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霧の路 <見届け人秋月伊織事件帖>
2014.01.24発売
霧の路 <見届け人秋月伊織事件帖>
著:藤原 緋沙子
講談社文庫
元女郎おひろから、東北訛りの侍の用心棒を頼まれた見届け人・秋月伊織は、他国に逃げる資金をはたいておひろを身請けした侍の背景に、ただならぬ事情を察する。藩主襲撃事件をきっかけに対立する陸奥広岡藩と盛山藩の遺恨が、江戸に舞台を移して燻っているのか――。文庫書き下ろしシリーズ、待望の第4弾。(講談社文庫) 刃に光るは一途な男の愛と涙 人気集中! シリーズ第4弾 元女郎おひろから、東北訛りの侍の用心棒を頼まれた見届け人・秋月伊織は、他国に逃げる資金をはたいておひろを身請けした侍の背景に、ただならぬ事情を察する。藩主襲撃事件をきっかけに対立する陸奥広岡藩と盛山藩の遺恨が、江戸に舞台を移して燻っているのか――。文庫書き下ろしシリーズ、待望の第4弾。
電子あり
死都日本
2014.01.24発売
死都日本
著:石黒 耀
講談社文庫
西暦20XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。噴火は霧島火山帯で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか? 火山学者をも震撼、熱狂させたメフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作。(講談社文庫) 各紙誌絶賛の超弩級クライシスノベル! 「精密予測 うなる専門家」――朝日新聞 「学者たちが舌を巻くリアルな描写」――毎日新聞 「破局を超えて、日本再生の道を示しているところがいい」――AERA 西暦20XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。噴火は霧島火山帯で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか? 火山学者をも震撼、熱狂させたメフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作。 「著者の石黒が、現在も未来もこの大火山列島に住む日本人のすべてに届けと鳴らした警鐘である。まちがいなく本書『死都日本』は、小松左京『日本沈没』(1973年)以来の国民的大災害小説(ディザスター・ノベル)として永く記憶されることになるだろう。」――<佳多山大地(文芸評論家) 解説より>
電子あり
『アリス・ミラー城』殺人事件
2014.01.24発売
『アリス・ミラー城』殺人事件
著:北山 猛邦
講談社文庫
鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む――『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって? 全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは……。古典名作に挑むミステリ。(講談社文庫) あなたはチェスの駒になるか?プレイヤーになるか? 「著者の個性的な創作姿勢とこれからの活躍から、既に目が離せなくなっている」――千街晶之 鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む――『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは……。古典名作に挑むミステリ。
電子あり
六とん2
2014.01.24発売
六とん2
著:蘇部 健一
講談社文庫
世紀の迷作、あの『六枚のとんかつ』が帰ってきた! 今回はバカミスだけでなく、ラストの絵で謎が解ける半下石(はんげいし)警部シリーズや、泣けると評判の「きみがくれたメロディ」、ボーナス・トラック「届かぬ想い・純愛ヴァージョン」など盛り沢山。トリックが見えちゃうので、ページをパラパラしないでくださいね。(講談社文庫) バカです!腹が立ちます!でも、クセになります!! あの『六枚のとんかつ』がパワーアップして再登場!! 世紀の迷作、あの『六枚のとんかつ』が帰ってきた! 今回はバカミスだけでなく、ラストの絵で謎が解ける半下石(はんげいし)警部シリーズや、泣けると評判の「きみがくれたメロディ」、ボーナス・トラック「届かぬ想い・純愛ヴァージョン」など盛り沢山。トリックが見えちゃうので、ページをパラパラしないでくださいね。
電子あり
『瑠璃城』殺人事件
2014.01.24発売
『瑠璃城』殺人事件
著:北山 猛邦
講談社文庫
