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2015.07.03発売
ユリエルとグレン (2) ウォーベック家の人々
悲運の兄弟が、一緒に生きていくための選択 ヴァンパイア・ハンターになるため、ウォーベック家での新たな生活を始めたユリエルとグレン。一大行事である《山狩り》に参加した二人に、白い牙が襲いかかる!

2015.07.03発売
ユリエルとグレン (1) 闇に噛まれた兄弟
12歳のまま成長を止めてしまった兄、グレン。無限の血を持つ弟、ユリエル。ヴァンパイアに襲われた悲運の兄弟の、新たな旅が始まる。第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞作 早くもとの体に戻してやりたかった。今のユリエルの望みはそれだけだ。各地に残るヴァンパイアに関する伝承を集めて回っていれば、その手がかりが見つかるかもしれない。(中略)ふたたびグレンと日の光の下に出る。そのための旅だった<本文より>
ヴァンパイアに向かい合う、二人の兄弟の旅 吸血鬼により《日常》を奪われた二人の兄弟は、旅の途中、ある村で起きた連続少女殺害事件の調査を担うことになった。第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞作。

2015.07.03発売
フュージョン
ダブルダッチと出会って、私は変わり始めた中2の夏休み、同級生がやっていたダブルダッチを目撃した朋花は、そのカッコよさに魅せられてチームに参加する。今人気のスポーツを題材にしたYA青春小説!
2本の縄に包まれて、高く、軽やかに、跳ぶ。ダブルダッチって最高!
何なの、これ?何やってんだよ、あいつら。それが、あたしとヤツらの、そして、あたしとダブルダッチの出会いだった――。
いま人気のスポーツを題材に、少女たちの交流と成長を描いた、感動のYA青春小説!

2015.07.03発売
流通王 中内功とは何者だったのか
中内の生涯は、われわれ日本人に対して「無から有を生み出す者こそもっとも尊い」というメッセージを残したと言えるのではないかと私は考えている。無から有を生み出すというのは、なにも「ものづくり」にかぎった話ではあるまい。社会に新しい価値観、新しいライフスタイル、新しい社会システム、すなわち新しい社会のあり方をこの世に現出させること。中内のやったことは、まさしくこれだった。――〈「序章」より〉
中内功が叫んだ。
「僕が死んでから出版してください。今、出されたらかなわん!」
300人超の経営者に肉薄し、「カリスマ」中内功に20年間密着した男だから語れる、知られざるその「虚」と「実」!
カネのために働くことほどつまらないことはない!
中内の生涯は、われわれ日本人に対して「無から有を生み出す者こそもっとも尊い」というメッセージを残したと言えるのではないかと私は考えている。無から有を生み出すというのは、なにも「ものづくり」にかぎった話ではあるまい。社会に新しい価値観、新しいライフスタイル、新しい社会システム、すなわち新しい社会のあり方をこの世に現出させること。中内のやったことは、まさしくこれだった。――<「序章」より>

2015.07.03発売
休み時間の生物学
休み時間を制する者は試験を制す。たかが10分、されど10分。全86項目で生物をしっかりマスター!10分単位で生物学を完全マスター!項目ごとのポイントと章末の練習問題で着実に理解度アップ!ミトコンドリアって何をしているの?生物はどうやって増えていくの?血液型はどのように遺伝するの?きちんと説明できますか?
項目ごとのポイントと章末の練習問題で着実に理解度アップ!
ミトコンドリアって何をしているの?
生物はどうやって増えていくの?
血液型はどのように遺伝するの?
きちんと説明できますか?
1項目10分で生物をマスターできる本。 話題の生物用語やヒトのからだの仕組みから生物の基礎がわかる本。1項目が見開き2ページで習得できるので気になるところから初めても大丈夫。
休み時間を制する者は試験を制す
たかが10分、されど10分。全86項目で生物をしっかりマスター
目次
序章 小さな世界から大きな世界まで
Chapter1 細胞からみる生物の全体像
Chapter2 情報処理の細胞たち
Chapter3 血液循環~各駅停車の旅
Chapter4 いのちを支える分子たち
Chapter5 細胞分裂と生殖
Chapter6 遺伝のしくみ
Chapter7 発生
Chapter8 遺伝子のはたらき
Chapter9 生態系と植物
Chapter10 生物進化

