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長崎ロシア遊女館
1982.11.15発売
長崎ロシア遊女館
著:渡辺 淳一
講談社文庫
学問のため全裸の妻を人前で人体実験に供する医師了善、師の破門をも恐れずに未知の分野である人体解剖の彩色図を描きつづける絵師甚平、長崎ではじめて外国人に接して驚く遊女たちの哀歓。とり憑かれた情熱をもって、幕末から明治への時代の夜明けを生きた男女の歴史秘話5編を収録。吉川英治文学賞受賞。
プロフェッショナルの条件
1982.11.15発売
プロフェッショナルの条件
著:城山 三郎,装丁:亀倉 雄策,装丁:菊地 信義,装画:山内
講談社文庫
バーバパパのプレゼント
1982.11.15発売
バーバパパのプレゼント
著:A・チゾン,著:T・テイラ-,訳:山下 明生
講談社の絵本
バーバ一家と南の国の鳥との心温まる話 バーバパパ一家へのクリスマスプレゼントは、南の国の鳥でした。寒いのが大のにがてのその鳥のために、みんなは家の中を暖めるのに大さわぎしますが……。
量子場を学ぶための場の解析力学入門
1982.11.09発売
量子場を学ぶための場の解析力学入門
著:高橋 康
量子力学を一応学んだ学生が、場の量子論や、非常に多くの自由度をもった多体問題に進む場合に遭遇するギャップを埋める平易で適確な手引書。場の理論の権威である著者が、基礎的な概念から懇切ていねいに解説した。
古今和歌集(二)
1982.11.08発売
古今和歌集(二)
その他:久曽神 昇
講談社学術文庫
古今集は勅撰二十一代集の嚆矢であり、それ以後の勅撰集・私撰集の規範となった。平安時代の最も優れた歌一千余首を精選分類したもので、歌を通して平安貴族の情趣的生活を窺い知ることができる。
斜め屋敷の犯罪
1982.10.29発売
斜め屋敷の犯罪
著:島田 荘司
講談社ノベルス
北海道のさいはて、オホーツク海を見下ろす崖の上に、斜めに傾けて建てられた奇妙な西洋館があった。クリスマスの夜、この「流氷館」の当主・浜本幸三郎は、客を招待してパーティを開く。そこで起きた血の惨劇、しかも事件は恐怖の密室連続殺人に発展する……。後に多くの追随者を生んだ、本格推理の破天荒な名作。
マルコ=ポーロ
1982.10.27発売
マルコ=ポーロ
著:保永 貞夫
イタリアの少年マルコは父やおじとともに、かわききった高原をこえ、やけるようなさばくをよこぎり、未知の世界「東洋」へ苦難の旅をつづけた……はじめて西洋と東洋をむすんだ大旅行家マルコ・ポーロの物語。
やまのおみやげ
1982.10.20発売
やまのおみやげ
著:原田 泰治
黒い鯱
1982.10.18発売
黒い鯱
著:西村 寿行,装丁:亀倉 雄策,装画:南 正雄
講談社文庫
連続予告殺人事件発生。犯人グループの手口は大胆かつ残虐をきわめた。彼らの目的は仙石軍団の打倒と地位の略奪にあるらしい。みずからも殺人予告状を受け取るはめに陥った時宗首相は、仙石文蔵に殺人者“黒い鯱”の殺害を頼んだ――物語は遠い過去の怨念に及び、黒い鯱と仙石軍団の苛烈な死闘が始まる。
宇宙の運命
1982.10.18発売
宇宙の運命
著:R・モリス,その他:湯浅 学,装丁:市川 英夫,装画:山田 義則
ブルーバックス
この宇宙は開いているか、閉じているか? もしも宇宙が開いていれば、現在の膨張は永久に続くだろうし、もし閉じていれば、宇宙はふたたび収縮に転ずるだろう。現代の宇宙物理学は、宇宙の開閉を決める物質密度は開・閉すれすれのところにあるというが、それだからこそ、この宇宙に生命が存在できる。もしも密度がもっと濃くても、あるいはもっと薄くても、われわれは存在しえないのだ。まことに幸運な一致というほかはない。
クリスマスってなあに
1982.10.14発売
クリスマスってなあに
著:D・ブル-ナ,訳:舟崎 靖子
講談社の絵本
ブルーナの子どものためのクリスマス絵本。 星にみちびかれて、東方の3博士の旅がはじまります。イエス・キリストの誕生の物語を通して、クリスマスのほんとうの意味をやさしく伝える絵本です。 Illustrations Dick Bruna (C) copyright Mercis bv,1953-2006 www.miffy.com
羊をめぐる冒険
1982.10.13発売
羊をめぐる冒険
著:村上 春樹
文芸(単行本)