1989年、日本。1243年、フランス。1916年、ドイツ――時代と国を超えて繰り返される密室殺人。図書館で胸を貫かれた女性、城から忽然と消えた6人の騎士、戦地で消えた4人の遺体。それらに隠れた、ある男女の恋の運命。不可能犯罪も輪廻転生したのか? 切ない思いと仰天トリックが全編彩る本格ミステリ。解説・辻村深月(講談社文庫) 1989年、日本。1243年、フランス。1916年、ドイツ――時代と国を超えて繰り返される密室殺人。図書館で胸を貫かれた女性、城から忽然と消えた6人の騎士、戦地で消えた4人の遺体。それらに隠れた、ある男女の恋の運命。不可能犯罪も輪廻転生したのか? 切ない思いと仰天トリックが全編彩る本格ミステリ。解説・辻村深月
電子あり
『クロック城』殺人事件
2014.01.24発売
『クロック城』殺人事件
著:北山 猛邦
講談社文庫
終焉をむかえつつある人類の世界。探偵・南深騎(みき)と菜美の下に、黒鴣瑠華(くろうるか)と名乗る美少女が現れた。眠り続ける美女。蠢く人面蒼。3つの時を刻む巨大な時計。謎が漂うクロック城に2人を誘う瑠華。そこに大きな鐘が鳴り響いたとき、首なし遺体が次々と現れた。驚愕のトリックが待つ、本格ミステリ。(講談社文庫) 世界が終わる瞬間、あなたは誰と一緒にいたいですか? 「その時」だからこそわかる、本当に大切な人、守りたいもの。あなたなら、そのために人を殺せますか? 歓喜した。こんな本格の傑作に出会えようとは。――有栖川有栖 終焉をむかえつつある人類の世界。探偵・南深騎(みき)と菜美の下に、黒鴣瑠華(くろうるか)と名乗る美少女が現れた。眠り続ける美女。蠢く人面蒼。3つの時を刻む巨大な時計。謎が漂うクロック城に2人を誘う瑠華。そこに大きな鐘が鳴り響いたとき、首なし遺体が次々と現れた。驚愕のトリックが待つ、本格ミステリ。 「もしも、『クロック城』をブレイク前の習作だと思っている方がいたら、ぜひ本書を読んで勘違いに気づいていただきたい。(中略)シュアで美しい推理をたどり、ゴールに着いた時は、溜め息が出た。しごく素直な気持ちで、凄い、と思った。」――<有栖川有栖氏「解説」より> 第24回メフィスト賞受賞作
電子あり
暖鳥 見届け人秋月伊織事件帖
2014.01.24発売
暖鳥 見届け人秋月伊織事件帖
著:藤原 緋沙子
講談社文庫
見届け人・秋月伊織は、笛の音で女を誘い出そうとする男と、それを阻む老夫の修羅場を目撃した。例幣使(れいへいし)に関わるという笛の男を、父の敵として追っている足袋屋に会った伊織は、許されざる町人の敵討ちを見届けることになるのか? 凍えた心をやさしく溶かす人の情けの温もりに触れる、話題集中の文庫書下ろしシリーズ第3弾。(講談社文庫) 許されざる敵討ちに人の情けが届くなら 秋月伊織は笛の音で女を誘い出そうとする男とそれを阻む老夫の修羅場を目撃した。例幣使に関わるという笛の男を父の敵として追っている足袋屋に会った伊織は、許されざる町人の敵討ちを見届けることになるのか? 凍えた心をやさしく溶かす人の情けの温もりに触れる、話題集中の文庫書下ろしシリーズ第3弾。
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指を切る女
2014.01.24発売
指を切る女
著:池永 陽,解説:小島 ゆかり
講談社文庫
愛人宅で頓死した夫の遺骨を買い取れと迫られる女。夫がただ1つ望むおふくろの味を再現できない妻。息子の指が動かないのは、体が疼くあまり自分で指を切り落とした姿を見られたせいだと信じる母。むき出しの情念が燃えるとき人は刹那に生きる。切なくてかなしくて、いとおしい女と男を鮮烈に描く傑作集。(講談社文庫) 情はこわくて切なく、時に、やさしい 愛人宅で頓死した夫の遺骨を買い取れと迫られる女。夫がただ1つ望むおふくろの味を再現できない妻。息子の指が動かないのは、体が疼くあまり自分で指を切り落とした姿を見られたせいだと信じる母。むき出しの情念が燃えるとき人は刹那に生きる。切なくてかなしくて、いとおしい女と男を鮮烈に描く傑作集。
電子あり
春疾風 見届け人秋月伊織事件帖
2014.01.24発売
春疾風 見届け人秋月伊織事件帖
著:藤原 緋沙子
講談社文庫
市井の噂話から千代田のお城の秘密まで。硬軟とりまぜた事件の顛末を情報として商っている「だるま屋」の秋月伊織は、関所を破って江戸に入った女のその後を調べるため、岡場所へ向かった。苦界に生きる女の矜恃と、思いもよらぬ大事とは? 心に迫る表題作他4編、人気沸騰の文庫書下ろしシリーズ第2弾。(講談社文庫) 市井(しせい)の噂話から千代田のお城の秘密まで。硬軟とりまぜた事件の顛末(てんまつ)を情報として商(あきな)っている「だるま屋」の秋月伊織は、関所を破って江戸に入った女のその後を調べるため、岡場所へ向かった。苦界(くがい)に生きる女の矜恃(きょうじ)と、思いもよらぬ大事とは? 心に迫る表題作他4編、人気沸騰の文庫書下ろしシリーズ第2弾!
