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帰らぬ日 遠い昔
1995.10.04発売
帰らぬ日 遠い昔
著:林 望
講談社文庫
東京オリンピックの年に、旧府立四中=名門戸山高校に入学したリンボウ少年は!? ーー東京オリンピックの年、都立戸山高校の1年生となった私は、緊張しながら入学式に座っていた。そこは不思議なところで、毎日が楽しくもあり、苦しくもあり、哀しくもあり、腹立たしくもあった。「愉快」という感情に満たされて始まった高校生活3年間を、自筆のイラストと闊達な文章で語る青春の自伝。
電子あり
玲子さんのすてき発見旅
1995.10.04発売
玲子さんのすてき発見旅
著:西村 玲子
講談社文庫
アンティークに目覚めたイギリスの旅、パリ・ドーヴィルのスケッチ旅行、映画「男と女」に憧れて訪れたノルマンディの海、そして冬の旅は、さらさら雪の降る積もったクリスマスのニューヨーク……旅の終わりはいつも、トランクに「ヘヴィ」の札。旅の楽しさ詰め込んだトラベル・エッセイ。あなたも掘出し物に出会えます。好奇心全開、おトクがいっぱい! 旅の楽しみ方いろいろ、絵と文で!
電子あり
マリア・カラス・コンクール
1995.10.04発売
マリア・カラス・コンクール
著:中丸 三千繪,解説:村松 友視
講談社文庫
歌うためにのみ生きたコンクール優勝までの日々……。ディーバ誕生に乾杯!! ーーオペラを歌いたい。いつかスカラ座で……。1枚のレコードからオペラに目覚めた高校生が、やがてイタリアへ。ラストチャンスをかけ「マリア・カラス・コンクール」に優勝するまでの、レッスンの日々、不安と孤独と、しかし歌と生きる充実した日々をつづる。夢に向って世界にはばたいた、巨匠(マエストロ)総登場、女ひとり痛快オペラ修行記・奮闘記。
電子あり
傷だらけの銃弾
1995.10.04発売
傷だらけの銃弾
著:楢山 芙二夫,解説:関口 苑生
講談社文庫
ロサンゼルスの日本語学校教師・矢野浩司は、妻とともにスーパーマーケットで買い物中に暴漢に狙撃された。矢野は助かったが、妻は生死の境をさまよう。ロス市警の無力に絶望した矢野は、独力で犯人グループへの復讐を企てた。射撃場で猛特訓をつんだ矢野の銃口が、ついに犯人を捕らえた! ロス在住の気鋭作家が描いたハードボイルド、会心のサスペンス長編。 ロサンゼルスの日本語学校教師・矢野浩司(やのこうじ)は、妻と共にスーパーマーケットで買い物中に暴漢に狙撃された。矢野は助かったが、妻は生死の境をさまよう。ロス市警の無力に絶望した矢野は、独力で犯人グループへの復讐を企てた。射撃場で猛特訓をつんだ矢野の銃口がついに犯人を捕らえた!会心のサスペンス長編。
電子あり
スシとニンジャ
1995.10.04発売
スシとニンジャ
著:清水 義範,解説:ダニエル・カ-ル
講談社文庫
日米格差が生む笑いの渦! チャンバラ映画で日本研究、ブシドーに憧れ、ニンジャに会いに来日したアメリカ青年の珍体験の日本漫遊記ーー「スシが食べたい」「ニンジャに会いたい」と、心の底から願ってやってきた純朴なアメリカ青年が、ニッポンの地を踏んだことから始まる、大エンタテインメント。チャンバラ映画のビデオでブシドーを研究した、開拓魂(フロンティア・スピリット)あふれる男に、現代日本の真の姿はどう映ったか。異文化に接すれば笑いが生まれる。清水ワールド真骨頂!
電子あり
眩暈
1995.10.04発売
眩暈
著:島田 荘司
講談社文庫
切断された男女が合成され、両性具有者となって甦る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。『占星術殺人事件』を愛読する青年が書き残した戦慄の日記が示すものは何か。醜悪な現実世界に奇想と驚天動地のトリックの矢を放つ。ミステリーの新たな飛翔を決定づけた傑作。 切断した男女が合成され両性具有者となって蘇る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。『占星術殺人事件』を愛読する青年が書きのこした戦慄の日記がさし示すものは何か。醜悪な現実世界に奇想の作者が驚天動地のトリックの矢を放つ。ミステリの新たな飛翔を決定づけた傑作。
電子あり
葬列の朝
1995.10.04発売
葬列の朝
著:斎藤 純,解説:中津 文彦
講談社文庫
新感覚青春ハードボイルド、時代の空気が横溢 テニス界の星が醜聞のため追放され、友人を訪ねたが男は失踪し事件の渦中に! 将来を嘱望されながら、醜聞によってテニス界を追放された美原耕斗は、失意の中で伊豆へ向かった。東京のバーで知り合った風変わりな男の出身地S市へ着くと男は失踪していた。そしてリゾートマンション用地取得にからむどす黒い罠が待ち構えていた……時代の空気が満ち溢れた青春ハードボイルド野心作!
