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1988.11.09発売
もう一度ロマンス
どっこい生きてる元気な老人たちの愛と性!軟弱な若者を尻目に、衰えをしらぬ元気印の老人パワーの実態を、はじめてタブーを破って真正面からとらえた「愛と孤独と欲望」の世界を通じて大胆に描く!

1988.11.09発売
アラビアン・ナイト(4)
青い鳥文庫
漁師が海でひろったつぼの中には、魔神が封じこめられていました。魔神は助けてくれたお礼に、ふしぎな魚を王さまのところへ持っていくようにいいました。(「漁師と魔神の物語」)空をかける木馬に乗ったペルシアの王子が、美しいサヌア国の王女をさがし求めてさすらいの旅を……。(「空飛ぶ馬」など6編を収めた第4集。
1988.11.08発売
ぼくはチャウチャウ(1) ぬいぐるみになっちゃう
講談社の絵本

1988.11.08発売
大草原の小さな町 大草原の小さな家(6)
講談社文庫
ローラ一家は、やっとシルバー湖のほとりに払い下げ農地を手に入れ、わが家に住めるようになった。だが、父さんは、きびしい冬のあいだだけドゥスメットの町へ引っ越すことにした。大草原でつつましく育ったローラ姉妹が体験する町の暮らし……。生き方にめざめつつある少女ローラの成長を描く「大草原の小さな家」第6作。

1988.11.08発売
観音妖女 十時半睡事件帖
講談社文庫
泰平の世では、武士の生活もたるみ勝ち。そこで、隠居した老人たちが結集して、息子や嫁に活を入れる相談をすることにした。だが、その寄合いの中味は、老人の愚痴と嘆声ばかり。ところが、ひとりだけ型破りな老人が現われて……。黒田藩の総目付、十時半睡が珍事難事を巧みに裁く、連作シリーズ第2集。NHKでドラマ化もされた名作。武士の悩みは、サラリーマンの悩みと変わらない!

1988.11.08発売
決闘の辻 藤沢版新剣客伝
講談社文庫
死を賭して得た剣名、生を捨てて得た剣技、何人にも渡すわけにはいかぬ――宮本武蔵が、神子上典膳が、柳生宗矩が、はたまた諸岡一羽斎とその弟子たちが、さらには愛洲移香斎が、生死の狭間で駆け抜けた、荒涼とした決闘の辻!迫真の対決描写を通して、剣客たちの生きざまに迫る藤沢版剣豪小説短編集。

1988.11.08発売
太平天国(2)
講談社文庫
清代の中国に興亡した太平天国とは何か? ーー北上して天下の中心に出る方針の太平軍は、沿道で兵員を吸収しながら移動を続け、政府軍の大包囲を見事に突破した。将兵の家族も同行する10万人の大軍は、永安、桂林と快進撃するが、蓑衣渡の戦いで思わぬ大敗を喫し、洪秀全の片腕、南王・馮雲山を失う。更に、長沙城の攻防で西王・蕭朝貴が倒れて……。<全4巻>

1988.11.08発売
太平天国(1)
講談社文庫
太平天国の興亡を描く傑作大河小説。15年にわたり清朝を震撼させた争乱の発端ーーアヘン戦争から7年後、小乱が続き匪賊が横行する、物情騒然たる中国で、洪秀全が頭角を現わしてきた。エホバを天父と仰ぎ、清朝を排して世直しをめざす、拝上帝会の創始者である。信仰と理想に燃えて広西省金田村に決起した一党は、多彩な勢力も併合して、遂に、太平天国という「国」を樹立するに到った。<全4巻>

1988.11.08発売
剣と旗と城 剣の巻
講談社文庫
弱い奴は、死ぬがいい。強い者が旗を奪い、城をとるのだ! 応仁の乱後の四分五裂した天下に、黄金5枚で雇われた、いわば戦争を商売にする「戦争の犬」の眉間(みけん)景四郎と等々力権十郎。そして、忍者、荒法師、女剣士、孤児、それぞれに野望を胸に、あるいは、宿運に生きる、乱世ゆえの人間群像を描く、戦国長編ロマン。<全3巻>
1988.11.08発売
日本を変えた男のビジネス魂 坂本龍馬と海援隊
講談社文庫
龍馬はまた秀れたビジネスマンでもあった!坂本龍馬の政治活動はすべて経済感覚に裏付けられていた.彼が命を賭した「海援隊」創設を通して,近代的経済人としての合理性や発想の秘密をさぐった話題の本.

1988.11.08発売
日本の中の朝鮮文化(6) 丹波・但馬・播磨・吉備ほか
講談社文庫
古代朝鮮から日本に渡来した文化は、山陰道の丹波・但馬の各地にも伝播しているが、山陽道の播磨・吉備に入ると、ますます濃密に遺跡や遺物に反映してくる。秦氏族の来歴や宮山古墳、唐子踊などを調べるにつれ、新羅系の色彩が強いことも判明する。発見の喜びに勇躍する踏査紀行シリーズの待望6冊目!

