『音楽』既刊・関連作品一覧
日本の新しい音楽 1975~
「ニューミュージック元年、1975年」にどっぷりと浸る、読む音楽の決定版!
すべてはこの年、始まった!
矢沢永吉、山下達郎、浜田省吾、中島みゆき―。
のちに音楽シーンに君臨する「BIG4」全員が新たな挑戦の第一歩を踏み出し、吉田拓郎、井上陽水、ユーミン……すでに一世風靡していた「GREAT3」が、新しい音楽性を確立していった1975年。
歌謡曲も演歌も、まったく新しいことしか起きていなかったこの年の音楽ムーブメントの躍動、そして、令和の今なお響き続ける「新音楽」を、言葉で奏でる。
1975年、それは「ニューミュージック」が確立した時代。「戦う音楽」から「個人的・内省的な音楽」への転換点、そして歌謡曲との対立から融合への転換点だった時代。
これですべて言いきれたのか。
いや、たった一つだけ言い残したことがある。
そんな1975年の音楽シーンは、めっちゃ面白かった!
(終章より)
沢田研二の音楽を聴く 1980―1985
「沢田研二1980-1985」――それは彼のもっとも「創造しい」時代。
佐野元春、糸井重里、井上陽水、伊藤銀次、早川タケジ、大沢誉志幸、後藤次利、岸部一徳、白井良明、大村雅朗、湯川れい子、銀色夏生、野宮真貴、秋元康……。
ニューウェーブ、ロックンロール、そして歌謡曲。3つの要素を融合した「大衆性」と「実験性」の両立への挑戦にキレッキレの才能が集う。世界最先端サウンドとパフォーマンスを追い求めた黄金の6年間の軌跡と奇跡を追う。「色つき」音楽クロニクル!
「JULIEこそが日本のロックンロール・ボーカリストの源流だ!!」
【収録曲】
1980年 「TOKIO」「恋のバッド・チューニング」「酒場でDABADA」「おまえがパラダイス」
1981年 「渚のラブレター」「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」「十年ロマンス」
1982年 「麗人」「色つきの女でいてくれよ」「おまえにチェックイン」「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」
1983年 「背中まで45分」「銀河旅行」「晴れのちBLUEBOY」「決めてやる今夜」
1984年 「どん底」「渡り鳥 はぐれ鳥」「AMAPORA」
1985年 「灰とダイヤモンド」 以上シングル19曲、アルバム11作品を徹底評論!
著者コレクション麗しきJULIEの豪華絢爛全ジャケットを総天然色8ページで一挙蔵出し!!
呼び屋一代 マドンナ・スティングを招聘した男
講談社+α新書
イケイケの80年代にボン・ジョヴィ、マドンナを呼び、バブル期に電通や大手企業と渡り合い成功公演を実現させ続けた男の芸能裏面史!
フレディ・マーキュリーから最期に愛され、マドンナ、ボン・ジョヴィを発掘し、韓流ブームを予見する――。
ゼニと夢のエンタメ興行のほんとうの話がここにある!
マドンナ/ボン・ジョヴィ/クイーン/クワイエット・ライオット/ボブ・ジェームス/
スティング/オスカー・ピーターソン/ロリン・マゼールとフランス国立管弦楽団/
ビリー・ジョエル/ローリング・ストーンズ/ホイットニー・ヒューストン/
サイモン&ガーファンクル/トロカデロ・デ・モンテカルロ/グランディーバ/
JYJ/カウフマン/グリゴーロ/フローレス
(「序章 開演のご挨拶」より)
本書に記すのは、僕が50年にわたって内外のアーティストと関わってきた「呼び屋」としての
個人史であると同時に、日本の音楽史でもあります。ここには誰もが知っている、綺羅星のように
輝いた著名なアーティストたちが多数登場します。
さあ、開演です。興味を持って、最後までお読みいただけましたら幸甚です。
ネットオーディオのすすめ 高音質定額制配信を楽しもう
ブルーバックス
CDをはるかに凌駕する音質で、話題になったネットオーディオ。
しかし、割高な価格とダウンロードのわずらわしさから
一部のマニアにしか支持されませんでした。
それが、高音質定額制配信サービスの出現で、
大きく変わろうとしています。
月々のわずかな料金で、CDをはるかに凌駕する音質の
1億曲のライブラリーが、聴き放題になるのです。
本書は、初めてネットオーディオに挑戦するオーディオファン・
音楽ファンを対象に機材の選び方から、煩わしいネットの設定まで
具体的に分かりやすく解説します。
■内容紹介
第1部 ネットオーディオのすすめ
第1章 ネットオーディオとは?
