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2024.11.21発売
老いを読む 老いを書く
講談社現代新書
「老い本」(おいぼん)とは、人々の老後への不安と欲望にこたえるべく書かれた本のこと。
世界トップクラスの超高齢化社会である日本は、世界一の「老い本」大国でもある。
昭和史に残る名作から近年のベストセラーまで、「老後資金」「定年クライシス」「人生百年」「一人暮らし」「迫りくる死」などトピック別に老い本を厳選し、日本の老いの精神史を鮮やかに読み解いていく。
老いを満喫中の方も、予習中の方も、老後をメタに考えることができる本!
先人・達人たちは老後をいかに乗り切ったか?
<「はじめに」より>
老い本を書く側の充実という現象も見て取ることができる。老い本を欲している読者に本を供給するのは、高齢者の気持ちを十分に知っている、高齢当事者の著者達。老い本が売れるということを知った出版社も今、老い本の執筆を高齢著者にどんどん発注している。日本では出版不況が長く続いているが、老い本の界隈に限っては、熱いブームが続いているのだ。
この現象は、日本独特のものであるらしい。海外の出版事情に詳しい著作権代理店の版権担当者に聞けば、高齢化が進んでいる先進諸国において、日本のような老い本ブームは発生していないとのこと。
老い本ブームは、一過性のものではなかろう。日本では当分の間、高齢化率も平均寿命も高水準で推移することが予測されているのであり、老い本への需要もまた、高いままであり続けるに違いない。
老い本、および老い本の著者達を検証することによって、日本の高齢者、および高齢化の今と今後が見えてくるのではないか。
<目次>
はじめに 「老い本」大国ニッポン
第一章 老いの名作は老いない
一 迷惑をかけたくない──『楢山節考』
二 いつか、自分も──『恍惚の人』
三 マンガが見つめる孤独──『いじわるばあさん』
四 古典の老いと理想──『竹取物語』 『枕草子』 『徒然草』 『方丈記』
第二章 老いをどう生きるか
一 百歳の人間宣言
二 定年クライシス
三 六十代──老人界のフレッシュマン
四 「乙女老女」は未来志向
コラム 老い本ブームの先陣を切った二冊の「新しさ」
第三章 老いのライフスタイル
一 一人暮らし
二 おしゃれの伝承
三 おばあさんと料理
四 田舎への移住
コラム 高齢者の「迷惑恐怖」を煽る終活本
第四章 老いの重大問題
一 金は足りるのか
二 配偶者に先立たれる
三 「死」との向き合い方
四 老人と性
おわりに 老い本は不安と希望のしるし──ぴんころ地蔵と姨捨山を訪ねて
老い本年表

2024.11.21発売
現代日本人の法意識
講談社現代新書
日本を震撼させた衝撃の名著『絶望の裁判所』から10年
元エリート判事にして法学の権威が、日本人の法意識にひそむ「闇」を暴く!
本書は、書名から明らかなとおり、日本人に根付いている「日本人特有の法意識」をテーマとする。私は、裁判官として三十三年間に約一万件の民事訴訟事件を手がけるとともに、研究・執筆をも行い、さらに、純粋な学者に転身してからの約十三年間で、以上の経験、研究等に基づいた考察を深めてきた。この書物では、そうした経験をもつ者としての、理論と実務を踏まえた視点から、過去に行われてきた研究をも一つの参考にしつつ、「現代日本人の法意識」について、独自の、かつ多面的・重層的な分析を行ってみたいと考える。
法学者・元裁判官である私が、法律のプロフェッショナルですら満足に答えられないような曖昧模糊とした「法意識」に焦点を合わせた一般向けの書物を執筆したのは、日本固有の法意識、日本人の法意識こそ、私たち日本人を悩ませる種々の法的な問題を引き起こす元凶の一つにほかならないと考えるからだ。
そればかりではない。意識されないまま日本人の心理にべったりと張り付いた日本的法意識は、日本の政治・経済等各種のシステムを長期にわたってむしばんでいる停滞と膠着にも、深く関与している可能性がある。その意味では、本書は、「法意識」という側面から、日本社会の問題、ことに「その前近代的な部分やムラ社会的な部分がはらむ問題」を照らし出す試みでもある。
この書物で、私は、日本人の法意識について、それを論じることの意味とその歴史から始まり、共同親権や同性婚等の問題を含めての婚姻や離婚に関する法意識、死刑や冤罪の問題を含めての犯罪や刑罰に関する法意識、権利や契約に関する法意識、司法・裁判・裁判官に関する法意識、制度と政治に関する法意識、以上の基盤にある精神的風土といった広範で包括的な観点から、分析や考察を行う。
それは、私たち日本人の無意識下にある「法意識」に光を当てることによって、普段は意識することのない、日本と日本人に関する種々の根深い問題の存在、またその解決の端緒が見えてくると考えるからである。また、そのような探究から導き出される解答は、停滞と混迷が長く続いているにもかかわらずその打開策が見出せないでもがき苦しんでいる現代日本社会についての、一つの処方箋ともなりうると考えるからである。

