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2014.01.24発売
科学vs.キリスト教 世界史の転換
講談社現代新書
「天地創造は六千年前」「アダムはすべての人間の祖」──聖書が教える「常識」は、科学によっていかに書き換えられたのか? 科学的知見の発展のもと、ヨーロッパの人々の世界認識が根底から覆されてゆくその葛藤のプロセスを、デカルト、ニュートン、ビュフォン、リンネ、ダーウィンなど著名な科学者、哲学者から、ガッテラー、シュレーツァーなど今では忘れられてしまった歴史家の仕事なども追いながら、スリリングに展開する。
「天地創造は六千年前」──それが、聖書の記述こそが正当な歴史とされてきたヨーロッパにおける、古代から中世に至る長い間の「常識」でした。逆に言えば、彼らの感覚にとって、「六千年」というのは恐ろしく長い時間と見なされていたと言うことでもあります。ところが、ルネサンスおよび大航海時代の始まりにより科学的な探求が始まり、地理上の知見がこれまでになく大きな広がりを見せるようになると、様々なところで聖書の記述と齟齬をきたす事実が発見されるようになります。たとえば中国の歴史が知られるようになると、それがどうやら「六千年」よりも古いことが明らかになり、「天地創造は六千年前」というそれまでは自明と思われていた「常識」が揺らぎ始めます。また、地質学の知見によっても、地球の歴史が六千年よりも実はかなり長いのではないかと考える学者たちが現れるようになります。例えばダーウインは、当時としては大胆なことに地球の歴史を三億年前までさかのぼらせます(もっとも、この説は非難を浴び、結局ダーウインは後に撤回することになるのですが)。かくして「普遍的」と思われていた聖書をベースとした歴史(これを普遍史と呼びます)は、至る所で綻びを見せ始め、ついには深刻な危機に陥ります。神の存在の元、意味ある統一体をなしていたと思われていた宇宙は、デカルト・ニュートンによって単に機械的な運動をする物体の集まりに他ならないとされ、アダムはすべての人類の祖としての地位を失い、またリンネによって、人間も動物の一種へと「降格」されてしまいます。またその一方では、この「革命」のおかげをもって歴史が聖書から「独立」し、現在のような歴史学としての出発点を築くことにもなりました。本書では、「科学」の発展によってヨーロッパの人々の世界認識が根底から覆されてゆくプロセスを、デカルト、ニュートン、ビュフォン、リンネ、ダーウィンなど著名な科学者、哲学者から、ガッテラー、シュレーツァーなど今では忘れられてしまった歴史家の仕事なども追いながら丹念にたどってゆきます。

2014.01.24発売
会社を変える会議の力
講談社現代新書
今日も日本中の多くの会社で、会議に対するボヤキが聞こえてくる。「時間のムダ」「資料づくりで一日が終わる」「何も決まらない」などなど。しかし実際、会議と名の付くもので、本当の会議の名に値するものは1割程度。あとはダメな会議や会議モドキだらけ。本当の会議とは問題解決の結論を出す(決める)会議のこと。会議を変えて組織を活性化させるためのヒント満載、これであなたの会議観も変わる! (講談社現代新書)
今日も日本中の多くの会社で、会議に関するボヤキが聞こえてくる。
「時間のムダ」「資料づくりで一日が終わる」「何も決まらない」などなど。
しかし実際、会議と名の付くもので、本当の会議の名に値するものは1割程度。
あとはダメな会議や名ばかり会議の会議モドキだらけ。
本当の会議とは問題解決の結論を出す(決める)会議のこと。
会議を変えて組織を活性化させるためのヒント満載、
これであなたの会議観も変わる!

