講談社文庫作品一覧

眠らない目撃者
眠らない目撃者
著:和久 峻三,解説:小野寺 牧子,装丁:岸 顯樹郎,装画:畑野 賢一
講談社文庫
幼時より兄妹として育てられた男女が、血縁がないと知った日から、宿命の恋が始まった。妹は検事になり、兄は結婚へと決まった別れの夜、二人は殺人事件に巻き込まれる。事件担当検事となった妹は、事件のすべてを目撃していたが、真犯人を告発できない。インテリヤクザの巧妙に仕組まれた罠。苦境に立つ女検事。会心の法廷ミステリー。
電子あり
信州奥多摩殺人ライン
信州奥多摩殺人ライン
著:深谷 忠記,解説:郷原 宏,装丁:岸 顯樹郎,装画:野中 昇
講談社文庫
信州と奥多摩で殺された二人の女を結ぶ落穴笹谷美緒の担当作家の妻が信州安曇野で絞殺された。同じころ奥多摩山中でも若い女が絞殺されていた。容疑者には鉄壁のアリバイが。黒江壮&美緒のデビュ-事件簿
玲子さんのキッチンおしゃれノート
玲子さんのキッチンおしゃれノート
著:西村 玲子,装丁:ア-ルシ-エム,装画:西村 玲子
講談社文庫
ちょっとしたセンスで、キッチンがこんなに楽しくなる! 食事というと……「ローズマリーの赤ちゃん」の悪魔のタニスのデザート、「ひまわり」の巨大オムレツなんか、印象的……イヤ、私のポート・リモーの朝食はあの日に帰りたいくらい……映画や思い出の中の食事、キッチン、食器、収納……夢から実用までキッチンの楽しさをパックしたエッセイ集。キッチンを愛しましょ! 
電子あり
ぼちぼち草子
ぼちぼち草子
著:田辺 聖子,装丁:TEN NET WORX,装画:三島 典東
講談社文庫
現代の家庭から、人間を考えるエッセイ集。豊かな感性と言葉で、子供地獄を疑い、会社と社員の仲を問い、老いと親和し、男と女の幸福な共棲みを求める名著。――あせらんと まあぼちぼちに いきまひょか
電子あり
魔都 恐怖仮面之巻
魔都 恐怖仮面之巻
著:栗本 薫,装丁:岸 顯樹郎,装画:木原 敏江
講談社文庫
今夜もまた、深い霧―。ぼくは霧が好きだ。とくに、あのことがあってからは・・・。そう、ぼく武智小五郎が迷いこんだ明治47年の幻想の魔都・東京。そこでぼくは乱歩の世界さながらに連続殺人鬼・恐怖仮面との華麗な対決をくりひろげるんだ。そして素敵な恋にもめぐりあう不思議な霧の夜のこと・・・。(講談社文庫) 今夜もまた、深い霧―。ぼくは霧が好きだ。とくに、あのことがあってからは・・・。そう、ぼく武智小五郎が迷いこんだ明治47年の幻想の魔都・東京。そこでぼくは乱歩の世界さながらに連続殺人鬼・恐怖仮面との華麗な対決をくりひろげるんだ。そして素敵な恋にもめぐりあう不思議な霧の夜のこと・・・。
電子あり
復讐(下)
復讐(下)
著:N・ガ-ボ,訳:石森 康久,装丁:辰巳 四郎
講談社文庫
チェース・マンハッタン銀行の副頭取だった父デイビィッド・ベレンスタインはナチスの収容所を生き延びたユダヤ人だった。彼を自殺に追いこんだマルコム委員会の6名は、今や全米の枢要な地位を独占していた。報復は静かに、仮借なく始まった。そしてそれは世界を恐怖の渦に巻き込んでいく――。
復讐(上)
復讐(上)
著:N・ガ-ボ,訳:石森 康久,装丁:辰巳 四郎
講談社文庫
父は無実の罪を着せられ、獄中で首吊り自殺を遂げた。身の潔白を訴える血を吐くような遺書と、愛してやまなかった、いたいけな兄妹を残して――。それから20年、悲しみと屈辱の日々は2人を美しく、残酷に変貌させていった。今、綿密に練り上げられた報復の刃が、犯人の上に振り下ろされる!
炸裂
炸裂
著:勝目 梓,解説:小梛 治宣,装丁:岸 顯樹郎,装画:畑野 賢一
講談社文庫
愛を奪われたとき、男は獰猛(どうもう)な獣になる!美しい教え子を凌辱され、最愛の妻をもレイプの果てに惨殺されてしまった。憤激と悲しみの中で、男の心の均衡は崩れ、何かが弾け飛んだ。孤立無援の男はすべてをなげうち、ひとり地元を支配する暴力団に敢然と立ち向かう。鮮烈のエロス&ハードバイオレンス巨編。
電子あり
倒錯のロンド
倒錯のロンド
著:折原 一,解説:結城 信孝
講談社文庫
三年坂
三年坂
著:伊集院 静,解説:井上 陽水,装丁:長友 啓典
講談社文庫
少年と父の感動的な絆を中国連峰の緑の中にみごとに描出した「皐月」や鎌倉の鮨職人の心に鮮やかに亡き母の思い出が浮かび上がる瞬間を捉えた「三年坂」、失意の中年男が草野球に誘われて思いがけず自分の生き方を見つける「水澄」など、深い抒情性と巧みな文体、人生へのいつくしみに溢れた初の小説集!