2024.11.21発売
水の惑星「地球」 46億年の大循環から地球をみる
ブルーバックス
太陽系の中でも、液体の水をたたえた惑星は、現在地球だけである。地球という惑星の進化は、水のはたらきを抜きにしては語ることができない。地球の大きな特徴である生命の存在も、「水」に支えられている。また、水は地球の表層だけではなく、プレートテクトニクスと共に、地球の内部に取り込まれ、地質学的なスケールで大循環している。しかも今後、6億年で、海の水はすべて地球内部に吸収され、海は消失してしまうという。本書では、地球の歴史を振り返りながら、「水」が地球の環境のなかで、どのような働きをしているのか? を見ていきながら、私たちにとっても欠かせない「水」を地球規模のスケールで解説していく。
主な内容
第1章 原始海の誕生海の誕生
第2章 地球上で生命を育む水
第3章 地球表層での海の役割
第4章 地球内部での水の循環
第5章 地球内部へと吸収される海
第6章 海が消える日

2024.11.21発売
老いが逃げていく10の習慣 自律神経さえ整えばすべてうまくいく
◆自律神経は50歳を境に急激に衰える
自分の意志ではコントロールできない自律神経。生命活動の鍵を握っているだけでなく、毎日を幸せと感じるか、つまらないと感じるか、心の鍵も握っています。「自律神経の乱れは男性は30代、女性は40代から始まり、50歳を過ぎると、野生動物であれば自然界で生きられないレベルまで下がる」というのが、小林先生の持論です。
◆たった10の習慣で未来が変わる!
何もしなければ、乱れてしまう自律神経。本書では、自律神経の第一人者であるいつも若々しい小林先生が、ご自身が暮らしの中で実践していることを中心に、老け込まないコツを医学的視点から語っていただきます。たった10の習慣で未来を変えられるなら、やらない手はありません。
◆どんな後悔も失敗も、今ならリカバリーショットが打てる!
人間歳を重ねると、さまざまなことが複雑化して、失敗や後悔の一つや二つ、必ず抱えているもの。だからといって、あきらめるかどうかはまた別の問題。どんな出来事も捉え方次第。「私の人生も捨てたもんじゃないな」と必ず思える、毎日が楽しくなるヒントをお届けします。

