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1993.08.20発売
放熱の行方
夭折のカリスマが残した生と死の意味とは前世代の情念と同世代の希望を託されこの時代を転がり続けた天才尾崎豊。80年代日本の歪な姿とそこを駆け抜けた彼の生き様を活写、新・同時代ノンフィクション
1993.08.20発売
アメリカン・ドリ-ムの終焉
アメリカの超辛口評論家による文明批評! トム・ウルフと並んでニュー・ジャーナリズムの旗手として登場、徹底したアウトローの立場からゴンゾー(ならず者)ジャーナリズムを提唱する著者の最新作!
1993.08.20発売
東ヨ-ロッパは今!
東欧崩壊後の現地を取材踏査した希望の方向冷戦が終わってみれば、かつてヨ-ロッパの穀倉地帯とまでいわれた旧東欧は疲弊しきっていた。が、いま新たなる国づくりへ向かって前進が始まった。成否はいかに
1993.08.19発売
越境者
文芸(単行本)
大久保に蠢く国境を越えた愛と悪の華の行先フリ-ライタ-渡瀬達男は南米で別れたパトリシアと再会するが、いつの間にか台湾とコロンビアの麻薬シンジケ-トの対立抗争に巻き込まれてしまう。長編冒険小説

1993.08.18発売
前へ、進め
文芸(単行本)
大人への入口に佇む少年の不安とときめき。修平16歳。母の郷里・山陰の町でのひと夏の体験は修平をゆさぶる。大人の世界をつきつけられた思春期の少年の不安やときめきをケレン味なく描いた新鋭の快作。
1993.08.17発売
あなただけ見つめていたい
講談社X文庫ホワイトハート
17歳の少女が挑んだ危険な愛の行方は…浅見千香、17歳。煙草とワインと退屈が大好きで、大学生の彼がいる、ちょっと醒めた高校生。でも、澤口陽一郎との歪んだ恋愛が、彼女を変えてしまった……!!

1993.08.17発売
いつ起こるか 小惑星大衝突
ブルーバックス
小惑星が地球に衝突するのは確かだ!いつ?どのくらいの規模で?
6500万年前、恐竜は絶滅した。その原因として有力視されているのが小惑星の地球への衝突である。ではもし同じような規模の衝突が将来あった場合、地球はどのような打撃を受けるのか。人類が生き延びる手立てはあるのだろうか。そもそも、そのような大衝突はどのくらいの規模と確率で起こるのであろう。昨今ようやく真剣に考えられはじめたこれらの問題を、現代科学の英知を結集して検証してみようとするのが本書である。

1993.08.17発売
オンライン・デ-タベ-ス入門
ブルーバックス
●机の上のパソコンが世界じゅうの情報源とつながった!
あなたは資料さがしで苦労していませんか。新しい情報をつかむのはたいへんだと思っていませんか。必要なデータが集まらなくてイライラしたことはありませんか。
そんな情報収集の問題からあなたを解放するのが、オンラインデータベースです。その利用方法から最新のサービス状況までを知れば、仕事や研究に役立つこと間違いなし。
情報化社会でパワーアップしたい人への必携の書!

1993.08.17発売
対人関係の心理学
ブルーバックス
「生き方いろいろ、人生さまざま」のはずですが……
「自分がいちばん苦労している」と、誰もが思い込みがちな人間関係。酒を飲むと、つい日頃のグチが出てしまいます。しかし、聞かされている人にとって、他人の人間関係のグチほどつまらないものはありません。その人も「自分は人間関係でもっと苦労している」と思い込んでいるからです。
では、自分より苦労していないように思える他人は、人間関係でどのような苦労をしているのでしょうか。人と人との関係が、現実にどうあるのかということを冷静に解きほぐす本書は、きっとあなたの参考になるはずです。

1993.08.17発売
無理数の不思議
ブルーバックス
無理数のフシギ遊園地にようこそ!!
無理数という訳がヨクなかった。無比数が正解。比(分数)の形にできない──無理数は、どこまでも続く無限少数。循環しないこのフシギな数は、意外や私たちの身近かに潜んでいる。バランスの良い黄金分割の比がそうだし、レンズのF値、おなじみ円周率のπ、自然対数の底e、ルート3、などたくさんある。本書は、無理数にまつわる事柄を集めて、やさしく解説したものだ。ルート5=富士山麓オウム鳴く……こんな無理数世界を探検してみよう。
1993.08.12発売
天使の声をさがして
講談社X文庫ホワイトハート
夢の中でいつも探し求めているのは誰なの和音は、よく同じ夢を見る。深い森の中を必死で誰かを呼びながらさまよっているのだ。そして、誰かが彼女に手をさしのべてくれるのだが、それは、いったい誰…
1993.08.11発売
羽前都市核 ネフィリム(1)
講談社X文庫ホワイトハート
“神の子孫”たちのSFファンタジ-開幕!あたし、岸野絵梨亜、17歳。平凡すぎるほど普通の高校2年生だったんだけど、ある日突然、変な誘拐魔のせいで、運命の歯車が奇妙な方向に回りはじめたの…!!

