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マグレブ、誘惑として
1994.12.16発売
マグレブ、誘惑として
著:小川 国夫
文芸(単行本)
「書くこと」の復活は可能なのだろうか。危地に陥った文学者の自己再生を賭けた旅を描く長篇小説。――その時私が満足をもって感じたのは、今まで現実だと信じていたものが、実はフィクションだということだった。しかもそのフィクションは自分が望んだものではなく、お仕着せの規制だ、ということだった。なぜ私はこんなに不自然な現状に、おどおどと義理立てして、留まろうとしていたのか。旅に出よう。──(本文より)
電子あり
秦・始皇帝陵の謎
1994.12.16発売
秦・始皇帝陵の謎
著:岳 南,訳:朱 建栄
講談社現代新書
始皇帝陵の側近から今世紀最大の考古学上の大発見となった“兵馬俑”の大地下軍団が発掘された。2000年の眠りがら覚めた遺物群が、語りかけるものは何か。歴史の闇に閉ざされた始皇帝と秦王朝の、真実の姿に迫る。 謎を解く鍵――4000年以上にわたる中国の王朝歴史のなかで、彗星のように現れて、初めて全国を統一した大秦帝国は、戦乱などが原因で、文字の記録や物的資料をあまり残していない。その上、続く波瀾万丈の歴史の流れのなかで、秦代の真実の姿はますます濃い霧のかなたに隠れていった。それだけに、兵馬俑、銅車馬、馬きゅう坑、珍種動物坑などの発見と発掘、および始皇帝陵地下宮に対する調査は、この歴史研究の空白を埋め、中華民族の発展史における「失われた環(ミッシング・リンク」をふたたびつなげたといえる。――本書より
キング牧師とマルコムX
1994.12.16発売
キング牧師とマルコムX
著:上坂 昇
講談社現代新書
対照的な二大カリスマを通して読む黒人社会。マルコムXブームの意味とは何か? 台頭するブラックナショナリズムとは? 一見相反する二人の代表的指導者の思想と足跡から「黒人運動とアメリカ」を問う。(講談社現代新書) 対照的な二大カリスマを通して読む黒人社会。マルコムXブームの意味とは何か? 台頭するブラックナショナリズムとは? 一見相反する二人の代表的指導者の思想と足跡から「黒人運動とアメリカ」を問う。
電子あり
折口信夫を読み直す
1994.12.16発売
折口信夫を読み直す
著:諏訪 春雄
講談社現代新書
民俗学・芸能史・国文学に独自の学説を立てた折口信夫。鋭い直観から生まれたその理論の魅力と欠陥は?まれびと・依代・他界などの名彙をほぐしつつ折口学の体系を検証する。 永久運動型の理論形式──まれびとの論とのかかわりのなかに形成されていった理論は、文学や芸能の発生の問題だけではない。主なものにかぎっても、常世からおとずれる神のよりつく場所から依代の論が生まれ、神が老人の姿をしていることから「翁」の誕生にたいするかれの考えがととのえられる。神の原郷である常世の論がふかめられて「妣が国」の華麗な幻想がつくりあげられている。また、神のあの世からのおとずれの旅が道行となり、原郷でおかしたあやまちのために人間界をさすらう神の辛酸の旅の記憶が、貴種流離譚という物語のパラダイムに結晶させられている。──本書より
税金の論理
1994.12.16発売
税金の論理
著:石 弘光
講談社現代新書
それなくしては国家や社会が成立し得ない不可欠の存在。しかし、わかりにくく、なじみにくいのが税金の仕組。なぜ税金を納めねばならないのか? 公平・中立の原則は守られているのか? 税金の歴史をふり返り、所得税、消費税など現行税制のもつ問題点と今後の展望を平易に解き明かす。 公平というモノサシ――税金は、国家の徴収権と国民の納税義務の間に存在する。従って両者の納得のいく、ある種の課税の基準つまりモノサシといったものを必要としている。課税にあたり伝統的に、公平、中立の二大原則が重視されてきた。われわれは一応この課税の公平に対し、水平的公平と垂直的公平という、より詳しい二つのモノサシを用意している。水平的公平というのは、経済的にみて「等しい状況にある者は等しく取り扱われるべきである」という課税上の原則である。もう一つの垂直的公平は、水平的公平の考えを裏返しにしたものである。「異なる状況にある者は異なるように取り扱われるべきである」という原則で、累進所得税の根拠となっている。――本書より