2024.11.21発売
宇宙兄弟で英会話 It’s a piece of cake! 62パターンで英語を話す
小山宙哉先生が描くベストセラーコミック『宇宙兄弟』。
ムッタとヒビトの兄弟を中心に、宇宙を目指す仲間たちと
それを支える家族たちの絆を描いた人間ドラマが人気の作品です。
本企画では、そんな『宇宙兄弟』に登場する名言を中心に、
臨場感のある言葉を英語で言うとどうなるかを62シーンで紹介します。
そしてその表現から英会話でよく使うパターンを抽出し、
簡単にすぐに使える表現を学べる教材にしました。
宇宙兄弟ならではの名言や名シーンを題材に、
使える英語表現のパターンプラクティスを62パターン詰め込んだ
英会話本の登場です!
Chapter 1:Mutta & Hibito
六太と日々人の名言から英語を学ぶ
Chapter 2:Those Close To You
親しい人・家族の名言から英語を学ぶ
Chapter 3:Space Explorers
宇宙飛行士の名言から英語を学ぶ
Chapter 4:Supporters
仕事で関わる人の名言から英語を学ぶ
【英語の発音が聞ける!】
本書で取り上げたパターンプラクティスの音声は
パソコンやスマートフォン、タブレットで聞くことができます。
※無料音声データ配信は2029年11月以降、予告なく配信を終了させていただく場合がございます。

2024.11.21発売
ふしぎな図書館とクリスマス大決戦 ストーリーマスターズ6
何百年も生き残る世界のみんなの宝物。それは『世界の名作物語』。その物語をひとりじめしたがる魔物が、物語から大事なパーツを盗んでる! 大変大変、そのせいで物語が超つまらなくなっちゃった!!
物語から盗まれたものを探し出すのは、読んでいる「きみ」!
想像力がどんどん刺激されちゃうと大評判シリーズ、第6巻。舞台はクリスマス。
みんなが大好きなクリスマスに、魔王からとんでもないクリスマスプレゼント!
物語を守るために、魔王とあめのが住む「暴食城」にのりこんだストーリーマスターズたち。
でもその城では、魔王グライモンがとんでもないプレゼントを用意していて……!
危険な決戦に、こっそりしのびこんだ主人公たちは、クリスマスの名作たちにつかまって……!?
ディケンズ『クリスマスキャロル』、アンデルセン『もみの木』など、クリスマスの名作がいっぱい登場!
第3回「こどもの本総選挙」第1位『銭天堂シリーズ』の廣嶋玲子が贈る新シリーズ。
挿絵は、「鬼灯の冷徹」の江口夏実という豪華タッグが、世界の名作を紹介していく最強シリーズです。

2024.11.21発売
不完全性定理とはなにか 完全版 ゲーデルとチューリング 天才はなにを証明したのか
ブルーバックス
正しくても常に証明できるとはかぎらない。
ゲーデルの不完全性定理は、公理と推論規則から数学全体を導こうと考えていた、当時の数学界に衝撃を与えました。
チューリングは「決定問題」を考察するなかで、チューリング機械という仮想の計算機から「計算可能性と停止問題」に行き着きます。
2人は同じことを全く別の視点から証明したのです。この天才たちの思考の軌跡を、集合論、ロジックとその過程を考えながら楽しく読み解いていきたいと思います。
「そうですね……ゲーデルは、数学者が紙と鉛筆で証明をおこなうプロセスを厳密に考察しました。その結果、算数の計算ができるような理論があったとして、その理論の内部では証明できないことがある 、という結論に達しました。で、チューリングは、証明のかわりに計算の本質を追究した結果、無限ループに陥って計算が終わるかどうかわからない、いいかえると、計算できないことがある、という結論に達しました。どうです? 似てませんか?」(「プロローグ」より)
完全版 特別対談収録!
加藤文元×竹内 薫
不完全性定理――数学と哲学の交差点から