第2章 高音質音楽配信=ロスレス&ハイレゾ配信の楽しみ方
第3章 再生機器の変化と進化
第4章 ストリーミングサービスの選び方
第2部 クイック・スタート・ガイド
第5章 ネットワークプレーヤーの選び方
第6章 機材運びの基礎知識
第7章 ネットオーディオの設定
第8章 高音質ストリーミングのセッティング
第9章 「Roon」の設定と使いこなし
第10章 ネットオーディオのバリエーション
「90年代J-POPの基本」がこの100枚でわかる!
星海社新書
史上最もCDが売れた10年間、
その奇跡のような時代の楽曲群を凝縮した、J-POP入門書!
テレビドラマのタイアップによるミリオン・ヒットの連発に、小室哲哉によるTKサウンドや、ZARDやB’zなどのビーイング系アーティストの大躍進、そしてイカ天、渋谷系、R&Bディーヴァといったムーヴメントに、クラブ・ミュージックやインディー・ロックの台頭ーーあらゆる音楽ジャンルが渾然一体となってヒット作が続出した日本の90年代は、世界でも希に見る音楽的な進化を遂げた。本書は、90年代に誕生した創意工夫に満ちたアルバム群のなかから時代を象徴する100枚を厳選し、当時のポップミュージックシーンと併走してきた著者が丹念にレビューする。同時代を知っている方はもちろん、後追い世代の方にも、人類史上最もCDが売れた奇跡の10年間の記録と記憶を堪能してほしい。
ーーーーーー
レビューを読んだその場で聴ける!
本書掲載アルバムのサブスクリプションサービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)
プレイリストQRコード付き!!
ーーーーーー
*収録アーティスト
サザンオールスターズ、BUCK-TICK、FLYING KIDS、LINDBERG、東京スカパラダイスオーケストラ、BEGIN、たま、KAN、JITTERIN'JINN、岡村靖幸、山下達郎、フリッパーズ・ギター、ORIGINAL LOVE、HIS、小泉今日子、槇原敬之、CHAGE&ASKA、B'z、長渕剛、THE BLANKEY JET CITY、小田和正、SING LIKE TALKING、L⇔R、米米CLUB、X JAPAN、中島みゆき、竹内まりや、DREAMS COME TRUE、森高千里、氷室京介、橘いずみ、WANDS、PIZZICATO FIVE、ZARD、玉置浩二、小沢健二、福山雅治、松任谷由実、広瀬香美、trf、藤井フミヤ、Mr.Children、テイ・トウワ、LUNA SEA、シャ乱Q、大黒摩季、THE BOOM、JUDY AND MARY、斉藤和義、LOVE TAMBOURINES、奥田民生、スチャダラパー、SMAP、小島麻由美、スピッツ、MY LITTLE LOVER、キングギドラ、ウルフルズ、フィッシュマンズ、GLAY、サニーデイ・サービス、thee michelle gun elephant、globe、安室奈美恵、エレファントカシマシ、UA、久保田利伸、THE YELLOW MONKEY、電気グルーヴ、Bonnie Pink、山崎まさよし、SPEED、川本真琴、今井美樹、KinKi Kids、スガシカオ、Chara、PUFFY、Every Little Thing、MISIA、モーニング娘。、ゆず など
ボカロソングガイド名曲100選
星海社新書
ボカロソングの歴史を100の名曲で辿る入門ガイド!
電子の歌姫・初音ミクが2007年に誕生したことに始まり、いまや日本の音楽シーンを語る上で避けては通れないものになった合成音声ソフトにより創造される音楽「ボカロソング」。音楽を“聴く”だけでなく、インターネットを介して“参加する”楽しさがクリエイターとリスナーを繋げてきたこの新潮流からは、数多の素晴らしい作品が生まれてきました。本書はボカロPたちの情熱と創作の連鎖が築き上げてきたその歴史を辿るべく、1OOの名曲を厳選。精緻な楽曲レビューにより、2022年の現在へと至る15年の歩みを通覧します。21世紀最大の音楽カルチャー「ボカロソング」の世界にようこそ!
合本版 作曲の科学/楽器の科学
2019年9月刊行の『作曲の科学』と、2022年4月刊行の『楽器の科学』のお得な合本版。
音楽は「五線譜上のサイエンス」!
作る人も弾く人も聴く人も、科学の視点で音楽を楽しもう!
