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「源氏物語」を旅しよう
2021.01.15発売
「源氏物語」を旅しよう
著:瀬戸内 寂聴,解説:鈴木 日出男
講談社文庫
美しく今も残る千二百年の都。現代語訳が完結した《寂聴源氏》を徹底的に楽しむ手引書にも。名場面、名舞台を訪ねる! ーー源氏物語は虚構の話なのに、京都や宇治、明石には、作中人物や場所の碑が建っている。長い歳月、愛読されているうちに、まるで物語が史実であるかのように、人々の胸に定着したのであろうか。見事な現代語訳を完結させた著者が導く、名場面、美しい舞台への感動の旅。<古典の旅シリーズ『源氏物語』改題作品>
電子あり
水の砦
2021.01.15発売
水の砦
著:大久保 智弘,解説:菊池 仁
講談社文庫
奇策で幕府に挑む! 時代小説大賞受賞作ーー改易・配流された福島正則は、捨身の闘いに立ちあがった。相手は、徳川幕府の重臣・本多正純(まさずみ)。執拗な攻撃に、正則は、陣屋の周辺に流水要塞をめぐらし、水の砦を築いて防戦する。大久保党と闇の宰領から、二重三重に仕掛けられた恐ろしい罠。幕府に挑んだ最後の武将の、悲哀と不条理を描ききる、第5回時代小説大賞受賞作。
電子あり
愛死(下)
2021.01.15発売
愛死(下)
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
不条理も、納得できない悲運も、一緒に生きる心のぬくもり。崇高な魂の輝きを語り、愛と死を考えぬく、感動の長編小説。愛にみちた畢生の名作ーー若々しく美しい彰子は、遥子の大切な伯母であったが、激しい不倫の恋の結果、エイズに感染していた。夫に詫び、自分を責める彰子を、遥子と亮(りょう)は支え続ける。やがて訪れる死よりも、いま生きている命の瞬間の輝きを信じようとする、切ない希望。生きることは愛することと宣言する、感動の長編小説。<上下巻>
電子あり
愛死(上)
2021.01.15発売
愛死(上)
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
愛する人がエイズを発症したとき、恋人は、家族は、いかに行動するのか? 共に闘い心により添って今を生きる命の手応えを描く感動の物語ーーパキスタンの旅で、遥子は、物静かな美青年・亮(りょう)と知り合った。恋人の遺骨を埋めに来た、という。帰国したその遥子を頼って、舞が家出して来た。薬害エイズに苦しむ若者・祐二を愛する舞を、家族の偏見が追いつめていた。懸命に舞を励ます遥子を、新しい衝撃が襲った。母親代わりのやさしい伯母の、失踪であった。<上下巻>
電子あり
人が好き
2021.01.15発売
人が好き
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
瀬戸内海の海賊を取り絞る役人の末裔ながら、海賊の無頼と冒険心を愛する作家の、たくまずして笑いのもれる自在な境地、波瀾の半生を語る感銘深い自伝作品ーー瀬戸内海の、海賊を取り締る役人の家の血を引きながら、「こっぱ役人なんかより海賊の方が、ずっとロマンチックで勇壮でよい」と、無頼と冒険心を大切にしてきた作家の、半生の記。激しい転変と波瀾の軌跡、ゆかりの人々との思い出を、淡々と語る自在の境地に、たくまずして笑いのこぼれる、感銘深い自伝作品。
電子あり
蘭を焼く
2021.01.15発売
蘭を焼く
著:瀬戸内 寂聴,解説:紺野 馨
講談社文芸文庫
著者の50年に及ぶ文業のうちでも、第一の傑作短篇集ーー男女の関係性の善悪は、つねに社会の規範の中にあるが、ここに登場するヒロインたちは、もっとも女性的に生きることで、社会への反逆者となり、そこには満ちあふるるエロティシズムと頽廃とが生と死を越えて、抽象にまで至る愛のリアリティをもって存在する。表題作のほか「公園にて」「予兆」など、8篇を収録。
電子あり
生死長夜
2021.01.15発売
生死長夜
著:瀬戸内 寂聴,装丁:山岸 義明
講談社文庫
