新刊書籍

レーベルで絞り込む

女優志願
1995.09.06発売
女優志願
著:デイヴィッド・ハンドラ-,訳:北沢 あかね,解説:斎藤 純
講談社文庫
人気女優の秘められた過去 MWA賞作家の人気シリーズ最新作 離婚スキャンダルで苦境に立つ若き天才監督マシュー・ワックスの伝記執筆のため愛犬ルルを伴ってハリウッドに乗り込んだホーギー。マシューを囲む人人には、それぞれ明かされたくない過去があった。そして、ついに殺人が……。愛と憎しみが交錯する映画界を舞台に謎に迫るホーギー。人気シリーズ最新作!
風の砦(下)
1995.09.06発売
風の砦(下)
著:原田 康子,解説:小島 千加子
講談社文庫
愛も無力となるほどに苛酷な、蝦夷の大地。厳しい寒さと水腫病が、警備の藩士たちの生命を次々に奪った。和人たちの横暴を憎みながらも、心を開き始めるアイヌの若き女。人妻への思慕を断ち切れぬ、青年武士。苦悩の愛を抱えながら男たちは、寡黙に、生命を賭けて北の守りを固める。自然と歴史に立ち向う愛の群像。許されぬ愛の苦悩を背負い、歴史に立ち向かう、侍たちの姿!<上下巻>
電子あり
風の砦(上)
1995.09.06発売
風の砦(上)
著:原田 康子
講談社文庫
幕末の北海道に生きた若き武士たち。ロシアの樺太進出を恐れ、江戸幕府は、東北諸藩に蝦夷地の警固を命じた。厳寒の地で歴史の荒波に翻弄されながらも、土地を愛し人を愛して、まっすぐ生き抜こうとする男と女を描く、感動の歴史長篇。人妻との運命的な出会いは、侍の道を超え、純粋な愛の旋律を奏で始める。厳寒の地・北海道の警固を志願した若き侍たちの運命は? <上下巻>
電子あり
時代小説傑作選 闇に立つ剣鬼
1995.09.06発売
時代小説傑作選 闇に立つ剣鬼
編:日本文芸家協会
講談社文庫
周五郎、幻の名作から新鋭の力作までの17編。 幻の名作『生きている源八』をはじめとする短編小説の佳品を網羅。これ1冊で時代小説の面白さが存分に味わえる。<収録作家>山本周五郎・藤沢周平・森村誠一・隆慶一郎・清水義範・杉本苑子・永井路子・南原幹雄・古川薫・黒岩重吾・滝口康彦・佐江衆一・皆川博子・綱淵謙錠・村上元三・南條範夫・伊藤桂一
琉球の風(三)雷雨の巻
1995.09.06発売
琉球の風(三)雷雨の巻
著:陳 舜臣
講談社文庫
裏に徳川政権の巨大な圧力をみせて殺到する薩摩軍。その薩摩に吸収されながら、明に対しては独立王国の体面を見せなければならない琉球の苦悩。しかし老いも若きも、男も女も、心に秘めた琉球の誇りを、しっかり握りしめていた。国再興へ、南海王国建設へ、人々の胎動が始まる。大ロマン完結編。〈全三巻〉
琉球の風(二)疾風の巻
1995.09.06発売
琉球の風(二)疾風の巻
著:陳 舜臣
講談社文庫
薩摩の侵攻に膝を屈するか、独立をかけて抵抗するか。薩摩軍の圧倒的な武力の前に苦悩する琉球。明の援軍は期待できるのか、できないのか?主戦・非戦と国論は2分したが、誰しもが祖国の誇りを守ろうと熱い血潮をたぎらせていた。──歴史の動乱のはざまで苦悩する沖縄の老若男女を描く。(全3巻)
琉球の風(一)怒濤の巻
1995.09.06発売
琉球の風(一)怒濤の巻
著:陳 舜臣
講談社文庫
中国・明からの冊封使を迎えて琉球はわきかえっていた。時は紀元17世紀初頭、明では万暦34年、日本では慶長11年のことである。一見華やかな冊封の儀式だが、実はその裏で、琉球は大和と明の間で苦しい立場に置かれていたのである──沖縄、江戸、京都、薩摩、北京に展開する歴史ロマン。〈全三巻〉
ひねくれ一茶
1995.09.06発売
ひねくれ一茶
著:田辺 聖子
講談社文庫
江戸の荒奉公で苦労の末、好きな俳諧にうち込み、貧窮の行脚俳人として放浪した修業時代。辛酸の後に柏原に帰り、故郷の大地で独自の句境を確立した晩年。ひねくれと童心の屈折の中から生まれた、わかりやすく自由な、美しい俳句。小林一茶の人間像を、愛着をこめて描き出した傑作長編小説。田辺文学の金字塔。
電子あり
汚名
1995.09.06発売
汚名
著:杉本 苑子
講談社文庫
徳川家康に信頼され重用されて、幕府草創期に辣腕を振った能吏・本多上野介正純(こうずけのすけまさずみ)。二代秀忠の世になり、「宇都宮釣り天井事件」の嫌疑で失脚、奥州に無惨な幽閉の身となる。権力の非情と冷酷、汚名に甘んじる自己犠牲。一切を黙して配所に赴く正純の潔い人間像を、陰密の目を通して骨太に描き出す、傑作歴史長編。権力の冷酷非情に甘んじる、自己犠牲の武士道!
