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ラテンダンス入門
1978.01.30発売
ラテンダンス入門
著:若林 政雄
ドキュメント 日韓ルート
1978.01.27発売
ドキュメント 日韓ルート
著:大島 幸夫,装丁:渡辺 千尋,装画:高 三権
未完への脱走
1978.01.27発売
未完への脱走
著:横尾 忠則,その他:灘本 唯人,その他:亀倉 雄策,装丁:横尾 忠則
講談社文庫
豊臣秀吉(二) 異本太閤記
1978.01.25発売
豊臣秀吉(二) 異本太閤記
著:山岡 荘八,装丁:亀倉 雄策,装画:川田 幹
講談社文庫
無名碑(下)
1978.01.25発売
無名碑(下)
著:曽野 綾子
講談社文庫
娘の死が妻を狂わせた。彼女を伴い、竜起は次の現場タイへ向う。炎暑、盗難、機械確保の不備、働かぬ現地労務者――工事は難渋を極める。昼は難工事に立ち向い、夜は妻を労わる。自然の猛威と妻への愛に苦悩し、なお誠実に生きる男の姿。意欲的な取材と豊富な資料をもとに、三年間の情熱を結晶させた傑作。
イギリス人と日本人
1978.01.25発売
イギリス人と日本人
著:P・ミルワ-ド,訳:別宮 貞徳,装丁:杉浦 康平,装丁:海保 透
講談社現代新書
イギリス人は、なによりもわが家をたいせつにする。彼ら一人一人が国王であり、女王であるこの城こそ、一羽の小鳥や移りゆく自然への愛を育み、ありふれたものの新しさを教えてくれる、人生の豊かな泉である。物質的繁栄とひきかえに、精神の荒廃を招いたわれわれ日本人が、彼らのコモン・センスから学ぶものは大きい。時流にまどわされず、ひたすら己れの道を歩むイギリス庶民のものの見方・考え方を、ユーモアとペーソスを混じえて語る、軽妙洒脱な英・日比較民族論。 父の手紙――こんにちの世界は、こんにちを代表する詩人T・S・エリオットがいみじくも名づけたように「荒地」の世界である。しかし、それだからこそわれわれは、時代の流れにさからって、残されたわずかばかりの、ますますもって貴重な土地をたいせつにすべきではないだろうか。その意味からして、私がいちばん尊敬する人物は私の父である。父が手紙でいっている気に入りのテーマを紹介しよう。「それが、一しずくの露のなかに宇宙を見いだし、手近なありふれたものの新しさを見なおす術なのだ。それができれば、不思議を求めて長いご苦労な旅をすることなどない。私は、アリといっしょに庭を横断するのでもけっこう楽しい。二羽のクロドリとかくれんぼをするのもいい。あの連中、じつにうまいものだよ……。」――本文より
良寛(下)
1978.01.10発売
良寛(下)
著:井本 農一
講談社学術文庫
春の日に子供らと手まりをついて遊んだ名僧。良寛についてはこのイメージが一般に知られている。だが著者はあえて「童児と手まりをついて興じたということは、童児と手まりをついて楽しまざるを得なかったということである」という。良寛の行動の背後に深い人間的な苦悩のあったことを明らかにする。ここに新しい良寛像が打ち出される。現代人の目で良寛の生涯をみなおし、かれの主要作品を新たな角度から鑑賞する、意欲的な力作。
良寛(上)
1978.01.10発売
良寛(上)
著:井本 農一
講談社学術文庫
新潟県出雲崎の旧家橘屋の長男として良寛は生まれた。父の以南は風流人で、家業に力を注がず、一家は衰えてゆく。その中で良寛は十八歳のころ親の期待にそむいて出家してしまう。そんな境涯の良寛が考えていたことは何だったろう。良寛の作った多くの漢詩や和歌には、人生に対する深い思いがこめられている。名僧とたたえられる良寛にも、実は苦い自己反省が常にあったのではないか。良寛を一個の人間として見直す味わい深い名著。
中世の光と影(下)
1978.01.10発売
中世の光と影(下)
著:堀米 庸三
講談社学術文庫
さまざまな紆余曲折を経て、「ヨーロッパ」は12世紀に確立する。ここに東ローマとは全く別個の構造と理念を持つ世界が成立した。が、この世界も15世紀には、「中世の秋」という崩壊期をむかえる。本巻では、上巻に続き、中世後期の西欧社会を概観する。本書は、中世1000年にわたる人間の営為の、本質的意義を解明する史論でもあり、また同時に、歴史家堀米庸三がヨーロッパ世界生成の歴史空間にしるしたひとり旅の旅日記でもある。
中世の光と影(上)
1978.01.10発売
中世の光と影(上)
著:堀米 庸三
講談社学術文庫
従来、西欧中世期は、華やかな古典文化とルネッサンスの狭間の暗黒の時代と考えられていた。しかし中世は、古典文化・ゲルマン精神・キリスト教の三者が、たがいに対立抗争を続けながら、次第に「ヨーロッパ」を形成していく、独特のエネルギーに満ちた時代であった。著者は自らの紀行文もまじえつつ、このヨーロッパ生成の過程を解明し、中世社会の本質を鮮やかに描き出す。本書は単なる「通史」を超えた、史論と歴史紀行の結晶である。
