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1997.05.09発売
現代思想で読むフランケンシュタイン
講談社選書メチエ
1816年、夏の夜が生んだ「現代の神話」――「人はその被造物に復讐される」。啓蒙の限界、革命の矛盾、自然科学の将来…。そのテクストは驚くほど予見的だった。
メアリー・シェリーの原作と、それを変容させていった映画の意味を、神話学、人類学、精神分析の成果を駆使して精緻に読み解く。

1997.05.09発売
住宅道楽 自分の家は自分で建てる
講談社選書メチエ
陳腐で奇妙で高価格。地球上最悪の住宅の現実が、日本にある。無の境地をめざす「究極の家」、アライグマと暮らす家、棺桶を模した「ドラキュラの家」、そして「村」と名づけたみずからの住居(シェルター)。
「住宅設計戦線」に挑む建築家が、提示する自由な住宅像の数々。「自分の家を自分で建てる」ことの意味と楽しみを、熱く説く。
【目次】
はじめに
第一章 住宅建築家宣言
1 住宅を設計するというのはどういうことか
2 敗者復活戦
第二章 小住宅の可能性
1 ドラキュラの家
2 崩壊を待つ風景
3 アクシデントとしての小住宅
第三章 究極の家へむかう
1 井上さんの家を東京に建てた
2 究極の家
第四章 新しい依頼者の登場
1 変テコリンな依頼主
2 アライグマ・ギンの家
3 ギンの独白
第五章 自分の家は自分で建てる
1 住宅設計の受け皿づくり
2 「左官の家」計画
3 住宅価格の根本問題
第六章 「世田谷村」計画
1 住宅像の極北をめざす
2 夜の裸電球
あとがき

1997.05.09発売
片頭痛Q&A100
健康ライブラリー
片頭痛は、割れるような痛みと吐き気をともなう辛い病気です。発作がくりかえしあらわれる慢性病です。しかし、いのちに別状がないため、治療法は充分研究されてきませんでした。近年、飲み方にコツがありますが痛みを和らげるよい薬が開発され、効果を上げています。自分の症状のおこり方や経過の診断、薬の飲み合わせから、上手な痛みのコン卜ロールまで、片頭痛のすベてに答えます。

1997.05.09発売
やる気が育つ「教育のヒント」
中村天風、森信三の教えが生きる陽転思考。人のやる気を育て、潜在能力を引き出すには、何をすべきか。先人の叡智と教師生活50年の経験則から、親が子供に伝える表情・態度・言葉の奥義を書き下ろす。

1997.05.09発売
ミラクル・ファミリー
「うちのお父さんにも、『オヤジ』じゃない時代があったのかも……。」そんな当たり前のことを思い起こさせてくれる、おもしろくてせつない、九つの家族を描(えが)いた短編集。
ふだんはめだたないお父さんたちが主役の、せつない家族ファンタジー。

1997.05.09発売
素敵なバラを咲かせたい
バラ大好き人間に贈る一目でわかるバラ作り静かなブ-ムの古典バラ“オ-ルドロ-ズ”から、最新品種ぞくぞく誕生の“イングリッシュロ-ズ”、洗練された花姿の“現代バラ”まで、花の女王のすベてを紹介

1997.05.09発売
きれいになる女の医学
講談社の実用書
第1章「心の病気」 摂食障害/過剰清潔指向/人格障害/現代病症候群
第2章「婦人科の病気」 月経前緊張症/子宮筋腫/子宮内膜症/おりもの/膣炎/性病/妊娠中絶/不妊症/乳房の異常/不定愁訴/更年期
第3章「不快な症状」 冷え症/便秘/眠れない/口内炎・口臭/アレルギー

1997.05.09発売
テレ-ズ・デスケルウ
講談社文芸文庫
自分の夫の毒殺を計ったテレーズは、家の体面を重んじる夫の偽証により免訴になった が、家族によって幽閉生活を強いられる。絶対的な孤独のなかで内なる深淵を凝視するテレーズは、全ての読者に内在する真の人間の姿そのものなのだろうか―─遠藤周作がノーベル賞作家フランソワ・モーリアックと一心同体となって、昂揚した日本語に移しかえたフランス文学の不朽の名作。

1997.05.09発売
魯庵の明治
講談社文芸文庫
明治文壇を代表する批評家であり、小説も書き、外国文学の紹介者でもあった内田魯庵。彼の旺盛な好奇心と洋の東西におよぶ該博な知識は文学を越えて、民俗学そして文明論的な拡がりをもつに至る。江戸から明治への時代の推移は、急激な西洋化に伴い、ある種の伝統の断絶でもあり日本的ハイカラ文化の誕生でもあった。
両者をバランス良い視点から眺め綴る自由主義者魯庵、神髄発揮のエッセイ。