電子あり
柴錬大岡政談
1995.09.06発売
柴錬大岡政談
著:柴田 錬三郎,解説:縄田 一男
講談社文庫
八代将軍・吉宗の治世、陰陽易占が隆盛をきわめ、妖怪変化が跳梁するという江戸市中、さらに胆を潰す面妖な事件が、次々と起こる。天狗か怪盗・闇法師の仕業か? 大岡忠相の懐刀、八の字眉に眇眼、おまけに獅子鼻の与力・石子伴作と、白面の素浪人・蝋燭ざむらいの推理合戦!! 奇想天外、一味も二味も違う大岡政談。
電子あり
影帳 半次捕物控
1995.09.06発売
影帳 半次捕物控
著:佐藤 雅美
講談社文庫
相模屋の店先で雪駄(せった)が一足盗まれた。上野山下の助五郎親分は、懸命に追い、下手人・仙八を挙げた。そこで相模屋出入りの岡っ引・判次は、穏便に赦免してもらおうと、親分に頼みこんだ。ところが、うまくいかない。単純に見えた事件は意外な展開をみせはじめ、やがて大きな謎が……。直木賞作家の傑作捕物帳。(講談社文庫) 直木賞作家のサスペンスあふれる新・捕物帳相模屋の店先から雪駄が一足盗まれた。岡っ引・半次は助五郎親分に挙げられた下手人を、穏便に赦免してもらおうとした。だが単純に見えた事件の裏には深い謎が…
電子あり
降りしきる
1995.09.06発売
降りしきる
著:北原 亞以子,解説:清原 康正
講談社文庫
激しく降り続ける雨の中、女が一人壬生村の新選組屯所に駆け込んだ。好きで来たわけではない、と自棄ぎみにからむ芹沢鴨の女を、沖田総司や土方歳三は、強引に追い返そうとする。その夜、屯所内では凄惨な斬り合いが――。幕末から明治にかけて、時代の奔流に浮き沈みする男女の哀歓を描く、名作短編集。
電子あり
謀略の首 織田信長推理帳
1995.09.06発売
謀略の首 織田信長推理帳
著:井沢 元彦,解説:清水谷 宏
講談社文庫
天下統一を目前にした織田信長にとって、最大にして最後の敵は一向宗の総本山石山本願寺であった。彼らを壊滅すべく、配下の九鬼水軍では秘密兵器、鉄甲船の建造に着手した。本願寺と組む毛利家はスパイを信長の側近に送り込み、計画の妨害を狙った……。怪事件に信長の推理が冴える!長編歴史ミステリー。
電子あり
SF三国志
1995.09.06発売
SF三国志
著:石川 英輔,解説:野田 昌宏
講談社文庫
『三国志』の英雄たちが宇宙に飛び出し大活躍ーー三惑星共和国を、独裁的に支配しようとする曹操。自由な世界を守るため、関羽・張飛ら猛者を引き連れ、劉備はついに立ち上がる。とはいえ、まったく不利な状況。名参謀・諸葛孔明や美女・蝶蝉を味方に引き入れ、どう戦うのか? 大人気『三国志』の英雄豪傑美女が宇宙で活躍する、興奮の傑作スペース・ファンタジー!