試された女たち
1995.10.04発売
試された女たち
著:澤地 久枝
講談社文庫
江戸から昭和、それぞれの時代を生きた女たちの軌跡。時の流れをしたたかに泳ぎ切った女、流れの外でひっそりと生きた女、流れに身をまかせた女、逆らった女……。横浜富貴楼・お倉、九絛武子、杉田久女など、時の流れの中で自己を試されながらも、勁くしなやかに生きた女たちの生と死を、今、愛惜をこめて描く。歴史の表舞台には出ない女たちの生き方!
電子あり
ハポン追跡
1995.10.04発売
ハポン追跡
著:逢坂 剛
講談社文庫
錯綜する謎、息を呑む展開、思いがけない結末……。現代調査研究所・岡坂神策、本来はPRマンだが、時には私立探偵まがいの仕事もこなす。そんな彼を巻き込む産業スパイ疑惑、外国要人暗殺、そしてスペイン史の謎。表題作を含めた切れ味するどい5編の連作サスペンス。知的エンタテインメントの最高峰。
池波正太郎の映画日記
1995.10.04発売
池波正太郎の映画日記
著:池波 正太郎
講談社文庫
スクリーンに男と女がめぐり合い、時が流れる。あふれる生活感と隙のない脚本、心打つ見事な演出。さまざまな感懐を胸に、銀座に酒飯して帰る……。どのような映画でも、楽しむ術を知っていた池波正太郎が、息づまる執筆の間に堪能した映画と、面白い身近の出来事をつづった、興趣尽きない好読物。全1巻。
電子あり
世紀末の殺人
1995.10.04発売
世紀末の殺人
著:生島 治郎,解説:郷原 宏
講談社文庫
裏社会でおこったアブノーマルな殺人ーーバブルが弾け散った世紀末、バニティ・フェアに渦巻く裏切り、情痴、そして暗殺。生き残りをかけた浅ましくも壮絶な死闘が、黒い紳士たちの間でいま繰り広げられる。魑魅魍魎の断末魔の叫びが響きわたる「闇世界」に引きずり込まれる志田司郎。長編ミステリーの真骨頂。バブルを清算する裏社会の非情の掟が巻き起こす事件の真相は?
電子あり
自宅の妾宅
1995.10.04発売
自宅の妾宅
著:嵐山 光三郎,解説:南 伸坊
講談社文庫
妻公認の妾を敷地内のアパートに囲った男には、既に3人の愛人が……。さらに新たにもう一人と、夢のような日々のはずが……。女の執念と男の妄想を描く表題作をはじめとして、現実より実感のある不思議な夢に取りこまれ、夢の世界を生き始める男。現実と夢の狭間に入りこんだ男たちの姿を描く異色短篇集! 不思議で豊かな夢の世界を描く異色短篇集!奇妙な夢に取りこまれ夢の世界で生きはじめた男たちを待つものは…… 妻公認の妾を敷地内のアパートに囲った男には既に3人の愛人が……。さらに新たにもう1人と、夢のような日々のはずが……。女の執念と男の妄想を描く表題作をはじめとして、現実より実感のある不思議な夢に取りこまれ、夢の世界を生き始める男。現実と夢の狭間に入りこんだ男たちの姿を描く異色短篇集!
