新刊書籍
レーベルで絞り込む :

1996.08.20発売
中国医学の健康術
講談社現代新書
体・心・病・治癒についての3000年に及ぶ知恵の結晶。五臓六腑を巡る気・血・津液のバランスの観点から、多様な現代病への対応策と心身の健康を保つ養生法とを説く。
「未病」という状態――中国医学には「未病」という考えがあります。気・血・津液という身体を構成している物質の量的な不足や流れの異常が、中国医学の診断法では認められるものの、未だ明らかな病気と認識される以前の状態ということです。別のいい方をすれば、食事や呼吸などさまざまな日常生活の中の摂生、つまり養生をすることで、これらの半病気的状態を脱却できる段階を未病というのです。一般のドックなどの検査では異常と認められないが、既に気・血・津液に何らかの異常が認められ、放置すれば重篤な疾病を引き起こす恐れがあると思われる人は、現代のようにストレスが多く、食生活で不摂生をする人が多い時代には、実際想像以上に多いものです。――本書より

1996.08.13発売
中内二〇〇時間語り下ろし わが人生は未完なり
初めて中内功がすべてを語り尽くした!!
革命的な発想!!爆発的エネルギー!!人間中内の喜び・苦悩・決断・予言!!現代人の生き方バイブルともいえる全3冊!!
【中内功略歴】
1922年、大阪市に生まれる。1941年、神戸高等商業学校(現・神戸商科大学)を卒業。1951年、大阪で薬品現金問屋サカエ薬品を開業。1957年、スーパーマーケット主婦の店ダイエー1号店を開店。1970年、社名をダイエーに改称。1982年、会長兼社長となる。

1996.08.12発売
冠婚葬祭のきものビュ-ティ ヘアメイクと着こなし
講談社の実用書
・山野愛子・秘伝
花嫁のクイックチェンジと帯結び12段返し
・振りそでからゆかたまで、
・新感覚の装いと帯結び

1996.08.09発売
英国紅茶論争
講談社選書メチエ
17世紀、イギリスに上陸した東洋の奇妙な熱い飲みもの。なぜか当地の人々の口に合い、たちまち国民的習慣となったティータイム。新しい文化の定着をめぐっての医師・宗教家・文化人等のかまびすしい論争を描く。
【目次】
はじめに
第一章 初期の茶論
1 茶のふるさと
2 まずオランダへ
3 ヨーロッパの茶論
第二章 イギリス上陸――宮廷から家庭へ
1 宮廷での流行
2 家庭に広がる飲茶
第三章 紅茶論争のはじまり
1 流行から定着へ
2 ショート博士の新・茶論
第四章 紅茶反対論
1 社会現象としての茶の習慣
2 ハンウェイの反茶論
第五章 それでもお茶会は楽しい
1 社会現象としての茶の習慣
2 茶の流通
3 それでもお茶会は楽しい
第六章 ジョサイア・ウェッジウッドの世界
1 茶道具の楽しみ
2 ウェッジウッドの登場
第七章 茶論争の終結
1 科学的な研究書
2 茶の実験
おわりに
参考文献
引用図版一覧
あとがき
索引

1996.08.09発売
闘牛 スペイン生の芸術
講談社選書メチエ
白昼、美しき恐怖の儀式が執り行われる。悠久の時空を超えて今生きる高貴な牡牛(トロ・ブラーボ)に、対峙する光の衣装の闘牛士(マタドール)……。牛の恐れを勇猛さに、闘牛士の恐れを勇気に変えることが、感動(エモシオン)を湧きおこす。民衆が磨き上げ、あらゆる芸術の源泉となった太陽と死の祝祭の魅力を語りつくす。
【目次】
はじめに
第一章 闘牛への誘い
1 コリーダ・デ・トロス
2 レホネーオとフェスティバル
第二章 美しきものの誕生
1 トロ・ブラボーの起源
2 神話の入江
第三章 聖壇と王座と民衆と
1 騎馬と徒歩の闘牛
2 牛の背にのった啓蒙主義
第四章 ゴヤの世界から世紀末へ
1 〈闘牛の人〉列伝
2 タンクレード主義
第五章 栄光と憂愁のマタドール
1 ホセリートとベルモンテ
2 内戦の下で
3 新時代の幕開け
第六章 巨匠の眼
1 危険な夏
2 サンチェス・メヒーアスを悼む詩
3 ゲルニカ
第七章 金と絹と太陽
1 『血と砂』の周辺
2 女と牡牛
3 砂場に立つ
第八章 闘牛・不可思議なるもの
1 パシオンとエモシオン
2 牛祭りは今、そしてスペイン人
注
参考文献
あとがき
索引

