文芸(単行本)作品一覧

出合茶屋
出合茶屋
著:阿部 牧郎
文芸(単行本)
女はコワイが、勉強になる。 熟年夫婦が出合茶屋(ラブホテル)に通う訳は?自由奔放な浪速の性愛を描く異色時代小説
深紅
深紅
著:野沢 尚
文芸(単行本)
憎悪に蝕まれていく心の闇を描き尽くす、書下ろし長編サスペンス問題作 一家惨殺事件。 生き残った長女と、加害者の娘。2人は、出会ってはならなかった。 12歳の初夏。両親と幼い弟2人は、父の仕事相手に惨殺された。遺体の顔面はハンマーで砕かれ、家の中は家族の血で満たされた。8年後、加害者の1人娘を捜し当てた時、胸の奥底に封印した真っ赤な憎悪があふれ出し、奏子の扉を決壊させた。
やぶさか対談
やぶさか対談
著・装画・その他:東海林 さだお,著:椎名 誠
文芸(単行本)
ノーベル賞からラーメン王まで、巨大な才能、ユニークな個性をこのふたりがもみほぐす! 各界の王から楽しく聞き出す帝王術 ケンカ王・田嶋陽子 実演販売王・川口隆史 文学王・大江健三郎 カリスマ・沢野ひとし 発明王・ドクター中松 ラーメン王・大村明彦 美白王・鈴木その子 さらには、すき焼きの食べ方、電車の切符の買い方、三角ベースの楽しみ方まで役に立つ情報満載!
歴史に学ぶ
歴史に学ぶ
著:津本 陽
文芸(単行本)
歴史の奥から、時代と人間の生々しい声が! 時代を動かす人間の力!戦国時代、幕末動乱の瞬間、そして中国・秦の時代、人物の知力胆力を見つめる! 信長・秀吉・家康という順番には、こうでなければならなかったという必然性が感じられます。あれだけのことを粗ごなしにできたというのは、やはり信長です。 信長という人は、ある意味では一番公平だったと思うんです。完全な能力主義で、能力があったら、必ず引き立てます。――(本文より)
百助嘘八百物語
百助嘘八百物語
著:佐藤 雅美
文芸(単行本)
サスペンス溢れる痛快時代ピカレスク 天才詐欺師・百助がたくらんだ一攫千金、その顛末は。 取退(とりの)き無尽で大坂を追われ無一文、頭脳の限りをつくして7万両儲けてやる。 真夏の普請場に上方訛りの爺さん・百助が流れてきた。なかなかの知恵者で、金儲けには目端が利く。日傭(ひよう)取りの辰次は、病に苦しむ百助の面倒をみたのが縁で、いかさま博打の余禄に与った。やがて辰次は百助と親分子分の間柄になり、うさん臭い世界に引きずり込まれていく。
四千万歩の男 忠敬の生き方
四千万歩の男 忠敬の生き方
著:井上 ひさし
文芸(単行本)
歩け、歩け。 50歳を過ぎてから日本全土を測量した大事業は、愚直な精神が支えた。第二の人生を全うする平凡な覚悟を学べ。
チェンジリング 取り替え子
チェンジリング 取り替え子
著:大江 健三郎
文芸(単行本)
自らの意志で向こう側へ行ってしまった友――義兄の映画監督……大きな悲哀の殻を突き破るようにして、新生の感情を育む書下ろし長篇小説
母なる風の教え
母なる風の教え
著:ベア・ハート
文芸(単行本)
今日は生きるのにもってこいの日 ネイティブ・アメリカンの驚くべき智慧 人生を変えてしまう、魔法のヒントがここにある。 高い精神文化を連綿と受け継ぐネイティブ・アメリカンの教え。ハッとさせられる言葉で紡がれた本書は、われわれの日々の考え方、生き方を揺さぶるヒントに満ちている。
不知火海
不知火海
著:内田 康夫
文芸(単行本)
ファン待望の新作長編ミステリー! 蒼き炎に誘われ、浅見は廃坑の町をさまよう。 「不知火を見た――」その言葉を残して、男と女が失踪した。男が隣人に託した桐箱には髑髏(どくろ)。その歯が噛みしめる黒い鉱石。九州・八代の海を舞台に、浅見光彦の推理が冴える。 逃亡者――男は何から逃げているのか。彼とともに姿を消したモデルの女を追って、浅見は九州へ飛ぶ。かつて炭坑で栄えた町の哀しい歴史をたどるうちに、25年前「悪魔の砂」をめぐって起きた事件の恐るべき真相が明らかにされていく――
大江戸えころじー事情
大江戸えころじー事情
著:石川 英輔
文芸(単行本)
太陽(ソーラー)エネルギーが超過密国・江戸の日本を支えた。 江戸の暮らしの基本、エネルギー・ゼロ社会を、多数の図版でビジュアルに紹介。
文学夜話-作家が語る作家
文学夜話-作家が語る作家
編:日本ペンクラブ
文芸(単行本)
12人の現役作家が明かす、あの有名作家・異色作家の意外な魅力 生身の作家の語りを通して、あの世の作家が、目の前に現れるようです。それぞれの作家論には、語っている作家自身の生き方もかいま見え、1冊で二度のおいしさを味わいました。――俵万智氏 梅原猛/「猫」が小説を書いたのか――漱石の笑いとその消滅 瀬戸内寂聴/樋口一葉の恋愛 小中陽太郎/小栗風葉・戯作の復権 加賀乙彦/中里介山・非情とユーモアの大長篇 河野多惠子/谷崎文学の勁さ 加藤幸子/尾崎翠の感覚世界 猪瀬直樹/川端康成と雑誌文化 黒井千次/堀辰雄・精神と土地 阿刀田高/中島敦・奇妙な味の短篇 井上ひさし/名優・太宰治 高井有一/立原正秋・日本と韓国の間 眉村卓/星新一とショートショート
日本人の帽子
日本人の帽子
著:樋口 覚
文芸(単行本)
帽子が語る〈近代〉 古今東西の文学、美術、社会にあらわれた帽子の果てなき謎を探索し、近代の「顔」に迫る画期的〈帽子哲学〉の誕生!