フランスで最も栄誉ある音楽勲章を最年少受章した著者が、基礎の基礎からやさしく手ほどき!
「和音」と「不協和音」はどう違う?
「明るい曲」「暗い曲」は、どうやってできる?
ユーミンと童謡に意外な共通点が!
すべてのメロディとハーモニーは「計算」から生まれる!
狙いどおりの楽曲を生み出す“足し算”と“かけ算”とは?
ピアノ、バイオリン、トランペット、マリンバ……「魅惑の響き」はどう作られるのか?
楽器の個性を生み出す「倍音」とは?
音色を美しくする「共鳴」とは?
バイオリンの最重要パーツ「魂柱」とは?
楽器の素晴らしさを引き出すコンサートホールの条件は?
そして、プロが考える「最高の楽器」とは?
【作曲の科学/もくじ】
第1楽章 作曲は「足し算」である──音楽の「横軸」を理解する
第2楽章 作曲は「かけ算」である──音楽の「縦軸」を理解する
第3楽章 作曲のための「語彙」を増やす──楽器の個性を知るということ
第4楽章 作曲の極意──書き下ろし3曲で教えるプロのテクニック
【楽器の科学/もくじ】
第1楽章 作曲の「かけ算」を支える楽器たち──楽器には5種類ある
第2楽章 楽器の個性は「倍音」で決まる──楽器が奏でる「音」の科学1
第3楽章 楽器の音色は「共鳴」が美しくする──楽器が奏でる「音」の科学2
第4楽章 「楽器の最高性能」を引き出す空間とは?──コンサートホールの音響科学
第5楽章 演奏の極意──世界的ソリスト10人が教えるプロの楽器論
プリンス オフィシャルディスク・コンプリートガイド
星海社新書
公式発表全作品レビューから辿る、プリンスの偉業
あらゆる音楽ジャンルを超越し、凡庸さとは対極にある不世出の天才ミュージシャン、プリンスーーリリースするごとに万華鏡のように変化してきたその作品群はリスナーを魅了しつつも、時代に先駆けたサウンドや野心的なマーケティングのために、時として物議を醸し出してきた。プリンスのあまりにも膨大な作品群の魅力を余すことなく周知すべく、ファンサイト「NPG Prince Site」を20年以上運営し続ける日本国内屈指のプリンスフォロワーである著者が、プリンス公式発表作品全99タイトルを楽曲制作の背景や世界観を誠実かつ愛情を込めて精緻にレビュー。ようこそ、未来永劫語り継がれていくであろう、深淵なるプリンスの創作世界の入り口へ。
膨大かつ変幻自在なプリンス楽曲群へのゲートとなる、入門書にて決定版
プリンス公式音源作品全99タイトルを精緻にレビュー!!
特別対談 KダブシャインxKID 収録!
*本書収録内容
<作品レビュー>
スタジオ盤 計39タイトル
ライブ盤・ベスト盤・コンピレーション盤・NPG(The New Power Generation) 計26タイトル
2016年以降発表盤 計15タイトル
映画サウンドトラック・ホームビデオ・ゲーム 計19タイトル
巻末収録:特別対談
”語り継ぐべき孤高の天才、プリンス”
KダブシャインxKID
演奏家が語る音楽の哲学
講談社選書メチエ
音楽は演奏家を抜きに現実化しない。人間によってしか血の通った音楽を、楽譜の向こう側にある音楽を蘇らせることはできないのである。
本書は芸術大学で指導する一方、演奏家としても第一線で活躍中のフルーティストによる、演奏という観点から見た音楽論である。つねにその瞬間瞬間の現れとしての音楽を生み出す者だからこそ得られる洞察、そこから個性と普遍という大きな問題へも視野を広げていく。
[本書の内容]
第一章 音を奏でる人類
第二章 「音楽そのもの」との交歓
第三章 音楽に表れるのは個性か普遍性か
第四章 音符の奥に立ち上がる音楽
第五章 響かせること、響きを合わせること
楽器の科学 美しい音色を生み出す「構造」と「しくみ」
ブルーバックス
弾く人も聴く人も、科学の視点で音楽を楽しもう!
ピアノ、バイオリン、トランペット、マリンバ……「魅惑の響き」はどう作られるのか?
楽器の個性を生み出す「倍音」とは?
音色を美しくする「共鳴」とは?
バイオリンの最重要パーツ「魂柱」とは?
楽器の素晴らしさを引き出すコンサートホールの条件は?
そして、プロが考える「最高の楽器」とは?
フランスで最も栄誉ある音楽勲章を最年少受章した著者が楽器の秘密を解き明かす!