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其の一日
2014.01.24発売
其の一日
著:諸田 玲子
講談社文庫
吉川英治文学新人賞に輝いた傑作短編集。安政7年3月3日、井伊家の密偵・可寿江(かずえ)は水戸浪士の不穏な動きを察知し、主君でかつて恋人でもあった直弼に通報しようとするが。「桜田門外の変」「箕輪心中」などの事件を題材に、江戸市中で懸命に生きる人々の、運命を変えた1日を描いた時代小説短編集。全4編を収録。<第24回吉川英治文学新人賞受賞作> 吉川英治文学新人賞に輝いた傑作短編集 安政7年3月3日、井伊家の密偵・可寿江(かずえ)は水戸浪士の不穏な動きを察知し、主君でかつて恋人でもあった直弼に通報しようとするが。「桜田門外の変」「箕輪心中」などの事件を題材に、江戸市中で懸命に生きる人々の、運命を変えた1日を描いた時代小説短編集。全4編を収録。<第24回吉川英治文学新人賞受賞作>
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遠花火 見届け人秋月伊織事件帖
2014.01.24発売
遠花火 見届け人秋月伊織事件帖
著:藤原 緋沙子
講談社文庫
「八歳の女子が赤子を生んだ」。「他人の墓石を勝手に磨いて回る何者かが出現」。江戸旅篭町の古本屋「だるま屋」には公儀の裏事情から町の噂まで、さまざまな風聞が集まる。噂の出所や行く末を追って秋月伊織が“見届ける”抜き差しならない男女の通い合い、心に響く親子の情愛。人情あふれる書下ろし時代小説新シリーズ。(講談社文庫) お江戸の噂にゃ裏がある。 「八歳の女子が赤子を生んだ」。「他人の墓石を勝手に磨いて回る何者かが出現」。江戸旅篭町の古本屋「だるま屋」には公儀の裏事情から町の噂まで、さまざまな風聞が集まる。噂の出所や行く末を追って秋月伊織が“見届ける”抜き差しならない男女の通い合い、心に響く親子の情愛。人情あふれる書下ろし時代小説新シリーズ。
電子あり
笠雲
2014.01.24発売
笠雲
著:諸田 玲子
講談社文庫
明治維新後、富士山麓の開拓にのりだした清水次郎長。一の子分の大政こと政五郎は新時代の中で「夏火鉢」扱いに甘んじていたが、現場を任され一筋縄ではいかない男どもをまとめあげてゆく。だが動員された囚人の脱走騒ぎに続き、古参の子分・相撲常(すもうつね)が変死。事件のからくりに気づいた政五郎の怒りが爆発する(講談社文庫) 維新後の次郎長一家 大政(おおまさ)、最後の大喧嘩!! 明治維新後、富士山麓の開拓にのりだした清水次郎長。一の子分の大政こと政五郎は新時代の中で「夏火鉢」扱いに甘んじていたが、現場を任され一筋縄ではいかない男どもをまとめあげてゆく。だが動員された囚人の脱走騒ぎに続き、古参の子分・相撲常(すもうつね)が変死。事件のからくりに気づいた政五郎の怒りが爆発する!
