
マイページに作品情報をお届け!
オッサンの壁
オッサンノカベ
- 著: 佐藤 千矢子

日本一の「オッサン村」ーー永田町の非常識、政治メディア の実態。
全国紙初の女性政治部長が克明に記す「男社会」のリアル。
なぜ、永田町と政治メディアにオッサンが多いのか?
幾多の「壁」に直面してきた政治記者が男性優位主義の本丸で考えた、日本社会への処方箋。
永田町 「驚きのエピソード」
・総理秘書官の抗議 「首相の重要な外遊に女性記者を同行させるとは何ごとだ!」
・夜回り取材時、議員宿舎のリビングで、いきなり抱きついてきた大物議員
・いつも優しい高齢議員が「少しは休みなさい」と布団を敷き始めた……さて、どうする?
政治記者の「過酷な競争」
・事実無根の告げ口をされ、梶山静六に激怒される 「あんたが漏らしたのかっ!」
・空恐ろしかった一言 「女性で声が一人だけ高いから、懇談の場の空気が乱れるんだよ」
・毎朝の「ハコ乗り」競争、夜の「サシ」取材……入浴時間を削って働く激務の日々
男性でもオッサンでない人たちは大勢いるし、
女性の中にもオッサンになっている人たちはいる。(本書より)
本書の内容
第一章 立ちはだかるオッサン
第二章 ハラスメントの現場
第三章 「女性初」が嫌だった
第四章 女性議員の壁
第五章 壁を壊すには
ⒸTHE MAINICHI NEWSPAPERS 2022
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2022年04月13日
ISBN
9784065277539
判型
新書
価格
定価:990円(本体900円)
通巻番号
2658
ページ数
236ページ
シリーズ
講談社現代新書
電子版
発売日
2022年04月13日
JDCN
06A0000000000479231S
著者紹介
1965年生まれ、愛知県出身。名古屋大学文学部卒業。毎日新聞社に入社し、長野支局、政治部、大阪社会部、外信部を経て、2001年10月から3年半、ワシントン特派員。米国では、米同時多発テロ後のアフガニスタン紛争、イラク戦争、米大統領選を取材した。政治部副部長、編集委員を経て、2013年から論説委員として安全保障法制などを担当。2017年に全国紙で女性として初めて政治部長に就いた。その後、大阪本社編集局次長、論説副委員長、東京本社編集編成局総務を経て、現在、論説委員。
オンライン書店一覧
関連シリーズ
-
階級社会 現代日本の格差を問う
-
会社のカミ・ホトケ
-
この国でそれでも生きていく人たちへ
-
君はどう生きるか
-
体験格差
-
おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来
-
高学歴難民
-
「人口ゼロ」の資本論
-
日本の死角
-
日本のゴミ
-
ニホンという病
-
日本の歪み
-
イラク戦争・日本の運命・小泉の運命
-
年収443万円 安すぎる国の絶望的な生活
-
ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う
-
海外メディアは見た 不思議の国ニッポン
-
裏道を行け ディストピア世界をHACKする
-
大人のいじめ
-
やさしくない国ニッポンの政治経済学
-
壊滅日本 17の致命傷
-
この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体
-
日本の構造 50の統計データで読む国のかたち
-
都市の論理
-
「大変」な時代 常識破壊と大競争
-
主権者のいない国
-
マンガでわかる その後の日本の国難
-
同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか
-
タテ社会と現代日本
-
定年消滅時代をどう生きるか
-
「日本自讃論」では未来は読めない
-
簡素なる国 復刻版 同志社大学院講義録
-
日本社会のしくみ
-
ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実
-
「修身」のすすめ
-
「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい
-
この国の失敗の本質
-
こんな日本に誰がした!
-
日本を撃つ
-
日本は誰のものか
-
「正義の味方」の嘘八百
-
大国・日本の「正体」
-
ニッポンの終焉
-
上司の「いじり」が許せない
-
新・日本の階級社会
-
保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱
-
目くじら社会の人間関係
-
現代日本の批評
-
「右翼」の戦後史
-
「オルグ」の鬼
-
愛と狂瀾のメリークリスマス
-
男はつらいらしい
-
謝罪大国ニッポン
-
ルポ ニッポン絶望工場
-
貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち
-
規制の虜 グループシンクが日本を滅ぼす
-
格差社会で金持ちこそが滅びる
-
現代日本四つの危機
-
男性漂流 男たちは何におびえているか
-
成功する人はみんなやっている「二人会議」のススメ
-
会社を支配するのは誰か 日本の企業統治
-
一億総ツッコミ時代
-
「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ
-
物理学者、ゴミと闘う
-
排除の空気に唾を吐け
-
日本人の〈原罪〉
-
日本を滅ぼす〈世間の良識〉
-
日本のルールは間違いだらけ
-
独立国家のつくりかた
-
電子マネー革命─キャッシュレス社会の現実と希望
-
適応の条件
-
絶望の国の幸福な若者たち
-
弱者の居場所がない社会――貧困・格差と社会的包摂
-
社会的な身体-振る舞い・運動・お笑い・ゲーム
-
社会を変えるには
-
思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本
-
財政危機と社会保障
-
現代日本の問題集
-
危険不可視社会
-
愛国者は信用できるか
-
リスクに背を向ける日本人
-
ニッポンの刑務所
-
なぜ日本人は劣化したか
-
カニは横に歩く 自立障害者たちの半世紀
-
カーニヴァル化する社会
-
「世間」とは何か
-
「上から目線」の時代
-
「空気」と「世間」
-
タテ社会の力学
-
日本人の論理構造
-
日本人の意識構造
-
危機を活かす
-
タテ社会の人間関係
-
「家族」と「幸福」の戦後史