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世界の食べもの――食の文化地理
セカイノタベモノ
- 著: 石毛 直道

美味いゾ!
日本、朝鮮、中国、東南アジア諸国、オセアニア、マグレブ……。
それぞれの風土や歴史と食生活の関連を探求し、日本の食事文化を位置づけたうえで、
米・酒・麺・茶・コーヒーなど食べものから見た世界地図を描き出す。
各地を探検し〈食文化〉研究を確立したパイオニアの手による入門書にして冒険の書。
舌は世界を駆けめぐる。美味いものに国境なし。
※本書の原本『食の文化地理』は、1995年に朝日新聞社より刊行されました。
【本書の内容】
序章 舌のフィールドワーク
【1】 諸民族の食事
第1章 朝鮮半島の食
第2章 世界における中国の食文化
第3章 東南アジアの食事文化
・フィリピンの食生活
・シンガポールのニョニャ料理
・マレーシアの食生活
・インドネシアの食生活
・モルッカ諸島の食事
第4章 オセアニア――太平洋にひろがる食文化
第5章 マグレブの料理
【2】 日本の食事
第6章 米――聖なる食べ物
第7章 日本の食事文化――その伝統と変容
第8章 現代の食生活
第9章 日本人とエスニック料理
【3】 食べ物からみた世界
第10章 世界の米料理
第11章 すしの履歴書
第12章 麺の歴史
第13章 料理における野菜の位置
第14章 世界の酒――伝統的な酒の類型
第15章 茶とコーヒーの文明
第16章 うま味の文化
あとがき
初出一覧
文庫版あとがき
- 前巻
- 次巻
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目次
序章 舌のフィールドワーク
■【1】 諸民族の食事
第1章 朝鮮半島の食
第2章 世界における中国の食文化
第3章 東南アジアの食事文化
・フィリピンの食生活
・シンガポールのニョニャ料理
・マレーシアの食生活
・インドネシアの食生活
・モルッカ諸島の食事
第4章 オセアニア――太平洋にひろがる食文化
第5章 マグレブの料理
■【2】 日本の食事
第6章 米――聖なる食べ物
第7章 日本の食事文化――その伝統と変容
第8章 現代の食生活
第9章 日本人とエスニック料理
■【3】 食べ物からみた世界
第10章 世界の米料理
第11章 すしの履歴書
第12章 麺の歴史
第13章 料理における野菜の位置
第14章 世界の酒――伝統的な酒の類型
第15章 茶とコーヒーの文明
第16章 うま味の文化
あとがき
初出一覧
文庫版あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2013年05月10日
ISBN
9784062921718
判型
A6
価格
定価:1,133円(本体1,030円)
通巻番号
2171
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2016年12月23日
JDCN
0629217100100011000R
初出
原本「食の文化地理」は、1995年に朝日新聞社より刊行されたもの。
収録作品
-
作品名初出
-
作品名
舌のフィールドワーク
初出
「世界旅行―民族の暮らし2 食べる・飲む」(梅棹忠夫監修、1982年、日本交通公社)
-
作品名
朝鮮半島の食
初出
書き下ろし
-
作品名
世界における中国の食文化
初出
「中国食文化事典」(中山時子監修、1988年、角川書店)
-
作品名
東南アジアの食事文化
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(75「東南アジア1」1982年5月23日、朝日新聞社)
-
作品名
フィリピンの食生活
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(78「東南アジア4」1982年6月13日、朝日新聞社)
-
作品名
シンガポールのニョニャ料理
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(74「香港、シンガポール」1982年5月16日、朝日新聞社)
-
作品名
マレーシアの食生活
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(78「東南アジア4」1982年6月13日、朝日新聞社)
-
作品名
インドネシアの食生活
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(77「東南アジア3」1982年6月6日、朝日新聞社)
-
作品名
モルッカ諸島の食事
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(77「東南アジア3」1982年6月6日、朝日新聞社)
-
作品名
オセアニア―太平洋にひろがる食文化
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(58「オセアニア1」1982年1月24日、朝日新聞社)
-
作品名
マグレブの料理
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(45「アフリカ1」1981年10月18日、朝日新聞社)
-
作品名
米―聖なる食べ物
初出
『季刊民族学』(55号、1991年1月、千里文化財団)
-
作品名
日本の食事文化―その伝統と変容
初出
『季刊民族学』(19号、1982年1月、千里文化財団)
-
作品名
現代の食生活
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(120「現代の食生活」1983年4月10日、朝日新聞社)
-
作品名
日本人とエスニック料理
初出
原題「エスニック料理と激辛」 『交流』(17号、1987年6月、中部電力)
-
作品名
世界の米料理
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(121「米とイモの文化」1983年4月17日、朝日新聞社)
-
作品名
すしの履歴書
初出
「日本の味覚 すし―グルメの歴史学」(1992年、岐阜市歴史博物館)
-
作品名
麺の歴史
初出
「めんづくり味づくり―明星食品30年の歩み」(1986年、明星食品)
-
作品名
料理における野菜の位置
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(127「野菜の文化」1983年5月29日、朝日新聞社)
-
作品名
世界の酒―伝統的な酒の類型
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(132「世界の酒」1983年7月3日、朝日新聞社)
-
作品名
茶とコーヒーの文明
初出
週刊朝日百科『世界の食べもの』(134「喫茶の文化」1983年7月17日、朝日新聞社)
-
作品名
うま味の文化
初出
「味をたがやす―味の素八十年史」(1990年、味の素)
著者紹介
■石毛直道(いしげ なおみち) 1937年、千葉県生まれ。1963年、京都大学文学部史学科卒業。京都大学人文科学研究所助手、甲南大学講師、国立民俗学博物館助教授、同教授、同館長を経て、2003年、国立民俗学博物館を退官。国立民俗学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。農学博士(東京農業大学、1986年)。 【主な著書】 『リビア砂漠探検期』(講談社文庫1979; 原本、講談社 1973)/『住居空間の人類学』(鹿島出版会 1979)/『食卓の文明論』(文藝春秋 1980)/『食卓の文化誌』(岩波現代文庫 2004; 原本、中公新書 1982)/『ロスアンジェルスの日本料理店――その文化人類学的研究』(ドメス出版 1985)/『はじまりはトンガ-南太平洋フィールドノート』(平凡社 1988)/『麺の文化史』講談社学術文庫 2006(原本『文化麺類学ことはじめ』講談社 1991)/『石毛直道 食の文化を語る』(ドメス出版 2009)/『飲食文化論文集』(清水弘文堂書房 2009)/『石毛直道自選著作集』刊行中(第1期全6巻、2012年完結/ドメス出版)
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