〈もくじ〉
プレリュード──音楽は「五線譜上のサイエンス」
第1楽章 作曲の「かけ算」を支える楽器たち──楽器には5種類ある
第2楽章 楽器の個性は「倍音」で決まる──楽器が奏でる「音」の科学1
第3楽章 楽器の音色は「共鳴」が美しくする──楽器が奏でる「音」の科学2
第4楽章 「楽器の最高性能」を引き出す空間とは?──コンサートホールの音響科学
第5楽章 演奏の極意──世界的ソリスト10人が教えるプロの楽器論
※本書は、1979年刊行のブルーバックス『楽器の科学──角笛からシンセサイザーまで』(橋本尚著)とは内容が異なります。
「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!
星海社新書
<好評4刷出来!>
<推薦コメント到着!>
ページをめくると
聞こえてくるよ
シティポップへの真摯なラブコールが
ーー伊藤銀次
この時代を知る人、新しく出会った人、
どちらへも明快な輪郭を持ったガイド本として導いてくれるに違いない
ーー佐藤竹善(Sing Like Talking)
空前のリバイバル! 全世界で鳴り響いている「シティポップ」。
その熱狂を凝縮した、入門書にして決定版。
クリエイティビティに富んだ作品群から厳選したアルバム100枚を精緻にレビュー!!
ロックやソウルなど洋楽の要素を取り込み、鮮やかな色彩感覚で洗練された都市の情景を描きながら、憂いや哀愁をも含んだ日本独自の音楽ジャンル、「シティポップ」ーー1970年代から80年代にかけて日本で誕生したこの「都市型ポップス」が2010年代のネットコミュニティの隆盛により、竹内まりや「プラスティック・ラブ」をはじめとした作品の数々が世界に発見され、急拡大した。本書はシティポップ史に燦然と輝く名盤から、先人の遺伝子を受け継ぎ昇華し続ける次世代盤まで、シティポップを紐解くうえで決して外すことのできない必聴の100枚を厳選し、30年にわたり日本のポップミュージックシーンと併走してきた著者が一枚ずつ丹念にレビューする。時代も国境も軽々と越えた、語り継ぐべき「日本の文化遺産(シティポップ)」に耽溺してほしい。
カバー装画:鈴木英人
<本書掲載アーティスト>*本書より抜粋
SUGAR BABE、荒井由実、鈴木茂、大貫妙子、加藤和彦、南佳孝、松原みき、大滝詠一、寺尾聰、山下達郎、伊藤銀次、佐藤博、吉田美奈子、杏里、稲垣潤一、杉真理、角松敏生、松田聖子、杉山清貴&オメガトライブ、竹内まりや、ティン・パン・アレー、Char、尾崎亜美、小坂忠、ラジ、笠井紀美子、やまがたすみこ、細野晴臣&イエロー・マジック・バンド、高橋ユキヒロ、サディスティックス、小林泉美&Flying Mimi Band、中原理恵、サーカス、郷ひろみ、広谷順子、五十嵐浩晃、岩崎宏美、EPO、伊勢正三、井上鑑、佐野元春、東北新幹線、濱田金吾、中原めいこ、AB'S、須藤薫、山本達彦、村田和人、国分友里恵、来生たかお、菊池桃子、1986オメガトライブ、飯島真理、鈴木雅之、今井美樹、Original Love、小沢健二、GREAT3、具島直子、古内東子、キリンジ、比屋定篤子、NONA REEVES、冨田ラボ、畠山美由紀、流線形、Lamp、土岐麻子、一十三十一、シンリズム、LUCKY TAPES、星野みちる、SPiCYSOL、never young beach、Yogee New Waves
など
才能のあるヤツはなぜ27歳で死んでしまうのか?
星海社新書
美化していい死など、ないーーすべての痛みに寄り添うジーン・シモンズの言葉
薬物依存や精神疾患により成功の頂点で夭逝した天才たちに共通する奇妙な事実、享年「27」ーー「27クラブ」と括られたこの痛ましい偶然に人々は心を奪われ、果てはその死を美化するまでに至った。本書は、いまなおシーンの最前線に君臨するロックバンドKISSのフロントマン、ジーン・シモンズが、「27クラブ」のメンバーであるジミ・ヘンドリックス、カート・コベイン、エイミー・ワインハウス、バスキアなど総勢13名の天才たちが自己破壊に至ってしまった過程を丹念に辿る。そして彼らが抱えていた孤独や痛みに真摯に向き合い、後世に遺した偉大な功績に新たな光を当てる。ジーンは本書を通じて、困難に直面しているすべての現代人に、「生きろ」と語りかける。
ーーー
なぜ、僕は生きているのだろうか?
