
マイページに作品情報をお届け!
男はつらいらしい
オトコハツライラシイ
- 著: 奥田 祥子

ある男性は、結婚できない理由を自己分析した後、自分を選んでくれない女性たちへの恨みを一気に爆発させた。ある男性は、急に押し黙ったかと思うと、朝「立たない」衝撃について目を潤ませながら訴えた。女性や高齢者の活躍ばかりが取り沙汰される世の中で、働き盛りの男たちが抱え込んだ痛みに、女性ジャーナリストが体当たりのインタビューで切り込んだ話題作。登場する男性たちは身近にいる。あるいはあなた自身であるかも。
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2016年10月21日
ISBN
9784062816953
判型
A6
価格
定価:704円(本体640円)
通巻番号
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社+α文庫
初出
本書は『男はつらいらしい』(新潮新書/2007年8月刊)を文庫化にあたり加筆・修正したものです。
著者紹介
おくだ・しょうこ/京都市生まれ。ジャーナリスト。米国ニューヨーク大学文理大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程所定単位取得退学。大学院修了後、新聞社入社。その後、男女の生き方、医療・福祉、家族、労働、教育、メディアなどをテーマに、ルポルタージュや評論、学術論文を発表するほか、翻訳も手がけている。『男はつらいらしい』(新潮社)で一躍脚光を浴び、第2作『男性漂流 男たちは何におびえているか』(講談社)とともにベストセラーに。近刊は『男という名の絶望 病としての夫・父・息子』(幻冬舎)。十数年にわたり、取材対象者一人ひとりに対して1回で終わることのない継続的なインタビューを続け、取材者総数は男女合わせて400人を超える。日本文藝家協会会員。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
階級社会 現代日本の格差を問う
-
会社のカミ・ホトケ
-
この国でそれでも生きていく人たちへ
-
君はどう生きるか
-
体験格差
-
おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来
-
高学歴難民
-
「人口ゼロ」の資本論
-
日本の死角
-
日本のゴミ
-
ニホンという病
-
日本の歪み
-
イラク戦争・日本の運命・小泉の運命
-
年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
-
ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う
-
オッサンの壁
-
海外メディアは見た 不思議の国ニッポン
-
裏道を行け ディストピア世界をHACKする
-
大人のいじめ
-
やさしくない国ニッポンの政治経済学
-
壊滅日本 17の致命傷
-
この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体
-
日本の構造 50の統計データで読む国のかたち
-
都市の論理
-
「大変」な時代 常識破壊と大競争
-
主権者のいない国
-
マンガでわかる その後の日本の国難
-
同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか
-
タテ社会と現代日本
-
定年消滅時代をどう生きるか
-
「日本自讃論」では未来は読めない
-
簡素なる国 復刻版 同志社大学院講義録
-
日本社会のしくみ
-
ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実
-
「修身」のすすめ
-
「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい
-
この国の失敗の本質
-
こんな日本に誰がした!
-
日本を撃つ
-
日本は誰のものか
-
「正義の味方」の嘘八百
-
大国・日本の「正体」
-
ニッポンの終焉
-
上司の「いじり」が許せない
-
新・日本の階級社会
-
保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱
-
目くじら社会の人間関係
-
現代日本の批評
-
「右翼」の戦後史
-
「オルグ」の鬼
-
愛と狂瀾のメリークリスマス
-
謝罪大国ニッポン
-
ルポ ニッポン絶望工場
-
貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち
-
規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす
-
格差社会で金持ちこそが滅びる
-
現代日本四つの危機
-
男性漂流 男たちは何におびえているか
-
成功する人はみんなやっている「二人会議」のススメ
-
会社を支配するのは誰か 日本の企業統治
-
一億総ツッコミ時代
-
「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ
-
物理学者、ゴミと闘う
-
排除の空気に唾を吐け
-
日本人の〈原罪〉
-
日本を滅ぼす〈世間の良識〉
-
日本のルールは間違いだらけ
-
独立国家のつくりかた
-
電子マネー革命─キャッシュレス社会の現実と希望
-
適応の条件
-
絶望の国の幸福な若者たち
-
弱者の居場所がない社会――貧困・格差と社会的包摂
-
社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム
-
社会を変えるには
-
思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本
-
財政危機と社会保障
-
現代日本の問題集
-
危険不可視社会
-
愛国者は信用できるか
-
リスクに背を向ける日本人
-
ニッポンの刑務所
-
なぜ日本人は劣化したか
-
カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀
-
カーニヴァル化する社会
-
「世間」とは何か
-
「上から目線」の時代
-
「空気」と「世間」
-
タテ社会の力学
-
日本人の論理構造
-
日本人の意識構造
-
危機を活かす
-
タテ社会の人間関係
-
「家族」と「幸福」の戦後史