2024.11.20発売
沢口愛華フォトエッセイ 沢口生活
「ミスマガジン2018」でグランプリを獲得して以降、怒涛の勢いでグラビア界を席巻し、“令和のグラビアクイーン”として不動の地位を築き上げた沢口愛華。今夏には、連続ドラマ「サバエとヤッたら終わる」(TOKYO MX)で主演を務め、その演技が話題になるなど、活躍の幅を広げている。
約2年前、そんなグラビア界の女王に対して、“グラビア写真の掲載は一切なし”という衝撃のエッセイ連載を打診。華々しく始まった連載では、毎月テーマを変えながら彼女の日常を文字に落とし込んできた。そして、10月に発売された「B.L.T.2024年12月号」にて全25回の執筆を終え、この度「沢口愛華フォトエッセイ 沢口生活」として書籍化することが決定。書籍化に際し、新たに書き下ろしたエッセイのテーマは、“グラビア”。“沢口愛華”として過ごした6年間を振り返り、その時々の葛藤、変化、そこで出会った人々との繋がりを、赤裸々な言葉と共にまとめた。
さらには、現在の拠点・東京と、地元・名古屋との2部構成でのグラビアも掲載。東京編では、朝日が登る幻想的なシチュエーションの中、海辺を歩いたり、光の差すスタジオでカメラマンと真っ直ぐに向かい合い撮影するなど、水着グラビアで沢口愛華の真骨頂を魅せる。一方の名古屋編では、大好きな地元で“人生でやり残したこと”と本人が語った、成人式で着た振り袖での撮影や、地元定番の居酒屋でスタッフたちと語り合い、感情を露わにする姿、普段よりさらに肩の力の抜けた沢口を撮影するなど、それぞれのカメラマンが、沢口愛華の“現在地”を撮り下ろした。

2024.11.20発売
星読みで才能を見つける本 自分の知らない自分に出会える
『「風の時代」に自分を最適化する方法』が6万部突破の人気占星術士 yuji、3年ぶりの星の本!
「自分なんか何の才能もない」「やりたいことがわからない」
あなたはそう思い込んでいるかもしれないけれど、星は、あなた自身よりよく知ってます。
あなたの才能と財のありかを!
ーー占星術の考え方では、「才能がない人」は存在しません。
誰もが必ずいくつかの才能を持って生まれてきます。
あなたは自分の才能に気づき、それをちゃんと使えていますか?
生まれ持った才能やお金を稼げる領域は、あなたの星を読めばはっきりとわかります。
最近流行りの“自分が思う自分”を挙げていく診断は、自分の知っている範囲の情報しか出てきません。
でも占星術では、自分の知らない自分、気づいていない才能を見つけられるのがそれとは大きく異なるところ。
無料サイトで生年月日と出生時間、出生場所を入力するだけで出せる自分のホロスコープ(天体の配置図)をを見ながら、yujiのガイドで、あなたの中に眠る金脈を探しにいきましょう!
【この本でわかること】
・努力しなくてもできてしまうこと
・今は苦手に感じていても実は得意なこと
・あなたの財の源泉
・適性がある職業
・あなたに財をもたらすご縁
・人より圧倒的な才能がある領域
・社会で自分を役立てる方法 etc.