ジーンが記してくれたスターたちの若すぎる死の神話から
僕が生きる意味を、もう一度問い直したいーー。
YOSHIKI
*本書帯に寄稿
ーーー
<ジーン・シモンズが言及する「27クラブ」のアーティストたち>
ロバート・ジョンソン
ブライアン・ジョーンズ
ジミ・ヘンドリックス
ジャニス・ジョプリン
ジム・モリソン
ジャン=ミシェル・バスキア
カート・コベイン
エイミー・ワインハウス
アヴィーチー
アラン・”ブラインド・アウル”・ウィルソン
ロン・”ピッグペン”・マッカーナン
ジョナサン・ブランディス
オーティス・レディング
ティム・バックリー&ジェフ・バックリー
<「27クラブ」への科学的アプローチ>
ジェイムズ・ファロン博士(神経科学者)インタビュー
ーーー
(本書の意図は)自己破壊などしなくても、この本でとりあげた人々はすばらしい仕事をしたのだと明らかにすること。早逝や精神的混乱や中毒との戦いが彼らの遺産をさらに輝かせるなんて、そんなことがあってはならないし、彼らの物語の焦点になってはならない。逆に言えば、私たちの悲しみはまっとうな悲しみであるべきだ。壁にぶちあたるのはなんてクールなんだ、などという妙な但し書きに飾られたものであってはならない。もし私たちが、死の魅惑などただの神話に過ぎないとしっかり認識すれば、次世代の若き偶像(アイコン)はそんな流れを引き継ぐ必要など感じずにすむかもしれない。
ーージーン・シモンズ
*本書イントロダクションより
作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」
ブルーバックス
曲作りは「五線譜上のサイエンス」だ!
フランスで最も栄誉ある音楽勲章を最年少受章した著者が、書き下ろし新曲を例に基礎の基礎からやさしく手ほどき!。
すぐに聞ける音源付き!
「作曲とは数学である」──そのこころは?
「和音」と「不協和音」はどう違う?
「明るい曲」「暗い曲」は、どうやってできる?
ユーミンと童謡に意外な共通点が!
すべてのメロディとハーモニーは「計算」から生まれる!
狙いどおりの楽曲を生み出す“足し算”と“かけ算”とは?
豊富な音源を用いて気鋭の音楽家がわかりやすく解説する「作曲のロジックとテクニック」。
本書読者のための特別付録として、新譜『Gunung Kawi』を公開(ハイレゾ対応)。
【もくじ】
第1楽章 作曲は「足し算」である──音楽の「横軸」を理解する
第2楽章 作曲は「かけ算」である──音楽の「縦軸」を理解する
第3楽章 作曲のための「語彙」を増やす──楽器の個性を知るということ
第4楽章 作曲の極意──書き下ろし3曲で教えるプロのテクニック
音楽の理論
講談社学術文庫
なぜベートヴェン「田園」は穏やかな感興をもたらすのか。
バッハの紡いだ旋律の根幹とはいかなるものか。
日本のクラシック音楽評論の泰斗が、楽曲をより深く愉しむための「楽理」を詳らかにし、
バロック以前から無調・多調音楽まで三七五もの名曲の譜例を採り、和声・リズム・旋律・対位法・形式・転調の真髄を説く。
空前絶後の音楽理論書!
