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1988.11.08発売
太平天国(2)
講談社文庫
清代の中国に興亡した太平天国とは何か? ーー北上して天下の中心に出る方針の太平軍は、沿道で兵員を吸収しながら移動を続け、政府軍の大包囲を見事に突破した。将兵の家族も同行する10万人の大軍は、永安、桂林と快進撃するが、蓑衣渡の戦いで思わぬ大敗を喫し、洪秀全の片腕、南王・馮雲山を失う。更に、長沙城の攻防で西王・蕭朝貴が倒れて……。<全4巻>

1988.11.08発売
太平天国(1)
講談社文庫
太平天国の興亡を描く傑作大河小説。15年にわたり清朝を震撼させた争乱の発端ーーアヘン戦争から7年後、小乱が続き匪賊が横行する、物情騒然たる中国で、洪秀全が頭角を現わしてきた。エホバを天父と仰ぎ、清朝を排して世直しをめざす、拝上帝会の創始者である。信仰と理想に燃えて広西省金田村に決起した一党は、多彩な勢力も併合して、遂に、太平天国という「国」を樹立するに到った。<全4巻>

1988.11.08発売
剣と旗と城 剣の巻
講談社文庫
弱い奴は、死ぬがいい。強い者が旗を奪い、城をとるのだ! 応仁の乱後の四分五裂した天下に、黄金5枚で雇われた、いわば戦争を商売にする「戦争の犬」の眉間(みけん)景四郎と等々力権十郎。そして、忍者、荒法師、女剣士、孤児、それぞれに野望を胸に、あるいは、宿運に生きる、乱世ゆえの人間群像を描く、戦国長編ロマン。<全3巻>
1988.11.08発売
日本を変えた男のビジネス魂 坂本龍馬と海援隊
講談社文庫
龍馬はまた秀れたビジネスマンでもあった!坂本龍馬の政治活動はすべて経済感覚に裏付けられていた.彼が命を賭した「海援隊」創設を通して,近代的経済人としての合理性や発想の秘密をさぐった話題の本.

1988.11.08発売
日本の中の朝鮮文化(6) 丹波・但馬・播磨・吉備ほか
講談社文庫
古代朝鮮から日本に渡来した文化は、山陰道の丹波・但馬の各地にも伝播しているが、山陽道の播磨・吉備に入ると、ますます濃密に遺跡や遺物に反映してくる。秦氏族の来歴や宮山古墳、唐子踊などを調べるにつれ、新羅系の色彩が強いことも判明する。発見の喜びに勇躍する踏査紀行シリーズの待望6冊目!

1988.11.08発売
封神演義(上)
講談社文庫
中国三大奇書を越える奇想天外な大伝奇小説商から周への易姓革命を舞台に、軍師太公望を擁する西岐軍と紂王軍の殺戮戦。妖術玄術が切り結び、飛び交う秘密兵器はSFを凌ぐ。幻の大伝奇ロマン、本邦初訳。(講談社文庫)
読みだしたら、やめられない! 中国の大伝奇ロマン。 商から周へ、中国ではいま易姓革命が始まろうとしている。名君紂(ちゅう)王は妖妃妲己(だっき)を迎えて以来、まったくの昏君(フンチュン)(バカ皇帝)と化した。妲己、彼女はじつは、千年の齢を経た女狐の化身だったのだ。――軍師太公望(姜子牙)を擁する西岐軍と商軍の大殺戮戦。妖術が切り結び、秘密兵器が飛び交う奇書。全3巻。
1988.11.08発売
雨の日の珈琲屋で <流されゆく日々‘77>
講談社文庫
「トーキング・クロニクル」1977年版。映画会社の試写室で青春の郷愁に浸り、古都イスファハンで文明の盛衰を想い、北海道の炭坑町で時代の移り変わりを語る――豊富な話題で時代を照射する第2弾。
1988.11.07発売
おさかなぼうや とっぺくん
講談社の絵本
海の中のカラフルで楽しいさかなたちの世界おさかなのとっぺくんが,海の中のいい所に向かって泳いでいると,次々といろいろなさかながついてきます.すると,大ダコが出てきて…….ゆかいな幼児向き絵本

1988.11.07発売
拳豪伝
講談社文庫
時は幕末、「拳骨和尚」物外の、愛と武勇の遍歴ー幕末の動乱の世を生きた「げんこつ和尚」武田物外(もつがい)の、愛と武勇の遍歴。武家の長男に生まれながら、幼時の喧嘩で相手が死んでしまい、剃髪する。剣と柔術の道を極め、京都・壬生(みぶ)の新選組道場に現われてその荒稽古を嘲り、近藤勇の挑戦を受ける晩年まで、人並み外れた怪力の持ち主の、気骨の生涯をたどる痛快時代巨編。