2014.01.24発売
癒しのランニング
講談社現代新書
肩が凝る、腰が痛いなど現代人特有の症状は走った方が良くなります。日常生活や仕事のストレス解消にも効果があるランニングは、今最も人気のあるスポーツです。最近ではうつ病の治療に効果がある、認知症の患者も症状の悪化がストップするなど、リハビリテーション施設なども注目をしています。本書はランニングを習慣化することで「心にパワー」をもたらすことを伝えます。「走ってみたい」と思っている方、必読です。
肩が凝る、腰が痛いなど現代人特有の症状は走った方が良くなります。日常生活や仕事のストレス解消にも効果があるランニングは、今最も人気のあるスポーツです。最近ではうつ病の治療に効果がある、認知症の患者も症状の悪化がストップするなど、リハビリテーション施設なども注目をしています。
ランニングを習慣化することで「心にパワー」をもたらすことを本書では具体例をあげて読者に伝えます。ランナーばかりでなく、「走ってみたい」と思っている読者にも役に立つ情報満載です。

2014.01.24発売
中国経済の正体
講談社現代新書
成長か? 崩壊か? 世界経済への影響力、中国経済のこれからを読む入門書決定版。市場の特殊性、米中関係、環境問題、地下経済の闇など、現状から未来予想まで、最新情報・データも満載。中国型資本主義、高成長の理由と世界経済への影響力を検証する。内需主導の中国経済は世界不況から最速で回復、個人消費も飛躍的に拡大を続ける、上海万博後の成長を読み解く 。(講談社現代新書)
「著者からのメッセージ」
今年の5月から上海万博が開催されますが、
本書では上海万博の前後で中国経済がどうなっていくのかを俯瞰しています。
万博開催期間中の中国経済は、
内需拡大をテコにして好調に推移していくとみられますが、
多くの人が注目しているのは万博が終わった後に、
中国経済が高成長を持続できるのか、
あるいは万博効果の剥落によって腰折れしてしまうのかどうかという点です。
詳細は本書を読んでいただければと思いますが、
個人的には2015年あたりが
中国経済のターニングポイントになるのではないかと見ています。

2014.01.24発売
母親はなぜ生きづらいか
講談社現代新書
日本の「母親中心」の子育ての歴史をたどる。「子育て」要求の声が確実に強まっている。「少子化解消のために子どもを産む」「出産後は仕事に復帰」など両立不可能な期待に燃え尽きていく母親へのメッセージ。(講談社現代新書)
いつから「子育て」は母親まかせになったのだろう。
母性の歴史をひもときながら、母親の悩み、子どもの希望など母子関係の真実を探る。どんなに頑張っても、母親が子どもに絶対的な影響を与えるのは不可能なことなのだ、と考えてみてはどうだろう。
(著者からの一言)
私には子育て経験はありませんが、精神科の診察室で多くの母親たちのSOSを聞いてきました。
子育ての忙しさ以上に、母親たちを苦しめているのは「育児は母性あふれる母の手ひとつで」「三歳まではつきっきりで」「脳の開発はゼロ歳から」といった子育てにまつわる数々の教訓やメッセージです。
NHKの「知る楽」という番組をきっかけに私は、母親を生きづらくしているこれらの教訓の根拠を、歴史を振り返りながら確かめることになりました。
子育てって、いったい誰のものなのでしょう。読者のみなさんといっしょに考えることができれば、と願っています。

2014.01.24発売
ビジネスマンの精神科
講談社現代新書
働く人のさまざまな精神疾患に迫る! 軽症うつが増加している。職場の「いじめ」・過剰労働などで悩む人も多い。最新の医学情報を盛り込みながら具体的な症例と精神疾患の基礎知識をわかりやすく解説。(講談社現代新書)
リストラ、残業代カット、雇用不安などから生じる「心の病」の症例と 治 療法を丁寧に解説。うつ病、うつ状態、パニック障害、神経症のケーススタディか ら 職場環境の改善まで、すぐに役立つガイド。

2014.01.24発売
日本銀行は信用できるか
講談社現代新書
日銀の責任を問い直す。なぜデフレを怖れず、利上げを急ぐのか? もっとも信頼される学者が金融政策の病根に迫る! 日本経済最悪のシナリオ、デフレが進行している。内需も外需も総崩れの現在、政府は日銀に金融政策をまかせきりにするのではなく、インフレ目標を設定せよ。信頼の高い学者の緊急提言! (講談社現代新書)
日銀の金融政策は正しいのか? 徹底検証! 世界恐慌の現在、伝統的金融政策を取り続ける日銀に、非常時の非伝統的金融政策(ゼロ金利政策・量的緩和)導入を提示し続けた著者が明かす中央銀行の義務と責任。

