新刊書籍
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1989.10.13発売
雪嵐
講談社文庫
北海道・大雪山麓。苛烈な自然と貧困に怯えつつ暮らす、両親と6人の子供。生活の辛さ、女教師への憧れ、淡い性の目覚め、そして何より、自然と人情の美しさの中で、少年は成長していき、人生に目覚めていく。その目は、重い真実と胸底の暗い澱みを見据えながら、爽やかな明るさを失なわない。少年の目に映じた自然と人情の素晴らしさ。まさに、著者が「ぼくの原風景」「文学の原風景」と呼ぶにふさわしい、感動的な長編小説である。
1989.10.13発売
ブル-スはお好き
講談社文庫
懐かしい味のおしゃれな七つの恋のメロディ窓際の中年社員が人知れず楽しむ唯一の趣味はプロ顔負けのハーモニカ演奏。それがきっかけで妙齢の婦人とのラブロマンスが生まれる。中年社員の社長への抵抗劇。

1989.10.13発売
はまなす物語
講談社文庫
北の浜辺にひっそりと咲く、はまなすの花。傷つき、こわれやすい生への愛惜をこめた、北国に開いた、静かで、透明な美しさをたたえる、愛の物語。北国の若い獣医、東京に嫁いだ姉、都会に憧れる妹の兄妹三様のひたむきで真摯な人生を、はまなすの花に寄せて、砂地に染み透るようにしみじみと描く。三浦文学の円熟の境地を示す長編恋愛小説。

1989.10.13発売
クレヨン王国七つの森
夏休み、伊豆の天城で合宿生活をはじめた7人は、自然観察クラブの6年生。みんなは、杉山先生の提案で、「きもだめしオリエンテーリング」をすることになった。 そこで、一番めの雄三郎が森へでかけたが、いつのまにかクレヨン王国の森の中へ。やがて、雄三郎のまえにあらわれたのは……? つぎつぎと森にでかけた7人には、それぞれに、ふしぎなできごとが、まっていた。
1989.10.12発売
悲郷
文芸(単行本)
新直木賞作家の原風景! 書下ろし青春小説70年安保に傷つき、日本脱出をした大学生タケミの外国放浪の旅。イギリスのファーム・キャンプの共同生活で、共に働らく若い男女の姿を通して国と個人を考える
1989.10.12発売
身余堂書帖
保田與重郎の代表的な書蹟を初めて集大成。文人をもって任じ、墨書をそのたしなみの第一として楽しみ、かつ尊んだ保田與重郎が生前に自ら筆を執り、また需めに応じて残した多くの書を「全集」完結後に贈る
1989.10.09発売
魔法使いサリー(1)
講談社の絵本
1989.10.09発売
フィロビブロン 書物への愛
講談社学術文庫
中世ヨ-ロッパの香りを伝える愛書家の聖書14世紀イギリスの司教にして政治家,かつ蒐書家として知られたド・ベリ-が,読書の楽しみと心得を説く.修道院の生活をいきいきと描いた,中世のベストセラ-

1989.10.09発売
アラビア物語(1)
青い鳥文庫
魔鳥ののろいで、王妃のゆたかな美しい髪が、つるっぱげに!王さまは、「髪の木をさがせ!」と国じゅうにおふれを出したが……。(髪の木)王子が、魔女からもらった3個のレモン。ナイフを入れると、美しい乙女があらわれた!(レモン娘)アラビアに伝わる夢と冒険と恋物語がいっぱいの、すてきな民話集。
1989.10.07発売
間違いだらけの2輪テクニック
1989.10.07発売
1990年間違いだらけの中古車選び
1989.10.07発売
JAF流スピード救急整備
1989.10.07発売
全開パワーのバイク救急整備

1989.10.06発売
ぼくの机はぼくの国
講談社文庫
日常の世界から不思議な世界へあなたをいざなう……香り高いファンタジー童話集。斬新で魅力あふれるファンタジー! ーーかおる君が、魔法の鳥の羽根で机をなでると、おかしなことに、部屋は広い海に、机は小島に、椅子は大型のヨットに変わりました。このふしぎな世界で、王さまになったかおる君は、ゴチャゴチャ虫を退治するため、ヨットに乗って小島に向かいます……。という「ぼくの机はぼくの国」ほか、「おしゃべり湯わかし」「しかられ坊主のヒミツ」など、神秘的世界を描いた佳品19編を収録した、ファンタジー童話集。

1989.10.06発売
賢い女の愚かな選択
講談社文庫
女性が、現実的で明快な男性との関係を保ち、究極的に幸福な関係を築きあげるには、どうすればよいのだろうか。現代の女性(とくに賢い女性)は、男性との交際で、つねに多くの“誤り”をおかしている。最良のパートナーを得るために、“傷つきやすい愛”を“強固な愛”に変えるための秘訣を教示する。
1989.10.06発売
俺はス-パ-マン
講談社文庫
元祖ハチャハチャの珍・怪・奇なる大騒動譚高所恐怖症、対人赤面恐怖症、等々数多くの欠陥を持つ“スーパーマン”になった俺が、人類の幸福と正義のために戦つた、珍無類の成果の一大パノラマをどうぞ!

1989.10.06発売
いのち華やぐ
講談社文庫
今切実な時代の問題、老、病、死について考える魂のエッセイ。生きるとは何かに答は出ないが、過去を思いわずらわず、未来を取り越し苦労せず、現在を全力で生きる命の貴さと、幾歳になっても愛にめぐりあい、愛をまきちらしながら、愛に始まり愛に終る人間の営みの理想を、清らかな活気で説き語る名著。

1989.10.06発売
蕎麦ときしめん
講談社文庫
読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。(講談社文庫)
読者はパスティーシュという言葉を知っているか?これはフランス語で模倣作品という意味である。じつは作者清水義範はこの言葉を知らなかった。知らずにパスティーシュしてしまったのだ。鬼才野坂昭如をして「とんでもない小説」と言わしめた、とんでもないパスティーシュの作品の数々、じっくりとお楽しみを。

1989.10.06発売
マンハッタン母学生
講談社文庫
主婦学生が繰りひろげるニューヨーク大学「留学奮戦記」。夫と娘を日本に残し、勇躍単身でマンハッタンにのりこみ、演劇やミュージカルやパフォーマンス論の勉強に挑んだママさん学生。彼女の熱気はすごいばかり。アメリカの母学生事情やブロードウェイの実態など、みずからの体験や観察を織りこみながら、爽やかに描くアメリカ・レポート。
主婦学生が展開するニューヨーク留学奮戦記夫と娘を日本に残して単身で演劇やミュージカルの勉強に挑んだ、情熱あふれるママさんのてんやわんや。あわせてアメリカの日常生活と人々の素顔を爽やかに描く。

1989.10.06発売
真夜中の料理人
講談社文庫
北国から友人が送ってくれた鮭をめぐり、折り合いのわるい夫婦の対立が深まる。肉好きの妻、魚好きの夫、日常の不平をつのらせる妻、日常あたまの上がらない夫。仕方なく夫は包丁を買い込み、深夜のベランダで鮭を切るが……。人生の断面を巧みに描いて定評ある著者の、しみじみと怖い秀作11編。