新刊書籍
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1988.11.15発売
日本の名句・名言
講談社現代新書
朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり 善人なをもて往生をとぐいはんや悪人をや 生はうたかた。一期は夢。金が敵の虚仮の世間、凡夫は仏を念じ、春雨に酔う。人の世のことわりをどう見るか。名言・名句に心の拠り所をさぐる。
武士道と云は、死ぬ事と見付たり――武士階級が最上層に君臨していたのだから、彼らは「高貴なる者」であったはずだ。ところが、その武士階級に支配者としての自覚がなかった。支配者としての自覚を持つということは、農・工・商の支配される階級の人々の幸福に責任を持つことだが、彼ら江戸の武士にはそんな責任感がほとんどない。極端に言えば、彼らは被支配階級が生活に苦しもうが、不幸になろうが、そんなことはどうでもよかったのだ。彼らの関心は、ただただ自分たらの頭目(親分)である主君に気に入られることであった。(中略)江戸の武士たちは、主君のために命を投げ出すことだけ考えていた。つまり、彼らは主君の飼い犬であって、被支配階級に対する支配者としての責任は、これっぽっちも持っていなかったのだ。――本書より

1988.11.15発売
ヨーガの哲学
講談社現代新書
世俗を捨て、「精神の至福」を求める哲学――ヨーガ。行者仏陀の悟りは、密教(タントリズム)、禅となり、世界中にひろがった。身体のエネルギーセンター――チャクラ、調気法、6つの坐法(アーサナ)、マンダラを前に瞑想する観想法など、体験をとおして、その精神をときあかす。

1988.11.15発売
シャ-ロック・ホ-ムズの推理学
講談社現代新書
初対面の相手と握手をした瞬間、どこから来たか、何者かを、ホームズは常に見抜いていた。快刀乱麻の洞察は、想像力を駆使した「成功の確率を高める」方法に支えられる。ホームズのめまぐるしく動く頭脳の内部へ誘い、真実解明への論理過程をあざやかに解きほぐす。
ホームズの推理はどんな推理か――多少とも論理学をかじった人なら、「ホームズの推理は帰納推理なのだ」といって満足してしまうかもしれない。しかし、演繹的推論でない推理をすべて十把ひとからげで「帰納推理」と名付けても、(1)の推理の本性が明らかになったわけではない。確かに、不確実な推理すべてを総称的に「帰納推理」と呼ぶことはあるが、19世紀においてさえ、「帰納」という語にはもっと正確な意味付けがおこなわれていたのである。後に詳しく述べるように、「帰納」という言葉は、実は、19世紀の科学方法論をみるときのひとつのキーワードなのである。それはともかく、ホームズの名人芸は、まさにこのような不確実で例外がありうるはずの推理を使いこなして、正しい結論にたどりつくところにある。――本書より

