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大江健三郎賞8年の軌跡 「文学の言葉」を恢復させる
オオエケンンザブロウショウハチネンノキセキブンガクノコトバヲカイフクサセル

「情報テクノロジーの支配する社会で、もっとも痩せているのが「文学の言葉」です。私は永く「文学の言葉」で生きてきました。いまも注意深く見れば創られている、力にみちた「文学の言葉」を、知的な共通の場所へ推し立てたいのです」大江健三郎――2007年から8年間にわたり大江健三郎一人によって選考された「大江健三郎賞」の全選考過程と受賞理由、および受賞者との対談を収録した、完全保存版!
Ⓒkenzaburo oe/yu nagashima/toshiki okada/reiji ando/fuminori nakamura/tomoyuki hoshino/risa wataya/yukiko motoya/kei iwaki
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書誌情報
紙版
発売日
2018年06月02日
ISBN
9784062210812
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
338ページ
電子版
発売日
2018年06月29日
JDCN
06A0000000000045719X
初出
すべて「群像」|「「文学の言葉」を恢復させる」…2005年11月号、「長嶋有『夕子ちゃんの近道』のために」…2007年6月号、「若い作家の言葉の力を世界に押し出す」…2007年7月号、「ここに良質の(新しい)小説がある」…2008年5月号、「あらゆる場所に目があるように書く」…2008年7月号、「『光の曼荼羅』の批評家」…2009年5月号、「自分を批評家に育てる手法」…2009年7月号、「「裕福者」という他人」…2010年5月号、「スリの「物語(レシ)」のなかの現代」…2010年7月号、「小説的思考力のモデル」…2011年5月号、「危機に際して、異質な個人が声を合わせる」…2011年7月号、「小説のたくみさと成熟」…2012年5月号、「本質的なモラルを伝える一つの言葉」…2012年7月号、「「奇妙な味」は文学たりうるか――本谷有希子の冒険」…2013年5月号、「即興と反復と破綻――小説のおもしろさ」…2013年7月号、「新しい作家が規範を作る――八年間の賞選考から」…2014年5月号、「この小説の新しさと独特さ」…2014年7月号。
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
「文学の言葉」を恢復させる
初出
『群像』2005年11月号
-
作品名
選評 長嶋有「夕子ちゃんの近道」のために
初出
『群像』2007年6月号
-
作品名
対談 若い作家の言葉の力を世界に押し出す
初出
『群像』2007年7月号
-
作品名
選評 ここに良質の(新しい)小説がある
初出
『群像』2008年5月号
-
作品名
対談 あらゆる場所に目があるように書く
初出
『群像』2008年7月号
-
作品名
選評 「光の曼陀羅」の批評家
初出
『群像』2009年5月号
-
作品名
対談 自分を批評家に育てる手法
初出
『群像』2009年7月号
-
作品名
選評 「裕福者」という他人
初出
『群像』2010年5月号
-
作品名
対談 スリの「物語」のなかの現代
初出
『群像』2010年7月号
-
作品名
選評 小説的思考力のモデル
初出
『群像』2011年5月号
-
作品名
対談 危機に際して、異質な個人が声を合わせる
初出
『群像』2011年7月号
-
作品名
選評 小説のたくみさと成熟
初出
『群像』2012年5月号
-
作品名
対談 本質的なモラルを伝える一つの言葉
初出
『群像』2012年7月号
-
作品名
選評 「奇妙な味」は文学たりうるか-本谷有希子の冒険
初出
『群像』2013年5月号
-
作品名
対談 即興と反復と破壊-小説のおもしろさ
初出
『群像』2013年7月号
-
作品名
選評 新しい作家が規範を作る-八年間の賞選考から
初出
『群像』2014年5月号
-
作品名
対談 この小説の新しさと独特さ
初出
『群像』2014年7月号
著者紹介
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