2015.07.03発売
秘密のオルゴール 摩訶不思議ネコ ムスビ(1)
青い鳥文庫
いつみは、亡くなったおばあさんの家で不思議な鈴を見つける。その鈴のみちびきで、いつみは摩訶不思議なネコ・ムスビと出会う。なんと、いつみには、ムスビの声がきこえて!? 親友の莉々の謎の失踪事件を、いつみは、ムスビとクラスメイトの玉之屋さんといっしょに、不思議なチカラで解決する……!! 池田美代子の青い鳥文庫新シリーズ第1弾!!
ネコが2歩足で立って、しゃべれる!?
でも、それは秘密なんです……!!
いつみは、亡くなったおばあさんの家で不思議な鈴を見つける。その鈴のみちびきで、いつみは摩訶不思議なネコ・ムスビと出会う。なんと、いつみには、ムスビの声がきこえて!?親友の莉々の謎の失踪事件を、いつみは、ムスビとクラスメイトの玉之屋さんといっしょに、不思議なチカラで解決する……!! 池田美代子の青い鳥文庫新シリーズ第1弾!!
「妖界ナビ・ルナ」シリーズの池田美代子が青い鳥文庫に初登場!!

2015.07.03発売
ひとりじゃないよ 泣いちゃいそうだよ(4)
青い鳥文庫
第一志望の湾岸高校にみごと合格。ずっとあこがれていた広瀬と両思いになれて、そのうえ同じ高校に通えるなんて! 小川凜は嬉しくて楽しくて最高の気分で、中学生最後の春休みを満喫中。そんなある日、後輩の静音から突然電話がかかってきた。なにか相談があるみたいなんだけれど、凜は広瀬との約束に夢中なあまりに、それどころじゃない。そしてそのことがひとつの事件のきっかけになる……!
きっと誰かが見守っていてくれる……
あなたはひとりぽっちじゃない!
凛と広瀬の、中学生最後の春休みに、ショッキングな出来事が!
人間の命の尊さに、思わず、心が涙する感動の物語。
大好評『泣いちゃいそうだよ』シリーズ待望の第4弾!
第一志望の湾岸高校に見事合格。ずっと憧れていた広瀬と両思いになれて、そのうえ同じ高校に通えるなんて! 小川凛は嬉しくて楽しくて最高の気分で、中学生最後の春休みを満喫中。そんなある日、後輩の静音から突然電話がかかってきた。なにか相談があるみたいなんだけれど、凛は広瀬との約束に夢中なあまりに、それどころじゃない。そしてそのことがひとつの事件のきっかけになる……!

2015.07.03発売
いいこじゃないよ 泣いちゃいそうだよ(3)
青い鳥文庫
小川家の次女、蘭は中学2年生。成績優秀で先生からの信頼も厚い優等生。おっちょこちょいで何かと目が離せない姉の凜と違って、両親も蘭に対しては何も不満を持っていないように見える。しかし、当の蘭は自分自身と、周囲が見ている自分との間にギャップを感じて悩み、葛藤を抱えていた。わたしは、いいこなんかじゃないのに! 思春期の女の子の気持ちを共有できる12か月の青春物語。
学級委員で優等生。あだ名は「委員長」……
わたしはそんなにいいこじゃないのに!
気づいてほしい、ホントの気持ち
見つめてほしい、ホントのわたし
おなじみ小川姉妹の、妹・蘭が今回は主人公。恋に学校生活に女の子の心揺れる物語。
大好評「泣いちゃいそうだよ」シリーズ、待望の第3弾!
小川家の次女、蘭は中学2年生。成績優秀で先生からの信頼も厚い優等生。おっちょこちょいで何かと目が離せない姉の凛と違って、両親も蘭に対しては何も不満を持っていないように見える。しかし、当の蘭は自分自身と、周囲が見ている自分との間にギャップを感じて悩み、葛藤を抱えていた。わたしは、いいこなんかじゃないのに!思春期の女の子の気持ちを共有できる12か月の青春物語。

