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1993.04.06発売
緑幻想 グリ-ン・レクイエム(2)
講談社文庫
ショパンのノクターンとともに死んだあの緑の髪の少女<宇宙の申し子>明日香(あすか)が生きていた!?果してそれは単なる植物人間なのか?それとも、この世のすべてのものと心をかよわせることができる生命体なのか?明日香の新たな魂が綴る真実の愛の力で、緑の地球にいま、驚天動地の現象が始まる……。

1993.04.06発売
三姉妹探偵団(7)
講談社文庫
政略結婚なんて許せない。綾子が友達の代理で駆け落ち!
華やかな婚約披露パーティの席で、駆け落ち、誘拐、そして殺人!
長女・綾子は友人・米原朋子の婚約披露パーティに出席。しかし、それは政略結婚だったものだから、当の朋子は大反発。綾子は朋子の代りにその駆け落ち相手と新幹線に乗ることになったのだが……。どれが朋子の本当の恋人か、次女・夕里子をつかまえた男は一体だれ? 三姉妹大活躍の人気シリーズ・第7弾!!

1993.04.06発売
凍りつく骨
講談社文庫
闇の中で大きく目を開けて、目の前の光景を想像した。2メートルを超える太った雌の大蛇が、ゆっくりととぐろを解いている。骨まで凍りつき、身体に氷の芯ができたようだ。部屋は不気味なほど静かだった。――悲惨な死を遂げた父の謎を追う美人犬訓練士キャサリンの身に危難が……。アガサ賞受賞の傑作!
1993.04.05発売
ポワルの微笑み わがパリ料理修業記
本場の食通を魅了した人気シェフの料理随筆アルザス地方で学んだ究極のジビエ料理、料理書の古典を探し回ったセーヌ河畔の古本屋巡り、お忍びで来店したミッテラン大統領……修業時代のとっておき話の数々

1993.04.05発売
生々流転
講談社文芸文庫
乞食という出自を持つ父、しかも正妻でない妻の若い娘。女性体操家とその影響下に育った男と主人公との三角関係。それを逃れるために住んだ裕福な青年との風変わりな同居。関係の捩れを解くため男と同行した行先での体操家の失踪。宿命的な乞食としての流浪の月日。そして女は……。波瀾万丈と言うべき劇的生涯の下で流れる水、川、そして海。女性が自ら主体として生きる像を描く画期的、先駆的長篇。

1993.04.05発売
古典と現代文学
講談社文芸文庫
万葉から近松・西鶴へ古典を通覧し、人麻呂、世阿弥、芭蕉を日本の“詩の自覚の歴史”の3つの頂点に位置づけ、彼等の美の完成とその源泉の中に、日本文学史のもう1つの道を探り、現代文学の生命力を喚起しようとする。豊かな学識と詩精神で古典と現代の溝を埋め、深い愛しみをこめて現代文学に警鐘を鳴らす著者の、“ライフ・ワーク”「詩の自覚の歴史」の源流となった名著。読売文学賞受賞。

1993.04.05発売
清貧の書・屋根裏の椅子
講談社文芸文庫
母と義父とに連れられて幼い頃行商の旅に暮らした体験を明るく牧歌的に描き切った短篇「風琴と魚の町」、つましく生活する1組の夫婦の愛情を謳う「清貧の書」、転機を求めてのパリ旅行を素材とした「屋根裏の椅子」、男と女の後姿に、あるが儘の人生を見る客観小説「牡蠣」等。名作『放浪記』を力に、作家はいかに飛躍をとげたか。〈宿命的放浪の作家〉林芙美子の代表的初期短篇7作。

1993.04.05発売
お能・老木の花
講談社文芸文庫
二代目梅若実について能を習い初めた4歳。渡米留学した14歳。厳しい教育をうけ、後欧州にも赴く。爾来、古典芸能・文学・美術工芸に造詣を深め美を追究。著者の芸術観の“核”となる能楽論、最初期の「お能」のほか「梅若実聞書」「老木の花」を収録。実践に裏打ちされ平明、簡潔、強靱な筆致で綴ったエッセイ集。

1993.04.05発売
ぼくんち熱血母主家庭
講談社文庫
はるさんとりゅうは、10年前の出産時から生粋の母子家庭。「お前のお父さんはまだ生まれてない」という言い訳が通用しなくなって、すべてホンネで難題を解決することにした痛快子育て記。ファミコン騒動、カギッ子訓練、イジメ事件……母子ふたり、ケンカしながらも体当たりでタブーのない人生を実践中!『単親家庭の呪い』改題

1993.04.05発売
遠い太鼓
講談社文庫
ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。その音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ――。40歳になろうとしていた著者は、ある思いに駆られて日本を後にし、ギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。『ノルウェイの森』と『ダンス・ダンス・ダンス』を書き上げ、作家としての転換期となった、三年間の異国生活のスケッチブック。
ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきたのだ。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。――その音にさそわれて僕はギリシャ・イタリアへ長い旅に出る。1986年秋から1989年秋まで3年間をつづる新しいかたちの旅行記。