2024.11.20発売
テレビ東京アナウンサー田中瞳フォト&エッセイ「瞳のまにまに」
写真集・画集
テレビ東京の経済ニュース番組『WBS(ワールドビジネスサテライト)』や、バラエティ番組『モヤモヤさまぁ~ず2』で活躍中の、田中瞳アナウンサー初のフォト&エッセイが完成!
仕事や自身のことを綴った初のエッセイ、田中アナをよく知る豪華ゲストたちとの対談、テレビの仕事に励む様子を捉えた撮り下ろし写真などを収録。田中アナの等身大な姿がつまった一冊です。
【見どころ】
本書には、田中アナが5年間のアナウンサー生活で出会ったヒト、コト、モノにまつわる書き下ろしエッセイを20篇近く収録。
豪華ゲストたちと対談する中で、田中アナ本人でさえ自覚していない一面が明らかにされる「ヒト編」。テレビ東京を代表する経済ニュース番組『WBS』のフィールドキャスターとして放送に向かう様子ほか、『モヤさま』ロケの裏側や、『テレ東ミュージックフェス2024夏』の生放送に臨む様子を密着写真で紹介し、それらの仕事への思いを綴ったエッセイで構成される「コト編」。田中アナのパーソナルな趣味や思い出を本人が撮りだめた写真たちをまじえて紹介する「モノ編」。これら3つのパートを通して、田中アナのありのままの姿を綴ったものとなっている。
また、本書オリジナルの撮り下ろしフォトも収録。田中アナらしいナチュラルな表情はもちろん、モードな衣装に身を包んだ普段とは違う姿も必見だ。
【田中瞳アナ・コメント】
●フォト&エッセイを出版するにあたって
テレビ東京に入社して約5年半、我ながら濃厚な日々を過ごしてきたと思います。一方で、顧みることを忘れかけている自分に後ろめたさを感じてもいました。そんなときに書籍のお話をいただき、書き留めないと数年後には有耶無耶になってしまいそうだけれど、忘れたくない大切な気持ちや出来事を掬い取るように綴ってみました。
●見どころ
あらゆる角度から見た私について対談形式でまとめたページがあります。いつでも俯瞰の眼を持つように気をつけているのですが、自分でも認知しきれていない自分の要素が、親しい人たちにはドバドバ漏れていることが分かりました。見事に丸裸にされてお手上げ状態です。恥ずかしいけれど見てみてください。また、素晴らしいチームで撮影した写真はとても美しい仕上がりで、おかげで自分のことが前より少しだけ好きになりました。
●読者の皆さんへのメッセージ
いつもテレビ東京をご覧いただきありがとうございます。テレビでは長々と自分の話をしたり考えを主張したりしませんが、この一冊を通じてアナウンサーも人間なのだな、という当たり前のことが伝わることを願います。ここまでハードルを上げ過ぎてしまいました。やはり、なにも期待せずにページをめくってください。

2024.11.20発売
猫弁と奇跡の子
文芸(単行本)
冴えない容貌、天才的な頭脳、人の幸せを第一に考える稀代のお人好し弁護士、百瀬太郎。大福亜子と入籍を果たし、まだ式は挙げられていないものの、結婚生活にも少しずつ慣れてきた、そんな時。福引きの一等賞で、とんでもない「景品」をもらったという相談が――。
いつもより、事件も謎も、喜びも驚きも、超特盛!
累計53万部突破!の大人気シリーズ「猫弁」、第2シーズンここに完結!
婚約から三年かかってやっと入籍した百瀬と大福亜子。
しかしまだ、結婚式を挙げられていなかった。
ある日、亜子の勤め先、ナイス結婚相談所に思わぬ客が訪れる。
百瀬法律事務所の事務員、仁科七重だった。
亜子にしか叶えることのできない「願い」があるらしい。
百瀬は、ひなた商店街の野原鮎太の相談を受けていた。
福引きで当たった一等賞の「景品」。
そのせいで、夫婦の間に亀裂が走ったそうだ。
次から次へと迫り来る事件を、百瀬は乗り越えられるのか?
シーズン2、感動の完結編、いよいよ開幕!
第1シーズン
『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』
『猫弁と透明人間』
『猫弁と指輪物語』
『猫弁と少女探偵』
『猫弁と魔女裁判』
第2シーズン
『猫弁と星の王子』
『猫弁と鉄の女』
『猫弁と幽霊屋敷』
『猫弁と狼少女』
『猫弁と奇跡の子』(本作)