1996.08.09発売
取手方式で腎不全に克つ
健康ライブラリー
これまでむずかしかった低タンパク食も「取手方式」で実行可能。だれもができる取手方式食事療法の実践プログラムをやさしく解説。腎不全からくる高血圧の治療はどうしたらよいか。腎臓病を進行させないために、日常生活で注意したいこと。腎不全の進行を止め、透析療法に頼らないですむ新食事療法のすべて。

1996.08.09発売
天気予報「超」活用法
天気予報を個人で上手に活用する方法を公開。あすの天気を知るには何時の予報が一番いいか? ゴルフのスコアがよくなる気圧配置とは? あす、あなたの家の庭は晴れか雨か? 本書がズバリお答えします!!

1996.08.09発売
銀行革命
生き残る銀行 消える銀行
興銀と野村證券が一緒になる可能性はあるのか?
信託銀行の立場はどうなるのか?
第二地銀や信用金庫の倒産はどこまで広がるのか?
銀行のこれからの姿が見えてくる!
大蔵省の規制のもと、横並びで安住してきた日本の金融界。大和銀行事件を機にその時代は終わった。世界の金融界で大再編が進む中、日本の銀行が取るべき道とは。綿密な取材をもとに、かつてない激変の時代を描く。
・護送船団時代の終焉
・世界金融大再編の嵐
・メインバンク制度の崩壊
・電子マネーの登場
・ネットワーク化の波

1996.08.09発売
ドルジェル伯の舞踏会
講談社文芸文庫
三島由紀夫が、《私は、堀口氏の創った日本語の芸術作品としての『ドルジェル伯の舞踏会』に、完全にイカれていた。それは正に少年時代の私の聖書であった》と書いたように、「ドルジェル伯爵夫人の心のような心の動き方は、果して、時代おくれだろうか?」で始まるこの作品は、日本の近代の翻訳小説の中で不滅の光芒を放っている。

1996.08.09発売
僕が本当に若かった頃
講談社文芸文庫
障害をもつわが子と妻との日常、そして夥しい量の読書。少年の日の記憶、生の途上における人との出会い。「文章を書き、書きなおしつつ、かつて見たものをなぞる過程でしだいに独特なものを作ってゆく」という方法意識の作家「僕」が綴る、表題作等9篇の短篇小説。切迫した震える如き感動、特にユーモアと諧謔をたたえて還暦近づき深まる、大江健三郎の精神の多面的風景。

1996.08.09発売
角鹿の蟹
講談社文芸文庫
岩本素白を論じ、「世間に目立つようなことの一切を好まれなかった」(「素白随筆二則」)と評した著者も亦、素白その人であった。美術に造詣深く、文章極めて豊潤。論考の底流には自ら文学作品が存在する。先学、友人等との交流や身辺の様々、折々の随想を綴った「南禅寺の山門」「外村繁」「水引の花」「會津八一先生」ほか53篇収録。表題の〈角鹿(つぬが)〉は著者の故郷〈敦賀〉の古名。

1996.08.09発売
日本文壇史11 自然主義の勃興期
講談社文芸文庫
西園寺が日本のアカデミー・雨声会を開催した明治40年、新文学が明確な潮流となった。白鳥「塵埃」、青果「南小泉村」、三重吉「山彦」、虚子「風流懺法」等が出、朝日入社の漱石は「虞美人草」を連載、白秋、露風ら若き詩人達が活躍し始めた。9月、日本自然主義の方向を決定した花袋「蒲団」が発表され、藤村のモデル問題で暮れたこの時、谷崎らの青春もあった。盛衰・新生、文壇の諸相を重層的に捉える伊藤文壇史!