心ならずも傷つけあう夫と妻、身を捨てて恋に滅んだ男……迷いぬく様々な人生。不思議な透明感で、男女の愛憎と切実な生を描く、名作短編集ーー長い人生の迷いを、夜の闇にたとえて、生死長夜(しょうじじょうや)という。心ならずも男たちを不幸にし、その倍くらい不幸になった女。漂泊の涯てに行き倒れの死を願う女。偶然の再会にも、妻の顔を思い出せない老残の男。大僧都の身を捨てて恋に滅んだ因縁の男。……愛憎の迷いの中で生きてゆく人間を描く、心にしみる傑作短編集。
電子あり
セイフティ ボックス
2021.01.15発売
セイフティ ボックス
著:山田 詠美
講談社文庫
エイミーが語りかける優しい声に耳を澄ますーー私のセイフティボックスの中味は、パスポートでも、お財布でも、クレジットカードでもなく、私を取り巻く人間たちのような気がする。そして、その人たちが喋る言葉や、考えたことや、心の動きなどが絡み合って、貴重品を作って行くのだと思う。だから、セイフティボックスの鍵は、失くさないようにしなくっちゃね。
電子あり
新寂庵説法 愛なくば
2021.01.15発売
新寂庵説法 愛なくば
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
この世は苦の世界であるが、その原因をつきとめ、克服して生きてゆきたい! 精一杯生きることが幸福につながるーーうつろいやすい愛をつなぎとめるには、どうすればよいか? 嫉妬の苦しみから、救われる方法はあるか? 孤独で淋しいとき、生きる証をどこに求めればよいか? 若々しく輝いて生きるためには、何を為すべきか? ……愛の不確かさを考え続け、書き続けてきた著者が、人それぞれの、自在で自然なあり方を説く法話集。
電子あり
愛と別れ 世界の小説のヒロインたち
2021.01.15発売
愛と別れ 世界の小説のヒロインたち
著:瀬戸内 寂聴
講談社文庫
甘美な恋の、心にしみる感動。男と女の情熱と、やさしさ。不滅の愛の文学を語る名著。比類なく魅力的な男女の情熱と過失ーー上流社会の人妻が、情熱の激しさゆえに、道を誤ったアンナ・カレーニナ。快楽だけを求めた、不実で可憐なマノン・レスコー。男の自然なやさしさによって、本能的性愛を知ったチャタレイ夫人。内なる暗い秘密を抱えて、夫殺しを図るテレーズ・デスケルー。……など、情熱の激しさが招く運命の悲劇、自分に忠実に生きて愛しあう男女……。世界の文学に現れた、愛の深さを描き出す多彩な恋愛と人生を語る、好読物。
電子あり
再会 瀬戸内 晴美
2021.01.15発売
再会 瀬戸内 晴美
著:瀬戸内 晴美,装丁:菊地 信義
講談社文庫
優しい保護者だった夫に先立たれた芙樹子(ふきこ)に、初恋の男がまた近づいて来る。一途な恋だったと信じて駈けつける女と、その時々の現実に生きる男との再会は? 恋がなくては生きていけない、一瞬の昂揚に賭ける女と、女の命の単純な暖かさを求める男を描く表題作のほか、男と女の、愛といたわりを語る傑作集。
電子あり
太陽と砂
2021.01.15発売
太陽と砂
著:西村 京太郎
講談社文庫
アフリカの砂漠に展開する青春の野望ーー親友でありながら、前島は能楽に伝統美を確かめ、沢木はアフリカ砂漠改造工事の技師として地球の未来をみつめる、対照的な生き方を選んだ。その二人を同時に愛して、苦悩する加代子。彼らにしのび寄る悲劇的結末は、また新しい時代への予兆でもあった……。壮大な着想で近未来を見通し、総理府主催「二十一世紀の日本」懸賞に当選した野心作。
電子あり
夢を売る商人
2021.01.15発売
夢を売る商人
著:曽野 綾子,解説:外尾 登志美,装丁:菊地 信義,装画:司 修
講談社文庫
自らの運命に慎ましく生きることの哀れさとぬくもり……人間の罪を主題にした傑作集。人間への懐疑と絶望、生の真実を描く連作ーー夢を与えて愚かな人間たちを操った詐欺師にも、ついに敗北の時がやって来る。人間の罪を主題にしたオムニバス小説「夢を売る商人」ほか、「蒼ざめた日曜日」「能面の家」「二つの昇天」を収録。人間への懐疑と絶望から出発し、みずからの運命に謙虚に生きることの難しさと美しさを描く、曽野文学の真髄を伝える、物語の魅力あふれる傑作集。
電子あり
草宴
2021.01.15発売
