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2011.08.05発売
帝都万華鏡 桜の頃を過ぎても
講談社X文庫ホワイトハート
X文庫新人賞受賞作!
一度読んだらハマっちゃうはず。濃艶な「大正浪漫」がここに開花。BL界の新風、異色のデビュー作!!
栗本薫氏推薦&解説つき「濃密と頽廃に染まる鳩の世界の中では、すべてがエロティックだ。」
舞台は大正に元号が変わった頃の帝都。給費生として一高に入学した石木琢馬は、桜の下で出逢った美しい青年――高市京介に、かつてない感情を抱いていた。放課後、自作の詩をしたためた雑記帳を忘れてきた琢馬は、あわてて教室に駆け戻る。そこで雑記帳を読んでいたのは、あの京介だった――。やがて詩人と編集者となる2人の関係を、濃艶かつエロティックな文体で描いた異色のデビュー作。栗本薫氏、大絶賛!

2011.08.05発売
メルトダウン
講談社文庫
老いて死期の迫った核物理学者から、カリフォルニアの地方紙副編集長ケン宛てに1通の手紙が届いた。描かれた美しい幾何学模様は新型核爆弾の図面だった。いっぽう、次年度の防衛予算でもめているワシントンで、大統領補佐官が謎の死をとげた。2つの事件が結びつく時、大いなる陰謀がおぞましい姿を現し始めた。

2011.08.05発売
日本語の「大疑問」
講談社+α新書
言葉には日本人の数ほど不思議と面白さがある!!
言葉で正しく伝えることは意外とむずかしい。誰にでもわかりやすく伝えることを第一とする、放送現場から日本語表現の問題点を考える!!
私たちが日頃ごく普通に使っている言葉を、あらためて説明しようとすると、実は自分自身が理解していないものがたくさんあることに気づかされます。私は、大人向けと子ども向けの両方のニュース番組のキャスターをつとめてきました。子ども向けに日本語をやさしく言い換える仕事は、苦労が多いのですが、大人向けのニュースを伝えていても、日本語のむずかしさを痛感することが、たびたびありました。そのいくつかをご紹介しましょう。

2011.08.05発売
陽の鳥
文芸(単行本)
「生命倫理と家族愛」をテーマに、希代のヒットメーカーが挑むメディカル・エンタテインメント大作!
関東大学畜産学部の沖田森彦は医師免許を持つ霊長類クローンの研究者。妻を亡くし、高いIQを持つ小学生の息子・有基と二人で暮らしている。1999年、沖田は助手の名嘉城数矢とともに、世界で初めてヒト・クローン胚の樹立に成功していた。科学の歴史に新たに名を刻む、世紀の発見。しかしその発表を間近に控えた矢先、息子の有基が突然の事故に遭い、この世を去ってしまう。
悲嘆に暮れる沖田が下したある決断――それは、助手の名嘉城と共謀し、生命科学のタブーであるヒト・クローン技術によって、息子を「復活」させることだった……!!

2011.07.29発売
「生」の日ばかり
文芸(単行本)
「私」とは何か。人間とは何か。人生とは何か。
60年あまり、日々の暮らしの中で、ただ純粋に考えてきた言葉がある。
純粋な探求の軌跡。ライフワーク長篇エッセイ
今日という一日が在る。それは大切なものだ。ということは、分かる。しかし、「一日」とは、果たして何であるのか、と問うと、何も分からなくなってくる。
老いる、とは、子供時代の生を味わい直せ、ということだ。
私の言葉は、問題を創り出すためにあるのだ。理解したり、解釈したり、要するに、現実を水で割って薄めるための言葉ではない。
いい人間は、ときに、「いい気な奴」を、子供として連れて歩いている。――<本文より>

2011.07.25発売
「民」の論理、「軍」の論理 【小田実全集】

2011.07.22発売
幻日
文芸(単行本)
島原に散った、天草四郎「幻の夢」。
時代小説のスケールをはるかに超えた「神」と「人間」の攻防戦。響き合う法螺貝と聖歌の声が、聞こえてきそうだ。――役所広司
九州キリシタン王国建国は、目前だった!
一揆軍の総大将・天草四郎は、天正遣欧使節・千々石ミゲルの息子だった。そして幕府軍を震撼させた長崎要塞化計画とは――ほとんど取り上げられることのなかった文献をもとに、日本史上最大の一揆といわれる島原の乱を大胆な推理で活写する、著者渾身の長編歴史小説。

