講談社文庫作品一覧

三姉妹、初めてのおつかい
講談社文庫
小学生には荷が重い、おつかい総額三億円
それはまだ三姉妹の母が、生きていた頃のこと。両親は、旅行に出かけて3人はお留守番。3人を預かってくれるはずの叔母さんは駆け落ち、叔父さんは入院。小切手のおつかいを頼まれるが、なんと額面は三億円。殺人事件の犯人、追う刑事も巻き込んで大騒動に。三姉妹の行くところには、いつの日も事件あり!

密室殺人大百科(下)
講談社文庫
奇想天外な展開が持つ緊迫感
優れた着想によって構築された密室殺人こそが、推理小説ファンの渇望を癒せる奇跡の泉なのである――。これらを読まずに「密室殺人」のなぞ解きは語れない。愛川晶、霞流一、斉藤肇ら本格ミステリーの名手たちが、あっと言わせるなぞ解きテクニックを披露する。地上最高のゲーム「密室」の魅力が全開。

密室殺人大百科(上)
講談社文庫
犯罪を解くカギはここにある!
密室殺人は、人間が不可能を可能にするための叡智の結晶なのである――。
謎めく魔術や超自然的な力や不気味な存在を使わず、そんな殺人が成し遂げられるのだろうか。
折原一、霧舎巧、二階堂黎人ら名立たる本格ミステリー作家たちが腕を競い合う短編に、古典の名作も収録。「密室」の面白さを凝縮して一挙放出。

嘘つきは殺人のはじまり ミステリー傑作選(43)
講談社文庫
読みだしたらとまらない珠玉の10作品
日本国内に隠された旧ソ連の小型核爆弾をめぐり、防衛庁情報局員が危機に直面。男が人生をかけて選択した手段とは?「畳算」(福井晴敏)、行方がわからない大事な写真をさがす過程で、自分と恩人との衝撃的なつながりにたどりつく「欠けた記憶」(高橋克彦)ほか、珠玉の10作品をおさめた特級アンソロジー。
高橋克彦/篠田節子/姉小路 祐/北川歩実/佐野 洋
北上秋彦/折原 一/北森 鴻/芦原すなお/福井晴敏

江戸の旗本事典
講談社文庫
三田村鳶魚の最後の弟子が説く、「旗本八万騎」の真の姿!
貧乏?それとも退屈?
徳川家直参という言葉の意味するものは何か。
家督相続のしかた、昇進、給与、家計、江戸城中の作法……。知っているようで知らないことばかり。
江戸学の在野の巨人、三田村鳶魚の薫陶をうけた「最後の弟子」が説く「旗本八万騎」のホントの姿。
歴史・時代小説ファンの手許には必ず置きたい文庫書き下ろし。

平成永田町劇場
講談社文庫
経世会の軛(くびき)を脱して、久々に成立した清和会系の小泉政権。空前の支持率を背景に構造改革をさけぶ小泉だったが、「盟友」田中眞紀子の更迭をきっかけに、永田町に大乱の予兆が……。角福戦争以来の愛憎もあって、福田康夫、小沢一郎、鳩山由紀夫、鈴木宗男ら、与野党入り乱れての政界大バトル! その舞台裏をあまさず描いた、傑作実録小説。さあ、役者はそろった!
与野党入り乱れての政界大バトル!!
経世会の軛を脱して、久々に成立した清和会系小泉政権。空前の支持率を背景に構造改革をさけぶ小泉だったが、「盟友」田中眞紀子の更迭をきっかけに永田町大乱の予兆が……。角福戦争以来の愛憎と、福田康夫、小沢一郎、鳩山由紀夫、鈴木宗男ら与野党入り乱れての政界劇の舞台裏をあまさず描く。文庫書き下ろし。

剣豪伝 地の巻
講談社文庫
時代の夜明けに斃れた天才剣士たちの最期。
千葉周作、堀部安兵衛から坂本竜馬、沖田総司まで江戸・幕末に異彩を放った英雄たちの人物像と、その剣の実力を検証する。これまで伝えられてきた史実は、果たして本当だったのか? さまざまな歴史資料をもとに、実力作家たちが記した決闘や事件は、従来の定説を覆す新発見が満載。<文庫オリジナル作品>

剣豪伝 天の巻
講談社文庫
己の剣に命を賭けた武士が放つ光芒を見よ!
宮本武蔵と佐々木小次郎の本当の実力は、どちらが上だったのか? 「巌流島」の決闘の真実とは?
戦いを回避する塚原卜伝こそ最強の武士? 伊藤一刀斎の知られざる素顔とは? など南原幹雄、加来耕三、早乙女貢、神坂次郎氏ら著名作家たちが剣豪の謎に迫った秘話満載のアンソロジー。
<文庫オリジナル作品>

木製の王子
講談社文庫

幻影
講談社文庫
<名無しの探偵>が帰ってきた。シリーズ快心作!
元相棒の死。消えた元妻を追う男。
人生のねじれを痛切に描く傑作。
わたしのかつてのパートナー、エバハートが死んだ。自らの胸を撃ち抜いて。一方、事務所に現れた男は、不治の病の息子のため前妻を探してほしい、と訴えた。消えた女を追いながら、わたしは、エバハートの失意の日々をもたどっていく。驚愕の結末、人生のねじれを哀切に描く名無しの探偵シリーズの白眉。

