二章 ポリス市民の描くローマ帝国像 その前提と達成 結論 コイノンの発展のローマ的限界
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十九世紀ヨーロッパ史(増訂版)
2022.02.25発売
十九世紀ヨーロッパ史(増訂版)
著:ベネデット・クローチェ,訳:坂井 直芳
創文社オンデマンド叢書
19世紀のヨーロッパはどんな時代だったのか? カトリック、ロマンチシズム、コミュニズムを超える自由主義への道程を描く附・クローチェ自伝 カトリシズムは因習の故、ロマンチシズムは世紀悪故、コミュニズムは専制の故自由の敵と説く。 【目次より】 増訂版まえがき 訳者のことば 目次 第一章 自由の宗教 第二章 自由の宗教に対立する宗教的諸信条 第三章 ロマンティチスモ 第四章 絶対主義支配に対する抵抗と対立および勝利(一八一五─一八三〇) 第五章 自由主義運動の進展、社会民主主義との最初の軋轢(一八三〇─一八四七) 第六章 自由主義・民族主義の諸革命、社会民主主義の諸革命、および反動(一八四八─一八五一) 第七章 革命の再発、ヨーロッパ一般の自由主義・民族主義体制(一八五一─一八七〇) 第八章 ドイツの統一、ヨーロッパにおける人心の変化(一八七〇) 第九章 自由主義の時代(一八七一─一九一四) 第十章 国際政治、行動主義、世界戦争(一八七一─一九一四) 後記 ベネデット・クローチェ自伝(わが自己批判のために) クローチェの主要歴史書(「ナポリ王国史」を中心に)   坂井直芳
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ドイツ手工業・同職組合の研究 14~17世紀ニュルンベルクを中心に
2022.02.25発売
ドイツ手工業・同職組合の研究 14~17世紀ニュルンベルクを中心に
著:佐久間 弘展
創文社オンデマンド叢書
14-17世紀ニュルンベルクを中心に 黄金期の手工業・同職組合の存在・組織形態を見直し、社会経済構造の再検討をも迫る意欲作。 【目次より】 序論 ドイツ手工業・同職組合史研究の現状と課題 第一節 ドイツ手工業・同職組合史の研究状況 第二節 ニュルンベルク手工業・同職組合史の研究状況 第三節 問題設定 第一章 門閥支配型都市の手工業者 はじめに 第一節 参事会・門閥・手工業者 第二節 参事会による手工業支配 第三節 一五世紀後半からの職種専門化と自立化 第四節 都市の社会福祉政策と同職組合 まとめ 第二章 生産をめぐる諸問題 はじめに 第一節 原料 第二節 品質検査 第三節 生産高 第三章 同職組合制度の特質 はじめに 第一節 対内的平等か 第二節 対外的排除 加入条件の検討 第三節 新親方(親方権取得者)の数 まとめ 第四章 同職組合と問屋制度 はじめに 第一節 問屋制度の生成・展開と同職組合の対応 第二節 親方問屋主の経営・存在形態 第三節 出来高払工の存在形態 第五章 手工業者の収入・支出・財産 はじめに 第一節 手工業者親方の財産 第二節 蓄財機会としての商業 第三節 収入・支出 史料 第六章 女性労働 はじめに 第一節 女性の職業活動 第二節 女性労働の制限と排除 一 奉公女をめぐって 二 女性徒弟と寡婦をめぐって三 権利と名誉をめぐって まとめ 第七章 経済的中心地システムの形成 はじめに 第一節 ニュルンベルクの領域形成 第二節 中心地システムの中の郊外市 第三節 中心地システムの中の古領域 第四節 中心地システムの中の新領域 第五節 中心地システムの中の領邦小都市・農村 まとめ 結語 あとがき 註 史料・文献一覧 ニュルンベルク貨幣・度量衡
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經書の成立(東洋学叢書) 天下的世界觀
2022.02.25発売
經書の成立(東洋学叢書) 天下的世界觀
著:平岡 武夫
創文社オンデマンド叢書