1988.11.07発売
ア-ムストロング砲
講談社文庫
幕末随一の文明藩、佐賀藩の鍋島閑叟(なべしまかんそう)は、若い秀才たちに極端な勉学を強いた。近習秀島藤之助は、世界最新の高性能大砲の製造を命じられ、頭脳の限り努力する。酷使された才能は弊れたが、完成したアームストロング砲は、彰義隊を壊滅させ、新時代を開いた。風雲の中に躍動する男たちを描く、傑作9編を収録。

1988.11.07発売
江戸城大奥列伝
講談社文庫
春日の局を初め江戸大奥を描く海音寺史伝.三代将軍家光の乳人春日の局,四代将軍家綱の乳人矢島の局,五代将軍綱吉の実母桂昌院等々,老中に匹敵するほどの権勢を持つ江戸城大奥女中を描く歴史エッセイ.

1988.11.07発売
平生の心がけ
講談社学術文庫
経済学者として優れた業績を残した著者は、昭和8年から同22年にかけて慶応義塾の塾長を務め、誰からも敬愛された大教育者であった。本書はその小泉が「平常心づいていること」を、平明にして力強い文体で記した球玉の人生論である。晴雨を問わぬ誠実と勇気を説く各篇は、英国流の爽快なスポーツマン精神に根ざし、読む者の品格と気骨を陶冶する。他に、良い文章の書き方や病気見舞の心得など実際有用の助言に富む。(解説・阿川弘之)

1988.11.07発売
精神分析
講談社学術文庫
本書は、「甘え」理論で国際的に知られる著者が、精神分析の理論と実際を体系的に概説した書である。それまでの研究成果を初めて一気に書き下ろした処女作である点で重要なばかりでなく、精神分析の全体像をふつうの日本語の表現を手がかりに展開している点が局めて独創的である。しまりや・すまない・こだわる・とりいる等の日常語を分析しながら独自の世界を形成し、やがてその延長上に豊饒な「甘え」理論を開花させることになる。

1988.11.04発売
啼く鳥の
講談社文芸文庫
『三匹の蟹』で「群像新人賞」「芥川賞」両賞を受賞し、戦後日本文学史の中でも異例の衝撃的デビューをした大庭みな子の、作家活動20年の頂点を示す、深い人間理解と鋭い人生凝視の力作『啼く鳥の』。野間文芸賞受賞。

1988.11.04発売
本郷
講談社文芸文庫
本郷に生れ今も住む著者の半世。わが内なる本郷ーー鴎外、漱石をはじめ、本郷に住んだ文人たちや伯父・佐々醒雪、父母のこと、個人的な体験など、本郷を中軸に据え、そこにかかわる様々を語りながら、時代を生き生きと甦らせ、半生を映し出して行く。私が本郷を所有するのか、本郷が私を組み込むのか。本郷に染着する文化を見事に描ききる、『夕鶴』の作者の限りなき本郷愛着の記。
1988.11.04発売
悪人志願
乱歩の幅広い執筆活動が窺えるエッセイ集.大正14年から昭和4年までに「新青年」「読売新聞」他に発表したものを6ジャンルに分け,まとめた随筆集.特に探偵小説に関する鋭い意見は一読の価値がある.
1988.11.04発売
新宝島
南海漂流の三少年の前に謎の黄金国への道が長崎港で海賊にさらわれた少年達.決死の脱出をはばむ大嵐! 漂着した孤島で彼等を待つ運命は? 他に「智恵の一太郎」と単行本未収録「赤いカブトムシ」併録.
1988.11.04発売
悪魔の紋章
奇怪な三重渦巻の指紋を持つ男の復讐譚! 資産家と二愛嬢の誘拐が三重渦巻紋の男に宣告された.衛生博覧会と化け物屋敷で令嬢の死体が発見され,資産家も誘拐された.明智名探偵に捜査が一任されるが….

1988.11.04発売
朝日の中の黒い鳥
講談社学術文庫
1920年代「長年に亘って彼自身の視野から離れることがなかった」日出づる国日本で、外交官として過ごしたポール・クローデル。彼は本務の傍ら、日本各地への旅行、美術や演劇に対する旺盛な好奇心、様々な人々との出会いなどを通して、日本の風土と文化への理解を深めた。「素朴な驚きに満ちた目を見知らぬ国に向ける一人の訪問者」として、大正時代の日本をフランスの詩人がやさしく語る珠玉のエッセイ。
1988.11.02発売
七色の逃げ水
文芸(単行本)
離婚家庭に現れた不思議な自由人を描く長篇新興住宅地の離婚家庭に下宿した秀樹は、不思議な魅力で一家を虜にしてしまう。日常の中での生の「解放」を平明な筆致で描き、著者の新生面を拓く力作長篇小説。