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鬼あざみ
2014.01.24発売
鬼あざみ
著:諸田 玲子
講談社文庫
強盗、追いはぎ何でもござれ。白昼堂々、金品を強奪する荒稼ぎで八百八町を騒がせる凶賊、鬼坊主一味。だが、頭の清吉と情婦のおもんを始め、はみ出し者の若者たちは強い絆で結ばれていた。悪に魅入られし者の破滅的な生き様を描く大江戸ピカレスクロマン。(講談社文庫) 「武蔵野に名も蔓(はび)こりし鬼薊(おにあざみ) 今日の暑さに乃(かく)て萎(しお)るる」。 強盗、追いはぎ何でもござれ。 白昼堂々、金品を強奪する荒稼ぎで八百八町を騒がせる凶賊、鬼坊主一味。 だが、頭の清吉と情婦のおもんを始め、はみ出し者の若者たちは強い絆で結ばれていた。 悪に魅入られし者の破滅的な生き様を描く大江戸ピカレスクロマン。
電子あり
空っ風
2014.01.24発売
空っ風
著:諸田 玲子
講談社文庫
5尺そこそこの体に3尺余の長脇差。抜群の喧嘩度胸と居合抜の腕で「清水一家の狂犬」と恐れられる小政こと音五郎。すさんだ心の傷を埋めるのは、幼なじみ・てるへの想い。だが、そのために大喧嘩に間に合わなかった小政は、一家の中で孤立してゆく。時代に牙をむく男の生涯を描く、新世代股旅物の傑作。(講談社文庫) 東海道、キレた小政が斬りまくる! 5尺そこそこの体に3尺余の長脇差。抜群の喧嘩度胸と居合抜の腕で「清水一家の狂犬」と恐れられる小政こと音五郎。すさんだ心の傷を埋めるのは、幼なじみ・てるへの想い。だが、そのために大喧嘩に間に合わなかった小政は、一家の中で孤立してゆく。時代に牙をむく男の生涯を描く、新世代股旅物の傑作。
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六枚のとんかつ
2014.01.24発売
六枚のとんかつ
著:蘇部 健一
講談社文庫
空前絶後のアホバカ・トリックで話題の、第3回メフィスト賞受賞作がついに登場! 新作『五枚のとんかつ』も併録。またノベルス版ではあまりに下品だという理由でカットされた『オナニー連盟』もあえて収録した、お得なディレクターズ・カット版。トリックがバレないように、必ず順番にお読みください。 第3回メフィスト賞のとんでもミステリー 呆れるか、笑うか? ギャグと謎解きの革命的コラボレーション!! 空前絶後のアホバカ・トリックで話題の、第3回メフィスト賞受賞作がついに登場! 新作『五枚のとんかつ』も併録。またノベルス版ではあまりに下品だという理由でカットされた『オナニー連盟』もあえて収録した、お得なディレクターズ・カット版。トリックがバレないように、必ず順番にお読みください。
電子あり
教会の怪物たち ロマネスクの図像学
2014.01.24発売
教会の怪物たち ロマネスクの図像学
著:尾形 希和子
講談社選書メチエ
教会は、怪物、魔物、実在のまた想像上の動・植物などのシンボルに満ちた空間です。グリーン・マン、双面のヤヌス、人魚、ドラゴン、グリフォン……。怪物的シンボルが横溢するロマネスク教会を中心に、解読をしていきます。キリスト教と一見無縁に思われる不思議なイメージの中に、失われた民衆の精神史を探ります。また、実際の教会巡りの際に、役立つ図像事典の性格ももたせ、旅行ガイド的要素も盛り込みます。 教会をよく観察してみると、怪物、魔物、実在のまた想像上の動物、植物などのシンボルに満ちた空間であることに驚きます。よく知られたものだけでも、口から植物を生やしているグリーン・マン、双面のヤヌス、人魚、ドラゴン、グリフォンなどです。もちろん、キリストや聖人などの図像もあります。それらのイメージは、絵画や柱頭彫刻、祭壇やアーケードのレリーフといったかたちで、教会にちりばめられ、まるで一枚の世界地図を体現しているようです。 なぜ、怪物が教会にいるのか。二つの尾をもつ人魚を例に考えてみましょう。人魚は豊饒の表象であると考えられていたようです。というのも、人魚の原型は、ギリシア神話の『オデュッセイ』や『アルゴナウティカ』に登場する「キルケー」という魔女で、中世にまで生き延びていた女シャーマンだからです。キルケーが怪物に性を与えるように、自らの生成の場所である「子宮」を誇示するような彫刻となっているのです。また、グリーン・マンもバッカス的な祭礼に結びつく、豊饒の男版のシンボルと考えられます。 本書では、とくにこういった怪物的シンボルが横溢するロマネスク教会を中心に、解読をしていきます。キリスト教と一見無縁に思われる不思議なイメージの中に、失われた民衆の精神史を探ります。また、実際の教会巡りの際に、役立つ図像事典の性格ももたせ、旅行ガイド的要素も盛り込みます。