天下的世界観 「王者の記録」から理念の書として経書が成立する姿を見事に解明し、中国精神史への基本的枠組を設定した名著。 【目次より】 初版自序 目次 第一序説篇 経書と尚書 第一章 経書の概念 一 恒常なるもの 二 編絲綴属の説 三 経の字の本義 第二章 経書の始め 一 孟子 爾雅 論語 孝経 二 春秋 三礼 易 三 詩書執礼 四 孔子に与へられた古典 五 経と称すること 第三章 尚書の名 一 書経 近代の名称 二 尚書 漢代の名称 三 書 元来の名称 第二 伝統篇 王者の記録 第一章 亀甲文 一 卜辞 二 王者の祭祀 三 貞人の記録 四 卜旬 ト夕 五 卜貞と刻辞 六 亀甲文の成立 七 書かれざる亀甲文 第二章 銅器銘 一 権威と神聖の象徴 二 銅器と銘文の関係 三 銅器銘と石刻文および亀甲文 第三章 竹冊 一 甲骨文における冊 二 銅器銘における冊 三 冊の二形態 四 冊命の冊 五 冊字の誤解 六 史官 第三 理念篇 天下的世界観 第一章 経典尚書 一 尚書原始 二 大誥篇の経文 三 尚書の経典性 第二章 血統の条件 一 大誥篇の背景 二 大誥篇の文章 三 王位継承の問題 第三章 天下的世界観 一 天の観念 二 天の相反する二性格 三 王を護る先王 四 王を批判する天 五 殷周の革命 六 天と帝 七 革命と文化の継承 八 天の合理性 九 天と民の関係 十 天の認識 十一 家族の倫理 孝 十二 王者の倫理 徳 十三 天と民 王と官僚 第四 形成篇 経書の定立 第一章 理念の表現 一 理念の表現 亀甲文・銅器銘において 二 理念の表現 竹冊において 第二章 史と書 一 史の意味 二 史と射礼 三 史の職分 四 書と史と冊 第三章 経典尚書の成立 一 鼎の軽重 二 経典の冊 三 孔子と経書の関係 附注 初版刊行の記 附 天下的世界観と宗教 一 序説 二 天の合理性 三 天壇 四 郊天の祭儀 五 郊祀 六 五帝徳神 七 泰一 八 天子と祭儀 九 天の復典 十 祖先配享 続刊行の記
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戦争放棄の思想についてなど
2022.02.25発売
戦争放棄の思想についてなど
著:広中 俊雄
創文社オンデマンド叢書
「8月6日の夜は、焼け落ちた自宅から辛うじて逃げた母とともに野宿をして、翌日早くから父を捜すために広島の市街地の焼け跡をひとりで歩き回りました……。それは、見渡す限りの焼け跡を、見るも無慚な死者たちの悲惨な顔つきをつぎつぎに覗き込んで父の死骸を探す仕事だったのです……」。厳しい原爆体験を踏まえた戦争放棄の論理など、おりにふれ書き綴られた小論12篇。 【目次より】 はしがき 《年ごとの文章》七十代 時の問題「巡査の結婚」を書いたころ 法社会学への出発 幸運だった民法典 「木二竹ヲ継イダヤウニ」なると穂積陳重が案じた一幕も 来栖先生の思い出 『モダン・タイムス』のこと 人間は出生と同時にすべて人格権の享有主体となる「私権ノ享有ハ出生二始マル」という条文の意味について 商法修正案づくりと梅謙次郎の胸の内 法典調査会一八九三~九八年 十二年を振り返る とくに”民法の体系“のこと 創価大学での最終講義 唄さんのこと 一九五四年の家制度復活論にまつわる思い出など 樋口君の報告「人間の尊厳VS人権?」について 報告に先立ち研究会の主宰者から(挨拶) 綻びた日本民法典の体系と民法学の対処 「新版民法綱要」第一巻総論の刊行ヘ 戦争放棄の思想について 憲法九条を考える視点 主として研究者を念頭に置いた公開講演 《追補》二編 I 祖川先生の思い出 【参考】論説「科学者京都会議の政策的提言に対する疑問」(一九八一年) II 私のヒロシマ体験 【参考】小説「炎の日」(一九五〇年)の一部削除とその復元に関する資料
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ある手紙のことなど
2022.02.25発売
ある手紙のことなど
著:広中 俊雄
創文社オンデマンド叢書
民法学の泰斗が古稀を前にして、旅の思い出やさまざまな人々との出会いなど、清明な境地を淡々と語る珠玉の小編。 【目次より】 はしがき 《年ごとの文章》 六十代 ある手紙のこと ベルリオーズと太宰治 世良さんの思い出 民法の講義 三十五年 東北大学での最終講義 文章を書くこと 若い人たちへ 桃李不言下自成蹂 私の高校時代 盗聴警察官の個人責任を考える視点 ”私の大学“ 法学部新入生への講演 これからの仕事 補遺 川島先生と私 随想「けやき並木」二十四編 年頭におもう ベビールーム 野間さんの思い出 仙台市内の温泉 タバコ ヒロシマの市長 冬のケヤキ並木 文字の吟味 医療過誤 湾岸戦争のこと 残業=麻薬論 停年制度の効用 困った診断書 綾の「町おこし」 長崎の路面電車 春のケヤキ並木 「東京風景」拾遺 問われている大学 ガダルカナル展 診断書の話・続き 警察の電話盗聴 初夏のケヤキ並木 人間の一人一人 鉢植えのユズ
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民法論文集5:物的担保制度の分化
