新刊書籍
レーベルで絞り込む :
1990.12.05発売
自然学の展開
講談社学術文庫
現代科学を超越する巨大な今西自然学の世界多分野を包含する今西学はその到達点に「自然学」として登場してきた.細分化された科学の限界を喝破し,二十一世紀への確かな視座として注目の思想が展開される

1990.12.05発売
モ-ツァルト
講談社学術文庫
モーツァルトは、父親にヨーロッパ中をひきまわされていた従順な神童時代ばかりでなく、一生を通じて漂泊する人であった。イタリア、フランス、南北ドイツのあらゆる音楽の流れに身をひたし、バッハやヘンデル等の影響下において彼等と対決し、18世紀音楽の完成者となった。わが国の音楽批評の先導者が、楽曲の細部に即して語りつつ稀有の天才の全体像を構築した、陰影に富むモーツァルト論集。

1990.12.04発売
小京都連続殺人事件
講談社文庫
珍しい姓をもつ人物が、続けざまに殺される。その舞台は津和野、高山、土佐中村、そして角館――いずれも風光明媚な“小京都”とよばれる観光地である。そして事件ごとに見えかくれする、ナゾめいた女性の存在!名探偵キャサリンが小京都を探訪しながら意外な真相に肉迫する、会心長編。

1990.12.04発売
ちょっとそこまで
講談社文庫
下町,温泉,港町.既視空間捜しの小旅行記おとうふが好き,映画が好き,温泉が好き,そして一人旅が好きな人に捧げるセンチメ-トル・ジャ-ニィ.タオルを持ってスニ-カ-をはいて,ちょっとそこまで!

1990.12.04発売
そして扉が閉ざされた
講談社文庫
富豪の若き1人娘が不審な事故で死亡して3カ月、彼女の遊び仲間だった男女4人が、遺族の手で地下シェルターに閉じ込められた!なぜ?そもそもあの事故の真相は何だったのか?4人が死にものぐるいで脱出を試みながら推理した意外極まる結末は?極限状況の密室で謎を解明する異色傑作推理長編。

1990.12.04発売
欲の無い犯罪者
講談社文庫
名探偵南条圭は古美術研究家。原宿の骨董屋で浮世と無縁の生活を送りながら、依頼される難事件を鋭い分析力で解決する。不思議な猟銃強盗事件、目の前で消えた殺人犯、鉄壁のアリバイを持つ誘拐犯、身代金を受け取ろうとしない誘拐犯など7つの不可能犯罪を鮮やかに推理、切れ味冴える現代ミステリー秀作。

1990.12.04発売
こんな親が問題児をつくる
講談社文庫
非行少年1万人あまりと、苦楽をともにしてきて得た結論は、非行の火種は、幼児期に消さなければならない、ということだ。生まれたとき、無地であった子供に色をつけるのは、周囲の大人たちである。それは、最も身近な親であり、教師である場合もある。不良少年は、一人もいない、みんな不幸少年だ。非行を防ぎ、非行から立ち直らせるための処方箋。

1990.12.04発売
誘惑街の女たち
講談社文庫
大阪北新地の夜に咲く女と男の色と欲の物語夜の商工会議所といわれた名門クラブ「ラセ-ヌ」の閉店を背景に,夜のネオン街にうごめく女と男の赤裸々な愛と性を描く! 不信と誠実,手管と純情がからみあう

1990.12.04発売
田沼意次(下)
講談社文庫
老中として力をふるう意次と、御三家、御三卿との対立が激化する。折しも天災が重なり、意次の政策は次々と挫折した。失政の責めで幕閣を追われた意次は、しかし、政敵の非情な仕打ちにも、端然と身を処すのであった。――収賄の悪評を浴びて失脚したが、江戸時代経済の転換に邁進し革新的な政策を打ち出した文人老中の、豊かな人間性や静かな引き際を描いて、史上の、収賄の人物像を雪冤する、歴史大作。(全3巻)
江戸時代経済の転換に邁進した重臣の功罪.権勢の頂点に達した意次は,収賄の悪評を浴びて失脚した.革新的な政策を打ち出した老中の,静かな引き際を描いて,従来の意次像を雪冤した歴史大作.(全三巻)

1990.12.04発売
中国の歴史(三)
講談社文庫
王莽によって簒奪された王朝を回復した後漢も、やがて衰え、中国史のなかで最もよく知られ、最も躍動する三国志の時代を迎える。多くの英雄が輩出し、のびのびと、しかし激烈に、時代の波を押し渡る。波乱の歴史を、豊かな史料から考察し、祖国への愛と憧憬をこめて綴る、中国五千年の歴史シリーズ。<全7巻>