電子あり
忘恋奇談
2014.01.24発売
忘恋奇談
著:椹野 道流,絵:あかま 日砂紀
講談社X文庫ホワイトハート
「こっくりさん」遊びで2人が死んだ! 「蛇が来る。怖い!」押屋女子学園高等部の生徒が2人、謎の言葉を残して死んだ。2人に共通しているのは、こっくりさん遊びに熱中していたこと。調査に赴いた天本は、水田桐枝という生徒を見て驚いた。昔の恋人で悲惨な死をとげた霞波(かなみ)と生き写しなのだ。桐枝は事件と関係があるのか? そして敏生は天本の悲しい過去を知ることに──。 「こっくりさん」遊びで2人が死んだ! 「蛇が来る。怖い!」押屋女子学園高等部の生徒が2人、謎の言葉を残して死んだ。2人に共通しているのは、こっくりさん遊びに熱中していたこと。調査に赴いた天本は、水田桐枝という生徒を見て驚いた。昔の恋人で悲惨な死をとげた霞波(かなみ)と生き写しなのだ。桐枝は事件と関係があるのか? そして敏生は天本の悲しい過去を知ることに──。
電子あり
逆境エブリデイ
2014.01.24発売
逆境エブリデイ
著:大川 弘一
ドイツ、インド、スペイン、韓国、イタリア、フランス、カンボジア、アメリカ縦断、そして横断一人旅。まぐまぐ創業者大川弘一がフルスピードで駆け抜けた400日間全記録。旅を愛する人や起業を志す若者へ、決してオススメできない逆境ツアーはこちらです。「あんた、今どこにいるのよ」(母) 〈働く〉ということは競争だ。  でも〈生きる〉ということは競争か? 震災が起こり、友が収監され、自分も訴訟に敗れ……。 その頃、まぐまぐ創業者の「僕」は何をしていたのか? ――本気の「ポーカーツアー」で世界を転戦していた! ---  僕がポーカーを始めたのは40歳のころ。  リーマンショックによる自社への投資計画の中止に遭い、先に着手していた設備投資に引き充てるための資金繰りにぐるんぐるんに振り回されていた時期だった。  そのころ必要だった金は8億円。一斉に中止された投資の総額が15億円。  もともとパソコン一台からスタートした《ビジネス》がここまでシッチャカメッチャカになったところに元役員からの執拗な訴訟も重なって、前厄の沼に肩まで浸かった日々が続いていた。  インターネットで無料サービスを提供することで〈誰からも奪うことなく〉発展してきたはずの〈ビジネス〉は、リアルな環境の劇的な変化に対してはあまりに脆く、その脆さはそのまま僕自身の弱点を如実に投影した姿でもあった。  幸い、8億円はなんとか借入と増資で調達したものの、その時期のぬかるんだ長い経験から得た前向きな能力は特になく、逆に〈会社〉というものが人間に突きつけるいくつもの不自由に直面した結果、無邪気な努力をもう一度はじめることさえ戸惑うようになっていた。  モノの値段が下がり、地震が起き、日本中からあらゆる労働がケムリのように消え失せていくこの時代、人間が生きていくということはこの先どこまで変わるのか。  我慢をすることや不良品を出さないことの値打ちが坂道を転がるように下がる中、これから先、俺は何を頑張ればいいんだよ。  そんな絶望とヤケクソだけを燃料に、僕は友人に勧められるまま、放蕩で貯まったマイルで旅に出た。 (本書「まえがき」より) --- 総移動距離96,000キロメートル! ドイツ、インド、スペイン、韓国、イタリア、フランス、カンボジア、アメリカ縦断、そして横断一人旅。 まぐまぐ創業者大川弘一がフルスピードで駆け抜けた400日間全記録。 旅を愛する人や起業を志す若者へ、決してオススメできない逆境ツアーはこちらです。
電子あり
猛毒中国ビジネス 中国人OLは見た!