講談社英和辞典
1978.01.06発売
講談社英和辞典
著:川本 茂雄
安野光雅の画集 ANNO1968~1977
1977.12.21発売
安野光雅の画集 ANNO1968~1977
著:安野 光雅
写真集・画集
数々の賞にかがやく安野光雅の画の世界! ふしぎな絵、ユーモラスな絵……。絵と文章が絶妙のハーモニーを奏でる安野ワールド! 熱烈な数多くのファンをもつ著者の魅力がこめられた一冊。
明暦の大火
1977.12.21発売
明暦の大火
著:黒木 喬,装丁:杉浦 康平,装丁:海保 透
講談社現代新書
豊臣秀吉(一) 異本太閤記
1977.12.20発売
豊臣秀吉(一) 異本太閤記
著:山岡 荘八,装丁:亀倉 雄策,装画:川田 幹
講談社文庫
大仁の乱以来百年も続く戦乱の世のただ中、天正五年正月、尾張中村郷の三反百姓の子に生まれた日吉丸は、十二歳で志を立て、清洲へ出て紺屋の小僧をふり出しに十幾つもの職を転々とするが‥‥。〈全六巻〉
無名碑(上)
1977.12.19発売
無名碑(上)
著:曽野 綾子
講談社文庫
大自然を相手に人間の知恵と力をぶつけるダムや道路の建設。人間が自然の中にうちたてる巨大な碑である。三雲竜起はこの仕事に生涯を賭け、只見川奥地へ赴く。愛する妻との新生活も竜起を力づけ、前途は希望に満ちていたのだが、苦しみもまた忍びよっていた。愛の絆に悩み、自然と闘う男の壮大なロマン。
古事記(上)
1977.12.08発売
古事記(上)
その他:次田 真幸
講談社学術文庫
大和朝廷が史書として編纂したわが国最古の古典。上巻にはイザナキ・イザナミ二神の国生み、天照大神・スサノオノミコトの葛藤、天の岩屋戸、ヤマタノオロチ退治などのなじみ深い物語が多い。古代国家の統一と成立のかげで、素朴で明るい古代人の人間像が、おおらかに記述されている。神話・伝説であり、文学であり、歴史である古事記には、われわれ祖先のエネルギーが満ちあふれている。〈全三巻〉
論語講義(七)
1977.12.08発売
論語講義(七)
著:渋沢 栄一,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
一、およそ一事をなし一物に接するにも必ず満身の精神を以てすべし。瑣事(さじ)たりともこれを苟且(かりそめ)にすべからず。 一、およそ子弟は幼少の時において世間の艱苦を知らしめ、独立自活の気象を発達せしむべし。――渋沢家家訓よりの抜萃である。他に“いやしくも己の諂(へつら)う者を友とすべからず”また“人間はいかに円くともどこかに角がなければならぬ”など、人が生きる具体的指針にみちており、叡知の書としての名を高からしめている。
論語講義(六)
1977.12.08発売
論語講義(六)
著:渋沢 栄一,装丁:蟹江 征治
講談社学術文庫
著者渋沢栄一は、「論語」を選んだ理由を次のように述べている。「均しく儒教を奉ずるにしても、大学もあり中庸もあるのにこれを捨ててただ論語を選んで遵法する理由は、大学は政治に関する教誨を重しとし、中庸は更に一層高い見地に立った悠遠な説で、(中略)しかし論語は日常処世上の実際に応用し得る教えであるから、論語を選んで終生悖らないことを期している」――また、その解釈の立場は王陽明を主とした折衷の立場をとっている。
新書東洋史(11)解放の世紀 現代のアジア
1977.12.05発売
新書東洋史(11)解放の世紀 現代のアジア
著:伊藤 秀一,装丁:杉浦 康平,装丁:鈴木 一誌,装画:渡辺 冨士雄
講談社現代新書
帝国主義列強による、苛酷な分割支配のもとで、アジア諸民族はつぎつぎと立ちあがっていった。反乱・独立・解放・革命と各民族はみずからの方向を見出していく。植民地下のアジア諸国の動向を類型化し、そのなかの歴史の一貫性・必然性を著書は鋭く指摘する。独立そして混迷。いまアジアは何を考え、どこに進もうとしているのか。錯綜する現代アジアの諸相を見事に分析した本書は21世紀にむけて多くの示唆と展望を与えるにちがいない。 メシアの出現――大衆は貧困と抑圧の下にありながら、既存の秩序に対して反抗よりもむしろ忍従をえらぶ。時折、反抗する者が現われても、それは荒野の叫びにひとしく、ただ無力の証しとなるにすぎない。多くの場合、大衆はひややかに見殺す。だが、非道と無法を味わうたびに、大衆の心のなかにはげしい怒りが、蓄積されてゆく。ここに歴史の底流がある。それがひとたび組織されると、なにものをも押し流さずにはおかぬ奔流となる。無告の大衆が自らに力を感ずるのは、神が自分たちに味方していると感じたときである。それ以外に一体、全能の権力者に立ち向える拠りどころがありえたであろうか。メシアこそ、大衆が暗黒のなかで久しく待ち望んでいた光明であった。――本書より
青春の門 第四部 堕落篇(下)
1977.12.02発売
青春の門 第四部 堕落篇(下)
著:五木 寛之