2022.02.25発売
民法論文集5:物的担保制度の分化
著:鈴木 禄弥
創文社オンデマンド叢書
民法論文集5 総論および各論の諸問題に、判例研究・判例評釈をも折りこんだ「物的担保制度」にかんする論稿の一大集成。 【目次より】 はしがき 第一章 総論的問題点 第一節 担保とは 第二節 各種の貸付取引の法的構成 第三節 実体法からみた担保法の現代的課題 第四節 不動産の担保 第五節 貸付先の変調に対する銀行の対応 第二章 根抵当 第一節 根抵当立法とそれ以後 第二節 確定前根抵当権の被担保債権の差押と質入 第三節 近代ドイツにおける抵当権法発達史補論 信用抵当制度の生成について 第三章 仮登記担保 第一節 仮登記担保法成立前の判例理論の趨勢 第二節 仮登記担保法雑考 第四章 譲渡担保 第一節 まえがき 第二節 序説 第三節 特定動産の譲渡抵当 第四節 各種の譲渡担保 第五節 譲渡担保制度全般の概観 第六節 譲渡担保についての諸問題の設例による解明 第五章 質権 第一節 権利質 第二節 不動産質制度再活用のための立法論 第六章 留置権・先取特権 第一節 留置権の内容とその効力 第二節 商人留置権の流動担保性をめぐる若干の問題 第三節 登記された一般先取特権 第七章 その他の不正規な物的担保 第一節 銀行取引における「相殺の担保的機能」についての一疑問 預金と貸出債権との相殺に関して 第二節 傍観者のみた歩積・両建問題 第三節 リース取引をめぐる対外関係についての解釈問題 第八章 いわゆる短期賃借権をめぐって 第一節 競売不動産上の賃借権に関する実態調査 民事執行法施行前の仙台地方裁判所における状況 第二節 短期賃貸借制度をめぐっての「業者」の活動の実態 第九章 担保法判例雑考 第一節 第二次譲渡担保を設定した第一次譲渡担保権者の地位 第二節 動産売買先取特権に基づく物上代位と買主の破産 第三節 工場抵当権の目的動産の工場からの搬出と抵当権者の原状回復請求 第四節 銀行取引約定書に基づき留め置いている手形に対する銀行の権利の担保権性 第五節 留置権成立の要件としての物と債権との牽連関係 第六節 短期賃貸借制度濫用による弊害の事前的防遏策 第七節 短期賃貸借制度濫用による弊害の事後的防遏策 第八節 仮登記担保に供された物件の譲受人による引渡請求に対する原所有者の留置権 第九節 集合物譲渡担保における目的物範囲の限定 第一〇節 異所有者に属する不動産上の共同抵当 第一一節 敷地賃借権の譲渡と建物の上の抵当権 第一二節 債権質の対抗要件としての第三債務者の承諾における質権者特定の要否 第一三節 第三債務者が供託義務を負う場合のこの者に対する転付債権者の地位 第一四節 所有権留保売主の転買人に対する目的物引渡請求
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民法論文集3:借地・借家法の研究2 借家法
2022.02.25発売
民法論文集3:借地・借家法の研究2 借家法
著:鈴木 禄弥
創文社オンデマンド叢書
民法論文集3 前著1巻の視点に立ち、ドイツ法との比較を通じて借家法の問題点を解明し、この分野の研究に総合的視点をあたえる。 【目次より】 はしがき 目次 第三章 借家法 第一節 居住権 一 居住権の法的構成 二 居住権の限界 三 書評、篠塚昭次・借地借家法の基本問題 第二節 ドイツ法 一 ドイツ賃借人保護法 附録一 住居所有権・住居地上権および継続的居住権 附録二 法文邦訳 補遺 二 公共住宅企業とその貸家 附録 法文邦訳、その他 三 ハンブルク公共団地株式会社についての調査報告 第三節 正当事由と立退料 一 正当事由に関する判例批評 二 借家法一条ノ二といわゆる公益的理由 三 立退料について 四 立退料の提供と借家の明渡 第四節 借家権の譲渡転貸 一 賃借権の無断譲渡と転貸(総合判例研究) 二 借家の転貸 三 譲渡・転貸についての判例批評 第五節 その他 一 賃貸建物の所有権移転と敷金の承継 二 民法六二一条および六二二条の注釈
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民法論文集2:借地・借家法の研究1 総論および借地法
2022.02.25発売
民法論文集2:借地・借家法の研究1 総論および借地法
著:鈴木 禄弥
創文社オンデマンド叢書
