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1990.12.17発売
ワーグナ-
講談社現代新書
狂熱的聴衆を生みだすワグナ-音楽を解剖.借金の天才,数多き女性遍歴.ル-トヴィヒとのスキャンダル.ワグナ-の音楽は人々を二分させる.楽劇にいたるワグナ-の生涯をたどりながら,その魅力を解剖.

1990.12.17発売
生き残った帝国ビザンティン
講談社現代新書
偉大なるローマを引き継ぎ、古代から中世を生き抜いた帝国ビザンティン。イコンに彩られた聖ソフィア教会、百万都市コンスタンティノープル……。興亡はげしい文明の十字路に君臨した大交易国家の「奇跡の一千年」を鮮かに描き出す。
「市民」という名の役人――ビザンティン帝国では、都コンスタンティノープルの宮殿において皇帝の即位式が行われる時、「デーモス」と呼ばれる人々が「ローマ人の皇帝万歳」を唱えることになっていた。デーモスとは市民とか民衆という意味のギリシア語である……。これはいうまでもなく、皇帝は市民のなかの第一人者である、というローマ古来の理念を受け継いでいたのである。ローマの伝統を受け継ぐビザンティン帝国ということ、それ自体には取り立てて不思議はない。この国の特異な性格はその先にある。「デーモス長」は皇帝直属の高級官僚であり、「デーモス」もまた国家から給料を得ている下級役人であった……。のちにみるようにビザンティン皇帝は、ローマ皇帝とは異なり絶対的な権力者であった。それにもかかわらず、建前としての「市民の第一人者」を維持するために、わざわざ宮廷に「市民」を雇い、その歓呼によって即位するという形をとったのである。「市民」という名の役人を雇っている国家、ビザンティン帝国とは実に奇妙な国家であったといわねばならない。――本書より
1990.12.17発売
「野蛮」の発見
講談社現代新書
西欧近代による「野蛮」の創造過程を検証.黒い肌,呪術信仰,一夫多妻――アフリカはなぜ暗黒大陸とされたか.西欧近代知識人や宣教師・探検家らの野蛮観を通して,彼らの外部意識と差別観の変遷を見る.

1990.12.17発売
三国志の英傑
講談社現代新書
非情にして有情の大人曹操、義に篤い劉備、智謀の大軍師諸葛孔明。関羽・張飛の任侠が燃え、眼光烱烱孫権は江東に座る。漢の滅亡から三国時代へ、天下動乱の世を生き抜く英雄・傑物の魅力を活写。
文人曹操――曹操が20を少し出たばかりで、博い学識を備えていることが条件とされる議郎という官に取り立てられたことによっても、彼の学識がなみなみならぬものであり、当時すでに世に認められる程であったことがわかる。彼は古典に造詣が深かったが、とくに兵法の学を好み、後に諸家の兵法を集めて『接要』と名づけ、一方、孫子の兵法に注釈を施した書13篇を著わしており、その一部は今日に伝えられている。曹操は、このように学問を好んでいたが、そればかりではなく、詩人としてもなみなみならぬ力量を備えていた。彼は従軍中にも、高みに登ると必ず詩を賦し、新作が成るときまって管弦の伴奏を求めて唱った、と伝えられる。こうした曹操の面目を、宋の詩人蘇軾(そしょく)は、「酒を灑みて江に臨み、槊を横えて詩を賦す、固に一世の雄なり」(「前赤壁賦」)と歌っている。――本書より

1990.12.17発売
肝臓病から身を守る こうすれば防げる・治せる
ブルーバックス
酒が飲めなくても肝臓病にかかるのデス!
酒飲みは肝臓病にかかりやすい、というのは常識ですが、今、恐ろしいのはウイルスで起こる肝臓病です。海外旅行の多い人(生水も危ない!)、グルメで生の貝類などをよく食べる人、そして夜のお遊びが大好きな人はご用心。カゼや疲れだと軽く考えているうちに、“沈黙の臓器”肝臓に病変が起こり、慢性肝炎や肝硬変に進んでいるかもしれません。この30年間の肝臓病学の進歩で、働き盛りに多い肝臓病も治せるようになってきましたが、手遅れにならないためには早期発見・早期治療が何より肝ジン、肝ジン!

1990.12.17発売
コンピュータ物理の世界 三体問題からカオス・ソリトンまで
ブルーバックス
●コンピュータ物理は、物理学の枠組を変えた
かのホーキング博士は、「コンピュータが理論物理の世界で人間にとって代わる日が来ることもありうる。理論物理学そのものはなくならないにしても、理論物理学者の終末の日は遠くないかもしれない」とケンブリッジ大学の初講義で述べている。
本書では、コンピュータ物理の発見が新しいパラダイムを開いた例として、カオスとソリトンなどを、物理学の従来の常識をくつがえした例として、熱の均一化と液体が冷えて固まるメカニズムなどを紹介した。そしていま、この新しい学問が何を明らかにしようとしているのか、その最前線をわかりやすく解説した。

1990.12.17発売
親が知らない子どもの心 精神医学の視点
ブルーバックス
家庭内暴力は、なぜ日本でしか起きないのか?
登校拒否、家庭内暴力、非行、いじめなどの問題は、なぜ起きるのだろうか。その理由は、精神の成長が肉体の成長に比べて遅いからだ、とされている。しかし、それだけでは、こういった問題が日本でしか起きていないことの、説明ができない。子どもの思春期の問題の大部分は、自分の非を知りながらの行動であって、精神病ではない。つまり、日本人の持つ独特の問題点の結果に他ならないのである。では、その問題点とは何だろうか。実例を豊富にまじえて、わかりやすく解説する。

