書物の解体学

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書物の解体学

ショモツノカイタイガク

講談社文芸文庫

欧米を代表する文学者思想家に批評の直感で挑んだ画期的作家論集! バタイユ、ブランショ、ジュネ、ロートレアモン、ミシェル・レリス、ヘンリー・ミラー、バシュラール、ヘルダーリン、ユング――現代の世界に多大な影響を与えた欧米の作家・詩人・思想家9人の著作は、翻訳を通じて、どこまで読み解くことが可能なのか。批評家としての経験のみを手がかりに、文字通り縦横無尽に論じた画期的作家論集。

◎三浦雅士<1960年代から70年代、さらに80年代にかけて、吉本隆明は、いまではちょっと想像もつかないほどの特異なオーラに包まれていた。片言隻句も聞き漏らすまいとする熱心な読者がひしめいていた。(略)小林秀雄を教祖と呼んだのは坂口安吾だが、小林の後に青年たちの教祖になったのが吉本だったと言って誤りではない。(略)読む者は、その理論の切れ味に、また感情の必然に、陶然とした。その指し示す方向に進みたいと願った。吉本には小林にはない実践者としての魅力があったのである。>(「解説」より)


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書誌情報

紙版

発売日

2010年06月12日

ISBN

9784062900904

判型

A6

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

464ページ

シリーズ

講談社文芸文庫

電子版

発売日

2020年04月24日

JDCN

06A0000000000090075U

初出

中公文庫「書物の解体学」(中央公論社刊、1981年12月)を底本とし、また「吉本隆明全著作集(続)8」(勁草書房刊、1978年12月)を参照。本文中、ふりがなを多少加え、明らかな誤植と思われる箇所は訂正しましたが、原則として底本に従った。

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