新刊書籍
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1995.05.11発売
境に居て
文芸(単行本)
高橋たか子の文学と魂の軌跡を自身で描く。著者は、高橋和巳と出会い、その死、そして小説家への道から、すべてをすててキリスト教の宗教者へと、驚異的道を歩んできた。そのすべてをここに明らかにす。
1995.05.11発売
ロ-マ郊外四季物語
イギリス人の愉快なイタリア生活体験記。 ロ-マ近郊アヴェアの村の人間模様、日々の暮しの中でうけるカルチャ-ショック、四季折々の行事など、ユ-モラスにウィットを込めて語られる。

1995.05.11発売
野の花づくし(2)夏~晩秋
野の花は、花への想いの原点です
夏から秋へ、野の花ぐらし
夏の光に映えて、秋の風に揺れ、晩秋の夕焼けに染まり
日本の自然を語る野の花・木の花たち。
身近な花にもっと親しむためのアイディア満載。
夏から秋へ風と水が似合う花が野にあふれます
・野の花に魅せられた人たちによる、野の花と、そして自然とふれあう楽しみの数々……。
・茶花の心で葉っぱあそびをする川瀬敏郎さん、野菜や草の実などで動物作りをするコロンブス、水に戯れる花あそびをする稲葉京さん、葉っぱのラッピングの二部治身さん、木の実や紅葉でブーケを楽しむあんりゆきさん、秋色のインテリアの伊藤庸子さん、自作の器にいける竹工芸の平沼美子さん、陶芸の小松功さん、つる工芸の堀田志津子さん、……計13名の方々の野あそび花あそびを紹介。
・そして折々の季節に野や道端を彩る、いとおしい自然の恵み。野の花・木の花図鑑・240種収録。
●山野草をこよなく愛する人たちから、その楽しみ方を直接、紹介
実生活の中に生きる野の花の楽しみを〈飾る・贈る・遊ぶ・旅する〉等幅広く、情感たっぷりと。
●葉や茎や花びらなどの、野にある自然の造形を使った、自由自在な野草遊びを大人の楽しみとして紹介
茶花の葉っぱあそび、野の学芸会、葉っぱのラッピング、ブーケ、雑草盆栽他。
●花の器の作り手が自作にいけるなど花の器の楽しみを幅広く紹介
自作の竹籠や陶器、つる工芸にいける、空き缶や瓶にいける他。
●道端の花から野辺の花まで収録した画期的な野の花・木の花図鑑
夏の光と競って咲く山百合から晩秋のあまどころまで、紅葉、草もみじ、実もの、つるものなど含め240種余り収録。

1995.05.09発売
スウェーデン館の謎
講談社ノベルス
ミステリ作家・有栖川有栖が取材で訪れた雪深い裏磐梯(うらばんだい)には、地元の人々からスウェーデン館と異名をとるログハウスがあった。彼は珍客として歓待されるが、深い悲しみを湛えた殺人事件に遭遇する――。有栖と犯罪臨床学者・火村英生の絶妙コンビが、足跡のない殺人事件に挑戦! 大好評〈国名シリーズ〉の第2弾!
1995.05.09発売
雲にのる(2)
講談社ノベルス
神と人を描き切る、心揺さぶる大長編ロマン巨鳥・魁にのって須弥山への旅に出た仁王丸は、風の谷で契りを結んだ風神の娘・嵐と地獄を通り抜けようとするが、夜摩天こと閻魔大王との凄絶な一騎打ちとなる。

1995.05.09発売
痾
講談社ノベルス
大破局(カタストロフィ)のショックで部分的記憶喪失に陥った如月烏有(きさらぎうゆう)は、寺社に繰り返し放火して回復を企る。だが焼け跡には必ず他殺死体が発見され、「次は何処に火をつけるつもりかい?」との脅迫状が舞い込む。誰が烏有を翻弄しているのか? 烏有に絡む銘探偵メルカトル鮎の真の狙いは? ミステリに遊戯(ゆげ)する若き鬼才の精華!

1995.05.09発売
狂骨の夢
講談社ノベルス
話題沸騰の京極夏彦、読者渇望の第3長編!
「いさま屋」が耳にはさんだ不思議な出来事を調べるため、悩める前衛私小説作家関口は逗子を彷徨う。惑乱の末、解決を求めて尋ねた京極堂の主は彼に何を教える?

1995.05.09発売
ファインマン経路積分
広く使われる経路積分の基本と応用を解説。物性物理、素粒子物理、統計力学などの広範囲の分野で効果を発揮しているファインマン経路積分の手法を要領よく丁寧にまとめた代表的な入門書。
1995.05.08発売
太陽になれない月
母からの生きるヒントが凝縮する愛の追伸集常に前向きに生きて、第一線で活躍を続ける理想の母親像No1の女優三田佳子が、自らの体験から何ごとにも愛情を持って接する大切さを語る書き下ろしエッセイ付

1995.05.08発売
絶版車バイブル
今や新車よりも面白いと言われているのが、10年前、20年前に作られて消えていった絶版車。箱スカ、ベレット、117クーペ、コンテッサ……その奥深い面白さを詳細に紹介。流通量、相場からパーツ、歴史まで、気になる1台の情報はこれ1冊で完璧!