2011.07.15発売
わかりやすく〈伝える〉技術
講談社現代新書
会議やプレゼンの前に必読!人気筆者による入門書 フリップの発想でパワポづくり、原稿は引き算で見直す、聞き手の注意はこう引きつける、名司会者に間を学ぶ──など、「テレビ的発想の説明術」を体験から伝授する。

2011.07.15発売
なぜ日本人は学ばなくなったのか
講談社現代新書
近年、数字に顕著に現れている日本の若者の学力低下、読書量の不足、意欲の衰退──。 萎縮する人間から「できる」大人になるための、必要な条件を提案する。力強い「教育力」を取り戻す!

2011.07.15発売
発達障害の子どもたち
講談社現代新書
言葉が幼い、落ち着きがない、情緒が不安定。
育ちの遅れが見られる子に、どのように治療や養護を進めるか。
長年にわたって子どもと向き合ってきた第一人者がやさしく教える。
第1章──発達障害は治るのか
第2章──「生まれつき」か「環境」か
第3章──精神遅滞と境界知能
第4章──自閉症という文化
第5章──アスペルガー問題
第6章──ADHDと学習障害
第7章──子ども虐待という発達障害
第8章──発達障害の早期療育
第9章──どのクラスで学ぶか―特別支援教育を考える
第10章─薬は必要か

2011.07.15発売
メリー・ウィドウ・ワルツ
講談社文庫
若く美しい未亡人――彼女が殺人犯なのか!?
大金持ちの若くて美しい未亡人が「夫を殺した」証拠を掴む、というのが、失業中の元刑事・並木が引き受けた大仕事。家族を養うために近づいたはずだったのに、いつしか惹かれていく心を止められない。そして彼女も……。莫大な遺産目当ての人々が群がる中、次々と起こる怪事件! 愛と真実は見つかるのか!?

2011.07.15発売
アメリカ 最強のエリート教育
講談社+α新書
徹底したエリート教育、才能教育のすべて!!
米国をリードする人材は、こうつくられている!!
政治家、経営者・実業家、弁護士、医者、学者・研究者、文化人を生む超エリート教育とは?
アメリカは、エリートが社会をリードする国である。家柄に関係なく誰もが平等の立場から出発するが、人生の初期にエリート層を選別し、将来の社会の指導者として教育で厳しく鍛え上げるエリート教育が有効に働いている。エリートは、それにふさわしい能力があるからこそ高い地位につくが、それに対する責任もあり、真の意味での能力主義の国である。彼らエリートには、正しいと思えば一般大衆の不興を買うことを恐れず、憎まれても信念を曲げない強さがある。この強力なリーダーこそが少数のエリート層と呼ばれ、社会の各分野で活躍している。彼らは現在のアメリカの「この国のかたち」をつくり出し、米国の発展を支えているだけでなく、今や世界全体の政治や経済、文化、科学、芸術に大きな影響を与えている。
●アメリカの少数エリート層
●エリートの代表は大統領
●アメリカは日本以上の学歴社会
●日米の教育事情の違い
●小学校から高校までの才能教育
●名門大学の入学難易度
●アイビーリーグとトップ25大学
●MBAの大学間初任給の格差
●スーパーエリート教育機関
●24時間体制の教育

2011.07.08発売
子産(下)
講談社文庫
吉川英治文学賞受賞作
信義なき世をいかに生きるか
感動をよぶ歴史叙事詩
謀叛に巻きこまれ、子国は果てる。3年の長きにわたり喪に服した子産はその後、苛烈なる改革者にして情意あふれる恵人として、人を活かす礼とは何かを極め、鄭と運命をともにしていく。時代を超えることばをもった最初の人・子産とその時代を、比類なき風格と凛然たる文体で描く、宮城谷文学の傑作長編!