-----------------------------------------
本書は和声とか対位法とか音楽形式とかの寄せ集めではなく、一つの体系的な音楽理論であって、その中に和声や対位法や音楽形式、そしてさらに旋律とリズム編までも含んでいるのである。その中心となる観点は、私が音楽史と音楽美学の研究から得た私自身のものである。──本書より
-----------------------------------------
【本書の内容】
第1部 基礎の理論
第2部 和声の理論
第3部 転調の理論
第4部 リズムと旋律の理論
第5部 対位法の理論
第6部 形式の理論
井上陽水英訳詞集
井上陽水デビュー50周年、『ブラタモリ』のテーマ曲をはじめ、私たちの心をずっと捉えて離さない陽水の名曲の数々。ロバート キャンベルが人生を彷徨っていた時代から、病の日々も傍らにあったのは陽水の歌だった。初期の代表作から陽水を象徴する曲まで、厳選歌詞50作を英訳。英語というフィルターを通すことで炙り出されてくる陽水のメッセージ。この本はスリリングなほどのくわだてなのだ。
「陽水はうなぎだ」これは陽水の親友であるユーミンが放った一言。
後日TOKYO FMの番組で陽水と対談したキャンベルは、ついにうなぎを捕まえる。これまで陽水は決して歌詞について語ろうとしなかったが、沈黙は破られた。スタッフが固唾を飲む中初めて自らの歌詞について語る。同番組「ミュージックドキュメント 井上陽水×ロバート キャンベル『言の葉の海に漕ぎ出して』」は、日本放送文化大賞グランプリなど放送界の大きな賞を多数受賞。
この対談も含めて評論パートでは、何にこだわり、どんな心情を込めてきたのか陽水自身の言葉も多数紹介。「青い闇の警告」では、「言葉をそういうふうに並べることで、切なさや、人間って何だろうと想像してもらうんです。それこそがこの歌詞の目論見なのです」と。
病に倒れたキャンベルが病床で1日1作を英訳していったことから本書は生まれた。評論では人間の業や願いをすくって文学世界にも分け入っていく。命のカウントダウンが始まったとき、作家たちは何を日々記したか、何を望んだか。陽水の歌から、宮沢賢治、中江兆民、正岡子規など近現代の作家たちの声が立ち上ってくる。さらに、陽水が受けていたボブ・ディランの影響、ジェーン・バーキンらは陽水の「カナリア」をどう解釈したのかも――。愛や人間、人生、社会と、本書の中で陽水の言葉が読み手をも照らしていく。
【本書収録の英訳詞】
限りない欲望・人生が二度あれば・断絶・もしも明日が晴れなら・家へお帰り・傘がない・つめたい部屋の世界地図・東へ西へ・かんかん照り・夏まつり・夢の中へ・心もよう・帰れない二人・氷の世界・夕立・ゼンマイじかけのカブト虫・二色の独楽・招待状のないショー・青空、ひとりきり・曲り角・結詞・青い闇の警告・ミス コンテスト・甘い言葉ダーリン・なぜか上海・海へ来なさい・勝者としてのペガサス・ジェラシー・とまどうペリカン・カナリア・お願いはひとつ・ワカンナイ・背中まで45分・バレリーナ・いっそ セレナーデ・ダンスはうまく踊れない・飾りじゃないのよ 涙は・ワインレッドの心・ミスキャスト・恋こがれて・最後のニュース・少年時代 ・Just Fit・ドレミのため息・嘘つきダイヤモンド・アジアの純真・積み荷のない船・ビルの最上階・長い坂の絵のフレーム・覚めない夢
生きる伝説のライブハウス「江古田マーキー」 青春を熱く駆け抜けよ! 武道家オーナーの人生行脚
今年でオープン40周年を迎えた「マーキー」の創始オーナーである著者が長年携わってきた音楽界とエンターテインメント界、文化の歴史を回顧するクロニクル。音楽エンターテインメントが広く市民権を得ていった軌跡のストーリー、アーティストたちの素顔、舞台裏エピソードなどを、時の文化的社会的背景もからめて、今では貴重な資料である当時の写真アーカイブとともに明らかにします。
泉谷しげる、ムッシュかまやつ、森山直太朗、所ジョージ、柳ジョージ、そしてなんと淡谷のり子まで……日本の音楽界とエンターテインメント界の錚々たるアーティストたちの活動を支え続けてきた、《生きる伝説》のライブハウス「江古田マーキー」。最近では、歌謡曲、ロック、フォーク、ジャズにかぎらず、クラシックや日本の古典音楽の演奏会も積極的に開催され、隠れたアーティストたちの発掘と研鑽に一役買っています。また、音楽のみならず、お笑いや落語会、映画・演劇・美術作品の発表会、各種シンポジウム・講演会・討論会なども頻繁に行われ、広く文化と教養の発信基地としてその社会貢献と存在感は数多のライブハウスとは一線を画し、いまや知る人ぞ知る「文化の虎の穴」となっています。
本書は、今年でオープン40周年を迎えた「マーキー」の創始オーナーである著者が長年携わってきた音楽界とエンターテインメント界、文化の歴史を回顧するクロニクル。音楽エンターテインメントが広く市民権を得ていった軌跡のストーリー、アーティストたちの素顔、舞台裏エピソードなどを、時の文化的社会的背景もからめて、今では貴重な資料である当時の写真アーカイブとともに明らかにします。
音律と音階の科学 新装版 ドレミ…はどのように生まれたか
ブルーバックス
およそ10年前に刊行されたブルーバックス屈指の人気作が、装いを新たに生まれ変わる。なぜ音楽は音をデジタル化し、ドレミ…を使うことにしたのか? そもそもドレミ…はどうやって決まったのか? なぜ特定の和音は心地よいのか? 簡単な数学で、知れば知るほどおもしろい音楽の秘密をあばく!