1988.11.08発売
封神演義(上)
講談社文庫
中国三大奇書を越える奇想天外な大伝奇小説商から周への易姓革命を舞台に、軍師太公望を擁する西岐軍と紂王軍の殺戮戦。妖術玄術が切り結び、飛び交う秘密兵器はSFを凌ぐ。幻の大伝奇ロマン、本邦初訳。(講談社文庫)
読みだしたら、やめられない! 中国の大伝奇ロマン。 商から周へ、中国ではいま易姓革命が始まろうとしている。名君紂(ちゅう)王は妖妃妲己(だっき)を迎えて以来、まったくの昏君(フンチュン)(バカ皇帝)と化した。妲己、彼女はじつは、千年の齢を経た女狐の化身だったのだ。――軍師太公望(姜子牙)を擁する西岐軍と商軍の大殺戮戦。妖術が切り結び、秘密兵器が飛び交う奇書。全3巻。
1988.11.08発売
雨の日の珈琲屋で <流されゆく日々‘77>
講談社文庫
「トーキング・クロニクル」1977年版。映画会社の試写室で青春の郷愁に浸り、古都イスファハンで文明の盛衰を想い、北海道の炭坑町で時代の移り変わりを語る――豊富な話題で時代を照射する第2弾。
1988.11.07発売
おさかなぼうや とっぺくん
講談社の絵本
海の中のカラフルで楽しいさかなたちの世界おさかなのとっぺくんが,海の中のいい所に向かって泳いでいると,次々といろいろなさかながついてきます.すると,大ダコが出てきて…….ゆかいな幼児向き絵本

1988.11.07発売
拳豪伝
講談社文庫
時は幕末、「拳骨和尚」物外の、愛と武勇の遍歴ー幕末の動乱の世を生きた「げんこつ和尚」武田物外(もつがい)の、愛と武勇の遍歴。武家の長男に生まれながら、幼時の喧嘩で相手が死んでしまい、剃髪する。剣と柔術の道を極め、京都・壬生(みぶ)の新選組道場に現われてその荒稽古を嘲り、近藤勇の挑戦を受ける晩年まで、人並み外れた怪力の持ち主の、気骨の生涯をたどる痛快時代巨編。

1988.11.07発売
ア-ムストロング砲
講談社文庫
幕末随一の文明藩、佐賀藩の鍋島閑叟(なべしまかんそう)は、若い秀才たちに極端な勉学を強いた。近習秀島藤之助は、世界最新の高性能大砲の製造を命じられ、頭脳の限り努力する。酷使された才能は弊れたが、完成したアームストロング砲は、彰義隊を壊滅させ、新時代を開いた。風雲の中に躍動する男たちを描く、傑作9編を収録。

1988.11.07発売
江戸城大奥列伝
講談社文庫
春日の局を初め江戸大奥を描く海音寺史伝.三代将軍家光の乳人春日の局,四代将軍家綱の乳人矢島の局,五代将軍綱吉の実母桂昌院等々,老中に匹敵するほどの権勢を持つ江戸城大奥女中を描く歴史エッセイ.

1988.11.07発売
平生の心がけ
講談社学術文庫
経済学者として優れた業績を残した著者は、昭和8年から同22年にかけて慶応義塾の塾長を務め、誰からも敬愛された大教育者であった。本書はその小泉が「平常心づいていること」を、平明にして力強い文体で記した球玉の人生論である。晴雨を問わぬ誠実と勇気を説く各篇は、英国流の爽快なスポーツマン精神に根ざし、読む者の品格と気骨を陶冶する。他に、良い文章の書き方や病気見舞の心得など実際有用の助言に富む。(解説・阿川弘之)

1988.11.07発売
精神分析
講談社学術文庫
本書は、「甘え」理論で国際的に知られる著者が、精神分析の理論と実際を体系的に概説した書である。それまでの研究成果を初めて一気に書き下ろした処女作である点で重要なばかりでなく、精神分析の全体像をふつうの日本語の表現を手がかりに展開している点が局めて独創的である。しまりや・すまない・こだわる・とりいる等の日常語を分析しながら独自の世界を形成し、やがてその延長上に豊饒な「甘え」理論を開花させることになる。

1988.11.04発売
啼く鳥の
講談社文芸文庫
『三匹の蟹』で「群像新人賞」「芥川賞」両賞を受賞し、戦後日本文学史の中でも異例の衝撃的デビューをした大庭みな子の、作家活動20年の頂点を示す、深い人間理解と鋭い人生凝視の力作『啼く鳥の』。野間文芸賞受賞。