2015.07.03発売
もっと泣いちゃいそうだよ
青い鳥文庫
わたし、小川凜はこの春から中学3年生に進級しました。2年生の時に、あこがれだったサッカー部の広瀬くんに思い切って告白して、両思いになれたのはよかったんだけど……クラス替えで離ればなれになるし、もっと不安なのが高校受験。目指すは広瀬くんと一緒の学校。部活や友情、そして家族……嬉しいことや悲しいこと、思わず「泣いちゃいそうな」気持ちがつまった、感動の物語。
大好評『泣いちゃいそうだよ』待望の続編!!
たくさんの涙は、あしたへの第一歩!
中学3年生になった凛。いよいよ高校受験!広瀬と一緒の学校へ行けるのか……
恋の行方とともに、新たな展開が待ち受ける!?
わたし、小川凛はこの春から中学3年に進級しました。2年の時に、憧れだったサッカー部の広瀬くんに思い切って告白して、両思いになれたのはよかったんだけど……クラス替えで離ればなれになるし、もっと不安なのが高校受験!目指すは広瀬くんと一緒の学校。部活や友情、そして家族……嬉しいことや悲しいこと、思わず「泣いちゃいそうな」気持ちがつまった、12か月12話のストーリーです。

2015.07.03発売
泣いちゃいそうだよ
青い鳥文庫
わたし、小川凜はこの春から中学2年生。あこがれの広瀬くんと同じクラスになれてすごくうれしい!と、思ったのに、仲良しの萌はなんだか冷たいし、部活の後輩との関係もむずかしい……。友だちや、家族などと、時にぶつかったり、不安になったり、うれしくなったり。そんなたくさんの「泣いちゃいそう」な思いのつまった、12か月12話のストーリー!
女の子はみんな、涙でできている!
新学期、凜のまえには、「泣いちゃいそう」なことがいっぱい。友情、部活に、テスト、家族、そして大好きな彼のこと……。せつない気持ちぐっとこらえたら、ハッピーはくるのかな?
わたし、小川凜はこの春から中学2年生。憧れの広瀬くんと同じクラスになれてすごくうれしい!と、思ったのに、仲良しの萌はなんだか冷たいし、部活の後輩との関係もむずかしい……。友だちや、家族などと、時にぶつかったり、不安になったり、うれしくなったり。そんなたくさんの「泣いちゃいそう」な思いのつまった、12か月12話のストーリーです。

2015.06.26発売
恋スル猫と漫画日和。 LOVE STORM

2015.06.26発売
ユダヤ人と経済生活
講談社学術文庫
マックス・ヴェーバーと並び称されたドイツの経済学者が1911年に著した代表著作。ヴェーバーとは異なり、プロテスタンティズムは資本主義を阻害するものであり、ユダヤ人のほうが資本主義の発展につくした、という。国際的な経済の中心地の移動と、ユダヤ人の人口移動との関連を明らかにし、さらに、ユダヤ人がこうした役割を果たしたのは近代以前からであることを、歴史をさかのぼり、その宗教生活を探ることで解明していく。
20世紀初頭、マックス・ヴェーバーと並び称されたドイツの経済学者、ゾンバルトが1911年に著した代表著作。
ゾンバルトは、ヴェーバーが「近代資本主義の発展にはプロテスタンティズムの経済倫理が大きく影響している」と論じたのに刺激を受けて、本書を執筆したという。しかし、その結論はヴェーバーとは全く異なり、プロテスタンティズムは資本主義をむしろ阻害するものであり、ユダヤ人のほうが資本主義の発展促進につくした――と述べている。
詳細なデータ分析によって、国際的な経済の中心地の移動と、ユダヤ人の人口移動との関連を明らかにし、さらに、ユダヤ人がこうした役割を果たしたのは、ずっと以前からであることを、歴史をさかのぼり、その宗教生活を探ることで解明していく。
こうしたゾンバルトの「ユダヤ人論」は、朋友にしてライバルのヴェーバーはもちろん、ユダヤ主義、反ユダヤ主義の双方からも批判を浴びた。しかし、「ユダヤ人と資本主義の適性」を論じた本書は、ユダヤ系資本の力の大きさがあらためて見せつけられる現在こそ、大いに読まれるべきものであろう。
〔1994年、荒地出版社刊の同名書籍を、一部割愛して文庫化。原著:Werner Sombart, Die Juden und das Wirtschaftsleben,1911〕