2014.01.24発売
選ばれる男たち-女たちの夢のゆくえ
講談社現代新書
話題の心理学者が、女性の内面を丁寧に描く衝撃の書。妻を見下ろす夫たち、夫を捨てたがる妻たち。結婚生活はなぜこんなに辛いのか。人気カウンセラーが描く、女性たちの恐るべき本音。(講談社現代新書)
話題の心理学者が、女性の内面を丁寧に描く衝撃の書
妻を見下ろす夫たち、夫を捨てたがる妻たち。結婚生活はなぜこんなに辛いのか。人気カウンセラーが描く、女性たちの恐るべき本音。

2014.01.24発売
排除の空気に唾を吐け
講談社現代新書
事件・犯罪の背景には「社会の病」がある。急速に進む「派遣切り」、餓死、無差別殺人など、事件・犯罪の背後に潜む「社会の病」は深刻化している。しかし、社会的弱者の連帯の絆は強まりつつある。日本中の悩める人よ、孤立するな!
急速に進む「派遣切り」、餓死、無差別殺人など、事件・犯罪の背後に潜む「社会の病」は深刻化している。 しかし、社会的弱者の連帯の絆は強まりつつある。日本中の悩める人よ、孤立するな!

2014.01.24発売
イギリス型<豊かさ>の真実
講談社現代新書
年収が低くても安心して暮らせる「福祉国家」の実情。雇用不安、経済危機、消えた年金、進む日本の社会保障制度崩壊。老後は年金だけで暮らせる、医療費・教育費は原則無料、失業保険は手厚い、誰もが安心して暮らせる「福祉国家」の実情とは。(講談社現代新書)
雇用不安、経済危機、消えた年金、進む日本の社会保障制度崩壊。
老後は年金だけで暮らせる、医療費・教育費は原則無料、失業保険は手厚い、誰もが安心して暮らせる「福祉国家」の実情とは。
【著者からのメッセージ】
かつて「イギリスを見習おう」といった類の本が、あふれておりました。
とりわけ充実した社会保障については、礼賛の対象となっていたようです。
礼賛は、間違っていません。わが国の福祉はあまりに貧弱です。
しかしながら、財源の問題を無視して福祉は語れないし、そうであるからこそ、
「福祉大国」が抱える色々な問題点も見えてきます。
福祉、医療費、そして消費税について建設的な議論ができるようになるための
テキストになれば、と考えて書きました。
おかげさまで好評です。

2014.01.24発売
親子という病
講談社現代新書
すべての親子は、気持ちワルイ。親が子の幸せを願う思いは無償なのか!? 子が親を慕う気持ちに偽りはないのか!? 「家族よ、ありがとう」「ビバ!親子」というメッセージが増加する日本社会。誰もが切実に悩み、求める「幸福な親子関係」はあるのか。親子の病理の根源を探り、処方箋を提言する。(講談社現代新書)
「家族よ、ありがとう」「ビバ! 親子」というメッセージが増加する日本社会。 誰もが切実に悩み、求める「幸福な親子関係」はあるのか。 親子の病理の根源を探り、処方箋を提言する。

2014.01.24発売
妻との修復
講談社現代新書
できる男ほど、妻とアブない。妻の機嫌をとる秘訣から、修羅場の研究まで。ストレスに苦しむ世の男性たちよ、妻という超獣と対峙し、家庭の平和を確保しよう。年代別の記念日の過ごしかた、悪妻との暮らしかたなど、読めばすぐ役立つ一冊。(講談社現代新書)
できる男ほど妻とアブない
しょせん夫婦は薄皮1枚でつながっている。妻は年を追うごとに化けていく。家庭という地雷原を駆けぬけよう。妻の機嫌をとる50ヵ条から、先人たちの修羅場の研究まで、男性必読の書。
家庭という名の地雷原を駆け抜けろ!
●悪妻の愚痴に耐える精神力を日ごろから養っておく
●妻がいなければ、別の女と恋愛したって楽しくない
●妻との旅は3泊4日が限度である
●妻に経済力があればあるほど生意気になる
●友人の妻に手を出してはいけない
●いちいち妻のいうことをきいている男のほうが、離婚を言い渡される確率が高い
●離婚は当人どうしだけでなく、その夫婦をとりまく人間関係もこわしてしまう
●ひとりでいるときの孤独よりも妻がいるときの孤独のほうがみじめである
●美人妻は男を不幸にする
●おぞましいほどの悪妻であっても、惚れてしまえば楽になる