モーツァルトからピンク・レディーまで 名曲の陰に数学あり!
・科学の眼で見る音楽と楽器
本書は、科学(おもに数学と物理学)の眼から見える音楽と楽器のあらたな一面を紹介するものです。およそ10年前に発売され20回以上増刷してきた人気作が、新たな内容を加え、装いを新たに生まれ変わりました!
・本書の構成
第1章 ドレミ…を視る,ドレミ…に触れる
第2章 ドレミ…はピタゴラスから始まった
第3章 音律の推移――閉じない環をめぐって
第4章 なぜドレミ…が好き?――音楽の心理と物理
第5章 コードとコード進行――和音がつくる地形を歩く
第6章 テトラコルド――自由で適当な民族音楽
第7章 楽器の個性を生かそう
第8章 音律と音階の冒険――新しい音楽を求めて
・音楽と数学
音楽はドレミ…という決まった音を使います。音とは空気の振動であり、わたしたちはその振動数のちがいを音高のちがいとして聞き取ります。音楽が決まった音(周波数)を使うということは、逆に言えば、それ以外の周波数の音を使えないということです。ドとレの間に音は無限に存在する(周波数を細かく区別できれば、無限の音を扱える)のに、音楽で使えるのはド♯(あるいはレ♭)だけ……。
音楽は音をデジタル化している、とも言えます。ではそのデジタル化はどのようなルールにもとづくのでしょうか? ここに簡単な数学が登場します。ドレミ…に割り当てられた周波数を並べて数列をつくってみると、学校で習った「ある数列」が現れるのです。
・ピタゴラスのおかげ!?
音楽が使う音をデジタル化したのは、紀元前6世紀に活躍したピタゴラスでした(三平方の定理あるいはピタゴラスの定理で有名な、あの方)。彼は楽器を使って音の研究をしていました。ピタゴラスが1オクターブを構成する12音(音律)を決めた実験はシンプルで、私たちも簡単に再現することができます(方法は本書で紹介)。その実験は「心地よい和音」の理解にもつながります。
もちろん、音楽や楽器の進化とともに音律は変化をくり返してきました。しかし、根本のアイデアはピタゴラスから変わることなく生き続けています。世界のあらゆる名曲がピタゴラスのおかげで誕生したのかもしれません。
フォークソングの東京・聖地巡礼 1968-1985
1960~80年代、ミュージシャンたちの若き日々。岡林信康、はっぴいえんど、オフコース、吉田拓郎、RCサクセション、山下達郎、ユーミンからさだまさしまで、事件と伝説のライブと名曲誕生の舞台を訪ねる。東京生まれのフォーク少年が体験してきた、極私的フォーク論。
新宿で小田和正と赤い鳥が出会い、
渋谷で忌野清志郎と仲井戸麗市と泉谷しげるが競演し、
三田で頭脳警察とはっぴいえんどと吉田拓郎がすれ違い、
四谷で南こうせつが喜多條忠に声をかけ、
高円寺で伊藤銀次が山下達郎を発見、
赤坂から荒井由実と石川セリと山崎ハコの歌声が流れる。
1960~80年代。フォークの時代。
ミュージシャンたちの若き日々。
事件と、伝説のライブと、名曲誕生の舞台を訪ねる。
東京生まれのフォーク少年が体験してきた、極私的フォーク論。
ヒットの崩壊
講談社現代新書
激変する音楽業界、「国民的ヒット曲」はもう生まれないのか? 小室哲哉はどのように「ヒット」を生み出してきたのか? なぜ「超大型音楽番組」が急増したのか? 「スポティファイ」日本上陸は何を変えるのか? 「ヒット」という得体の知れない現象から、エンタメとカルチャー「激動の時代」の一大潮流を解き明かす。テレビが変わる、ライブが変わる、ビジネスが変わる。業界を一変させた新しい「ヒットの方程式」とは──。
激変する音楽業界、「国民的ヒット曲」はもう生まれないのか?
●宇多田ヒカルの登場はJ-POPをどう変えたのか?
●小室哲哉はどのように「ヒット」を生み出してきたのか?
●いきものがかり・水野良樹が語る「ヒットの本質」とは?
●オリコンは「AKB商法」をどう受け止めているのか?