1997.05.09発売
ユ-トピア紀行 有島武郎・宮沢賢治・武者小路実篤
講談社文芸文庫
有島武郎の北海道ニセコ「狩太共生農団」跡。宮沢賢治の始めた岩手県花巻郊外「羅須地人協会」跡。武者小路実篤の埼玉県毛呂山と九州日向の「新しき村」。“ユートピア”未だ消えぬ核心は何か?3人の理想家の燃焼と苦闘の跡地を北から南へと辿る。現地の人々を訪ね、資料、作品と対話し、その実践の意味を現代に問う。
3つの精神の営為に深く共鳴する著者の魂。平林たい子賞。

1997.05.09発売
五月巡歴
講談社文芸文庫
突然舞い込んだ「メーデー事件第二審の証人として法廷に出て頂きたくお願い申し上げる次第であります」との手紙。20年前の己れの遠い過去の甦りに、怯えを隠せぬ男の、同時に捲き込まれる現勤務先での一就業規則違反事件。昭和27年、高揚するメーデーのデモ隊に加わって、皇居前広場に乱入し逮捕された者、逃げ惑った学生らのその後の時間の重みと心の傷の襞を鮮烈に追う長篇力作。

1997.05.09発売
対人恐怖の心理
講談社学術文庫
対人緊張、赤面恐怖、蒼面恐怖、表情恐怖、態度恐怖、醜貌恐怖、視線恐怖。これらはすべて、進行段階に応じた対人恐怖の中核的症状であり、病状変遷の出発点となるのは「羞恥」する心である。この病いは、諸外国にくらべ日本に目立って多くみられる。
対人恐怖という神経症の底に横たわる「羞恥の構造」を解き明かし、「羞恥」を手がかりに日本人の心性や文化のありようまでをも探った異色の精神病理学。

1997.05.09発売
フランス語はどんな言葉か
講談社学術文庫
フランスではどんなに高度な内容の学術論文でも、言葉の適切さと美しさを伴わなければ価値を認められないといわれる。通り雨が石畳をぬらすパリの町角では、耳の中に小さな余韻を残す柔らかい語尾をもった言葉が交わされる。
フランス語の美しい響きをこよなく愛する著者が、豊かな風土と文化に磨きぬかれたフランス語の特質を解説。もっとも洗練された言葉、フランス語を知るための最良の入門書。

1997.05.09発売
アダム・スミス
講談社学術文庫
18世紀英国の資本主義勃興期に、「見えざる手」による導きを唱えて自由主義経済の始祖となったアダム・スミス。彼は手放しの自由放任主義者ではなくフェアな自由競争を主張し、『道徳感情論』では利己心の自制を説き、『国富論』では政経癒着による独占と特権を批判した。
現代日本社会が抱える問題点にも鋭い示唆を与えるスミスの思想の核心とその生涯を、豊富な資料を駆使して第一人者が説く必携の書。

1997.05.09発売
神々の精神史
講談社学術文庫
<カミ>を語ることは、日本人の精神の歴史を語ることである。著者は、神話・伝説・昔話などの構造分析を手がかりに、文化人類学と民俗学のはざまから揺さぶりをかける。神々の棲む村、民話的想像力の背景、根元神としての翁、フォークロアの先達・筑土鈴寛(つくどれいかん)など、日本文化の深層にひそむ民俗的発想の原点を探り、柳田・折口以後の民俗学を鋭く批判した。人類学的視点から問いかけた刺激的な知の軌跡。

1997.05.09発売
グラフィック100万人の野菜図鑑
“畑から食卓まで”を一貫したテーマとし、日常の食卓をにぎわす野菜たちのすべてをカラフルな写真と楽しいイラストで紹介する、見て楽しく読んでおもしろいカラフルな図鑑。

1997.05.09発売
一寸の虫にも十分の毒
毒は怖くてオモシロイ。
日本に上陸セアカゴケグモ、それより怖いクロゴケグモオオスズメバチを追いかけて、ジョロウグモにも不思議な毒が!さらにはフグ・ヘビ、サソリ、毒キノコ、LSDからサリンまで神経毒の謎にせまる、なるほどサイエンス・エッセイ

1997.05.08発売
さくらんぼのお酒
文芸(単行本)
甘ずっぱくて、ほろ苦い。1957年クリスマス。10歳のふたごと15歳の姉は、互いに結婚しようと心に決めていた……。あのクリスマスの日、ぼくら3人は地下室の醸造所で結婚式を上げた。今でも覚えているが、ぼくらは2時間というもの、彼女の胸の上に唇をぴったりつけたままでいた……。 子供たちの愛と性の息吹をエロチックに描く異色作。

1997.05.08発売
生物分離工学
分離精製工学の基礎と応用をまとめた入門書バイオテクノロジ-を用いる物質生産で目的製品を得るための必須技術を、分離・精製の基礎科学と実験室から工業規模までの具体例を解説。技術者にも好適な入門書

1997.05.06発売
インタ-ネットのウラ技102
この本一冊で、インターネットの使い方がガラリと変わる。仕事に役立つ情報を素早く、確実に引き出す。電子メールを電話、ファックス以上に使いこなす。インターネットを「見る」から、「使う」に進化する。ホームページを十知るよりも、一を極め、活用する。噂のアダルトサイトも難無く探し出す。