2024.11.20発売
小説
文芸(単行本)
2025年本屋大賞第3位
「キノベス!2025」第3位
『ダ・ヴィンチ』(2025年2月号)今月の絶対外さないプラチナ本!
第8回ほんタメ文学賞2024年下半期あかりん部門受賞!
「物語に救われ、読書に呪われた」
君はなぜ、小説を読むのか?
小説って楽しいし、小説ってなんだろうと考えさせられもした。この気持ちを読んだ人と共有したい。――凪良ゆう
髭先生、いいよね!ーー森見登美彦
「なぜ小説を読むのか?」の答えは小説好きも小説嫌いも頷かざる者あらんやというほど見事。――青崎有吾
読者を唖然とさせる飛躍とどんでん返しが待っていて、「小説」の意味を痛切に問い直す。――小川哲
この物語は、ストレートな小説賛歌である。――斜線堂有紀
何もかも投げ出して小説に没頭するうしろめたさを知るすべての人に捧げたい傑作。――大森望
小説を愛するすべての人に届くべき作品。――けんご
【あらすじ】
五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。
一二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会い、二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。
そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。
しかし、その屋敷にはある秘密があった。
読むだけじゃ駄目なのか。
それでも小説を読む。
小説を読む。
読む。
宇宙のすべてが小説に集まる。

2024.11.20発売
ちいかわ総復習ドリル 小学2年生
★1日15分で2年生の算数と国語の総復習!
ちいかわのイラストが盛りだくさんで、楽しく勉強ができる。
算数と国語がそれぞれ全20回ずつで完璧に!
★シールやポスターつき!
総仕上げポスターにシールを貼って、勉強管理。
漢字ポスターとアルファベットポスターで3年生のさきどり!

2024.11.20発売
ちいかわ総復習ドリル 小学1年生
★1日15分で1年生の算数と国語の総復習!
ちいかわのイラストが盛りだくさんで、楽しく勉強ができる。
算数と国語がそれぞれ全20回ずつで完璧に!
★シールやポスターつき!
総仕上げポスターにシールを貼って、勉強管理。
漢字ポスターとかけ算九九ポスターで2年生のさきどり!

2024.11.20発売
代表作でわかる浮世絵BOX
講談社ARTピース
浮世絵は、江戸時代に江戸を中心として生まれた美術で、いまも世界中で高い人気を誇ります。その著名な絵師55人について、代表作を中心に紹介し、コンパクトに解説しました。絶対に知っておきたい浮世絵絵師と、その代表作が、まるわかりの一冊です。
■本書で紹介する浮世絵絵師
○前期
菱川師宣、鳥居清信、鳥居清倍、懐月堂安度、宮川長春、奥村政信、西村重長、石川豊信、鳥居清満
○中期
鈴木春信、歌川豊春、礒田湖龍斎、一筆斎文調、鳥居清長、北尾重政、北尾政演、窪俊満、鍬形恵斎、勝川春章、東洲斎写楽、歌川豊国、歌川豊広、歌川国政、喜多川歌麿、鳥文斎栄之
○後期
葛飾北斎、葛飾応為、昇亭北寿、歌川国虎、菊川英山、溪斎英泉、歌川国貞、歌川広重、歌川国芳、歌川芳艶、歌泡芳藤、歌川芳虎、歌川芳員、歌川貞秀、歌川広景、
○近代
月岡芳年、落合芳幾、河鍋暁斎、豊原国周、三代歌川広重、楊洲周延、水野年方、小林清親、井上安治、小倉柳村、小原古邨(祥邨)、橋口五葉、川瀬巴水、伊東深水、吉田博
■本書で紹介するおもな絵師の代表作
菱川師宣『見返り美人図』
菱川師宣『衝立のかげ』
奥村政信『足袋の紐』
鈴木春信『夜の梅』
喜多川歌麿『歌撰恋之部 物思恋』
葛飾北斎『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』
歌川広重『名所江戸百景 亀戸梅屋舗』
歌川国芳『猫と遊ぶ娘 団扇絵判錦絵』
月岡芳年『大日本名将鑑 神武天皇』
川瀬巴水『東京十二題 こま形河岸』
■コラム
春信のドラマ性
出版プロデューサー・蔦屋重三郎
寛政三美人と浮世絵
■執筆
赤木美智、日野原健司、渡邉晃(太田記念美術館)