電子あり
クレ-の絵本
1995.10.04発売
クレ-の絵本
絵:パウル・クレ-,その他:谷川 俊太郎
写真集・画集
40点の絵と14編の詩が奏でる二重奏(デュエット) クレーの色彩世界に谷川俊太郎の詩が重なる。 スイスが生んだ今世紀最高の画家クレー。音楽理論を融合させた詩情あふれる色彩世界に触発された詩人が紡ぎだすイメージ豊かな言葉が、新しい画集の形を提示する。
大正文士颯爽
1995.10.04発売
大正文士颯爽
著:小山 文雄
文芸(単行本)
この本を推す――江藤淳 私は芥川龍之介こそ知らなかったが、佐佐木茂索も小島政二郎も知っていた。しかし、この2人の前半生が、「大正」という時代に格別の愛着を抱いている著者によって、かくも精細に活写されるとは思わなかった。私が小山文雄氏の『大正文士颯爽』を、巻措くあたわざる想いで一気に読了した所以である。
何者でもない
1995.10.04発売
何者でもない
著:原田 宗典,解説:宮沢 章夫
講談社文庫
お金はないけど、でっかい夢はある! 劇団に生きる人々を優しく描く、青春小説。……ショウイチは劇団の奴隷だ。奴隷とは最下層の役者で、端役もやらせてもらえないーーショウジショウイチは、劇団二十一世紀少年の奴隷だ。奴隷とは最も下っ端の役者で、通行人はおろか、装置転換ぐらいしかやらせてもらえない。本業そっちのけでアルバイトに精を出し、住まいは当然風呂なしアパート。そんな彼らが唯一手にしているもの、それが夢なのだ。劇団に生きる人々をやさしく描く青春小説。
電子あり
炎立つ 四 冥き稲妻
1995.10.04発売
炎立つ 四 冥き稲妻
著:高橋 克彦
講談社文庫
仇の子となり奥州藤原氏の栄華を開いた忍ぶ男の戦い。安倍が滅び、出羽の清原一族が治めることとなった奥六郡に藤原経清の妻結有は忘れ形見の清丸とともに留まっていた。清原の嫡子武貞の妻としてである。亡き兄と夫の志を胸に秘め敵方の一族として忍従の戦いを続ける母子の前に源義家が陸奥守として現われる。清原一族の確執が「後3年の役」の嵐を呼び起こす。(講談社文庫) 仇の子となり奥州藤原氏の栄華を開いた忍ぶ男の戦い。 安倍が滅び、出羽の清原一族が治めることとなった奥六郡に藤原経清の妻結有は忘れ形見の清丸とともに留まっていた。清原の嫡子武貞の妻としてである。亡き兄と夫の志を胸に秘め敵方の一族として忍従の戦いを続ける母子の前に源義家が陸奥守として現われる。清原一族の確執が「後3年の役」の嵐を呼び起こす。
電子あり
中国の四季 漢詩歳時記
1995.10.03発売
中国の四季 漢詩歳時記
著:野口 一雄
講談社選書メチエ
自然に対するこまやかな感性。季節や事物のうつろいに新鮮な意味をよみとる心情。わが国のうたびとたちが学んだ漢詩の世界を、「歳時」をキーワードに解説する。庶民の歌、詞(ツウ)も視野に入れ、ユーモアあふれる中国の古典世界に遊ぶ。 【目次】 はじめに 1 春の章    1.元日(がんじつ) 己酉元旦    2.新年(あらたまの) 新年作    3.淡淡天(そらかすむ) 中年   他 2 夏の章    1.白日(ギラギラおひさま) 菩薩蛮    2.光風(かぜひかる) 初夏歌    3.蒼海(うなばら) 送秘書ちょう監   他 3 秋の章    1.乞巧奠(たなばた) 七夕    2.赤雲(あかねぐも) 羌村    3.白露(しらたまのつゆ) 泥陽館   他 4 冬の章    1.除夜(おおつごもり)      1.除夜作      2.嶺外守歳      3.除夜宿石頭駅    2.蒼茫(あおぐれる) 初入太行路    3.落葉(おちば) 初冬   他 参考文献 あとがき
<個室>と<まなざし> 菊富士ホテルから見る「大正」空間
1995.10.03発売
<個室>と<まなざし> 菊富士ホテルから見る「大正」空間
著:武田 信明
講談社選書メチエ
遠景に仰ぎ見る垂直の高塔、水平に大陸へ伸びていく鉄道網。すぐれて視覚的な風景の出現は、「国民国家」日本の成立と軌を一にしていた。変容し拡大する「大正」の空間意識を本郷・菊富士ホテルを起点に描き、内向するまなざしの欲望を明るみにだす、気鋭の画期的論考。 【目次】 はじめに 安吾の双眼鏡 第一章 ホテルの記憶 1 下宿屋とホテルの「間」 2 「名義」をめぐる戦い 菊富士前史 3 ホテルと高塔 第二章 シンタックスとしての「鉄道」 1 鉄路の戦略 2 抽象の日本 3 「大正」の外部 第三章 一九一四年・TOKYO 1 東京駅開業式あるいは将軍の帰還 2 東京大正博覧会あるいは二つの石膏像 第四章 寝そべる男たち 1 アパートメントハウスの起源 2 図のある小説 3 小説家の身体 おわりに 再び安吾の双眼鏡 注 あとがき 索引
減感作療法でぜんそくは治る
1995.10.03発売
減感作療法でぜんそくは治る
著:長屋 宏
健康ライブラリー
ぜんそくはいちどかかると大変です。発作はじつに苦しいものです。体験しなければわかりません。本書は薬害を防ぎつつ、発作の再発をおさえる減感作療法を中心にぜんそくに挑戦しようという1冊です。診断や治療の実例を説きながら、豊富な症例手記も併載し、ぜんそくに苦しむ人への福音の書といえましょう。
在宅ケアの知恵袋
1995.10.03発売
在宅ケアの知恵袋
著:山崎 摩耶
健康ライブラリー
お年寄りの介護を、社会全体で支える在宅支援システムが急ピッチで進められています。この制度の活用には、介護する人、される人双方の賢い選択と知恵が必要です。ひとりで介護をせおい込まないためのノウハウ、家庭で行うケアの実際、介護を受けながらも自立して生きるお年寄りの実例を紹介します。