1990.12.14発売
決定版 変身ヒーロー超百科
講談社の絵本
スーパーヒーローは、たくさんいる。ロボット・超能力者・宇宙人など、いろいろな戦士がかつやくしている。みんな、その戦力・能力はさまざまだ。ヒーローの強さのひみつを、この本がばっちりあかすぞ!
1990.12.13発売
微熱
文芸(単行本)
高層マンションを舞台にした怪奇ミステリ-マンションに引越してきた田川啓一一家の周辺で続く死の数々.まるで彼らが死を呼び寄せているようなのだが…….死の黒い影には,どうも17年前の事件が…….
1990.12.13発売
映画ストーリーブック ディック・トレイシー
講談社の絵本
映画,ディック・トレイシ-12月全国公開この6月にアメリカで公開され,全米サマ-シ-ズン最大の話題作になった映画の,スチ-ルによるスト-リ-ブック.名刑事トレイシ-がギャングにたちむかう.
1990.12.13発売
砂の海をこえて・篠塚建次郎の挑戦
サラリ-マン・レ-サ-の栄光の秘密とは!シノケンこと篠塚建次郎は日本のトップラリ-ストであると同時に三菱自動車の社員です.二足のワラジをはく彼が、夢の実現へ向ける熱意と成功のカギを解明する.
1990.12.13発売
京都飛恋伝説
講談社文庫
古都京都が戦場と化した文麿と新鮮組の血闘尾花建設の令嬢マリが観光会館入札にからんで京都の暴力組織『新鮮組』に誘拐された.マリを救出すべく,わが文麿は封鎖された京都に仲間と乗り込んで大暴れ!

1990.12.13発売
こっそり教えます
講談社文庫
知ると知らぬで大違い。雨彦流、読んでトクする掌編エッセイ。名刺の利用法、二刀流ブラッシング、揮毫の「技法」、旅館で渡すチップ、ビールの効用、飲む前に卵の白身を、タタミイワシはトースターで、ニンニクのにおい、ながら健康法、いい席確保術、居眠り迷惑防止法……などなど、スパイスの利いた生活便利帳。

1990.12.13発売
目白三平随筆・愛しき遺髪よ
講談社文庫
妻の臨終に間に合わなかった私は、病室でひとり遺体に向かい、連れ添った36年の礼と詫びを言ううち、ふと遺髪を思いつく。頭髪? いや、夫婦ならもっと秘めやかで適切な部分がある。実行した結果、周囲の追及や批判をうけたが、これぞ大人の純愛物語なのだ! サラリーマン小説で一世を風靡した著者の、軽妙洒脱な成人むけ好エッセイ。
ユ-モアたっぷりに己が奇談珍談を綴る快著亡き妻の体毛をひそかに切り取った私の深い思いを,息子たちは誤解した!サラリ-マン小説で一世を風靡した著者が奇談珍談を織りまぜて綴る人生の哀歓.快随筆集

1990.12.13発売
歴史へのいざない
講談社文庫
歴史小説ファン必読のしみじみエッセイ集.歴史の魅力にとりつかれるまでの自己の軌跡や作品と取り組む姿勢を魅力的に語るーー妖刀・村正、大坂城の贋金など、歴史の秘話を探る、歴史的《時間》への旅。姫路・白鷺城、函館・五稜郭などの、地理的《空間》への旅。樺太生まれの《わたくし》自身の伝記。豊富な資料をもとに新しく光を当てた歴史上の人物の《生き方》。……歴史のおもしろさとは何であるかを、楽しく、しみじみと綴ったエッセイ集。

1990.12.13発売
戦士誕生<ファントム戦士伝説4>
講談社文庫
魂を揺さぶる美しさと、地上最強といわれる戦闘力を持つ女性戦士・沢村ゆりの、無二の親友・ヘニングスが、生命と交換に探り出した、宿敵マダム・マヌーの真の資金源とは? その資料を手に、悪の巣窟へ乗り込む、ゆり。だが、そこには新たに、アメリカ最大のマフィアの一団が……。伝説の格闘物語、第四弾。新戦士・風祭凱も登場! <全10巻>
1990.12.13発売
クレムリン情報
講談社文庫
現代ソ連内部の血なまぐさい政治サスペンス改革派書記長が風邪をこじらせて大衆の面前から姿を消した.本当は死にかけているのではないか,そして裏に隠された陰謀は? 米新聞特派員バ-クに危機が迫る.

1990.12.13発売
一休さんの道(下)
講談社文庫
禅宗の戒律をはみだして、酒・女・狂歌を愛する風狂僧だが、応仁の乱で焼失した大徳寺の伽藍再建の勅命を受けた一休禅師は、寄進行脚のすえ大役を果たし、名誉ある「紫衣」を賜る。そして、山城の酬恩庵での修行生活に戻るが、ひそかに身辺をととのえる。やがて、風狂僧一休にも、非情な老いと病が訪れる。時に88歳、眠るがごとき大往生。圧政に抗い、庶民を愛する一休の痛快ドラマ。波乱の生活をヒュ-マンなタッチで描いた、著者、渾身の大傑作長編、完結。<上下巻>

1990.12.13発売
一休さんの道(上)
講談社文庫
禅の道は、現実逃避の独善ではない。酒・狂歌・女を愛する禅僧・一休宗純は、南朝遺臣の反抗騒動や領民の一揆には命がけで周旋の労を取り、大地震、洪水、旱魃では難民救済に奔走し、実生活に根ざす禅修行を貫く。だが、一休の持論である禅僧の妻帯発言が、新たな紛糾の火種となる……。八方破れの修行で真の悟りを求める一休禅師が巻き起す、痛快人間ドラマ。円熟の筆が冴える著者の遺作の大長編。<上下巻>
1990.12.13発売
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