2024.11.20発売
箱庭クロニクル
文芸(単行本)
『嘘つき姫』で鮮烈デビュー、2作目『海岸通り』で芥川賞候補。
ファンタジックな世界観と異国情緒ただよう文体で読者を魅了する、2024年最大の新人が、文芸界に風穴を開ける。
次世代の「本物」を探すみなさま、この「才能」を、見つけてください。
~~~~~~
手のひらのミクロコスモス。地獄の口に何度でも出くわす人生、でも私だけの天国に続く糸も確かに光り、ここにある。この物語の中に。
ーー 一穂ミチ
とびきり美しい物語群の中に暗さや裏切りがあって、人間の光と影を同時に見せてくる…才能って“これ”のことね!?
ーー佐伯ポインティ
孤立と連帯のあわいを揺れる不器用な人間の心。その迷宮の出口は、意外なところに開いている。
ーー千街晶之
注目作家の変幻自在っぷりが炸裂。一編一編異なる魂を持つ、驚異的な短編集。
ーー瀧井朝世
坂崎さんの紡ぐ、宝石箱がきらめくような言葉づかいに、もう、夢中です!!!
ーー三宅香帆
~~~~~~
★収録作品★
「ベルを鳴らして」(日本推理作家協会賞短編部門受賞作)
そこにひとつの戯画がある。家一軒ほどの大きさのタイプライターだ。
「イン・ザ・ヘブン」
地獄はどこにでもある。内とか外とか関係ない。
「名前をつけてやる」
これは「バッグ・クロージャ―」これは「ランチャーム」これは「ポイ」
「あしながおばさん」
拝啓 盛夏の候、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
「あたたかくもやわらかくもないそれ」
ゾンビは治る。マツモトキヨシに薬が売ってる。
「渦とコリオリ」
水流は左に渦を巻いている。
邦文タイピストの少女がついた歴史を変える嘘や、禁書運動家の母親を持つ少女の始祖サンドで繋がれた絆、流行り病「ゾンビ」で親友を亡くした女性の不思議な一晩etc.
人生ベストの一編が、ここに。

2024.11.20発売
山の学校 キツネのとしょいいん
としょいいんは、かし出しカードについているバーコードを、ピッとよみとります。
ある日キツネの子が、その、ことりの声みたいな「ピッ」をやってみたいとやってきて……
山のふもとの全校生徒18人のえのき小学校のししょのかえでさんと子どもたちとキツネのリン君の心温まるお話。
高橋和枝さんのかわいい挿絵がすべての見開きに入っています。
*小学校初級から(1年生からひとりで読める)
<レビューから>
・とってもステキでかわいらしいお話。窓から耳だけ、手だけだしている絵のたくみさ、そしてちゃんと手足をふいてもらって中に入るところの丁寧さ、子どもたち、先生たちの心豊かさにしびれました! 最後の流れに大満足。高橋さんのイラストの素晴らしさといったら!
・絵本から童話に移行する子どもたちにとってもオススメ。図書館を使う子どもたちが「わかる! わかる!」と情景を浮かべられる内容。
・読み聞かせをしてあげたい本に出会う事ができた。
・心が温かくなる。かえでさんのように優しい司書になりたい。
・この秋、図書館の人気をひとり占めしそう。各館1冊では争奪戦必至ですね。
・読みやすい分量ながら、続きはどうなるんだろう? と思わせる展開。読書の入り口に立った小学生の子に、絵本から本格的な活字のよみものへの橋渡しとして手渡したくなる。この本が多くの子の読書の扉を開いてくれますように。
・図書委員になりたい子の中には、結構な割合で「ピッ」てしたいのが理由…という子が居ますよ。このキツネちゃんはピッの音が小鳥に似ているからなんて! そんな事、考えたことなかったよ。
・図書館の魅力が存分に。みんな図書館に行きたくなるだろうなと思う。
・子どもたちとリンくんが再会したとき、それぞれの図書館で勉強したことを教え合えることが出来たらとても楽しい時間になるでしょう。
・小学校低学年に。読みやすくて、本や図書室にも親しみがもてる良書。大人が読んでも癒されます。続編もあるといいな。
・司書さんも、図書委員の子もかわいくステキ。優しい気持ちにしてくれる。
・穏やかで温かさに満ちていて素敵。絵もかわいく癒された。短い中にも出会いと別れがあって、でもこれからも仲良しで続いていくんだなと思わせる。
・あるべき姿に戻っていくところがよかった。
・やさしさとあたたかさが絵柄にも文章にも。ただかわいい、やさしい気持ちになる、というだけではなく、豊かなつながりが絆を生み、いい循環を生み出していくことを教えてくれる。