電子あり
二人の天魔王「信長」の真実
1995.09.06発売
二人の天魔王「信長」の真実
著:明石 散人
講談社文庫
〈天魔王〉織田信長とは、一体どのような武将であったのか。豊富な文献・資料を縦横に駆使し、従来とはちがった驚くべき実像を浮きぼりにする。信長は父・信秀の嫡統だったのか。出自の解明から数々の奇行、合戦に隠された謎に迫る。そして、もう1人の天魔王・足利義教との対比から「信長」の真実を明かす。
不義にあらず
1995.09.06発売
不義にあらず
著:安西 篤子,解説:清原 康正
講談社文庫
武家の奥向きにふさわしくない卑賎の女と、その女・やすを憎悪する隠居。親に押しつけられた妻を離別し、やすを手許に置こうと望む当主。かたくなな父子を和解させようと、いじらしく知恵を絞るやすの身は……。体面にしばられる武士の家庭を描いて、人間らしい幸せを求める男女の、愛憎の果てを語る秀作短編集。
電子あり
キッド・ピストルズの慢心―パンクマザ-グ-スの事件簿
1995.09.06発売
キッド・ピストルズの慢心―パンクマザ-グ-スの事件簿
著:山口 雅也
文芸(単行本)
山口雅也は本格ミステリの弱点を突いてくる 探偵が警察よりも上に位置するパラレル英国を舞台に、パンク警官キッド・ピストルズが活躍するシリーズ最新作。「本格」が苦手とするアイテムを取り込む野心作。
テロリストのパラソル
1995.09.06発売
テロリストのパラソル
著:藤原 伊織
文芸(単行本)
ハードボイルド最高傑作! 江戸川乱歩賞・直木賞受賞作。 東京・新宿の公園で爆破事件が発生、多数の死者が出た。犠牲者のなかに「私」の、ただひとりの女性、ただひとりの友人がいた……。 江戸川乱歩賞・全選考委員絶賛!! ●阿刀田高氏――なによりも文章がよい。普通のことを書いても味がある。まちがいなくプロの手と思った。 ●井沢元彦氏――主人公やそれを取り巻く人間たちが極めて魅力的であり、文章も会話も申し分ない。 ●北方謙三氏――全編に漂う、暗く沈んだモノトーンは、並の力量で出せるものではないと思った。 ●高橋克彦氏――ただひたすら物語に没頭した。エンディングの優しさには不覚にも声を上げて泣いてしまった。 ●西木正明氏――まず会話のうまさに舌を巻いた。練達のプロの作品でも、なかなかこうはいかない。 ――(選考委員評より)
炎立つ 参 空への炎
1995.09.06発売
炎立つ 参 空への炎
著:高橋 克彦
講談社文庫
大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。陸奥の運命を担う2人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。源氏と安倍氏の存亡をかけた凄絶な戦いが、戦さ場に生きる人々の愛と哀しみをたたえながら始まる。(講談社文庫) 大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。陸奥の運命を担う2人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。源氏と安倍氏の存亡をかけた凄絶な戦いが、戦さ場に生きる人々の愛と哀しみをたたえながら始まる。
電子あり
炎立つ 弐 燃える北天
1995.09.06発売
炎立つ 弐 燃える北天
著:高橋 克彦
講談社文庫
黄金の輝きが招いた戦乱を制した安倍頼良・貞任父子だが朝廷は源氏の総帥源頼義を陸奥守(むつのかみ)として任命した。安倍一族と源氏の永い宿命の戦いがいま始まる。朝廷側に身を置きながらも、蝦夷たちの真実に触れ、藤原経清(つねきよ)はもののふの心を揺さぶられる。後に「前9年の役」と歴史に記される戦いへと時は流れる。(講談社文庫) 黄金の輝きが招いた戦乱を制した安倍頼良・貞任父子だが朝廷は源氏の総帥源頼義を陸奥守(むつのかみ)として任命した。安倍一族と源氏の永い宿命の戦いがいま始まる。朝廷側に身を置きながらも、蝦夷たちの真実に触れ、藤原経清(つねきよ)はもののふの心を揺さぶられる。後に「前9年の役」と歴史に記される戦いへと時は流れる。
電子あり