1988.11.15発売
人材は「不良社員」からさがせ 画期的プロジェクト成功の奥義
ブルーバックス
大企業病を克服し、ベンチャー精神を発揮するには……
組織が硬直した大企業では、本物の人材は不良社員に化けていることが多い。人材を捜し出し、プロジェクト・チームを編成し、人材の魂の底からほとばしり出るものを大切にし、そしてマネジャーが邪魔しなければ、画期的なプロジェクトは成功する。組織の中で優等生的に育った良い子をいくら集めても、成功するものではない。本書は、企業や組織で働くすべての人の魂に語りかけ、ベンチャー精神を目覚めさせ、大仕事へとふるい立たせる人材論である。
1988.11.14発売
ねこかあさん
講談社の絵本
優しいねこさんが,お母さんみたいに大活躍ゆうくんのママがお留守の間に,ふわふわねこさんがおかあさんになって大忙し――.幼児の母に対する愛情願望をねこかあさんに託して描く,ほほえましい絵本.
1988.11.11発売
超獣戦隊ライブマンシリーズ(13) だいけっせん!ライブマン
講談社の絵本
1988.11.11発売
トッポ=ジージョ(4) とべとべひこうき
講談社の絵本
1988.11.11発売
本牧ララバイ
文芸(単行本)
彼等は不良少年だった。だが命を賭けていた昭和22年の横浜。進駐軍の肝いりで開かれたサマースクールで宮川寛太ら三人組は結束を固め、闇の商売に乗り出していった。智恵の限りを絞り時には体を張って…
1988.11.11発売
夢空幻 金座御金改役 後藤三右衛門の生涯
文芸(単行本)
天保改革でたった一人斬首された経済官僚!信州飯田の元結問屋の伜で悪ガキの奥輔と師匠・田中退仲がくりひろげる波乱の人生絵巻.金座御金改役にまで昇進した後藤三右衛門(奥輔)の真実に迫る歴史小説.
1988.11.11発売
相場の心を読む
ウォール街のグルが書いた画期的な投資の書近年ウォール街でもっとも成功した相場師ジョージ・ソロスが語るまったく新しい市場理論。今までの投資法は決定的な欠陥があるとして、ダイナミックな方法を著す
1988.11.11発売
荒木村重 惜命記
文芸(単行本)
信長に謀叛した雄将村重の恥と誇りの生涯。伊丹城主荒木村重は武にたけ、茶湯に通じる信長麾下の雄将。その村重が信長に叛き、自分だけ生きのび、秀吉のお伽衆を務めたのは何故か。書下ろし長篇歴史小説。
1988.11.11発売
ひとりで おさんぽ
講談社の絵本
子ねこが初めて経験した小さな冒険の絵本.おかあさんがお昼寝中に,ひとりで初めて外を歩いてみた子ねこが出会う小さいけれど大きな体験.くり返しの画面と言葉が,幼児読者の興味をひっぱる楽しい絵本.
1988.11.10発売
グリム名作劇場(7) ゆき白とばら紅
講談社の絵本
1988.11.10発売
東西両京の大学
講談社学術文庫
東京と京都の二つの帝国大学を比較論評する東西の両雄,東京帝国大学と京都帝国大学を,理想に燃える明治の新聞人が,縦横無尽に斬りまくる.当時の読書界を震撼させた,今なお新しい画期的な大学改革論.
1988.11.09発売
もう一度ロマンス
どっこい生きてる元気な老人たちの愛と性!軟弱な若者を尻目に、衰えをしらぬ元気印の老人パワーの実態を、はじめてタブーを破って真正面からとらえた「愛と孤独と欲望」の世界を通じて大胆に描く!

1988.11.09発売
アラビアン・ナイト(4)
青い鳥文庫
漁師が海でひろったつぼの中には、魔神が封じこめられていました。魔神は助けてくれたお礼に、ふしぎな魚を王さまのところへ持っていくようにいいました。(「漁師と魔神の物語」)空をかける木馬に乗ったペルシアの王子が、美しいサヌア国の王女をさがし求めてさすらいの旅を……。(「空飛ぶ馬」など6編を収めた第4集。
1988.11.08発売
ぼくはチャウチャウ(1) ぬいぐるみになっちゃう
講談社の絵本

1988.11.08発売
大草原の小さな町 大草原の小さな家(6)
講談社文庫
ローラ一家は、やっとシルバー湖のほとりに払い下げ農地を手に入れ、わが家に住めるようになった。だが、父さんは、きびしい冬のあいだだけドゥスメットの町へ引っ越すことにした。大草原でつつましく育ったローラ姉妹が体験する町の暮らし……。生き方にめざめつつある少女ローラの成長を描く「大草原の小さな家」第6作。

1988.11.08発売
観音妖女 十時半睡事件帖
講談社文庫
泰平の世では、武士の生活もたるみ勝ち。そこで、隠居した老人たちが結集して、息子や嫁に活を入れる相談をすることにした。だが、その寄合いの中味は、老人の愚痴と嘆声ばかり。ところが、ひとりだけ型破りな老人が現われて……。黒田藩の総目付、十時半睡が珍事難事を巧みに裁く、連作シリーズ第2集。NHKでドラマ化もされた名作。武士の悩みは、サラリーマンの悩みと変わらない!

1988.11.08発売
決闘の辻 藤沢版新剣客伝
講談社文庫
死を賭して得た剣名、生を捨てて得た剣技、何人にも渡すわけにはいかぬ――宮本武蔵が、神子上典膳が、柳生宗矩が、はたまた諸岡一羽斎とその弟子たちが、さらには愛洲移香斎が、生死の狭間で駆け抜けた、荒涼とした決闘の辻!迫真の対決描写を通して、剣客たちの生きざまに迫る藤沢版剣豪小説短編集。