2014.01.24発売
鳥は星形の庭におりる
講談社X文庫ホワイトハート
双都オパリオンの貴族の娘プルーデンスは、ちょっぴりおませな13歳。亡くなった祖母を弔うため、家族とともにアラニビカ島に向かうが、遺品から護符が見つかって――。島の迷宮の謎をめぐり、プルーデンスは大人たちの陰謀に巻き込まれていくことに。味方となるのは、蒼い衣をまとった名無しの吟遊詩人。容易く女たちを魅了する彼の正体は――。壮大な迷宮ファンタジー、堂々のデビュー!!
双都オパリオンの貴族の娘プルーデンスは、ちょっぴりおませな十三歳。亡くなった祖母を弔うため、家族とともにアラニビカ島に向かうが、遺品から護符が見つかって――。島の迷宮の謎をめぐり、プルーデンスは大人たちの陰謀に巻き込まれていくことに。 味方となるのは、蒼い衣をまとった名無しの吟遊詩人。容易く女たちを魅了する彼の正体は――。 壮大な迷宮ファンタジー、堂々のデビュー!!

2014.01.24発売
天女湯おれん これがはじまり
講談社文庫
人気作『天女湯おれん』の前夜を生き生きと描く。文政十二年、江戸の町を焼き尽くす大火によって、おれんは、義父も湯屋も失ってしまう。幕府が作ったお救い小屋で生活を始めるおれん。しかし、気風の良さで天女と慕われる彼女のもとには、ここでも次々と厄介事が持ち込まれるのだった。湯屋と裏長屋の再建のため、懸命に走るおれんを描く、爽快な人情話(講談社文庫)
人気作『天女湯おれん』の前夜を生き生きと描く
文政十二年、江戸の町を焼き尽くす大火によって、おれんは、義父も湯屋も失ってしまう。幕府が作ったお救い小屋で生活を始めるおれん。しかし、気風の良さで天女と慕われる彼女のもとには、ここでも次々と厄介事が持ち込まれるのだった。湯屋と裏長屋の再建のため、懸命に走るおれんを描く、爽快な人情話!

2014.01.24発売
緋色の空
講談社文庫
つけ火のせいで左腕に火傷を負い大工の夢を捨てた清吉は、自棄になって喧嘩を売った香具師(やし)の親分に叩きのめされ、そのまま香具師として生きることに。跡目相続をめぐる疑惑、対立する一家との抗争、親分の息子の失踪、幼馴染みのおとし、与助との強い絆。清吉は一度はあきらめかけた人生に再び全身で立ち向かう。(講談社文庫)
本物の愛しさ
やっとわかった
つけ火のせいで左腕に火傷を負い大工の夢を捨てた清吉は、自棄になって喧嘩を売った香具師(やし)の親分に叩きのめされ、そのまま香具師として生きることに。跡目相続をめぐる疑惑、対立する一家との抗争、親分の息子の失踪、幼馴染みのおとし、与助との強い絆。清吉は一度はあきらめかけた人生に再び全身で立ち向かう。
そして、最後の最後で清吉が示す、人生の選択にも注目。あまり詳しく書けないが、普通に考えると、とうてい納得できるものではない。だが、ここまで物語を読んできた人なら納得できる。誰のせいであろうと、自分の人生に起きたことは、自分で受け入れるしかない。――細谷正充(解説より)

