簡素なる国 復刻版 同志社大学院講義録

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簡素なる国 復刻版 同志社大学院講義録

カンソナルクニ フッコクバン ドウシシャダイガクインコウギロク

東北地方を襲った東日本大震災で日本人は多くのものを失い、これまでの価値観は崩壊して新たなる方向を模索しなければいけなくなった。
中村敦夫氏が、これからの日本人の在り方を説く。
中村敦夫氏は俳優であり、脚本家・監督、小説家、そして社会評論を書き、TBSの報道番組のキャスターを務めて、政界にも身を投じた。
そんな中村敦夫氏が出した結論は、「近代経済」は終焉し、「SLOW、SMALL、SIMPLE」の3つのSを目指すべきというものだ。現在世界を取り巻く「戦乱の拡大」「環境破壊」「人口爆発」「近代経済の崩壊」の壁をぶち壊すには、それしかない。

中村敦夫氏は同社大学大学院で2年間にわたり、これらを講義した。
講義内容を具体的に紹介しよう。
<第一次限>  時代と個人史
<第二次限>  大戦の拡大
<第三時限>  環境破壊
<第四時限>  人口爆発
<第五時限>  近代経済の崩壊
<第六時限>  日本の権力
<第七時限>  政界の実情
<第八時限>  スモール・イズ・ビューティフル
<第九時限>  仏教とエコロジー
<第十時限>  みどりの政治思想
<第十一時限> 南方熊楠の生き方
<第十二時限> 究極の幸福とは
<第十三時限> 食は地産地消
<第十四時限> 自然エネルギー

以上の講義録は、3・11直後に「簡素なる国」として刊行された。今回は、その復刻版をペーパーバック版と電子書籍でお届けする。
現在、中村敦夫氏は自ら執筆した朗読劇「線量計が鳴る」の公演で、全国を飛び回り「原発の恐怖」を訴え続ける。


Ⓒ中村敦夫

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書誌情報

電子版

発売日

2019年09月11日

JDCN

06A0000000000144956J

著者紹介

著: 中村 敦夫(ナカムラ アツオ)

1940年、東京都生まれ。東京外国語大学を中退して、俳優座に入団。65年にハワイ大学に入学。72年より主演した「木枯し紋次郎」が空前の大ブームになった。83年「チェンマイの首」(講談社)で作家デビュー。84年にTBSの「地球発22時」のキャスターに就任して、自ら事件の現場に飛び込んだ。キャスターが自ら取材するスタイルはそれまでにはなく、画期的なことで、海外の各国を取材で回った。98年には、参議院議員になり、「さきがけ」代表に。2002年に「みどりの会議」に党名を変えて、環境問題や農林水産業の復権に取り組む。2007年から2007年にかけて、同志社大学院・総合政策科科学研究科講師として環境社会学を講義。2017年から朗読劇「線量計が鳴る」で全国を回り、原発の恐さを訴えている。

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