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文芸の哲学的基礎
1978.08.08発売
文芸の哲学的基礎
著:夏目 漱石,解説:瀬沼 茂樹,その他:蟹江 征治,装丁:相葉 和子,レイアウト:志賀 紀子
講談社学術文庫
本書は、夏目漱石が明治40年と41年に行なった2つの講演、「文芸の哲学的基礎」と「創作家の態度」を収める。いずれも有名な『文学論』の、いわば序論とも各論とも考えられる講演で、文学の理論と歴史を哲学的に、心理学的に根本から究明している。特に真・善・美・壮の文学の4種の理想を論じつつ、4者の価値が平等であることを強調し、真のみを重視する自然主義の文学を批判する。漱石文学理解の要ともいえる重要な講演集である。
チベット旅行記(3)
1978.08.08発売
チベット旅行記(3)
著:河口 慧海
講談社学術文庫
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この巻では、サラ潜入を遂げた慧海師がチベット人を名乗り医者として大活躍する。ついに法王に召出される程になり、盛名がますます上る。
蝶たちは今…
1978.07.28発売
蝶たちは今…
著:日下 圭介,解説:権田 萬治
講談社文庫
日本人の人生観
1978.07.07発売
日本人の人生観
著:山本 七平
講談社学術文庫
戦後30数年を経た今日、外部の何ものかによって生き方が決定され、人々は敷かれたレールの上を走っておればよい時代は終ったはずである。しかし日本人は依然として画一的な生涯をめざす傾向から脱け出せないでいる。その背景には、われわれ日本人が無意識の内に従っている或る種の共通の人生観があるのではなかろうか。本書は、そういう「日本人の伝統的な人生観」を再把握し、新しい生き方への出発点を示すことを目標としている。
チベット旅行記(2)
1978.07.07発売
チベット旅行記(2)
著:河口 慧海
講談社学術文庫
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この第二巻では、チベット国境を越えた慧海が、厳重な警備の眼を避けながらチベット第二の都シカチェを経てラサに至るまでが述べられる。
くまの子ウーフ
1978.06.28発売
くまの子ウーフ
著:神沢 利子,解説:山下 明生,装丁:亀倉 雄策,装画・その他:井上 洋介
講談社文庫
新西遊記(下)
1978.06.27発売
新西遊記(下)
著:陳 舜臣
講談社文庫
三蔵法師が天竺まで経典を授かりに行く途中、様々な苦難に会い、それを孫悟空や猪八戒らが助けるのが「西遊記」だが、本書はそのコースを著者が実際に旅し、中国大陸の当時の政治事情や風俗を解説する、古典文学と現代中国とを心象風景によって結合させた「西遊記」現代版解釈。中国文学に造形深い著者の好著。〈上下 全二巻〉
新西遊記(上)
1978.06.27発売
新西遊記(上)
著:陳 舜臣,その他:亀倉 雄策,装丁:原田 維夫
講談社文庫
少年伝記 野口英世
1978.06.15発売
少年伝記 野口英世
著:滑川 道夫,絵:西村 保史郎
チベット旅行記(1)
1978.06.08発売
チベット旅行記(1)
著:河口 慧海
講談社学術文庫
仏教の原典を求めたいという求道者の一心から、厳重な鎖国をしくチベットに、あらゆる困難にうちかって単身入国を果たした河口慧海師の旅行記。抜群の面白さをもっているだけでなく、チベットの風俗・習慣等についての的確な記述は、本書をチベット研究のための第一級の基本的文献としている。この第一巻では、チベット行を決心して海路カルカッタへ着き、万全の準備の後、ヒマラヤに入り、チベット国境を越えるまでが述べられる。