2014.01.24発売
鳴子守 見届け人秋月伊織事件帖
講談社文庫
悲運の姉弟の絆を想い、哀しく田に響く鳴子守の音。南原(なんばら)家の埋蔵金騒動に絡んで、穴掘り人足が次々と殺される。真相の見届けにあたっている秋月伊織は、数日前に縄暖簾で「穀潰し」と罵られていた貧相な若い人足・仙吉の豹変ぶりを不審に思い、探索を開始した。苦界に身を沈めた姉と、貧しさに翻弄された弟の運命を描く、大人気文庫書下ろしシリーズ第5弾。(講談社文庫)
悲運の姉弟の絆を想い 哀しく田に響く鳴子守の音
南原(なんばら)家の埋蔵金騒動に絡んで、穴掘り人足が次々と殺される。真相の見届けにあたっている秋月伊織は、数日前に縄暖簾で「穀潰し」と罵られていた貧相な若い人足・仙吉の豹変ぶりを不審に思い、探索を開始した。苦界に身を沈めた姉と、貧しさに翻弄された弟の運命を描く、大人気文庫書下ろしシリーズ第5弾。

2014.01.24発売
日月めぐる
講談社文庫
江戸末期、駿河(するが)の小藩。その岩場からは、美しくも怪しい紺碧(こんぺき)の渦が川面(かわも)に見えた。流れゆく時と川と人。男女は渦に巻き込まれるように人生を移ろわせ、時に後悔し、時に鬱屈を抱え、あるいは平凡でも底光りするような日常を過ごし、いつしか果てていく。それもあり、これもあり。しみじみと美しい7つの物語。(講談社文庫)
吸い込まれそうに美しい紺碧の渦と、わけもなく巻き込まれた男女の行方。
悲哀も、悔恨も、鬱屈さえも、月日はめぐり、いつしか流されてゆく。
江戸末期、駿河(するが)の小藩。その岩場からは、美しくも怪しい紺碧(こんぺき)の渦が川面(かわも)に見えた。流れゆく時と川と人。男女は渦に巻き込まれるように人生を移ろわせ、時に後悔し、時に鬱屈を抱え、あるいは平凡でも底光りするような日常を過ごし、いつしか果てていく。それもあり、これもあり。しみじみと美しい7つの物語。
おようさんは、あの、渦に、巻き込まれてるんじゃねえかとふっと思ったんだ。
できるなら、つまりその、おいらに引き上げられねえかと……――<本文より>

2014.01.24発売
箕作り弥平商伝記
講談社文庫
山深き秋田で、足は悪いが誰よりも美しい箕を作る若者・弥平。初めての行商では1枚も売れず。なんとか商いのコツを掴んだ弥平は勇躍、新天地の関東平野へ足を延ばすが、途方もない壁にぶち当たる。それは箕作りへの理不尽な差別。誇り高き職人がなぜこんな目に……。そして、弥平は1人の少女に恋をした。(講談社文庫)
我が箕は、なして売れん。
大正末期、秋田で美しい箕を編む若き弥平が、新たな行商先で世間の壁にぶちあたる。理不尽な差別、そして、切ない恋……。
山深き秋田で、足は悪いが誰よりも美しい箕を作る若者・弥平。初めての行商では1枚も売れず。なんとか商いのコツを掴んだ弥平は勇躍、新天地の関東平野へ足を延ばすが、途方もない壁にぶち当たる。それは箕作りへの理不尽な差別。誇り高き職人がなぜこんな目に……。そして、弥平は1人の少女に恋をした。

2014.01.24発売
雲を斬る
講談社文庫

2014.01.24発売
『ギロチン城』殺人事件
講談社文庫
探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。2人は彼女を救うため、不吉な過去をもつ『ギロチン城』へ。外界から隔絶された密室で、犯人探しに挑む。連続する新たな密室殺人。一体、誰が何のために!? 不可能を可能にしたトリックとは? 〈城〉シリーズ第4弾。(講談社文庫)
人間の人形化がもたらした悲劇とは?
何かしなければ崩壊する。でも何かしても崩壊する。そんな局面に立たされたら、人間はどうしたらいいのだろう――本文より
探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。2人は彼女を救うため、不吉な過去をもつ『ギロチン城』へ。外界から隔絶された密室で、犯人探しに挑む。連続する新たな密室殺人。一体、誰が何のために!? 不可能を可能にしたトリックとは? 〈城〉シリーズ第4弾。