2024.11.20発売
なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか? 夫婦関係を改善する「伝え方」教室
講談社+α新書
無自覚に、ついやってしまっていませんか?
熟年離婚アラート! 4万件のトラブルを解決してきた離婚カウンセラーが説く実践的ノウハウ!
・ムカつかせないLINEの書き方
・相手をイラつかせる30ワードの「言い換えリスト」
・長続きするカップルの「KISSの法則」
・愛される人がやっている「5Sの法則」
・必須なのはこの「7つのコミュニケーション」
目次より抜粋
・「15分に一度ジュースを飲みに来る夫」が許せない
・「食洗器の音がうるさい」で離婚
・大事なLINEは必ず「下書きする」
・「妻がユーチューブを見てヨガ」で離婚相談
・「ヘッドホン持って帰るね」で夫が激怒
・「アジフライが食べたい」で不倫した夫
・「旦那デスノート」も役に立つ理由
・「前置き」するだけで大違い
・絶対に言ってはいけない一言
・「言ってくれればやったのに」は言わないほうがいい
・「いまやろうと思ってた」は余計
・無関心がにじみ出ている「好きにすれば」
・「そっちこそやってないよね」でバトル不可避

2024.11.19発売
昭和&平成の国産絶版車 珠玉の名車試乗&レポート
ベストカー本誌で連載中の「絶版車劇場」を1冊にまとめたのが本書。“ケンメリ”&“ハコスカ”スカイラインGT-R、いすゞ117クーペ、初代NSXタイプR、初代サバンナRX-7など、今では走行可能な個体を見つけることがなかなか難しくなってきている昭和と平成の時代を駆け抜けた貴重な国産絶版モデルが勢揃い! しかもすべての車種に実際に試乗してインプレッションをお届け! 国産絶版車の永久保存本です

2024.11.19発売
桜の下で君と 特攻隊の真実を伝えるお笑い芸人の物語
"お笑い芸人のアップダウン・竹森巧がライフワークとして取り組む「戦争の悲劇を伝える活動」。より多くの人たち、特に若年層に「戦争や特攻隊の悲劇」を伝えるために、竹森はあえてお笑いの要素もふんだんに交えた二人芝居「桜の下で君と」を制作した。「戦争の悲劇をお笑いで描くだと?」。周囲からは当然のように反対された。しかし、竹森は諦めなかった。舞台「桜の下で君と」の出演は竹森と相方の阿部浩貴の二人のみ。お笑いはもちろん、定評のある歌唱力も存分に駆使して、かたいテーマながらも飽きのこない内容に仕上がり、中高生や20~30代の社会を中心に支持を広げていった。現在は二人の出身地の北海道の学校や公民館を中心に上演を行っているが、北海道以外の地方都市からも公演の依頼が舞い込むようになった。
2025年には終戦80年を迎える日本。一見、平和に包まれているように感じるが、海外ではロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ侵攻など戦争の悲劇は繰り返されている。
この戦争の悲劇を他人事ではなく、「自分事」として感じるためには、まずは自国の歴史を客観的に捉える必要があることは、誰しもが感じていることだ。
本書では、舞台「桜の下で君と」が生まれる過程を本人の証言で綴っていく。そこには、お笑い芸人の枠にとどまらず、「戦争の悲劇を一人でも多くの日本人に知ってほしい」という竹森の真摯な男の姿があったのだ。"