2011.07.08発売
子産(上)
講談社文庫
孔子に敬仰された最高の知識人の生涯
吉川英治文学賞受賞
信義なき世をいかに生きるか――春秋時代中期、小国鄭は晋と楚の2大国間で向背をくりかえし、民は疲弊し国は誇りを失いつつあった。戦乱の鄭であざやかな武徳をしめす名将子国(しこく)と、その嫡子で孔子に敬仰された最高の知識人子産。2代にわたる勇気と徳の生涯を謳いあげる歴史叙事詩。

2011.07.01発売
〈不安な時代〉の精神病理
講談社現代新書
東北関東大震災と原発事故。重なる大惨事は、私たち日本人の心と社会にも深い傷を残した。だからこそ、この国をあきらめない、希望を失わずに生きるよう、と著者は強く感じる。希望は一人では実現できない。支え合う心、守るべき命の尊さを共有しながら、日本がどのように立ち直ればいいのか、私たちができることは何なのか、精神科医が緊急提言する。
【目次】
まえがき どのようにして立ち直るのか
第一章 長いデフレがもたらす大きな不安
第二章 若者の心理の変化
第三章 苦境に立つ親世代
第四章 高齢者が安心して生きるには
第五章 絆を求めて暮らす私たち
第六章 日米の精神医学
あとがき 希望を失わないために

2011.07.01発売
妖怪アパートの幽雅な日常5
講談社文庫
アパートに滝が出現。そして高校には、濃~い新任教師登場!
霊力アップすべし! アパート地下の温泉で夕士は(なぜか)滝に打たれている。条東商業高校では新学期がスタート。やってきた二人の新任教師は超個性的、校内の雰囲気は一変。そして文化祭の前には度肝を抜かれる事件も……あ~思いもよらないことが起こりすぎる。なんだか「生きる意味」を考えさせられる秋の空。

2011.07.01発売
秘闘 奥右筆秘帳
講談社文庫
その封印、解いてはならぬ!
将軍継嗣をめぐる最大の謎、家基急死事件。立花併右衛門は、定信すら知らぬ真相へ――
注目度第1位シリーズ
「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」(宝島社刊)第1位
立花家の一人娘瑞紀にもたらされた格違いの婿取り話。糸を引くのは奥右筆組頭を手駒にしたい松平定信か。苦悩しつつも立花併右衛門は、将軍継嗣(けいし)最大の謎、家基急死事件の驚くべき真相に迫っていた。そして定信憎しの一橋治済は、謀殺の命をついに冥府防人に下す。圧倒人気のシリーズ第6弾!

2011.07.01発売
妖怪アパートの幽雅な日常4
講談社文庫
夕士、高校2年生。魔道士として人として、レベルアップの夏!
夕士、高校2年の夏休み。魔道士の修行がレベルアップされ、息も絶え絶えな日々。バイト先の運送会社でコミュニケーション不全の新入りに活を入れ、自殺未遂の小学生を説得し、アパートにいながらにしてとてつもない超常現象に巻き込まれて大忙し!そして夏が終わる頃、世界はまたひとつ広がっている。

2011.07.01発売
妖怪アパートの幽雅な日常3
講談社文庫
講堂の小部屋に立ち込める邪悪な“念”の正体は!?
何の因果か「魔道書」に封じ込められた妖魔たちの使い手となった夕士。だが使えない妖魔揃いで、現実離れした日々ながら将来の夢は相変わらず手堅く公務員かビジネスマン。そんな夕士が通う条東商業高校に幽霊話が降ってわいた。妖怪アパートの住人たちの助けを借りて、夕士は取り憑かれた男を救えるか!?

2011.07.01発売
簒奪 奥右筆秘帳
講談社文庫
大躍進!注目度第1位シリーズ
「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」(宝島社刊)第1位
危うし!奥右筆の盾
神君の書付を握る立花併右衛門を譲るべき衛悟に、破格の婿入り話が。
権の魔に魅入られた者の業は深い。将軍家斉の父一橋治済、執政から外れた松平定信、御三家の一角水戸徳川家。将軍位簒奪を狙う暗闘は熾烈を極める。幕政の闇を知る奥右筆組頭立花併右衛門と危地を潜ってきた柊衛悟に、破格の婿入り話が。2人の絆もこれまでか!?人気沸騰シリーズ第5弾!