女帝・氷高皇女
女帝・氷高皇女
著:三枝 和子
文芸(単行本)
生涯独身だった美しき女帝をとりまく、不成就の恋の歌。 政争と不思議なめぐり合わせで、祖母、母、娘と3代の女性がつづいて皇位に即く。氷高元正天皇の波乱の生涯。 祖母・持統天皇から 「氷高を長屋王に婚姻(とつが)せたりはしません。あの皇女は、もっと大変なことが出来したときに重要な地位に即いてもらわねばなりません。誰彼の妃などしてはならない」と命を受け、 母・元明天皇から 「私が生きているあいだは、不比等はお前を御位から下ろすことはできますまい。お前は推古様のように長生きして、長く皇位に即いている必要があります」 との言葉を受けて、政争のただ中に、氷高皇女は即位する。
極楽家族
極楽家族
著:佐藤 洋二郎
文芸(単行本)
せっぱつまった家計は家族を明るくする?! リストラ中年男の人生の悲哀と楽しみ。ゆっくりする時間が出来て初めてわかる自分という存在。過去を振り返り人間というものをしみじみ考える好篇3本名作小説集! 人間の日常の本質に迫る滋味豊かな純文学小説集! 職を失った男と家族の日常の物語。 希望はない、しかし、日々を生きる楽しみだけは確実にある。 ……居酒屋で、妻にもらった金を計算しながらちびちび飲む酒は、喉を通りにくい。……義理の父親からかかってくる電話がすごく嫌だ。……1日2回朝夕、犬の散歩に行く。……たまには自分が夕飯を作らねば、とびくびくする。 収録作品=「綿毛」「極楽家族」「運動会」
電子あり
ミスキャスト
ミスキャスト
著:林 真理子
文芸(単行本)
週刊現代連載中から人気沸騰! この結末はハッピーエンドか、それともホラーなのか。 2回目の結婚をした男の欲望と逡巡を描いた、まったく新しい恋愛小説。 「男っていうのは、いや、女もそうだろうけど、この夫は違う、この妻は違うんじゃないかってしょっちゅう後悔している。ちょうど芝居の途中で、ミスキャストに気づいたようなもんさ」――(本文より)
江戸の検屍官 闇女
江戸の検屍官 闇女
著:川田 弥一郎
文芸(単行本)
医学推理+捕物帳!現役外科医で乱歩賞作家の試みがここに結実。 メスもない江戸で検屍に必要なものは何か。 男の屍と一夜を明かした女。病患死か他殺か、仔細に吟味せよ。 銀簪の変色によって検屍を行う同心・北沢彦太郎は、好色ながらも有能な医師・玄海、人相書の名人にして売れっ子枕絵師・お月ら、おなじみの面々の力をかりて、不可解な殺しの連鎖に挑む。
室町戦国史紀行
室町戦国史紀行
著:宮脇 俊三
文芸(単行本)
日本通史の旅完結篇 あくまでも年代順にこだわって年表、地図、時刻表を手に訪れる南北朝動乱~関ヶ原合戦のあと。
日本国債 下
日本国債 下
著:幸田 真音
文芸(単行本)
国債市場は化け物。危険なる日本は? いつからこんなになった、危機の日本。 国債入札の失敗、未達の真の原因はどこに?経済小説の分野に、新しい大型作家の出現!
日本国債 上
日本国債 上
著:幸田 真音
文芸(単行本)
高杉良氏絶賛!書下ろし傑作長篇 卓越した構想力と取材力に感服! 1枚の領収書から始まる迫真の経済ドラマ。総額600兆円を超える長期債務はどうなる?
逃げ歌(下)
逃げ歌(下)
著:丸山 健二
文芸(単行本)
永遠を目指して逃げる。刹那を求めて追う。 動かずにいられない者と、動くに動けない者が、思わず知らず口ずさむ、猛々しくも物悲しい「逃げ歌」。一寸先の新世紀に駆け込めるのは誰か。