1990.12.04発売
小説 日本興業銀行(3)
講談社文庫
中山素平は日本興業銀行副頭取に就任した。思えば日本開発銀行へ転出し、設立後の仕事、過労入院、造船疑獄と多難続きだった。輿望を担っての復帰とはいえ、製鉄、油田開発など産業基盤の整備という大仕事が待っていた。しかも師と仰ぐ元総裁河上弘一の訃報。興銀と中山素平の債務は、ますます重い。(講談社文庫)
頭取に就任した中山素平の重い責務と苦悩。産業基盤の整備、企業の体質強化に全力をあげるが、政府・日銀の不協和音、元総裁の死、造船疑獄と多難が続く。いかにして切りぬけたかを描く迫真の経済大河小説。
1990.12.04発売
爆走!逆ハンぐれん隊
講談社文庫
闇の巨宝を奪回しシャ-ク兄弟に挑む3人組ジロ-,ミハル,竜さんは九州の坑道に隠されたマルコス財宝の謎に迫る.マシンガンの包囲網をくぐって北陸の港町へ.そこには悪名高き人食いザメ兄弟がいた!
1990.12.03発売
浅草行進曲
人情と心意気の街・浅草に生きる人間群像!六区のストリッパ-や芸人,吉原の花魁に泡の天使たち,伊達男・バロンサツマ,立志の人・角海老社長,味にこだわる食いもの屋のオヤジ等面白くて華やかな生き様
1990.12.03発売
一尾の鮎
文芸(単行本)
文章の名手の人生の機微に触れるエッセイ集短篇小説の名手が自らの小説観を託したエッセイ「一尾の鮎」の他,生れ育った郷里のこと,家族のこと,突然逝ってしまった同時代の文学者への哀悼を豊かに描く!

1990.12.03発売
てんこうせいのてんとう虫
てんこうせいは、ちょっとふとめの女の子。
はなぶさふさえって名前だから、ぼくは「はなぶた」ってあだ名をつけた。でもぜんぜんへっちゃらで、どうどうとしてるから、なんか調子くるっちゃうなあ。

1990.12.03発売
幕が下りてから
講談社文芸文庫
「悪い仲間」「陰気な愉しみ」で芥川賞を受賞、「海辺の光景」で野間文芸賞、芸術選奨両賞を受賞した著者が、新たに挑戦した長篇秀作。敗戦による価値の混乱と青春の惑乱を共にした、一主人公の「やましさ」の根源を、底深く洗いただし、極めてモラリッシュな文学世界を創造した長篇。毎日出版文化賞受賞作品。

1990.12.03発売
都築ヶ岡から
講談社文芸文庫
小林秀雄、中原中也、そして吉田健一等との親交が語る人間的信頼の絆の純粋さ。文学的半生への深い省察。ピアノ、旅、愛犬との狩猟の話を高雅に綴る身辺の記。近代批評の確立者にして自由なる精神の持ち主、名著『吉田松陰』(野間文芸賞受賞)の評論家河上徹太郎の独創的、多彩なエッセイ。

1990.12.03発売
幼年
講談社文芸文庫
幼い時期の記憶の断片――女になり替りたい願望、金を盗んだ罪の意識、父との確執と、母への思慕。それらを、主情的な回顧としてではなく文献、再訪、知人らの証言で修復し、確認しつつ幼い精神の形成されゆく一過程として提示した自伝。死者への鎮魂の名著『レイテ戦記』の著者の透徹した知性、清冽なる精神の拠ってきたる源泉。

1990.12.03発売
江戸文学掌記
講談社文芸文庫
狂歌師・宿屋飯盛はその族籍を四民の外の「遊民」に区分けられたという。名称に潜む軽侮、対する反骨。文学の毒を練り風雅の妙を極めた「遊民」たる江戸文人たちの人、生活、作品を論じ、江戸文学の根幹に迫って精髄を伝える石川淳の真骨頂8篇。「山東京伝」「横井也有」「其角」「長嘯子雑記」ほか。読売文学賞受賞。

1990.12.03発売
ム-ミン谷の十一月
11月──。ムーミン谷はもうすぐ冬。人こいしくなって、ムーミン家をたずねた人びと。でも、あのなつかしい、やさしいムーミン一家はるすでした。