対談・文学と人生

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対談・文学と人生

タイダンブンガクトジンセイ

講談社文芸文庫

独自の創作理論を打ち立てた、二大巨人による実践的文学論。文学の<現在>はここから始まるーー独自の文学世界を打ち立てた二大巨人=小島信夫&森敦による長篇対談。昭和20年代半ばからの知己である二人が、これまでの交遊を振り返りつつ、創作理論の<現在>を縦横に語り合う。悲劇と喜劇、内部と外部、小説におけるモデル問題、夢と幻想、演劇論など、多岐にわたるテーマを通して、二人の文学の根柢に迫る、スリリングでアットホームな試み。幻の未刊長篇対談、待望の文庫化。
◎小島信夫「この対話は色々の問題をもってきて、互いに論じるというようなものとは大分ちがう。問題も材料も互い自身である。これは息苦しいものであるし、空を切ることもあるので、ときどき散歩をすることもある。ときには、自分自身をダマす必要もある。(略)今月、悲劇、喜劇という言葉が出現して、私は刺戟をうけた。まどろみかけた目がひらいた思いがした。(略)今回のような談話の中での文脈の中でおどり出たのだから、これは生きた言葉である。生きた言葉であるだけに、今後何度も俎上にのぼり、たのしまなければならない。」<「第四回・追記」より>


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書誌情報

紙版

発売日

2006年02月12日

ISBN

9784061984318

判型

A6

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

424ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2021年10月22日

JDCN

06A0000000000344059J

初出

『文藝』(河出書房新社刊)’81年6月号~’82年5月号までの12回連載で、本書では、同初出誌を底本としました。

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