2015.06.26発売
天皇の軍隊
講談社学術文庫
日本人にとって「軍隊」とはなんだったのか。大日本帝国軍隊は、天皇に直隷するまさに「天皇の軍隊」であった。天皇は軍人の「頭首」として、斃れた将兵の魂魄を守る者としても存在した。しかし、天皇の名による軍隊生活の実態とは…。徴兵の恐怖感、凄惨な私的制裁、兵士たちの性生活と花柳病、遺された家族の貞操…。戦争が長期化するなかで、軍隊は大衆化し、軍官僚は肥大化して「天皇の軍隊」は大きく変質していった。
日本人にとって「軍隊」とはいかなるものだったのか。1945年の敗戦を経過した現代人にとって、「軍隊の記憶」は、明治国家の亡霊を引きずり続けたために、あまりにもばっさりと切り捨てられたかの感がある。しかし、「天皇制軍国主義」という「自明の理」をよりどころに、その封建的体質を指弾するのみでは、近代日本の軍隊の実像はとらえきれない、と著者はいう。
大日本帝国軍隊は、明治建軍から敗戦に至るまで、天皇に直隷し、天皇の統帥下に、その御稜威(みいつ)を世界に輝かせようとした「皇軍」であり、まさに「天皇の軍隊」であった。天皇は軍人の「頭首」として、斃れた将兵を強く意識し、その魂魄を守る者としても存在した。また、こうした天皇像をとおして、兵士は天皇との情誼的一体感を持ち得たのである。
しかし、天皇の名による軍隊生活の実態はどうだったか。本書では、兵士たちの日記や書簡等を多く取り上げ、民衆の原像たる兵士の姿を明らかにする。徴兵の恐怖と「徴兵のがれ」の実相、凄惨な私的制裁、兵士たちの性生活と花柳病、遺された家族の貞操…。戦争が長期化するなかで、軍隊は大衆化し、軍官僚は肥大化して「天皇の軍隊」はおおきく変質していく。
〔1978年、教育社刊の同名書籍の文庫化〕

2015.06.26発売
徳富蘇峰 終戦後日記 『頑蘇夢物語』
講談社学術文庫
明治・大正・昭和を通じ活躍した言論人、徳富蘇峰が、終戦直後から書き残していた膨大な日記を発掘。戦争中、大日本言論報国会会長として戦意を煽ったと戦犯容疑のため自宅に蟄居しながら綴り、『頑蘇夢物語』と自ら命名した日記には、無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言から東條英機、近衛文麿ら元首相らへの批判と大戦の行方を見誤った悔悟の思いが明かされている。
明治・大正・昭和を通じ活躍した言論人、徳富蘇峰が、終戦直後から書き残していた膨大な日記を発掘。戦争中、大日本言論報国会会長として戦意を煽ったと戦犯容疑のため自宅に蟄居しながら綴り、『頑蘇夢物語』と自ら命名した日記には、無条件降伏への憤り、昭和天皇への苦言から東條英機、近衛文麿ら元首相らへの批判と大戦の行方を見誤った悔悟の思いが明かされている。この日記が戦後60年以上も蘇峰直系の孫、徳富敬太郎氏によって密かに保管され、封印されてきたのはなぜか。それは敗戦の責任について、蘇峰の昭和天皇へのラディカルな批判がこの日記にこめられていたからだ。蘇峰は日露戦争と比較し、「この戦争」には「戦争に一貫したる意思の無きこと」「全く統帥力無きこと」が明白であるとし、「我が大東亜戦争は、誰が主宰したか。それは申すまでもなく、大元帥陛下であることは多言を俟たぬ。しかも恐れながら今上陛下の御親裁と明治天皇の御親裁とは、名においては一であるが、実においては全く別物である」と痛烈に批判。そして単刀直入に「極めて端的に申し上げれば、今上陛下は戦争の上に超然としていましたことが、明治天皇の御実践遊ばされた御先例と異なりたる道を御執り遊ばされたることが、この戦争の中心点を欠いたる主なる原因であった」と結論づけたのである。昭和天皇在位中には公開を憚られた内容が、戦後60年以上を経て明らかにされ、敗戦をめぐる議論を巻き起こした注目の書を改めて世に問う。
原本:『徳富蘇峰 終戦後日記――『頑蘇夢物語』』講談社 2006年

