弔いの値段 葬式、墓、法事……いくら払うのが正解か?

弔いの値段 葬式、墓、法事……いくら払うのが正解か?

トムライノネダン ソウシキハカホウジイクラハラウノガセイカイカ

多死社会を迎えた令和の葬式&墓問題。お葬式の費用は? 墓はどうする? 菩提寺とは付き合いを続けるべき? 利用者の疑問や不満・不安に、ジャーナリストであり現役住職が答える弔いの現場のリアルな声。
葬式、墓、法事…… 弔いにまつわる常識・非常識、誰も避けて通ることができない弔いについて聞きたくても聞けなかった実情を知ることができる一冊。


  • 前巻
  • 次巻

オンライン書店で購入する

目次

第一章 弔いの値段   現代の葬式事情
利用者の本音)
親が死ぬと、いくらかかるのか?/弔いは火葬場を押さえることから始まる/悲しみの中でお金の算段/弔い費用のグレーゾーン「お布施」/葬式総額600万 お布施には相場がない/明朗会計を実現するお寺/お寺か家族葬かそれとも直葬か/おひとりさまの弔い 他
寺の実情)
泣き寝入りせず、悪質な寺には制裁を/「坊主丸儲け」と言われるけれど……/葬式のコスト、いくらが妥当か?/100万円以上の布施に値する儀式なんてない/出す側と受け取る側、それぞれの常識/宗派によって布施の金額は異なる/布施金額を明示することの弊害 他

第二章  墓の値段
利用者の本音)
「墓はいらない」という人たち/墓のトレンドは、継承不要で安価/永代使用と永代供養、寺全体が樹木葬墓地?/進化する納骨堂/墓がなくても供養はできる 他
寺の本音)
多様化する墓/「墓じまい」は慎重に考えるべき/墓の値段/墓石の値段/永代供養か永久供養か/東京にあった遺骨が青森の山奥へ/「合祀」と「合葬」のちがい 他

第三章 供養の値段
利用者の本音)
法要はいつまで続けるべきか/気づいたら墓がなくなっていた/遺品整理に見る日本人の宗教観/利用者がお坊さんに値段を付ける画期的サービス/死ぬことをわかっているのは人間だけ/フライドチキンに携帯 アイボ 失恋や炎上も供養 他
寺の本音)
檀家制度は必要か?/法要を必要としないという世代/弔い上げの布施相場/お寺の役割/日本仏教会という組織/見えざるものを畏れる日本人 他

第四章 対談 利用者と寺の本音をぶつけ合う どうする?令和の墓問題

書誌情報

紙版

発売日

2025年10月23日

ISBN

9784065408520

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

192ページ

著者紹介

著: 鵜飼 秀徳(ウカイ ヒデノリ)

僧侶、仏教ジャーナリスト。1974年、京都・嵯峨の正覚寺に生まれる。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞記者、日経PB雑誌記者を経て独立。2021年に正覚寺住職に就任。主に「宗教と社会」をテーマに執筆、取材を続ける。著書に『寺院消滅 失われる「地方」と「宗教」』(日経BP)、『仏教抹殺 なぜ明治維新は寺院を破壊したのか』、『仏教の大東亜戦争』(文春新書) 『絶滅する墓 日本の知られざる弔い』(NHK出版)など。大正大学招聘教授、東京農業大学、佛教大学非常勤講師。

著: 大久保 潤(オオクボ ジュン)

1963年生まれ。国際基督教大学教養学部卒。日本経済新聞社元那覇支局長、新潟支局長を経て、現在は日経新聞社生活情報シニアライター。著書に『幻想の島 沖縄』(日本経済新聞社) 、共著に『司法 経済は問う』『沖縄の不都合な真実』(新潮社)など。自治体や大学、経営者団体などでの講演も多数。

オンライン書店一覧

関連シリーズ

BACK
NEXT