民法論文集2.徳川時代の借地借家関係より説き起し、明治以降今日に至る迄の法改正、判例の変更を精緻に検討、問題点を剔抉する。 【目次より】 はしがき 第一章 借地・借家法史 第一節 借家法前史 一 序 二 借家人の類型 三 地主の類型 四 家守 五 店借契約関係の特殊性 六 むすび 第二節 借地法前史 一 序 二 徳川時代の借地 三 明治前半期の借地関係 四 民法典と借地関係 五 建物保護法の成立 第三節 大正期の借地・借家立法 一 大正一〇年の借地法 二 大正一〇年の借家法 第四節 戦時の借地・借家立法 一 地代家賃統制令の制定 二 昭和一六年の借家法の改正 三 昭和一六年の借地法の改正 第五節 昭和四一年の借地・借家法改正 一 第二次大戦直後の借地・借家法 二 借地・借家に関する立法準備事業 三 借地・借家法の一本化論についての一疑問 保護の対象となるのは財産権か居住権か 第六節 我妻先生と借地・借家法 第二章 借地法 第一節 借地制度の意義 一 宅地立法の動向とその意義 二 都市再開発法と住民の住居 三 不動産賃借権の亜所有権化について 第二節 借地関係の存続と終了 一 借地法四条、六条、七条および八条の注釈 二 正当事由と借地人の類型 三 更新料 四 借地法における地主の更新拒絶権の制限と更新後の借地権存続期間の保障 五 存続期間についての判例批評 第三節 借地利用の態様 一 借地条件を変更し附随的に財産上の給付を命ずる裁判 二 防火地域の指定と木造家屋所有を目的とする借地権 第四節 借地権価格および地代 一 借地法制と借地権価格 二 公用収用と借地の補償 三 賃貸人が土地の使用収益を不可能にした場合の借地人の損害賠償請求額算定の基準時 四 相当な地代と借地権価格 五 地主の先取特権 第五節 借地権の対抗力 一 更新された借地権の対抗力 二 重複する地上権・賃借権の登記 三 建物登記における所在地番の表示が実際と相違している場合と建物保護法一条 第六節 借地権の譲渡・転貸と建物買取請求 一 土地賃借権無断譲渡・転貸と賃貸借の解除 二 譲渡・転貸に関する判例批評 三 借地法一〇条の注釈 四 建物買取請求についての判例評釈
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物権法講義(五訂版)
2022.02.25発売
物権法講義(五訂版)
著:鈴木 禄弥
創文社オンデマンド叢書
民法典やテキストの叙述順序を大きく変更し、読者に定評の担保物権法を含む物権法の概説書。民法典自体の改正、新立法、判例変更、関連法令の改正(平成一九年施行の信託法まで対応)に伴い、今般、大幅に改訂がなされた。 【目次より】 五訂版について 追記 初版まえがき 改訂版について 二訂版について 三訂版について 四訂版について 第一章 所有権 第一節 総説 第二節 所有権にもとづく請求権 第三節 所有権の原始取得 第四節 共同所有 第二章 占有 第一節 占有の効力、その一 占有訴権 第二節 占有の効力、その二 本権との関係 第三節 占有制度の観念化 第四節 占有における意思の要素 第五節 準占有 第三章 物権変動 第一節 総説 第二節 法律行為による不動産物権変動 第三節 不動産物権変動と対抗問題 第四節 動産の物権変動 第五節 明認方法 第六節 公信の原則 第四章 担保物権 第一節 抵当権 第二節 質権 第三節 権利移転過程型担保制度の総論 第四節 仮登記担保 第五節 譲渡担保 第六節 売渡担保 第七節 所有権留保 第八節 物的担保制度の多様化 第九節 留置権 第五章 物権の性質 第一節 総説 第二節 物権の効力
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親族法講義
2022.02.25発売
親族法講義
著:鈴木 禄弥
創文社オンデマンド叢書
特別養子縁組制度、有責配偶者の離婚訴訟、人工授精・代理母の問題など最近時のトピックにも目配りされた第一級のテキスト。 【目次より】 まえがき はじめに 第一章 婚姻 第一節 序説 第二節 婚姻の成立 第三節 婚姻の効力 第四節 婚姻の解消 第五節 男女関係の法的規制 第二章 親子 第一節 序説 第二節 嫡出の親子関係 第三節 非嫡出の親子関係 第四節 性交なき生殖 第五節 裁判による親子関係の確定 第六節 親子であることの法的効果 第七節 親権者 第八節 養親子関係 第三章 親族関係一般 第一節 親族とは 第二節 後見制度 第三節 成人に対する私的援助 第四章 総括 第一節 氏および戸籍 第二節 家事紛争をめぐる裁判制度 第三節 民法典中の親族法
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