2015.06.26発売
宇宙誌
講談社学術文庫
我々はどこから来たか、我々とは何か、我々はどこへ行くのか――。科学の飛躍的進展が人類にもたらした劇的変化。我々はどのような思索を経て、現在の科学技術を築きあげたのか。そして新たな文明への途上にあって、宇宙の意味、可能性とは何か。古代ギリシャからホーキングにいたる天才たちの足跡を追い、200億光年の時空を旅する壮大な知的大紀行。

2015.06.26発売
技術大国幻想の終わり これが日本の生きる道
講談社現代新書
日本のいままで得意だと思ってきた品質・機能がもはや競争力にならなくなった時代、いま求められるのは、消費者の価値観を深く追求すること。そのために必要な技術とはなにか? 日本にあって他国にはない良さとはなにか? 日本を代表する工学者が、これからの日本の産業の方向性を考える渾身の論考! (講談社現代新書)
アベノミクス、円安などで一息ついたように見える日本経済。しかし実際はどうだろうか?
食料・エネルギーなど、海外に頼らなくてはいけない日本。そのためには外貨を稼ぐ産業の強さは日本の生命線であることは日本の変わらぬ条件。
しかしグローバル競争が激化したここ20年、日本が競争でなかなか勝てないのはなぜなのか?
日本を代表する工学者で失敗学・創造学の権威として知られる著者は、長年日本の産業の現場を見続け、さらに10年は海外の現場にも足を運び、産業の激変を見てきた。
その著者が感じた日本の行き詰まりの原因、
それは「技術では世界でいちばんになった」という思い込みだった。
そもそも日本は自分たちが思っているほど、技術が優れているのか?
傲慢の裏に隠れていた日本の弱点とは?
日本のいままで得意だと思ってきた品質・機能がもはや競争力にならなくなった時代、
いま求められるのは、消費者の価値観を深く追求すること。
そのために必要な技術とはなにか?
日本にあって他国にはない良さとはなにか?
これからの日本の産業の方向性を考える渾身の論考!

2015.06.26発売
原発労働者
講談社現代新書
●炉心屋は真夜中にデータを改竄●ボヤは消さずに見て見ぬふり●アラーム・メーターをつけていたら仕事にならない●燃料プールに潜る外国人労働者? ●原発施工者が一番地震を恐れている●定期検査の短縮で増える燃料漏れ●失われゆく熟練の技……3・11以前、平時の原発はどんなふうに動かされていたか? そこで働いていた6人の人生と証言から浮かびあがった驚きの実態とは? 原発をゼロから考えるための必読書。
現場の声から見えてきた驚きの実態とは?
ゼロから原発を考え直すために
ひとりの音楽家が全国の原発労働者を訪ね歩き
小さな声を聴きとった貴重な証言集!
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【平時の原発労働を知る】
日本に地震があるから、津波があるから、ではない。
安全基準が信用できないから、放射能が漏れると怖いから、でもない。
今から私がスポットをあてるのは、
チェルノブイリや福島のような大事故となった非常時の原発ではなく、
平時の原発で働き、日常的な定期検査やトラブル処理をこなしていく人々だ。
彼らの視点に立つことで、社会にとっての原発、ではなく、
労働現場としての原発、労働者にとっての原発、といった角度から、
原発をとらえなおしたい。――序章より
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【目 次】
序 章 三十年間の空白
第1章 表に出てこない事故
第2章 「安全さん」が見た合理化の波
第3章 働くことと生きること
第4章 「炉心屋」が中央制御室で見たもの
第5章 そして3・11後へ
第6章 交差した二つの闇
終 章 人を踏んづけて生きている