1995.04.28発売
再びの生きがい
講談社文庫
日本中の注目を集めたロッキード事件を担当し、カミソリと恐れられたエリート検事が、法務大臣官房長の地位をなげうってまで、福祉の世界に転じた理由とは!? 検事時代の思い出から、再びの生きがいを求めて、180度異なる世界に身を投じるまでの心境、福祉に懸ける情熱を、あますところなく綴った話題の書。仕事と生きがいのあり方を問い直す!

1995.04.28発売
中世都市鎌倉
講談社選書メチエ
壮大な武家屋敷の跡が、小学校の敷地の下から現れた!軒を連ねる浜辺の倉、華やかな寺院、町屋の庶民生活……。「中世考古学」は古都のイメージをつぎつぎと塗りかえる。盛んな交易で中国にまでつながり、あらゆる物資を食欲に呑みこんだ東国最大の都市。発掘の最前線に立つ学者が「もののふの栄華」を明らにする。

1995.04.28発売
「声」の資本主義
講談社選書メチエ
「声」がブルジョア的記号として、流通しはじめる19世紀。電気的テクノロジーが、つぎつぎに新たなネットワークを生み出した。大衆の想像力……。資本の欲望……。国家の戦略……。混沌たる草創期のメディア状況と消費社会のダイナミクスを解明する。

1995.04.28発売
乞食王子
講談社文芸文庫
“その積りでいれば”世の中随分おもしろく眺められる“結構な御身分”のその時々を自由自在に生きる“乞食王子”。ロンドン、パリ、上海、カルカッタ、世界各地を歩き、古今東西の文明・文化の何たるかを知り尽した著者の、感性豊かな視線とウイットに溢れた独創の世界。「銀座界隈」「東京」「人の親切」「宮廷」「文士」「海坊主」等々、虚実入り混った79篇収録の限りなく優雅なエッセイ集。

1995.04.28発売
雉子日記
講談社文芸文庫
『風たちぬ』の最終章「死のかげの谷」完結までの数年、軽井沢滞在等の中で祈り祈りに綴られたエッセイ集。浅間の高原の四季への想い。読書の日々。生涯にわたって最も深く影響をうけたリルケをめぐる「リルケ雑記」。療養しつつ清冽なリリシズム漂う作品を残した堀辰雄の死に立ち向う健康的で強靱な精神の持続が生んだ名品。

1995.04.28発売
新編 文学の責任
講談社文芸文庫
碩学・吉川幸次郎の中国文学の高弟であり、戦後日本文学の思想を根源的に、果敢に継承しようとして早逝した著者。『悲の器』で圧倒的な出発を果たし、『邪宗門』『散華』等々、70年代までの現代日本を代表する文学・思想者、高橋和巳の文壇的出発前を含めた初期の思想を凝集した「志」エッセイ。

1995.04.28発売
普賢・佳人
講談社文芸文庫
中世フランスの女流詩人の伝記を書く主人公〈わたし〉。友人庵文蔵、非合法の運動をする文蔵の妹ユカリ――日常の様々な事件に捲込まれ、その只中に身を置く〈わたし〉の現実を、饒舌自在に描く芥川賞受賞作「普賢」のほか処女作「佳人」、「貧窮問答」など。和漢洋の比類ない学識と絶妙の文体、鋭い批評眼で知られた石川淳の文学原理を鮮明に表出する初期作品群4篇。

1995.04.28発売
文庫ギャラリー モネ・揺れる光
写真集・画集
移ろいゆく光と色彩を執拗(しつよう)に追い続け、「見ること」と「描くこと」を業とした画家、クロード・モネの生涯と代表作。非難と中傷のなかでの印象派の旗揚げ、晩年を襲った失明の危機、そして失望の淵で描かれた大作「睡蓮」……。「太陽の画家」とたたえられたモネが、キャンバスに描きとめた光と影の軌跡をたどる。

1995.04.28発売
夢使い
講談社文庫
私的な愛のカタチを見せる島田ワールド!
新しい人間の感触を求めて著者はニューヨークを歩き回った。そこで得たものは?
新しい人間の感触を求め、著者はニューヨークを歩き回った。体でリアリティを感じたものを中心に、町というテキストからこの作品は構成されたのだ。著者は言う。「90年代は下半身を鍛えねばなりません。脚と性器で世界を知るべし」夢使いって何者?レンタルチャイルドとは?私的な愛を見せる島田ワールド!

1995.04.28発売
明日泣く
講談社文庫
ジャズの小曲のタイトルそのままに泣きを見る人生なんて、自分はイヤと言い放つ女。男も音楽も好きなように、好きなだけ渡り歩く人生を貫いて見せた女を描く表題作ほか、10年にわたって書き綴った味わい深い短編集。男を、女を、柔和な眼差しで包みながら人生の混沌を描く作家が遺してくれた最後の贈りもの。