1996.08.09発売
中国的レトリックの伝統
講談社学術文庫
本書は、レトリックに見る中国人独特の思考とその生き方を探ろうとするものである。古くは「建安七子」の1人で悪口(あっこう)のレトリックの名手・陳琳(ちんりん)、杜甫(とほ)以前の中国最大の詩人と目される曹植(そうしょく)から革命家・毛沢東までを取りあげ、彼らの巧みな表現、言い回しとその発想を読み解く。さらに現在日本の文学者のなかで、高橋和巳、武田泰淳ら中国的レトリックを自在に駆使した作家への影響をも明らかにする。

1996.08.09発売
モ-ツァルト考
講談社学術文庫
モーツァルトには、さまざまな顔がある。むろん、彼は神童だった。生活無能者である反面、一介の音楽家という職業で生きた最初の人だった。あるときは子供のようにうつけた顔でウィーンの街頭に佇んでいる。旅の途上にいる……。フランス革命によって幕をおろした華やかな18世紀西欧文化を一身に体現した、時代の申し子としてのモーツァルト。誕生から死まで、その尽きせぬ魅力のすべてを語る。

1996.08.09発売
ケルト妖精学
講談社学術文庫
アイルランドに伝わるケルト神話では、戦いに敗れて地下に逃れた異教の神々が妖精の祖先とされる。妖精たちは、民間伝承や文学作品にどのように登場し、表現されてきたか。アーサー王伝説の湖の精やシェイクスピアの妖精王オーベロン、児童文学のピーターパンなど、妖精像の変容を神話学、民俗学、比較文学等の視点から興味深く論述。妖精研究の第一人者によるファンタジック・フォークロアの力作。

1996.08.09発売
フランスことば事典
講談社学術文庫
外国で暮らしてみると、感情生活も、事物に対する情感も異なっていることを感じさせられることが多い。著者は、永年のフランス生活の体験に基づき、「シャボン」や「パン」など日常生活の「ことば」の背景にある日本人とは異なるフランス人が持つ文化や民族性の特性を指摘しつつ、フランス語の豊かな情感と、その魅力を興味深く語る。生活文化の観点か説く生きたフランス語を学ぶための必携の書。

1996.08.08発売
暗闇館
講談社文庫
平凡な日常に潜む運命的恐怖の影
愛する夫と1人娘に囲まれて、幸せいっぱいの日々を送っていた美しい日と人妻が、ある日突然、恐怖のどん底に!
愛する夫とかわいい1人娘・弓子と共に幸福な暮らしを送っていた美貌の人妻・連子。平和な日常にある日突然、送信されてきた1枚の異常なファックス。それが連子を襲った身の毛もよだつような恐ろしい悲劇の幕開けだった!サスペンス・スリラーの第1人者が哀切の想いを込めて脱稿した文庫特別書下ろし作品。

1996.08.08発売
インフェルノ・ロ-ド
講談社文庫
美しきガードマン嵯峨は闇の帝王を守りきるか
暴力と妖術の街ネオ東京に魔戦が始まる
日本国を闇に中から支配する1大コンツェルンの総帥、鬼竜陣三郎は自分の生命を狙う影に脅えていた。鉄壁のガード・嵯峨と共に突き止めた敵の正体はなんと陣三郎自身のドッペルゲンガーだった。暴力と妖術渦巻くネオ東京に今、再び魔戦の火ぶたが切って落とされた!ホラーの鬼才渾身のハイパー伝奇巨篇。

1996.08.08発売
同級生
講談社文庫
修文館高校3年の宮前由希子が交通事故死した。彼女は同級生・西原荘一の子を身ごもっていた。それを知った荘一は自分が父親だと周囲に告白し、疑問が残る事故の真相を探る。事故当時、現場にいた女教師が浮上するが、彼女は教室で絞殺されてしまう。著者のターニングポイントとなった傑作青春ミステリー。

1996.08.08発売
樹の上の草魚
講談社文庫
ペニスのことなんて、いったい誰に相談すればいいんだ? 僕は、男なのか女なのか? いや、そもそも僕はなんなのだろうか? アンドロジナスな主人公、そして登場人物の温かく細やかな心のゆらぎは、読む者の内面にやさしく触れ、本当の自分を気付かせてくれる。温かく比類なき感動をよぶ、吉川英治文学新人賞受賞作。
ペニスのことなんて、いったい誰に相談すればいいんだ。僕は、男なのか女なのか。いや、そもそも僕はなんなのだろうか。アンドロジナスな主人公、そして登場人物の温かく細やかな心のゆらぎは、読む者の内面にやさしく触れ、本当の自分を気付かせてくれる。温かい感動をよぶ、吉川英治文学新人賞受賞作。