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論文のレトリック
1983.06.08発売
論文のレトリック
著:沢田 昭夫
講談社学術文庫
本書は、論文を書くことはレトリックの問題であるという視点から、構造的な論文構成の戦略論と、でき上がるまでのプロセスをレトリックとして重視しつつ論文の具体的なまとめ方を教授した書き下ろし。
死体が飲んだ水
1983.05.31発売
死体が飲んだ水
著:島田 荘司
講談社ノベルス
札幌の実業家・赤渡雄造は、結婚記念日の前日、バラバラ死体となって妻の待つ自宅に送り届けられてきた。鑑識の結果、死因は溺死、殺害場所は千葉県銚子付近と特定される。しかし、牛越刑事がようやく追いつめた容疑者には、鉄壁のアリバイがあった。牛越は何度も時刻表と取り組むが……。大型推理新人の長編第3弾!
人はなぜ悩むのか
1983.05.19発売
人はなぜ悩むのか
著:岩井 寛,装丁:杉浦 康平,装丁:海保 透
講談社現代新書
孤独と不安、病気や死への恐れ、劣等感、挫折感、複雑な人間関係のなかでの葛藤、親と子の確執、愛にまつわる苦しみ……。人は誰でも心の底に、さまざまな悩みをかこちながら生きている。神経症や心身症などの原因ともなる悩みを、逆に、よりよく生きるためのバネとするには、どう対処すればよいのか。本書は、苦悩の本態をさぐり出し、それを正しくうけとめ克服する方途を、豊富な臨床例にもとづきアドバイスする。 愛の悩み――神経症の人が結婚相手を選ぶことに不安を感じるのは、それによって、相手をひきうけるという重荷に耐えなければならなくなるからである。そして将来に対しての予期不安に悩まされるからである。だが、人間の営みにおいて、悩みを伴わない喜びはほとんど存在しない。したがって、愛の完結を求めようとするならば、同時に苦しみをもひきうける覚悟が必要になるのである。その決意と行動があってこそ“おとなの愛”が求められる。その苦悩の行く手に真の悦びが待っているのである。――本書より
てのひら島はどこにある
1983.05.12発売
てのひら島はどこにある
著:佐藤 さとる
ムーミン谷の仲間たち
1983.05.11発売
ムーミン谷の仲間たち
著:トーベ・ヤンソン,訳:山室 静
青い鳥文庫
すてきなムーミン一家を中心に、ムーミン谷にすむ仲間たちを紹介しましょう。ムーミントロールの親友で詩人のスナフキン。空想力ゆたかなホムサ、すがたが見えなくなった女の子ニンニ、おくびょうでなきむしのスニフ……。トーベ・ヤンソンが愛情をこめてえがく楽しいファンタジーです。
戻り川心中
1983.05.09発売
戻り川心中
著:連城 三紀彦
講談社文庫
大正歌壇の寵児・苑田岳葉は2度の心中未遂事件で2人の女を死なせ、その情死行を歌に遺して自害する。女たちを死なせてまで岳葉が求めたものとは?滅びの歌に秘められた男の野望と道連れにされる女の哀れを耽美に描く秀作「戻り川心中」(日本推理作家協会賞受賞)他、花にまつわるミステリー4編。
怨霊孕む
1983.05.09発売
怨霊孕む
著:西村 寿行,解説:小田 光雄,装丁:菊地 信義,装画:南 正雄
講談社文庫
乱に明け乱に暮れる南北朝末期、南朝に味方して敗れた熊谷義直の一党は伊那谷を急襲した。残虐非道の限りを尽くし、近郷を斬り従えるしか、彼らが生きのびる道はない。だが、奪い取り、妻に直した女が山伏に犯されたとき、義直の心に狂気が宿った。――当代の鬼才西村寿行が放つ、初の長編時代伝奇ロマン。
風花のひと
1983.05.09発売
風花のひと
著:五木 寛之,解説:有吉 岬
講談社文庫
わたしと結婚にしたいなら、あの女と寝てみせて──奈見子が提案した。一介の自動車セールスマンでは納まらない裕也の野望に火がつき、世界がぐるっと廻りはじめる。奈見子は地方財界の大物の1人娘、あの女は金沢そのもののような由佳。風花舞う街に若い野心がたぎり、新旧の愛が息づくハード・ロマネスク。
原田泰治の世界第1集 春・夏
1983.05.06発売
原田泰治の世界第1集 春・夏
著:原田 泰治
日本のふる里を描く 原田泰治素朴画の世界 1982年春・夏 朝日新聞・日曜版に発表した作品
日本童話宝石集(二)日本の神話と十大昔話
1983.05.06発売
日本童話宝石集(二)日本の神話と十大昔話
著:楠山 正雄
講談社学術文庫
