習慣の力 The Power of Habit

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習慣の力 The Power of Habit

シュウカンノチカラザパワーオブハビット

講談社+α文庫

私たちは自分の意志で行動を決めていると思っているが、実はそうではない。人間の全行動の4割は「習慣」、つまり脳で考えることなく、無意識に身体を動かしているのである。したがって、この習慣のメカニズムを知ることで「良い習慣」を増やし、「悪い習慣」を減らすことができれば、人生は知らず知らずのうちに好転していくのだという。豊富な事例を挙げながら、知られざる「習慣」のメカニズムについて詳述した全米ベストセラー


「消臭剤のファブリーズはなぜ突然ヒット商品になったのか」「アルコール依存症はなぜ治せるようになったのか」「大手アルミメーカーのアルコアはなぜダメ会社から突如優良企業に変貌を遂げたのか」「スターバックスのスタッフを責任感の強いリーダーに育てるプログラムとは」。本書の著者によれば、これらはみな、「習慣」をうまく活用した成果であるという。
普段、私たちは自分の意志で行動を決めていると思っているが、実はそうではない。人間の全行動の4割は「習慣」、つまり脳で考えることなく、無意識に身体を動かしているのである。したがって、この習慣のメカニズムを知ることで「良い習慣」を増やし、「悪い習慣」を減らすことができれば、人生は知らず知らずのうちに好転していくのだ。
本書は「個人の習慣」「成功する企業の習慣」「社会の習慣」の3部で構成されている。第1部で「習慣の仕組み」について分析し、「習慣」が「きっかけ」「ルーチン」「報酬」の3つの要素から成り立っている点などについて詳細に分析している。
第2部、第3部では「習慣」を、企業や組織が上手に活用した実例をとりあげる。
巻末では、個人が「習慣」を変えるための方法についても具体例を挙げながら説明している。


目次

プロローグ
第1部 個人の習慣
第1章 「習慣」のメカニズム
行動の4割を決めている仕組みの秘密
第2章 習慣を生み出す「力」
ファブリーズが突然大ヒットした理由
第3章 習慣を変えるための鉄則
アルコール依存症はなぜ治ったのか
第2部 成功する企業の習慣
第4章 アルコアの奇跡
会社を復活させた、たった一つの習慣
第5章 スタバと「成功の習慣」
問題児をリーダーに変えるメソッド
第6章 危機こそ好機
停滞する組織をいかに変革させるか
第7章 買わせる技術
ヒット商品を自在に生み出す秘策
第3部 社会の習慣
第8章 公民権運動の真相
社会運動はどのようにして始まるのか
第9章 習慣の功罪
ギャンブル依存は「意志」か「習慣」か
エピローグ
付録 アイデアを実行に移すためのガイド

書誌情報

紙版

発売日

2016年02月19日

ISBN

9784062816472

判型

A6

価格

定価:1,012円(本体920円)

通巻番号

ページ数

480ページ

シリーズ

講談社+α文庫

初出

本書は、2013年4月に小社より刊行された『習慣の力 The Power of Habit』を文庫化したものです。

著者紹介

著: チャールズ・デュヒッグ(チャールズ・デュヒッグ)

チャールズ・デュヒッグ 「ニューヨーク・タイムズ」紙記者。1974年生まれ。イエール大学、ハーバード・ビジネス・スクール卒業。ビジネス関連の記事を中心に執筆。これまでジェラルド・ローブ賞、ジョージ・ポーク賞ほか、ジャーナリズム関係の受賞歴多数。テレビでは「ディス・アメリカン・ライフ」「NPR」「PBSニュースアワー」「フロントライン」など報道番組に出演。最近では講演活動も積極的に行なっている。妻と二人の子供とブルックリン在住。

訳: 渡会 圭子(ワタライ ケイコ)

渡会圭子 翻訳家。上智大学文学部卒業。訳書にコリン・エラード『イマココ』、ガブリエル・ウォーカー『スノーボール・アース』『大気の海』(早川書房)、ラリー・ジョンソン『人体冷凍 不死販売財団の恐怖』(講談社)、レイ・ハーバート『思い違いの法則』(インターシフト)、トーマス・ヘイガー『大気を変える錬金術』(みすず書房)などがある。

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