草宴
著:瀬戸内 晴美
講談社文庫
愛と性の業火に焼かれる中年男女の姿を嵯峨野の自然を背景に流麗に描いた文芸作品。愛の魔性に翻弄される中年男女の真の姿ーー本能のまま、華麗に生きる可能子。その可能子に、しもべのように従う中年男の柿本、そして一度は剃髪したものの、柿本によって再び煩悩を刺戟され、還俗をきめる端春。京の嵯峨野を舞台にして、中年男女が性の業火に燒かれる姿を、文学的香気高く描く秀作。著者出離後の、最初の長編。
電子あり
雪に埋もれていた物語
2021.01.15発売
雪に埋もれていた物語
著:曽野 綾子,解説:外尾 登志美,装画:司 修,装丁:菊地 信義
講談社文庫
夫婦・親子などの関係の中に、さりげなく気高い人間の生き方を探求する傑作短編の数々。さりげなく輝かしい生き方を探る名作集ーー金沢の旧家へ、子連れで後妻に入った雛子。「よく出来た奥さん」の評判を得ている彼女に、一夜、晩餐のもてなしを受けた「私」は、他日、意外にも彼女の隠された顔を、実の息子から知らされる、という表題作。他に、「音戸の瀬戸」「初めての旅」「泥川の杭」「藤」など、男と女、夫と妻、親と子などの、人間関係を描いた10編を収録。
電子あり
りんご畑の12か月
2021.01.15発売
りんご畑の12か月
文:松本 猛,絵:中武 ひでみつ
講談社の絵本
 本書は、りんご農家の1年を、美しい安曇野の自然とともに見せていく絵本です。季節の移ろい、そして暁の静けさや広大な星空のもと、作り手によってりんごがどのように育てられていくかが見事に描かれています。 全編が伯父から甥への手紙の形をとり、子どもにやさしく語りかける文体となっています。農作業のなかで感じる哀歓、自然の美しさと怖しさを、みずみずしい感性で描き上げる本作は、年少の読者から大人まで広くとらえる魅力をもっています。嵐を乗りこえて実った真っ赤なりんごの愛おしさ、収穫の歓びを追体験できるはずです。 巻末には、それぞれの場面の農作業の解説もあり、日常の食卓にのるりんごが、いかに多くの愛情を注がれて作られているかを実感させてくれます。また本作は、困難を極めると言われる、りんごの低農薬栽培に取り組む中武氏によって描かれているだけに、どんなに手間がかかっても、食の安全を担うものとしての誇りがにじみ出ています。美しさとおもしろさに加え、食育、環境教育にも最適の内容となっていると考えます。 <あらすじ> 冬――始発電車の動き出すころ。やすおじさんは、まだまっくらな中、働き始めます。りんご畑の土は凍っていて、木の枝も固い。パチンパチンと剪定する手が痛みます。 緑が芽吹き、りんごの白い花が咲くと安曇野にも春がやってきたと実感します。けれど、こわいのは遅霜。籾殻を焚いて、りんごの木々を暖めてやります。 夏は、農薬をほとんどつかわないので、毎日が草との戦い。草の生命力はほんとうに凄い。仕事がおわり、ふと見上げると空いっぱいに広がる天の川。 そして、秋。りんごが丸々とふとってくるのを見るのは、楽しい。けれど、怖ろしいのは台風。明日、直撃の予報がでています。でも、何もできないのです。被害が出ないことを祈りながら……。
電子あり
恋愛学校
2021.01.15発売
恋愛学校
著:瀬戸内 晴美,装丁:亀倉 雄策,装画:横尾 忠則
講談社文庫
フレッシュな娘・石村チヒロは、カメラマンにあこがれて、高名な写真家・香露女史の助手になった。そこで彼女が目撃したのは、みにくい大人たちの恋愛ゲームやセックスの姿。これがほんとの人生なの? 一度は失望したチヒロだが、祖母の指南を得て、理想の恋をみつけようと人生に体当り。青春像を軽快に描くロマン。
電子あり
【無料公開版】不可逆少年
2021.01.14発売
【無料公開版】不可逆少年
著:五十嵐 律人
「あいつが死んだ理由を教えてあげる――子供を甘くみたから」 若き家庭裁判所調査官・瀬良真昼(ルビ:せらまひる)。 どんな少年も見捨てない。 そう決めて彼らと向き合ってきたはずだった。 しかし、狐面の少女が犯した凄惨な殺人事件を目の当たりにして、 信念は大きく揺らぐ。 不可解なことに、被害者は全員同じ高校に縁のある人々だった。 被害者遺族の男子高校生を担当する真昼は、 思わぬ形で事件の真相に迫り――? 圧巻の青春リーガルミステリー