野間文芸新人賞受賞 1982年秋 僕たちの旅は終わる すべてを失った僕のラスト・アドベンチャー 1979年 風の歌を聴け 1980年 1973年のピンボール そして、1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった消印は1978年5月──北海道発
かぜのでんしゃ
1982.10.12発売
かぜのでんしゃ
文・絵:谷内 こうた
講談社の絵本
黄色い牙
1982.10.08発売
黄色い牙
著:志茂田 景樹
講談社文庫
赤い鯱
1982.10.08発売
赤い鯱
著:西村 寿行,装丁:亀倉 雄策,装画:南 正雄
講談社文庫
リーダーは仙石文蔵、情報諜報係は天星清八、物資調達係は十樹吾一、科学技術係は関根十郎。彼らスーパー軍団のもとへ米国国防総省より、赤い国の超新鋭原子力潜水艦“赤い鯱”生捕りの依頼があった。報酬は5千億円。4人は直ちに行動に移った――命知らずの超人の痛快なアクションを描く代表作第1弾。
白い鯱
1982.10.07発売
白い鯱
著:西村 寿行,装丁:亀倉 雄策,装画:南 正雄
講談社文庫
保守党の大長老、日本の黒幕槐島(けじま)佐吉は、過去に赤い国と、ある密約を結んでその地位を築いた男だ。密約の正体を知るのは反体制作家のイワン。時宗首相の依頼を受け、仙石軍団はイワン救出に乗り出す。一方、KGBは仙石らの愛妾を人質として仙石軍団をシベリアに誘き出し、超人4人の皆殺しを策す……。
養生訓
1982.10.06発売
養生訓
著:貝原 益軒,訳:伊藤 友信
講談社学術文庫
養生の術は、先わが身をそこなふ物を去べし。身をそこなふ物は、内慾と外邪となり。内慾とは飲食の慾、好色の慾、唾の慾、言語をほしいまゝにするの慾と喜怒憂思悲恐驚の七情の慾を云。外邪とは天の四気なり。風寒暑湿を云(いう)。内慾をこらゑてすくなくし、外邪をおそれてふせぐ、是を以(もって)元気をそこなはず、病なくして天年を永くたもつべし。(『養生訓』巻第1・総論上「内なる慾望と外なる邪気」より)
徳川家康
1982.09.27発売
徳川家康
著:松本 清張
おさないころ、母に生きわかれ、人質として他国で苦労した家康は、豊臣家をほろぼして、江戸幕府300年のいしずえをきずいた。戦国の名将で、すぐれた政治家でもある家康の生涯を、巨匠があざやかに描く。
生命あるすべてのものに
1982.09.17発売
生命あるすべてのものに
著:マザー・テレサ,監・訳:カトリック広報室
講談社現代新書
永遠に伝えたいマザー・テレサ。心にひびく愛のことば。 マザー・テレサは語りかける。力強くシンプルな言葉で、微笑みを絶やすことなく。一片のパンも、ひとかけらの愛もなく、飢え、死んでゆく人びと。生まれる前に愛をはぎとられ、死んでゆく多くの胎児たち。マザーは、この世界にみちみちている貧しさと心の飢えに、身を挺して愛を注ぎこむ、現代の聖母マリアである。自身の祈りの言葉を織りまぜつつ、母と子、学生を中心に、全世代の人びとに生命の尊さを訴えた来日講演録。英文原文付載、10ポ活字使用。 傷つくまで愛せよ――私たちは傷つくまで愛さねばなりません。 あるヒンズー教徒の4歳の子どもが、マザー・テレサは自分の子どもたちに与える砂糖を切らしていることを聞きました。カルカッタで一時砂糖がなくて困ったことがあったのです。その子どもは、これを聞くと両親に話しました。「3日間、お砂糖を食べないよ。ぼくのお砂糖をマザー・テレサにあげるの。」この幼い子どもは大きな愛で愛したのです。なぜなら傷つくまで愛したからです。そして、この子は私にどのように愛するかも教えてくれました。いくら与えたかではなく、与えることにどれだけの愛を注いだか、であると。――本文より
俳句を味わう
1982.09.17発売
俳句を味わう
著:鷹羽 狩行,装丁:杉浦 康平,装丁:海保 透
講談社現代新書
俳句とは、わずか17音の短いしらべに托し、瞬間の感動を永遠のものとする日本独特の詩型である。伝統としてしみわたった季節感のおかげで、専門俳人でなくとも、すぐれた味わい深い作品を生むことができる。入門者にとっては、一語一語にこめられた秀句をこまかく掘り下げて読むことが、上達のための第1歩。味わうことより、何をどう見るか、何をどう掴むかがわかり、それがそのまま読んだ人の身につくのである。本書は、現代の今、日本のここに生きる人びとの秀句500を題材に、四季を時候・生活・天文などに分類した“俳句鑑賞歳時記”である。