赤い髪のガッシュ カリ・カレアの娘(1)
1994.12.15発売
赤い髪のガッシュ カリ・カレアの娘(1)
著:飛沢 磨利子,絵:四位 広猫
講談社X文庫ホワイトハート
第1回ホワイトハ-ト大賞・大賞受賞作!!大切な繭玉を追って、村を飛びだした乱暴者のガッシュ。森で出会ったエルダとともに、ラディグの街に入るが、繭玉裏取引の事実を知ったことで、身に危険が…。
闇に棲む少女 破界伝(4)
1994.12.15発売
闇に棲む少女 破界伝(4)
著:高瀬 美恵,絵:麻々原 絵里依
講談社X文庫ホワイトハート
溺れかけていた少年を助けた沢兄弟は… 通りがかりに、溺れかけていた少年を助けた沢兄弟。だが、その少年は、じつは破界筆の秘術を狙う、小悪党であった。少年の悪意に気づいた沢兄弟は…
電子あり
伝心パスワ-ド(上)
1994.12.15発売
伝心パスワ-ド(上)
著:深沢 梨絵,絵:真木 しょうこ
講談社X文庫ホワイトハート
天井の蛍光灯に目をやりながら、俺はなかば無意識のまま、自分の唇に触れていた。奴の唇がかすめていった感触が、まだうっすらと残っているような気がして……。──グワン、と軽い振動を起こして停まったエレベーターから、俺は慌てて飛びだす。ヘンだよな、俺。なんで顔が赤らむんだ?と、そのとき。俺の視界に、これ見よがしなベルサーチの柄が。あれは、もしや……。「──磯崎(いそざき)先輩!?」
挑戦する流通
1994.12.15発売
挑戦する流通
著:伊藤 元重
「価格破壊」の次に何が起きるのか!? いま流通こそが経済を動かしている!! もうわからないでは済まされない流通業界。そのダイナミックな変化を、業界のトップへの取材を基に解明した、ビジネスマンへの最良のテキスト! ●流通が日本を変え始めた ……戦後の日本は、つねに製造業が動かしてきた。しかし、いまはじめて流通業が日本を動かし始めた。流通が日本を動かし、流通が日本を変える時代に入ってきたのだ。 流通業は、永いこと、暗黒大陸と言われてきた。しかし、中をよく観察すると、流通を動かしている経済メカニズムは実に面白い。 経済の論理が見事に貫徹してしている。流通の動きを追うことで、血の通った経済を見た実感が持てる。流通は日本経済の血液であり、神経であるのだ。
平安鎌倉史紀行
1994.12.15発売
平安鎌倉史紀行
著:宮脇 俊三
文芸(単行本)
あくまでも歴史の流れにこだわりながら、年表、地図、時刻表を手にして訪れる歴史紀行・平安鎌倉史篇。 「古代史紀行」につづく“日本通史の旅”第2弾!
「日本語らしさ」の言語学
1994.12.15発売
「日本語らしさ」の言語学
著:城生 佰太郎,著:松崎 寛
日本語らしさとは何かを平易に探る言語学。 日本語を成立させている音や語彙、文法などを世界各国のことばと比較しながら、日本語の独自性と言語としての普遍性を浮かび上がらせる、読んで楽しい言語読本。 ことばはおもしろい イカ、サバ、ブリ、タイ、トロ、エビラ、カルビ、タレ、オゴリ、タカリ、オセージ、バカ、ワル、ゲタ、ヤカン、カバ、トラ、リス、ロバ、ダニ、 いかにも日本語「らしい」ですが、さて何語でしょう?
学校の妖怪
1994.12.15発売
学校の妖怪
監:水木 しげる
恐いゾ!恐いゾ!ホントは先生が妖怪だゾ!いま学校には「暴力教師、ロリコン教師、自分勝手教師のぞき校長」と「妖怪のような先生」のオンパレ-ドです。学校に生息する人間の姿をした妖怪のゾッとする話
免疫と健康
1994.12.14発売
免疫と健康
著:野本 亀久雄
ブルーバックス
免疫を超える生体防御の考え方 細菌やウイルスなどの“外敵”が人体に侵入したとき、それらを適切に処理して生命を守る精妙でダイナミックなしくみが免疫だが、生命を守るしくみは免疫だけではない。人体には免疫のほかに、皮膚や粘膜、さらには腸内細菌さえもが生命を守る“バリアー(防壁)”として働く生体防御のシステムが備なわっている。このシステム全体を知ることによって私たちは、個人の健康から医療のあり方、あるいは院内感染対策といった緊急な問題までも、はじめて統一的に考えることができる!