電子のみ
【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き
2021.01.14発売
【無料版】『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』試し読み いとうせいこう×白川優子特別対談付き
著:いとう せいこう,対談:白川 優子
『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』刊行記念として、第一章を無料で試し読みいただけます。 さらに特典として、いとうせいこう氏と、国境なき医師団の看護師である白川優子氏の対談も収録! ☆『ガザ、西岸地区、アンマン 「国境なき医師団」を見に行く』内容紹介 いとうせいこうが「国境なき医師団」に同行して世界の現場を訪ねる好評ルポルタージュ最新刊! 世界の矛盾が凝縮された場所・パレスチナで、イスラエルに対する返還デモに参加して銃撃される若者たちや、巨大な分離壁に囲まれたヨルダン川西岸地区、中東全域から紛争被害者が集まるアンマンの再建外科病院を取材。 作家の眼がとらえた「世界のリアル」を、等身大の言葉で深く伝える感動作。 写真:横田徹、MSF
電子のみ
たたかう免疫 人体VSウイルス真の主役
2021.01.14発売
たたかう免疫 人体VSウイルス真の主役
著:NHKスペシャル取材班
新型コロナウイルスと戦うために、今私たちが知っておくべきことを、世界最高峰の研究者に取材。 NHKスペシャル「シリーズ人体」のタモリ×山中伸弥教授コンビが、新型コロナウイルスと戦う最強部隊「免疫」の秘密と効果に迫る! 山中伸弥教授「特別インタビュー」では、新型コロナウイルスに対して最先端科学がどこまで迫っているか、免疫がなぜ大事かを解説してくれた。 「これが、知っておきたい体を守る最新常識!」 ●ワクチン接種の前に知っておくべきこと ●治療薬やワクチンも免疫の仕組みを利用 ●自然免疫が働かないと抗体をつくる獲得免疫は始動しない ●重症化する人としない人の違いとは何か ●どうすれば免疫力は高められるのか ●なぜ、新型コロナウイルスは人を死に至らしめるのか ●なぜ体中に後遺症が出るのか ●なぜ変異は起きるのか ●エリート抗体で作られる治療薬とはどういうものか ●予防接種で自然免疫は鍛えられる ●感染を見逃さない検査の受け方 ●日本人に感染者が少ないのは交差免疫の影響か ほか 実は、人体vs ウイルス ―― 生命40億年の歴史の中で、私たちの祖先は幾度となくウイルスと戦い・克服し・共存してきた。その結果、私たちの体内には、驚くほど精緻で複雑な「免疫系」と呼ばれる防御ネットワークが存在している。多種多様な免疫細胞が情報交換し、ウイルスや細菌の弱点をついたオーダーメイドの抗体で撃退する体の防衛部隊となる。 今、強力な敵である新型コロナウイルスが出現。風邪とは大きく異なる武器が人類を苦しめている。しかし、ここでも免疫が、その感染防御やワクチン開発のカギを握っている。 番組では、このダイナミックな免疫系の仕組みや新型コロナウイルスへの攻撃方法などを、番組独自のCGと8K顕微鏡映像で見える化。書籍化では巻頭のカラーページで紹介する。 さらに、日本の免疫学の第一人者が、パンデミックから自分や家族の体を守る免疫の働かせ方をわかりやすく伝授。 〈目次より〉 特別インタビュー 山中伸弥教授 京都大学iPS細胞研究所所長・教授 「山中先生に新型コロナウイルスとどう戦えばよいか聞いてみた」 第1章 免疫vsウイルス *新型コロナウイルスのしたたかな生存戦略 第2章 解剖 *患者に刻まれた免疫暴走の痕跡 第3章 免疫の多様性 *エリート抗体の持ち主現る 第4章 胎盤も記憶も *ヒトとウイルスの「共存関係」 第5章 ファクターXと治療法・ワクチン *今欠かせない知識 第6章 免疫力を高める *なぜ「これ」がいいのか、科学で証明
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