川の深さは
講談社文庫
命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか。「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿(かくま)い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。(講談社文庫)
今、最も熱い作家・福井晴敏の感動的原点! 世界を敵に回して、少女を守りぬこうとする少年。その姿にかつての自分を感じた警備員は、彼を匿うことにした。そして、物語は「地下鉄テロ」の真実へと向う……

安曇野・箱根殺人ライン
講談社文庫
教え子の一族を襲った惨劇に壮&美緒が挑む。
安曇野の田園地帯。製薬会社の女社長倉上秀代が愛車のトランクから刺殺死体で発見された。
別荘の寝室には大量の血痕が。凶行後死体を運んでいた犯人が車の脱輪に焦り、逃走したかに見えた。
浮上した有力容疑者も殺害され、捜査は行き詰まる。周到に仕組まれたアリバイ工作。
壮&美緒のコンビが難事件に挑む。

美食探偵
講談社文庫
文明開化のたまものだ! グルメ&ミステリー。
カツレツ、牛鍋、ヒラメのグリル、鶉(うずら)のローストに氷菓子(アイスクリン)――。
洋行帰りのグルメ作家・村井玄斎の赴くところに事件あり。文明開化の花咲く明治30年代の湘南を舞台に、死者の復活、衆人環視の殺人、人間消失など5つの謎が。同時代の名探偵シャーロック・ホームズの向こうを張って、玄斎探偵の推理が冴える。

突破 BREAK
講談社文庫
もう抑え切れない、豪傑探偵、走る! 大蔵省の若き官僚・尾谷は、腐りきった官房長・村井の殺害を密かに計画していた。一方、全国各地で、遺体の指が切り落とされる殺人事件が連続して発生した。事件に関わり始めた豪傑探偵・大文字は、その気力と怪力を武器に核心に迫っていく。官僚殺害は止められるのか。息もつかせぬ痛快娯楽小説の決定版。(講談社文庫)
もう抑え切れない、豪傑探偵、走る! 大蔵省の若き官僚・尾谷は、腐りきった官房長・村井の殺害を密かに計画していた。一方、全国各地で、遺体の指が切り落とされる殺人事件が連続して発生した。事件に関わり始めた豪傑探偵・大文字は、その気力と怪力を武器に核心に迫っていく。官僚殺害は止められるのか。息もつかせぬ痛快娯楽小説の決定版。

玲子さんのラクラク手作り教室
講談社文庫
思い出の布のかけらは、つないで、やんちゃなキルトに。ラッピングリボンは、バッグに。大事で捨てられない布や毛糸、ボタンやビーズが、21世紀風キュートな作品に大変身!! 手作りは人生に似て、未完こそ味わい。やりすぎにご用心、と玲子さん。自由で楽々、遊び心溢れる、手作り集。アイデア満載、うれしい書き下ろし。こんなにラクして楽しくって、いいの!?

王莽
講談社文庫
「漢」滅び、「新」建つも!? 賢人皇帝の理想と破滅。漢帝国十代・成帝の時代。皇帝の従弟ながらも、苦学の日々を強いられる王莽(おうもう)。しかし彼は頭角を現し、十三代・平帝の摂政にまで上り詰める。そしてついには自ら皇帝となり新帝国を開くのだが!? 「簒奪者」としかみなされなかった王莽を、新たな視点で描いた中国歴史長編(講談社文庫)。
「漢」滅び、「新」建つも!? 賢人皇帝の理想と破滅。
漢帝国十代・成帝の時代。皇帝の従弟ながらも、苦学の日々を強いられる王莽(おうもう)。
しかし彼は儒教的な徳行と豪商・羅ほうの協力で頭角を現し、十三代・平帝の摂政にまで上り詰める。
そしてついには自ら皇帝となり新帝国を開くのだが!?
「簒奪者(さんだつしゃ)」としかみなされなかった王莽を、新たな視点で描いた中国歴史長編。

創竜伝(12) 竜王風雲録
講談社文庫
この世ならぬ邪神を討つべく
竜王は時空を駆ける
時空の隙間に落ちた長兄・青竜王を追い、三男・白竜王は千年前の中国を旅する。大国・遼の侵攻激しく、内政不安定な宋代初期、天界への門が開閉するタイム・リミットまでに兄弟は再会を果たせるか? 古都に巣くう残忍極まる邪神どもとの人智を超えた激闘の行方は?歴史の針を正すため、竜王が天駆ける!

湖の記憶
講談社文庫
母の溺死には謎がある 一人の少女の不可解な記憶。
なぜ母だけが死に、自分一人が助かったのか?
濃密な人間関係と自然を背景に描く傑作ミステリー!
1919年冬。ウィスコンシンの凍結した湖で、母は水死体となって発見された。
3歳だったルースは、伯母に育てられながらも母の死に疑問を持ち続ける。伯母は何か秘密をもっている。ルース自身も母と一緒に溺れた不可解な記憶があるのだが!?
全米で話題を呼んだ生きることと家族の意味を問うミステリー。

もう君を探さない
講談社文庫
女子校教師、ひと夏のハードボイルド!
女子校教師の高梨龍平は、夏休みに家出した生徒の行方を追っていた。
そんな時、かつての教え子で、やくざの幹部になりながらも高梨と奇妙な交流を続けていた本間伸尚が殺される。やがて、生徒の家出と本間殺しに意外な接点が浮かび上がり、2つの事件が高梨の過去を蘇らせる。
長編サスペンス・ハードボイルド。

フォー・ユア・プレジャー
講談社文庫