狐狸庵VSマンボウPART
1978.05.29発売
狐狸庵VSマンボウPART
著:遠藤 周作,著:北 杜夫,装丁:亀倉 雄策,装画:和田 誠
講談社文庫
豊臣秀吉(六) 異本太閤記
1978.05.29発売
豊臣秀吉(六) 異本太閤記
著:山岡 荘八,装丁:亀倉 雄策,装画:川田 幹
講談社文庫
播磨灘物語(4)
1978.05.12発売
播磨灘物語(4)
著:司馬 遼太郎
講談社文庫
信長の死。官兵衛は恵瓊との講和を急ぐ。いよいよ「中国大返し」。秀吉の成功は益軒によれば官兵衛の作戦を採用した故である。のち、官兵衛は豊臣政権の新官僚石田三成らに失望する。世から隠れたい――と秀吉に言う。更に5年後、入道して、如水。子、長政。秀次に自評して、臣ハソレ中才ノミ、と。〈全四巻〉
ミステリー傑作選(8) 殺しの一品料理(ア・ラ・カルト)
1978.04.28発売
ミステリー傑作選(8) 殺しの一品料理(ア・ラ・カルト)
編:日本推理作家協会
講談社文庫
卓抜な発想、斬新な構成、そして意外なトリック。プロ中のプロが想像力と技巧の限りを駆使した多くの推理短編から、さらに厳選された名作14編。 <収録作家>小松左京・山村正夫・三好徹・海渡英祐・陳舜臣・夏樹静子・戸板康二・都筑道夫・松本清張・鮎川哲也・佐野洋・土屋隆夫・森村誠一・戸川昌子
たのしいムーミン一家
1978.04.26発売
たのしいムーミン一家
著:トーベ・ヤンソン,訳:山室 静
講談社文庫
長い冬眠からさめたムーミントロールと仲よしのスナフキンとスニフが、海ベリの山の頂上で黒いぼうしを発見。ところが、それはものの形をかえてしまう魔法のぼうしだったことから、次々にふしぎな事件がおこる。国際アンデルセン大賞受賞のヤンソンがえがく、白夜のムーミン谷のユーモアとファンタジー。
王者の妻(下)
1978.04.26発売
王者の妻(下)
著:永井 路子,解説:尾崎 秀樹,その他:磯貝 勝太郎
講談社文庫
王者の妻(上)
1978.04.26発売
王者の妻(上)
著:永井 路子,装丁:亀倉 雄策,装画:丹阿弥 丹波子
講談社文庫
十四歳で木下藤吉郎に嫁いだ織田家の養女おねね。秀吉はついに天下を取ったが、その女遍歴によって、おねねは「新たなる敵」に囲まれたことを知る。秀吉の子を産んだ侍女おこほ、信長の弟信包の娘播磨御前、京極高次の姉竜子、前田利家の娘おまあ、蒲生科賢秀の娘おとら、信長の五女、そして淀君‥‥。秀吉の正妻として戦国の世を生きたおねねの愛の苦悩、愛の葛藤を描く長編歴史小説。〈上下 全二巻〉
氷紋
1978.04.26発売
氷紋
著:渡辺 淳一
講談社文庫
札幌のS大学医学部教授の愛弟子は、教授の娘と結婚し、将来を嘱望されていたが、若妻の心の底には、今は小さな町の病院に左遷されている夫の友人の面影が消え去らずにいる。その友人との7年ぶりの邂逅。凍てつく北国の街に展開する許されざる愛とその破局を描いた本格的長編ロマン。
播磨灘物語(3)
1978.04.26発売
播磨灘物語(3)
著:司馬 遼太郎
講談社文庫
黒田官兵衛生は主家からの難題――荒木村重を翻心させられれば織田信長に従う――を抱き、伊丹を訪ね、囚われる。一方信長は官兵衛生が裏切ったと錯覚、子松寿丸を殺せという。竹中半兵衛の真情は松寿を救うが、官兵衛生が牢を出た時は半兵衛、既に病死。牢を出でからの官兵衛は身も心も変る……。
豊臣秀吉(五) 異本太閤記
1978.04.26発売
豊臣秀吉(五) 異本太閤記
著:山岡 荘八,装丁:亀倉 雄策,装画:川田 幹
講談社文庫
織田家の実権を握った秀吉にとって、残る大敵は柴田勝家だけ。信孝を討つとみせて包囲の網を張った秀吉は、堀秀政から中川清秀の十三番手の圧倒的な陣立てで対峙、勝家を討つが‥‥。〈全六巻〉