「壁」を越えていく力

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「壁」を越えていく力

カベヲコエテイクチカラ

「境界線上」を生きる11人の生き方に、混迷の現代を乗り越えるヒントが秘められている。


人は生まれ育った環境のなかで、自らの道を探していく。
歩みながらの選択が、必ずしも正しいとは限らない。
歩みたい道が、環境のなかで許されないこともある。
偶発的な出来事で、状況が一変することもある。
そんな人生の「壁」が目の前に立ちはだかった時、どう乗り越えていくのか。
迷い、悩み、苦しみ、自分を見つめながら、時には組織のしがらみを断ち、既成概念を打破し、生きる道を模索していく。
作家、俳優、映画監督、精神科医、産婦人科医、性犯罪被害者、猿まわし芸人、在日朝鮮人活動家……。
体当たりをする人もいれば、道を変える人もいる。じっと耐えて時期を待つ人もいる。
「境界線上」を生きる11人の、逡巡を重ねたそのプロセスにこそ、混迷する現代を生き抜くヒントが秘められている。


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目次

海堂尊(作家・医師)
森達也(ドキュメンタリー作家)
福本伸行(漫画家)
宋美玄(産婦人科医)
宇梶剛士(俳優)
名越康文(精神家医)
村崎太郎(猿まわし芸人)
小林美佳(性犯罪被害者)
洪敬義(在日朝鮮人活動家)
中江裕司(映画監督)
小宮信夫(犯罪心理学者)

書誌情報

紙版

発売日

2013年03月30日

ISBN

9784062182553

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

258ページ

電子版

発売日

2013年05月02日

JDCN

0621825500100011000M

初出

『AERA』2002年4月22日号、2004年12月20日号、2006年6月19日号、2007年2月5日号、2008年6月30日号、2010年4月5日号、9月3日号/10日号、2011年2月21日号、2012年7月9日号、『週刊金曜日』2008年11月14日号/21日号/28日号、2012年3月2日号/9日号/16日号

著者紹介

著: 藤井 誠二(フジイ セイジ)

1965年、愛知県生まれ。ノンフィクション作家。愛知淑徳大学非常勤講師。東海高校卒業。1984年、愛知県の管理教育を告発した『オイこら!学校』(教育史料出版会)でデビュー。教育問題のルポルタージュを通じて、いくつかの書を出版した後、少年犯罪をはじめ青少年問題を主にあつかう。著書に『殺された側の論理…犯罪被害者遺族が望む「罰」と「権利」』(講談社+α文庫)、『アフター・ザ・クライム』、『大学生からの「取材学」 他人とつながるコミュニケーション力の育て方』(以上、講談社)、『少年犯罪被害者遺族』(中公新書ラクレ)、『この世からきれいに消えたい。-美しき少年の理由なき自殺』、『17歳の殺人者』(以上、朝日文庫)『殺人を予告した少年の日記』、『17歳の殺人者』(以上、ワニブックス)、『学校は死に場所じゃない…マンガ「ライフ」で読み解くいじめのリアル』(ブックマン社)、『「悪いこと」したら、どうなるの?』(理論社)などがある。

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