2015.06.26発売
新・自衛隊論
講談社現代新書
本書は、自衛隊を否定するのでもなく、かといって集団的自衛権や国防軍に走るのでもなく、あくまでも現行憲法の下で誕生した自衛隊の可能性を探ることが目的である。昨今の国際テロや中国の軍事的な活動を鑑みるに、もはや従来型の思考では対処不可能だ。また、安倍首相の進む方向にただ反対だけを唱えていても、現実味はない。変貌する安全保障環境における自衛隊の役割をあらためて考えるための入門書。(講談社現代新書)
いま世界から期待されている日本・自衛隊の役割とは――。
◆守るべきは「非戦のブランド」である◆
日本を取り巻く安全保障環境は変貌しており、
従来型の思考では対処できない事態が生まれている。
そんな中、安倍首相の進む方向にただ反対だけを唱えていても、
現実味はない。
本書は、自衛隊を否定するのでもなく、
かといって集団的自衛権や国防軍に走るのでもなく、
あくまでも現行憲法の下で誕生した自衛隊の可能性を探る。
はたして、21世紀とはどういう時代なのか。
日本防衛のあり方、国際秩序に対する日本の貢献、
そして、日米同盟における日本の立ち位置とは?
11人の元幹部自衛官・安全保障論の専門家による、
日本の国防を考えるための入門書!
◆おもな内容と執筆陣◆
第一部 「専守防衛」と「安全保障」の本質を考える
第二部 対テロ戦争で日本と自衛隊が求められる役割
第三部 集団的自衛権のリアリティ――防衛のプロが見た15の事例
柳澤協二(元内閣官房副長官補・防衛庁運用局長)
伊勢崎賢治(東京外国語大学教授)
加藤朗(桜美林大学教授)
冨澤暉(元陸上幕僚長)
植木千可子(早稲田大学大学院教授)
小原凡司(東京財団研究員)
宮坂直史(防衛大学校教授)
酒井啓子(千葉大学教授)
渡邊隆(元陸将)
林吉永(元空将補)
山本洋(元陸将)

2015.06.26発売
昭和陸軍全史 3 太平洋戦争
講談社現代新書
日本を破滅へと導くことになった陸軍の独断専行はなぜ起きたのか? 彼らはいかなる思想の元に行動したのか? 日本陸軍という日本の歴史上、特異な性質を持った組織がいかに形成され、ついには日本を敗戦という破滅に引きずり込みながら自らも崩壊に至ったのか? 日中戦争未解決のまま勝算なき対米戦へ突入、リーダーなき陸軍は迷走を続け、膨大な数の犠牲者を出し日本は無条件降伏する。全3巻完結!! (講談社現代新書)

2015.06.26発売
ヒトラーとナチ・ドイツ
講談社現代新書
ヒトラーは、どのようにして大衆の支持を得て独裁者となったのか。安楽死殺害やホロコーストはいかにして行われたのか。その歴史を知るための入門書であり、決定版の書。ナチ体制は、単なる暴力的な専制統治ではなく、多くの国民を受益者・担い手とする「合意独裁」をめざした。最新研究をふまえて、未曾有の悪夢の時代を描く。(講談社現代新書)
「人類の歴史における闇」ともいえる、ヒトラー政権時代。
その数々の疑問に、最新研究をふまえ、答える。
当時の歴史やその背景を知るための入門書であり、決定版の書。
・ヒトラーはいかにして国民を惹きつけ、独裁者に上りつめたのか?
・なぜ、文明国ドイツで、いつのまにか憲法は効力をなくし、議会制民主主義は葬り去られ、基本的人権も失われたのか?
・ドイツ社会の「ナチ化」とは何だったのか?
・当時の普通の人びとはどう思っていたのか?
・なぜ、国家による安楽死殺害や、ユダヤ人大虐殺「ホロコースト」は起きたのか?