●なぜ「超大型音楽番組」が急増したのか?
●「スポティファイ」日本上陸は何を変えるのか?
●なぜBABYMETALは世界を熱狂させたのか?
●SMAP解散発表で広がった購買運動の意味とは?
「ヒット」という得体の知れない現象から、エンタメとカルチャー「激動の時代」の一大潮流を解き明かす。
テレビが変わる、ライブが変わる、ビジネスが変わる。
業界を一変させた新しい「ヒットの方程式」とは…?
【目次】
■第一章 ヒットなき時代の音楽の行方
「音楽不況」は本当か?/10年代の前提条件/AKB48とSNSの原理/「共通体験」がキーを握るなど
■第二章 ヒットチャートに何が起こったか
「音楽は特典に勝てない」/オリコンの未来像/ビルボードが「複合チャート」にこだわる理由/カラオケから見える10年代の流行歌/ヒット曲が映し出す「分断」など
■第三章 変わるテレビと音楽の関係
東日本大震災が変えたテレビと音楽の歴史/「入場規制」が人気のバロメーター/「メディアの王様」ではなくなった/『ASAYAN』以降の空白など
■第四章 ライブ市場は拡大を続ける
「聴く」から「参加する」へ/「みんなで踊る」がブームになった時代/スペクタクル化する大規模ワンマンライブ/メディアアーティストがライブの未来を作るなど
■第五章 J-POPの可能性──輸入から輸出へ
はっぴいえんどのイノベーション/洋楽に憧れない世代の登場/なぜカバーブームが起こったか/「過圧縮ポップ」の誕生/中田ヤスタカが作る次の「東京」など
■第六章 音楽の未来、ヒットの未来
音楽を“売らない”新世代のスター/ロングテールとモンスターヘッド/小室哲哉の見出す「音楽の未来」/unBORDEの挑戦/水野良樹が語る「ヒットの本質」/音楽シーンの未来など
ニッポン エロ・グロ・ナンセンス 昭和モダン歌謡の光と影
講談社選書メチエ
昭和の初め、世に言うエロ・グロ・ナンセンス時代に大量に作られ消費された、あきれるほどバカバカしいがゆえに魅惑的なエロ歌謡群は、いつしか忘却の底に沈みました。まさに日本歌謡史におけるミッシング・リンクといってよいでしょう。エロで生れてエロ育ち、私しゃ断然エロ娘……などと歌い上げたそれらを拾い上げ、つなぎあわせ、戦前の日本人が感じたエロを、その誕生から滅亡までたどってみる……。それが本書の目論見です。
「昭和初期は暗い時代だった」というイメージには根強いものがあります。
ただ、戦前期の日本を暗黒だったと言いきれるかというと、そうでもありません。時代はつねに多面的で翳があれば光もあります。
昭和初期はエロ・グロ・ナンセンス時代とのちに言われるようになります。出版界や新聞紙面のエロの跋扈は、厳しい思想弾圧によって国民に不満や圧政感が溜まらないようにするためのガス抜きではないか、との観測は当時からあったにせよ、芥川龍之介の謂う「ぼんやりした不安」を裏返しにした刹那的な享楽主義を軍縮とリベラル思想が後押しして、時代は暗黒どころか軽佻浮薄をきわめたのです。
無責任にもほどがあるエロとジャズとゴシップの垂れ流し状態は誰にも手がつけられません。新聞もラジオもあわよくば享楽的な方向に流れよう流れようとする。そうした世相を写した流行小唄や映画主題歌が雲霞のごとく出現しました。
エロで生れてエロ育ち
私しゃ断然エロ娘
こんな歌が平然と歌われていたのです。主義や思想に敏感な学生を息子にもつ親もまた「テロよりはエロ」「赤色に染まるなら桃色のほうがマシ」などと言い出す始末。閉塞感のなかで必要以上にクローズアップされた“エロ”という概念があらゆる分野に浸透する……。
そもそもはやり唄とはどの時代にあっても世相を写すものですから、それはけっして珍しい現象ではないといえます。ただ、昭和初期がユニークなのは、その内容がエロに特化し、一時はレコード歌謡がエロ一色に塗り立てられたことにあります。
エロ・グロ・ナンセンス時代に大量に作られ消費されたエロ歌謡群は、いつしか忘却の底に沈みました。まさに日本歌謡史におけるミッシング・リンクといってよいでしょう。それらを拾い上げ、つなぎあわせ、戦前の日本人が感じたエロを、その誕生から滅亡までたどってみる……。それが本書の目論見です。