1993.08.11発売
樹の上の草魚
文芸(単行本)
吉川英治文学新人賞受賞作
本質的にSF作家だなあと思うのは、医学や科学の解説的な叙述が解説に終らず、どうしようもなくテーマに結びついていく構成力にあります。たとえばクロスバ交換機の説明も、あとでデジタル交換機との切り替えの夜、継電器のカチカチという音がいっせいに消える感動的な場面で生きてくる、といったようにです。ペニス、釣り竿、ジャムパン、ラジコン、スプリング、過剰なほどのさまざまなフラグメントにこだわる文章が次第に重層的になり、それらのことばが積み重なっていってラストに近づくほどシュール・リアリズムのような感覚の文章になっていく文学性が、こたえられません。──筒井康隆
1993.08.11発売
消えた名画「ダ・ヴィンチ習作」疑惑を追う
21億円で売られた絵画に巧妙な罠があった政財界に華やかな人脈を誇った画商・月光荘が世界救世教に持ち込んだダ・ヴィンチの習作はイタリアから不法に海外に持ち出され、詐欺の道具に使われた偽筆だった

1993.08.11発売
蘇州―水生都市の過去と現在
講談社現代新書
長江下流域デルタ地帯、背後に広大な太湖、点在する湖沼、縦横に走る大小の運河、この水豊かな地に“大輪の花”のごとく栄えた古都・蘇州。その繁栄と衰微のさまをあとづけながら、東洋の水の都の運命を探る。豊かな水の恵み――江南の大小さまざまな都市のいずれもが水運を巧みに利用した形態をもち、その恩恵をたっぷりと受け取っていることは、都市形態や産物を見ればわかる。いずれの都市も交通および流通手段として水路を活用している。産物は魚や米。織物とて水がなくては良いものができない。場所は違うが名酒を産する紹興もまた水性豊かな一帯である。かくのごとく、水は江南のひとびとにたっぷりと恵みを施した。これは、近年も変わらない。近年の工業の隆盛もまた、豊かな水に頼っている。太湖の最近の産物に加わったものに淡水真珠があるが、これもまた水性豊かな一帯なればこその産品である。江南の豊かな水は、今日もなおひとびとに恵みを施し続けているのだ。――本書より

1993.08.11発売
ロシア市場経済の迷走
講談社現代新書
ロシアに市場経済は定着するのか。92年価格自由化に始まる改革意図とは裏腹に、苦境にあえぐ市民生活。表と裏が入りまじる混乱経済の実態を追跡。
経済改革への流れ――われわれはこのロシアの市場経済化への実験の軌跡をなんとか追跡して、記録しようと試みた。だが、広大な国、1億5000万人も住む国の動きがそう簡単につかまえられるものではない。そこで、政策の送り手ではなく、受け手の現場を追ってみようと、首都モスクワと極東のウラジオストクに観測の定点を決め、そこでの住民の生活、仕事、考え方などの変化の動きを中心に追跡してみた。(中略)ロシア市場経済の行方はまだ定かではないが、長い間の社会主義思考に染められ、画一的な考え方しかできなかったロシア人が、大混乱、混沌の中で戸惑いながらも少しずつ変わろうとし、変わりつつある姿だけは浮き彫りにされたのではないかと思っている。――本書より

1993.08.11発売
心身症
講談社現代新書
ストレスが腰痛を生み、不安が胃潰瘍を生み、行動パターンが病気を誘導する。心身相関に関する最新研究を紹介し、近代医学が引き裂いた「こころ」と「からだ」の統合を目指す新しい医学を提唱する。
すべての病は心身症である――コンサルテーション・リエゾン精神医学の基本にあるのは、すべての病は心身症であるという、広い意味の心身医学の考え方である……。人間においては、その内部において心(脳)と身体各部の間に相互作用が行われると同時に、外部の環境(対人関係を含む)との間でたえず相互作用が行われている。人間の疾病とは、この複雑な相互作用がどこかで何らかの不調をきたしたものと考えられる。したがって人間の疾病をみる場合には、心と身体を二分するのではなく、人間の内外における全体を評価し、治療的立場からどの因子の処理に力を注いだらよいかを判断すべきである。こういう心身相関の考え方に立てば、人間のすべての病は心身症と考えられ、とりわけて心身症という特殊な疾患群を考えたり、心身医学という特殊な学問領域を設けることは不要であるとも考えられるのである。――本書より

1993.08.11発売
反日感情―韓国・朝鮮人と日本人
講談社現代新書
36年間にわたり隣国を植民地として蹂躙し、人々を強制連行したり、「従軍慰安婦」とした戦前。このことに対し、積極的に償いをしてこなかった戦後。隣国との歴史を再検討し、日本に対する彼らの不信感の根拠を探る。
天皇と責任――朝鮮人は、天皇を朝鮮植民地支配の責任者と考える。なぜなら、形式的にではあれ、朝鮮を植民地にしたのは明治天皇の名においてであったからである。大日本帝国憲法第13条は、「天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ及諸般ノ条約ヲ締結ス」ることを規定していたし、実際に条約の調印にあたる全権代表を任命するのも天皇の仕事であった。また、すべての条約は「天皇の批准に依り完全に確定するものと認められ」ていた……。天皇の批准あるいは裁可がなければ、朝鮮の植民地化もなかったわけである……。さらに、「皇民化」政策と呼ばれた、朝鮮神宮(明治天皇らを祭っていた)などの神社への参拝強要、「皇国臣民ノ誓詞」斉唱の強要、日本語の強要、創氏改名の強要などは、いずれも朝鮮人を昭和天皇の臣民に化そうとするものであった……。1984年に全斗煥大統領が来日したとき、昭和天皇(韓国では「日王」「ヒロヒト」と表記されることが多い)の発言、いわゆる「お言葉」が問題になったのは当然であった。――本書より
1993.08.10発売
水底の殺意
文芸(単行本)
恐怖の「殺人リスト」を巡るサスペンス長編会社のコピ-室に置き忘れられた一通の書類――「殺人リスト」には三人の名が記されていた。次々にリストに加えられる名とその通りに進む連続殺人事件の犯人は…
1993.08.09発売
あざらしのあかちゃん
講談社の絵本