新刊書籍
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1996.08.08発売
浪漫疾風録
講談社文庫
みんなが奇体なエネルギイに充ちていた。いつでも走ろうとし、走ってはころんでいた。編集者を経て作家に、「EQMM」誌創刊の頃より激動のミステリー戦国時代の裏も表も知り尽くした筆者ならではのエピソードがいっぱい。推理小説ファン必読、実名表記による、疾風怒涛のミステリー・グラフィティ。戦後ミステリー界の騎手たちの裏面史を描いた傑作小説。

1996.08.08発売
マミ・レヴィのアロマテラピー
講談社文庫
私の体じゃないみたい! 体調に合わせ、ジュニパー、クラリセージ、ラベンダーのオイルをブレンドし、マッサージしただけなのに…。植物の芳香で心や体の不調を癒すアロマテラピーと、「きれい」を求め英国に留学したエステティシャンとの出合いの物語。不眠、過食・肥満、下半身太り等の症例・実用が満載の書下ろし。

1996.08.08発売
わたしの家
講談社文庫
コンクリートの家と木造の家の建つまでの悪戦苦闘!
徹底してシンプルにこだわった家づくり。
家を建てる。ぎりぎり一杯の資金と精力をつぎこみますから真剣です。2軒、家を建ててみて、私の思い入れはこちらの事情としみじみ思いました。なぜ?に答えてくれる人はいないのです。土地捜し、お金の算段、建築家とのやり合い、シンプルに質素に住む、にこだわった家づくりの悪戦苦闘、一部始終お話しします。

1996.08.08発売
浮かぶ密室
講談社文庫
地上40メートル──クラブハウスを土台にして、そびえるゴルフ場のシンボル<帆船タワー>。その屋上で烏の大群に食い散らされた白骨死体が発見された。死体はどのようにして屋上に上がったのか、それとも大空から降ってきたとでもいうのか?奇妙なシチュエーションと驚異の密室トリックで読者に挑戦する本格推理。

1996.08.08発売
水の殺人者
講談社文庫
恐怖の「殺人リスト」にまた、一人の名が記された。1通のコピーから始まった連続殺人の謎ーー次はお前だ! 恐怖の「殺人リスト」にまた一人の名が記された……。会社のコピー室に置き忘れられた1通の書類から始まった連続殺人事件。次々にリストに加えられる名前、しかもその通りに殺人が起こる。密かにせせら笑っている真犯人とは? 折原トリックの魔術が最後の最後まで読者を欺き続ける傑作サスペンス。<『水底の殺意』改題作品>

1996.08.08発売
眠らない瞳
講談社文庫
忽然とあらわれた少女「耳子」の強いまなざしに魅かれた私は、耳子と母・清見の住む家についていってしまう。二人の壮絶な母娘関係に圧倒された私は、やがて、恋人・サトシとの結婚すら犠牲にして、耳子を引きとって育てたいと決意するのだった。生命の輝きを真摯に見つめ新しい世界に挑んだ、意欲的長編小説。

1996.08.08発売
最後の学徒兵
講談社文庫
沖縄戦のさなか、石垣島で捕虜となった米兵3名が、密かに処刑された。その軍刀を上官の命令で振りおろした学徒兵は、戦後の昭和25年4月7日に、米軍の手で「戦死」しなければならなかった。執行者の一人ゆえに、BC級死刑囚となった悲劇と真実を、日米の新資料を駆使して突きとめた、渾身のドキュメント。

1996.08.08発売
竜の見た夢
講談社文庫
島原の乱後、吉利支丹は各地へ散った。彼らの合言葉“パッパのもとへ”は何を意味するのか。戦国の余燼さめやらぬ江戸初期、梟雄・独眼竜政宗が幕府に抗して描いた夢とは?幕閣、雄藩の陰謀がうずまくなか、“本多の狐”と“猿の一族”が対決し、剣士・浮田平四郎の秘剣がうなる。伝奇時代小説の決定版。

1996.08.08発売
山手背徳夫人
講談社文庫
「ああ…もう、かんにん!」。エリート商社マンの速見竜男が、出張から帰ると、自宅で妻は見知らぬ男と情事に耽っていた。その腹いせに元社員のOLと一夜を過ごす。しかし、翌朝彼女は、速見の機密書類を持ってホテルから姿を消してしまった。産業スパイの存在に気づいた速見にも危険が迫る!官能サスペンス巨編

1996.08.08発売
否認
講談社文庫
父が贈賄罪で逮捕・起訴された! 会社のためにしたことなのにと、父の身を案ずるジュンの前に2人の青年弁護士が……。否認との闘いである汚職事件の捜査を通して、被告人とその家族の揺れる心情、企業の思惑、法廷での攻防を描く。元東京地検特捜検事にして初めて書きえた法廷サスペンス。汚職事件の実態追及、渦中の人間模様と恋愛感情、息づまる法廷内の攻防……。話題のベストセラー!

1996.08.08発売
麻酔
講談社文庫
子宮筋腫の手術を受けた妻邦子は、麻酔のミスで意識不明のまま眠り続ける。福士高伸は妻の意識が戻るよう、夜の病床で妻を密かに愛撫さえしたが、いっこうに目醒める気配もない。母のいなくなった家庭は次第に虚ろなものになっていくが、高伸は仕事に没頭していく。医療過誤と家庭の絆を描く感動の長編。

1996.08.08発売
恋人たち LOVERS
講談社文庫
「女と男」の様々な生き方。いまを生きる素敵な女性のおしゃれな恋の結末。自分の考えで生きる13人の心模様を描いた傑作! ーーやっぱり実物を見ないと、だめなときってあるんだ……。心の中で描いたラブレターだけでは納得がいかないのが、女心。でも、それがわからないのが男心。そんな「女と男」の微妙でおかしな関係を、13編の恋愛小説に。いまを生きる女性たちの心模様を軽快なテンポで巧みに描いた、落合恵子ワールドへようこそ!