地球の破産
1994.12.14発売
地球の破産
著:小西 誠一
ブルーバックス
地球はどこまで人間活動の膨張を許容できるか? 1本の木に群がる毛虫が、増えすぎて葉をすっかり食べ尽くして枯らし、そこで生きていけなくなってしまうことがある。これを嘲笑するのはたやすい。では、地球という「木」に群がるわれわれ人類は、自分たちがこの毛虫とは違うと、はたして胸を張れるのだろうか? 人口・食糧・資源・エネルギー・環境問題それぞれにおいて20世紀を総点検し、それに基づいて21世紀のシナリオを描く本書によれば、2010~2025年頃、地球は危機状態にたちいたり、増え続ける人類を養うことができなくなって、破産する。
分子進化学への招待
1994.12.14発売
分子進化学への招待
著:宮田 隆
ブルーバックス
分子に残された突然変異の痕跡から過去におきた進化をさぐる 遺伝情報の担い手として知られるDNAは、進化の情報がつまった「分子化石」でもある。そこに残された突然変異の痕跡から、35億年にわたる生物進化の歴史を読みとり、進化のしくみと道筋を明らかにしようとするのが分子進化学だ。進化をさぐるこの新しい方法によって、DNAではダーウィンの自然淘汰説とは違うしくみで進化がおきていることがわかってきたし、ヒトはいつごろサルから進化したか、などの問題にも的確に答がだせるようになった。誕生後まもないにもかかわらず、華々しい業績を打ち立てながら邁進する分子進化学の、魅力と実力を存分に紹介しよう。
白血病を治す
1994.12.14発売
白血病を治す
著:奈良 信雄
ブルーバックス
ガンは、もはや治らない病気ではなくなった!! ガンは、現代の死亡原因のトップだ。なくなった3~4人のうち、1人はガンに倒されている勘定になる。こうした大病に、医学者がじっと手をこまねいているはずがない。世界各国で多数の研究者が、ガン撲滅を目指して日夜たゆまぬ努力を続けている。難攻不落と思われたガンの城にも、突破口がいくつか見えてきた。ガンの征服される日も、そんなに遠い将来のことではないだろう。本書は、〈白血病〉という血液のガンを通して、現代の難病──ガン──に挑む医学の足跡をやさしく紹介した。
フォトCD版「美少女戦士セ-ラ-ム-ン」原画集(2)<ブラック・ムーン編>
1994.12.14発売
フォトCD版「美少女戦士セ-ラ-ム-ン」原画集(2)<ブラック・ムーン編>
編:講談社,著:武内 直子
写真集・画集
セ-ラ-ム-ンの原画集②がフォトCDに!なかよし連載中の「美少女戦士セ-ラ-ム-ン」の原画166点を作者執筆の作品解説とともに見られる、フォトCD版。3DOプレ-ヤ-、ウィンドウズで見られる
フォトCD版「美少女戦士セ-ラ-ム-ン」原画集(1)<ダ-クキング・ダム編>
1994.12.14発売
フォトCD版「美少女戦士セ-ラ-ム-ン」原画集(1)<ダ-クキング・ダム編>
編:講談社,著:武内 直子
写真集・画集
セ-ラ-ム-ンの原画集①がフォトCDに!なかよし連載中の「美少女戦士セ-ラ-ム-ン」の原画166点を作者執筆の作品解説とともに見られる、フォトCD版。3DOプレ-ヤ-、ウィンドウズで見られる
マンガ 孔子の思想
1994.12.13発売
マンガ 孔子の思想
著:蔡 志忠,訳:和田 武司,監:野末 陳平
講談社+α文庫
社訓から「寅さん」まで、中国の聖人孔子と彼の言行録である『論語』は、日本人の日常生活の中に深く融けこんでいる。2500年の時空を超えて語りかける孔子の人間像とその不滅の思想の魅力をマンガでわかりやすく構成。 「孔子の一生」「孔子の弟子」「論語」の3部構成で描く面白くてためになる孔子入門書。数10ヵ国で翻訳されているベストセラー!!
決定版 名作外国映画コレクション1001
1994.12.13発売
決定版 名作外国映画コレクション1001
著:田山 力哉,著:山根 祥敬
講談社+α文庫
サイレント時代の超大作「国民の創生」(1915年)、「イントレランス」(1916年)から、チャップリン、キートン、ロイドらの喜劇をはじめ、現代のラブロマンス、SF、ホラーなどの話題作まで、映画史に残る名作1001本を、第一線で活躍する映画評論家10人が推薦。すべて写真付きで、監督別、シリーズ別に分かりやすく構成。