世界の読者に伝えるということ

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世界の読者に伝えるということ

セカイノドクシャニツタエルトイウコト

講談社現代新書

日本文化が世界で人気があると聞くとうれしい。コンテンツ輸出も大切だ。ただ、いま大事なのは「日本発の文化を日本以外の世界の読者の視点から見る」ことではないだろうか? アメリカで森鴎外を学び、大学で教えた経験も持つ著者が、文学と批評を例に、比較文学と地域研究というアプローチを通して考える画期的論考。(講談社現代新書)


日本文化が世界で人気があると聞くとうれしい。コンテンツ輸出も重要だ。ただ、日本文化の発信にあたって、いま求められているのは、「日本発の文化を、日本以外の世界の読者の視点から見てみる」ことではないだろうか? 
アメリカで森鴎外を学び、大学で教えた経験も持つ著者が、文学と批評を例にして、比較文学と地域研究というふたつのアプローチを通して考える。


【目次】
序章 「世界の読者」の視点

第1部 ひとつめのレンズ 比較文学篇――世界文学としての日本文学

第1章 アメリカで学んだ、日本文学の大切なこと
第2章 「世界の読者」から読みかえる村上春樹
第3章 「世界文学」という読みかた
第4章 海外の大学から見る「日本文学の発信」

第2部 ふたつめのレンズ 地域研究篇――日本研究からみる日本文化・ポピュラーカルチャー・現代日本の批評

第5章 日本研究という視点
第6章 日本研究で「日本らしさ」を語ることのむずかしさ
第7章 日本のポピュラーカルチャーを研究する
第8章 海外の日本研究から読む、現代日本の批評

終章 すべての文化は「世界の財産」である


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目次

 序章 「世界の読者」の視点
第1部 ひとつめのレンズ 比較文学篇――世界文学としての日本文学
 第1章 アメリカで学んだ、日本文学の大切なこと
 第2章 「世界の読者」から読みかえる村上春樹
 第3章 「世界文学」という読みかた
 第4章 海外の大学から見る「日本文学の発信」
第2部 ふたつめのレンズ 地域研究篇
 ――日本研究からみる日本文化・ポピュラーカルチャー・現代日本の批評
 第5章 日本研究という視点
 第6章 日本研究で「日本らしさ」を語ることのむずかしさ
 第7章 日本のポピュラーカルチャーを研究する
 第8章 海外の日本研究から読む、現代日本の批評
 終章 すべての文化は「世界の財産」である

書誌情報

紙版

発売日

2014年03月19日

ISBN

9784062882552

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

2255

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2014年04月25日

JDCN

0628825500100011000I

著者紹介

著: 河野 至恩(コウノ シオン)

1972年、静岡市生まれ。上智大学国際教養学部准教授。県立静岡高校卒業後、渡米し、ボードイン大学で物理学・宗教学を専攻。プリンストン大学大学院比較文学部博士課程修了(専攻は日本近代文学・英文学)。プリンストン大学非常勤講師、オハイオ州ウィッテンバーグ大学ティーチングフェロー、ウィスコンシン大学客員助教授などを経て現職。2012年、ライプツィヒ大学客員教授としてドイツ・ライプツィヒに滞在。訳書にHiroki Azuma, Otaku: Japan's Database Animals(東浩紀『動物化するポストモダン』の英訳、ジョナサン・エイブルと共訳)、アルバート・ウェント『自由の樹のオオコウモリ』(日本経済新聞社)など。

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