2014.01.24発売
猛毒中国ビジネス 中国人OLは見た!
著:張 益羽
日本企業はなぜ中国市場で間違えるのか? 中国企業は巨額の富を稼ぐのに、現場ではバックマージン、賄賂、アイデア盗用など、ありとあらゆる不正がまかり通る。中国人でありながら日本の広告代理店の社員として前線で10年間働いてきた著者が暴露する、中国ビジネスの闇。 中国に進出した日本企業30年の歴史は、ただ「喰われる」ばかりだった? 本書は、日本の某中堅広告代理店で上海万博プロジェクトの最前線に立った 中国人女性が、自らの遭遇したショッキングな体験談を綴ったものです。 リーマン・ショックを乗り越えて過剰な自信を持つようになった中国では、 ノコノコやってきた外資などただの「アイディアを盗む」対象でしかありません。 ならばと現地において信頼できるコネを作ろうとしても、 「私は有力者と知り合いである」と自称する詐欺師に騙されるばかり。 たとえ中国人であっても、この中国ビジネスの現場では大きな苦労を 強いられたのです。 しかし、やられっぱなしでいるわけにはいきません。 強引な契約解除にどう抵抗するか、踏み倒しを奨励する中国企業から いかに債権を回収するか。 著者の張さんは深い幻滅を味わいながらも奮闘し、結果的には破綻した ビジネスであっても、一定の結果を残すことができました。 これは、これまでの日本人が中国など海外に抱いていた思い込みに 基づいていては、決して実現できない結果でもあったでしょう。 本書は豊富な実例から、中国のみならず海外ビジネスに関わる人間にとって 欠かせない教訓と基礎知識を伝授します。 中国に対して溜飲を下げるばかりではなく、「ではどうするのか」という 処方箋まで提案する、唯一無二の「中国本」の登場です。
電子あり
昭和に火をつけた男 青島幸男とその時代
2014.01.24発売
昭和に火をつけた男 青島幸男とその時代
著:森 炎,著:青島 美幸
都知事として多くの批判を浴びたために評価を下げ、2006年に74歳で没してからは顧みられることも少なくなった青島幸男。本書は彼の再評価を狙い、その人生を時代背景とともに一気に描き切る、最初の公認評伝である。青島にとって民主主義とは庶民一人一人のもの、東京の風景とは「水」と切り離せないもの。家族の証言も秘蔵写真もたっぷり収めて、青島が考え、行動した軌跡を再現。秋元康氏推薦。 「僕は青島幸男の孫弟子に当たる。  だから、青島幸男はいつも僕のずっと前にいた。  放送作家、作詞家として、追いかけるのだが、  その差はどんどん広がり、  決して追いつけない存在だと気づかされる。  わかっていましたけどね……」 (秋元康) 昭和、平成を通じて、青島幸男は、時代の節目節目に、私たちにとって 不思議に親しみ易い存在として登場してきた。 高度成長期のテレビ時代に脚本作家として。 日本が経済大国だった時期には参議院議員として。 そして、平成には都知事として。 きっと、様々な世代の人々の心象風景の中のどこかに 「青島幸男」がいるはずである。 そんな青島は、よくこう漏らしていた。 「自分には友達はいない」。 青島は特定の友達を求めず、不特定多数の庶民を友としていたわけである。 私たち庶民が青島のことを何となく親しみやすく感じるのも、 青島のこの心性があってこそだろう。 本書では、あまりに幅広く活躍した青島の活躍を追いながら、 その素顔を深く掘り下げようと試みる。 一方で、青島が友とした庶民、具体的には「東京」の人々が 見ていた風景はどのようなものだったのか。 そこで、時代を映す鏡として青島幸男の軌跡を追うだけでなく、 昭和、平成の時代を生きた私たち自身の道行きを振り返っていく。 さらに、青島の遺児である作家・青島美幸も参加。 家族から見た青島はどのような存在だったのか、 どのような苦悩を抱え、どのように振る舞っていたのか。 「おしまいチャンチャン」。 娘が初めて明かすその晩年と死が、本書の掉尾を飾る。
電子あり