大ぼけ小ぼけ
大ぼけ小ぼけ
著:阿川 弘之,装丁:大泉 拓
講談社文庫
志賀直哉先生の追想など熱い思いの名随筆。ドタバタ旅行記やアメリカの食べ物、遠藤周作氏との珍無類のやりとりや海軍時代の思い出など、冴えた文章が独得のユ-モアを生み読者を酔わせる魅力のエッセイ。
電子あり
背徳の詩集
背徳の詩集
著:森村 誠一,解説:権田 萬治,装丁:岸 顯樹郎,装画:南 正雄
講談社文庫
男は、重役秘書である恋人のコネで、大会社に入社後、専務令嬢と知り合い、結婚にこぎつけた。エリート街道をまっしぐらに駆け上るかに見えたが、貧しい青春時代を支えた愛人と、4年前に旅先で埋めた愛の記念のカプセルが、順風満帆の男の人生を奈落の底へ!!ピかレスク・ロマンの醍醐味横溢する傑作。
生還への飛行
生還への飛行
著:加藤 寛一郎,解説:西川 渉,装丁:山岸 義明
講談社文庫
故障、錯覚、突風……緊急事態に遭遇したとき、墜ちるパイロットと生還するパイロットがいる。危機に瀕し、なおかつ生還したパイロットには、かなりの共通点がある。有能なパイロットは、非常に短時間の出来事でも、あらゆる細部に適確に対応し、それを正確に記憶している。世界の一流パイロットを徹底取材。墜落を回避できたパイロットの条件とは?
電子あり
断然欠席
断然欠席
著:阿川 弘之,装丁:大泉 拓
講談社文庫
少年のようないたずら心を海軍育ちのスマートなスタイルで包み、鋭い作家の眼光で世相の変化を見据え、達意の文章で食と言葉の履歴を語る。「北斗星」に試乗してみる好奇心やパーティ挨拶のユーモアにも磨きがかかり、ハワイ生活報告に昭和天皇への想いまでバラエティに富む珠玉のエッセイ集。
電子あり
松緑芸話
松緑芸話
著:尾上 松緑,装丁:菊地 信義
講談社文庫
不世出の名優・尾上松緑の芸と人生を綴る!最愛の息子・辰之助の死を乗りこえて、六代目菊五郎、父と二人の兄、三度の出征体験、脇役たちの話など、感慨ぶかく語る。昭和を生きた歌舞伎役者の唯一の芸談。
電子あり
わたしの京都
わたしの京都
著:渡辺 淳一
講談社文庫
以前から、京都についての思いをまとめてみようと思っていた。わたしの少年期からの京都への憧れから掘り起し、現代につなげるものにしたいと考えた。だが書いているうちに、北海道と京都という視点から、東京と京都、さらには東京文化と京都文化という観点まで広げたくなった。(著者「あとがき」より)
ブラックスワン
ブラックスワン
著:山田 正紀,解説:郷原 宏,装丁:岸 顯樹郎,装画:坪井 正光
講談社文庫
白昼のテニス・クラブのロッカ-室で、女性の焼死事件が発生。死者として、18年前に忽然と姿を消した女子大生が浮上する。当時の彼女に、いったい何が起ったのか、無惨な火だるま事件とのつながりは? 哀調ただよう雪の瓢湖(ひょうこ)に舞うブラックスワンをキーに展開する、悲愴な青春時代の驚くべき謎を詩情豊かに追う、著者初の本格推理長編。ミステリ-と詩情が融合した傑作。
電子あり
浅草エノケン一座の嵐
浅草エノケン一座の嵐
著:長坂 秀佳,解説:由良 三郎,装丁:辰巳 四郎
講談社文庫
第35回江戸川乱歩賞受賞の傑作ミステリ-エノケンがエノケンを殺した?昭和12年、浅草の人気劇団で起きた不可解な連続殺人。三重の密室、アリバイの壁。エノケン、ロッパが複合トリックの謎に挑む。
FUZZYコンピュータの発想
FUZZYコンピュータの発想
著:山川 烈,装丁:プラス・アイ
講談社文庫
ファジィ〈あいまい〉という画期的な発想。人間らしいコンピュータが出現した! ーー日常生活は、「だいたい……」「多少……」と《あいまいさ=ファジィ》に満ちている。人間の頭脳は、あいまいに判断し、認識し、推論する。この人間本来の思考法をコンピュータに取り入れて、機械やシステムを制御し、より安全な飛行機や、より快適な生活をもたらそうというのが、画期的発想のファジィだ。
電子あり
炎の終り
炎の終り
著:結城 昌治,解説:船戸 与一,装画:上原 徹,装丁:菊地 信義
講談社文庫
ハ-ドボイルド長編傑作真木シリ-ズ第三弾かつて映画女優であった青柳峰子の18歳になる娘、由利が突然失踪した。それを発端に事件は連続殺人へ発展していく。私立探偵真木の孤独な追跡がはじまる……。