1993.04.05発売
ハーフムーン
講談社文庫
淳子は離婚後、ギャラリーでイキイキと働き、新しい生活をつかんだ。彼女は、その才能を認めたカメラマン・伸樹と恋に落ちるが、その妻・純子との間にも、不思議な友情が芽生えて……。出会いと別れを一巡し、離婚後に愛を見つめ直し始めたハーフムーンたちの、新しいライフスタイルを描く、個を越えた新恋愛小説。

1993.04.05発売
ひと呼んでミツコ
講談社文庫
ミツコは、まじめだけがとりえの平凡な娘。京都府丹波から上京し、私立薔薇十字女子大英文科に在籍、ごく普通の大学生活を送っている。ただひとつ違ったのはミツコの盲腸手術痕の不思議なパワー。人の心を傷つける思慮浅い言葉に直面すると……!!文学の全てのジャンルを越えて挑んだ胸のすく痛快小説!

1993.04.05発売
女のことわざ辞典
講談社文庫
出る杭は打たれる社会に雄々しく立ちむかうOLも、油断大敵、恋は盲目、一寸先は闇というのは結婚のことだったのね、なんてことだってあるけれど、恋愛・結婚・人生という永遠のテーマが、ちゃんとことわざの中には隠されている。元気いっぱいの女の子たちにマリコさんが贈る今の時代のエチケット辞典です。

1993.04.05発売
ミステリ-傑作選(24) 頭脳明晰、特技殺人
講談社文庫
精緻なトリック、意外極まる結末、斬新なテーマ――多彩多様なミステリーの新世界を牽引するベテランから新鋭まで、第1線推理作家10人の、粒選りのアンソロジー。お待たせの第28巻目!
-収録作家-黒川博行・西村京太郎・長井彬・宮部みゆき・小杉健治・多島斗志之・浅川純・中津文彦・原りょう・泡坂妻夫

1993.04.05発売
きららの指輪たち
講談社文庫
全く違ったタイプの4人の女性が同じマンションに引っ越していっしょに暮らし始めた。いつも既婚男性との恋に生きる真琴。1人の男を思い続ける麻子。夫と別れてキャリアの道を歩む江美。妻と死別した、5歳の男の子の父親との結婚問題に悩む史子。波乱に満ちた4人の女性の共同生活がたどる愛の行方は……?

1993.04.05発売
出逢った頃の君でいて
講談社文庫
特に取柄もなく、小料理屋を経営する母と二人暮らしのナナ。ナナの父は考古学者で、研究の場・エジプトで死んでいた。短大卒業、就職を目前に、父の愛したエジプトへ旅行した彼女が、そこで出会ったものは……! 普通の女の子・ナナの激しい恋の行方は……! 大人気漫画の原作小説。

1993.04.05発売
〈身〉の構造 身体論を超えて
講談社学術文庫
前著『精神としての身体』で、心身二元論では我々が具体的に生きている身体のダイナミックスは捉えられないとした著者は、本書では、皮膚の内にとざされた身体という固定観念を取り払い、身体を超えた錯綜体としての〈身〉を追究。さらに、空間が均質化して「身体は宇宙を内蔵する」という身体と宇宙との幸福な入れ子構造が解体している今日、我々にとってどのようなコスモロジーが可能かを問う。

1993.04.05発売
芭蕉の山河 おくのほそ道
講談社学術文庫
芭蕉の足跡を辿ってみたいという願いは、その第一は、自分の目でその山河を確かめてみたいということであり、その第二は、そこを辿りながら芭蕉の発想の在り方を歩きながら考えてみたいということであった……。世に俳人多しといえども、芭蕉を語ってその右に出る人はいないといわれる旅の俳人楸邨が生涯をかけて芭蕉の足跡をくまなく踏査し、その俳諧精神の源を探究した奥の細道紀行の白眉の書。
1993.04.05発売
知的人間関係
講談社学術文庫
友人・男女・父と息子…人間交際百般の知恵親友も結婚すると友人関係を保つのが難しくなるのはなぜか。異国人と外国語による相互理解のコツは。人間の付き合いと言語・宗教・財産の関係を考える成熟の叡知

1993.04.05発売
伊勢神宮
講談社学術文庫
お伊勢さんの名で親しまれる伊勢神宮は、つねに古くて新しい。朝な夕なの祭典は、千数百年来の民族信仰を純粋に守り伝えてきた。そして20年に一度の遷宮は、日本独自の手製文化を高度に磨き上げ、生命の再生を祈念してきた。まさに神宮こそ日本人の心のふるさとであり、そこには未来を拓く英知が潜んでいる。世界にも稀な聖地といわれる神宮の歴史と、伝統を重んずる日本人の志を論述した好著。