記紀神話にもとづく、神と人間の交流の中に生まれた不思議なロマンを秘めた物語の数々は、日本人のこころの基層で息づいている。十大昔話は、誰もが一度は聞き、子供たちにも語り伝えたい心暖まる日本昔話代表作を厳選して収録している。本書のお話しは、すべて読みやすい形で、著者・楠山正雄が再話したものである。日本人のこころのふるさとがここにある。
織田信長
1983.04.26発売
織田信長
著:鈴木 俊平
あばれん坊の吉法師が、やがて天下一の武将となり、本能寺でその短い生涯をとじた波乱の生きざまを、みごとに描いた信長伝。なにごとにも思いっきりぶつかっていった熱血の武将の姿を、生き生きと再現。
名なしの童子
1983.04.12発売
名なしの童子
著:佐藤 さとる
物理を勉強しなおす本
1983.04.11発売
物理を勉強しなおす本
著:萩原 茂男,著:大沢 健郎,著:西山 保子
高校で一度は物理を勉強したはずだがという読者のために、物理のバックボーンを太く明確に貫いた入門書。エネルギー保存則を軸とし、数式の意味をできるだけ図解して、物理以外の学生にも十分理解できるよう配慮した。
死の彼方までも
1983.04.08発売
死の彼方までも
著:三浦 綾子,解説:水谷 昭夫,装丁:菊地 信義,装丁:川田 幹
講談社文庫
愛とはかくも、もろいものだったのか。死病の床で夫の先妻利加(りか)が口にした1つのウソが、順子(じゅんこ)を疑惑の底へとつきおとした。夫への愛と信頼がくずれてゆく。幸せはもう取り戻しようもない。……表題作のほかに、「赤い帽子」等3編を収録。底知れず弱い人間の姿を、愛憎と死の局面から正視する力作中・短編集。
ポプリの詩
1983.04.07発売
ポプリの詩
著:熊井 明子
花や葉や実など、自然の贈り物でつづるポプリの詩。さまざまなポプリとその香る仲間たちがたくさん登場します。詳しい作り方も載せました。日本ではじめてポプリを紹介した、著者ならではの作品がいっぱい。さあ、ご一緒にポプリを作りましょう。
掘って掘ってまた掘って
1983.03.28発売
掘って掘ってまた掘って
作:野尻湖発掘調査団,絵:伊東 章夫
ノーベル
1983.03.28発売
ノーベル
著:大野 進
ダイナマイトを発明した科学者のノーベルは、地球上から戦争をなくしたいと熱望する平和を愛する人でした。そして、ノーベル賞がなぜもうけられたか、そのノーベルの愛と勇気の生涯を感動的に再現した傑作。
小説―いかに読み、いかに書くか
1983.03.18発売
小説―いかに読み、いかに書くか
著:後藤 明生,装丁:杉浦 康平,装丁:鈴木 一誌
講談社現代新書
人は、さまざまな体験や感動をもっている。それを小説にまとめあげられたら、どんなにうれしいことだろう。小説を読むのも、そこに共感する自己の投影をみるからであり、同時に、書く方法がわかれば、小説にしてみたいと、だれしも思う。本書は、日本の名作をとりあげ、読むことを通して、心理描写、文章表現のコツをつかみ、小説の発想を汲みあげる。 小説を書くために──小説は最終的には、あくまでも個人的なものだ。実際、才能や個性は一般化できない。たとえばドストエフスキーの才能、個性は普遍化できない。しかし、ここにそのドストエフスキーの次のような言葉がある。「われわれは皆ゴーゴリの『外套』から出てきた」つまり文学修業において、西欧先進国の文学に読みふけった彼が、いざ自分で小説を書こうとしたときには、やはりゴーゴリから、出発せざるを得なかったのである。自分たちの先輩によって書かれた作品の方法を、読みとると同時に、それを、いかに自分流に「変形」「発展」させるか、そこに、ドストエフスキーの小説家としての正統な文学的戦いがあった。──本文より
現代天文学小事典
1983.03.18発売
現代天文学小事典
監:高倉 達雄,装丁:プラスビー
ブルーバックス
本書の特色 ●現代天文学を12章に分け、ほぼ全般を解説している。 ●各章独立に読み進むことができる読物形式の新しい天文学事典。 ●それぞれの分野の第1線で現在活躍中の研究者が、天文学の最近のめざましい進展に重点をおいて執筆。 ●通読すれば地球から宇宙全般にわたる最新の宇宙像が得られる。 ●さくいんを利用すれば用語辞典としても利用できる。 ●付録として、天文学の背景となる物理理論をも解説。
しりたがりやのこぶたとうさぎ
1983.03.16発売
しりたがりやのこぶたとうさぎ
文:小沢 正,絵:佐々木 マキ
講談社の絵本