1996.08.08発売
プレ-ンソング/草の上の朝食
講談社文庫
猫と競馬とともに生きる、ぼくと島田とアキラとよう子。4人の若者による、奇妙な共同生活が始まった。彼らの日常を独特の文体で描いた、芥川賞作家のデビュー作「プレーンソング」と、その続編ともいうべき野間文芸新人賞受賞作の「草の上の朝食」。文学界に新しい風を吹き込む、気鋭の作家の傑作2編。

1996.08.08発売
大江戸仙界紀
講談社文庫
暮れから正月にかけての、江戸市中のにぎやかな生活。かわいい芸者のいな吉を連れて熱海へ……。160年前に転時(タイムスリップ)できる中年男の洋介が目を覚ますと、妻のかわりにホテルのベッドでいな吉が寝ていたから大あわて。綿密な考証で、江戸に遊び、江戸に学ぶ大好評の「大江戸シリーズ」第4弾。(講談社文庫)
いな吉が活躍。人気の大江戸シリ-ズ第4弾
大手出版社の雑誌編集者を妻に持つ洋介は、江戸時代にタイムトリップすると19歳の小粋ないな吉と人もうらやむ仲。だが、いな吉が現代に来てしまって、さあ大変!
暮れから正月にかけての、江戸市中のにぎやかな生活。かわいい芸者のいな吉を連れて熱海へ……。160年前に転時(タイムスリップ)できる中年男の洋介が目を覚ますと、妻のかわりにホテルのベッドでいな吉が寝ていたから大あわて。綿密な考証で、江戸に遊び、江戸に学ぶ大好評の“大江戸”シリーズ第4弾。

1996.08.08発売
創竜伝(8)仙境のドラゴン
講談社文庫
竜泉郷へ足を踏み入れた竜堂四兄弟。茉理(まつり)の姉という瑤姫(ようき)に出会い、仙界へと向かう。だが、自分たちのルーツを解き明かそうとする彼らの前に立ちはだかったのは、四人姉妹(フォー・シスターズ)に牛種。怪獣たちの攻撃に怒った四色の巨竜が空翔ける。「をーっほほほほほ!」の愛と正義の美女戦士・小早川奈津子も期待通りの大活躍!?

1996.08.08発売
ホットサマ-・コ-ルドマ-ダ-
講談社文庫
私立探偵ミッチ・ロバーツは、行方をくらましている息子を探し出すよう父親から依頼される。麻薬がはびこる暗黒街に聴きこみを始めた途端、何者かに襲われる。カーロッタという美女の身の上を想いつつ、真夏の暑さがうだるなか必死に調査を続ける。そして裏で糸を引く悪辣な警察署長と、怒りの対決へ……。

1996.08.08発売
狼たちの宴
講談社文庫
康子の甘い誘いにのって、俺は彼女の父親を相手に狂言誘拐を仕掛けた。狙い通り、身代金2000万円をまんまとせしめた俺は有頂天だった。ところが、甘美な女の柔肌にはとんでもない罠があった。はめられた男の凄絶な復讐のドラマが始まる!バイオレンス・エロスの巨匠が描く大都会の闇の中の男と女の欲望。

1996.08.08発売
C.W.ニコルの黒姫通信
講談社文庫
自然を愛するニコル氏が日本人に送る厳しい提言
「不愉快な気持ちにしたらご勘弁願いたい」
心を開いてのぞめば、自然はきっと応えてくれる。黒姫の自然の中で動物と、そして植物とともに生き続けるニコル氏の信念が、この本の中にはしたためられている。それは、流れるケルト人の血がなせる熱き叫びでもあるのだ。黒姫の老いた赤鬼が真剣な思いを込めて、愛する日本と日本人に送る、15通の手紙。

1996.08.08発売
大座礁
講談社文庫
マイアミの名門一族の血を継ぐ問題児(トラブルメーカー)ハップ・タイラーの兄が変死体で発見された。考古学者の兄が直前に打ち明けた一家の秘密とは?政治家、不動産業者、殺し屋……彼の周囲に蠢く個性豊かな悪役たち。ジェイムズ・エルロイ、ローレンス・ブロックが絶賛したセクシーでヒートな第1級ピカレスク小説、登場。

1996.08.07発売
カント・アンジェリコ
文芸(単行本)
《去勢歌手》(カストラート)が奏でる天使の歌(カント・アンジェリコ)!
人を狂わせるカストラートの真実。甘く危険な謎をパリ・ルーヴル宮に追え!サイバー・バロックの刺激に満ちた冒険小説!
あなたにも天使たちの後光が輝いて見えるように、この舞台には電気の飾りものを用意しよう。彼らの声が聞こえるように電話を引いてもいい。ルーヴル宮には時代錯誤の建築部分にピラミッドのおまけもつけよう。天使たちを追い回すのは遊び人の教皇使節、国を失った王女、身分を隠した旅の隠居、電気屋の枢機卿(すうきけい)、ハッカー崩れのテロリスト等々でどうだろう――「序曲と前口上」より