
マイページに作品情報をお届け!
耳なし芳一からの手紙 名探偵浅見光彦の事件簿
ミミナシホウイチカラノテガミメイタンテイアサミミツヒコノジケンボ

●東京へと向かう新幹線が京都駅を出てまもなく、車中で殺人事件が発生した。グリーン車の座席にいた老人が、突然意味不明の叫び声を上げて立ち上がったかと思うと、ドアに向かって駆け出し、床の上で七転八倒した末に絶命したのだった。被害者は亡くなる直前「毒だ! あの女にやられた!」と口にしたという。確かに死因は毒物によるものだった。そして、女性を連れていたという目撃情報も得られている。ところが、警察によって全車両の捜査が行われたにもかかわらず、それらしい女性が見つからない。また、被害者の所持品のなかに差出人名が「耳なし芳一」となっている書簡があったのもいかにも謎を深めるばかりだ。下関での取材を終えてたまたま同じ新幹線に乗り合わせていた浅見光彦はその手紙に興味を持ったことから、またしても事件に巻き込まれていくのだった……!
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2014年11月14日
ISBN
9784062854498
判型
新書
価格
定価:814円(本体740円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社青い鳥文庫
著者紹介
1934年東京生まれ。テレビCM製作会社経営を経て、『死者の木霊』でデビュー。以後、数々のミステリーを発表し、「浅見光彦シリーズ」や「岡部警部シリーズ」「信濃のコロンボシリーズ」などで人気を博す。
イラストレーター、アニメーター。『時をかける少女』『サマーウォーズ』など主に映画の作画を手がける。青い鳥文庫「名探偵ホームズ」シリーズ全16冊の挿画を手がけている。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
イーハトーブの幽霊
-
孤道
-
皇女の霊柩
-
歌わない笛
-
しまなみ幻想
-
悪魔の種子
-
逃げろ光彦 内田康夫と5人の女たち
-
鞆の浦殺人事件
-
蜃気楼
-
藍色回廊殺人事件
-
平城山を越えた女
-
風葬の城
-
不等辺三角形
-
不知火海
-
漂泊の楽人
-
琵琶湖周航殺人歌
-
箱庭
-
博多殺人事件
-
日光殺人事件
-
透明な遺書
-
朝日殺人事件
-
全面自供
-
鐘
-
終幕のない殺人
-
若狭殺人事件
-
江田島殺人事件
-
御堂筋殺人事件
-
釧路湿原殺人事件
-
金沢殺人事件
-
貴賓室の怪人 「飛鳥」編
-
記憶の中の殺人
-
怪談の道
-
華の下にて
-
化生の海
-
黄金の石橋
-
伊香保殺人事件
-
ぼくが探偵だった夏
-
イタリア幻想曲 貴賓室の怪人2
-
「紫の女」殺人事件
-
「紅藍の女」殺人事件
-
秋田殺人事件
-
中央構造帯