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苦労と難儀はちがいます―松下幸之助の妻・むめの伝
1985.11.11発売
苦労と難儀はちがいます―松下幸之助の妻・むめの伝
著:荒川 進,装丁:松永 昭
松下幸之助を支えたむめの夫人内助の功物語松下電器の創業者松下幸之助氏と連れ添って60余年の妻むめの.日本のロックフェラ-といわれた大松下の隠れた功労者むめのの献身的な生涯をドラマチックに描く
装いの女ごころ もうひとつの日本女装史
1985.11.11発売
装いの女ごころ もうひとつの日本女装史
著:近藤 富枝,装丁:海保 透
古代から近代への女ごころをたどる女装史。「源氏物語」の女、浮世絵の女、鹿鳴館の女など、時代の女性たちが、いかに装い、女ごころをいかにつくしたか。エッセイと図版で日本女性の美意識をさぐるユニ-クなファッション史。 ●女心は変転極まりないもので、ひとりの女性の歩みのなかで、思うおしゃれがいろいろに変っていくのは、ごく普通のことである。女が装うときの心のたかまりは、女が女であることの証しだと思う。装いの心のなかにゆらめく女心を、いとしくもうれしくも思うのは、わたしひとりではないだろう。――「はじめに」より―― ●内容の一部 ◎舶来のスカート ◎女房装束うらおもて ◎平安の女人はなぜ髪が長い ◎出し衣とチラリズム ◎檜扇のかげに ◎初期小袖の謎 ◎花魁と流行ごっこ ◎女の好きな髪飾り ◎藤色のお高祖頭巾 ◎アール・ヌーボーの半衿 ◎苦しかったコルセット
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わが坐禅修行記
1985.11.08発売
わが坐禅修行記
著:横尾 忠則,解説:南 伸坊,装丁:菊地 信義,装画:横尾 忠則
講談社文庫
各地の禅寺修行に従いて自己を探る体験記.総持寺,永平寺,青苔寺など坐禅に身を投じて,自由・無・宇宙などの真髄を考え直す.すべての先入観を捨てて即実践の中で自己発見をする貴重な記録がここにある
電子あり
恨み黒髪
1985.11.08発売
恨み黒髪
著:滝口 康彦,解説:小林 慎也,装丁:倉橋 三郎
講談社文庫
軍律の酷薄さに抗した女心等を描いた秀作集猛将立花道雪のもと,ふと情にかられ一時帰宅した武士たちへ誅殺の命が下った.三杉右京の新妻真砂は討手に向かい或る決心を告げる.武士道と人間性を描く名作集
電子あり
武則天(八)
1985.11.08発売
武則天(八)
著:原 百代,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
中国青史上に唯一の女皇帝の果敢進取の生涯辛苦の末に樹てた大周帝国は,武則天の老いと衰えとともに音をたててくずれる.そして,世はきらびやかな玄宗の時代へと移っていく.壮絶な生涯を描く巨編完結.
天平大仏記
1985.11.08発売
天平大仏記
著:澤田 ふじ子,解説:尾崎 秀樹,装丁:菊地 信義,装画:安彦 勝博
講談社文庫
大仏建立を壮大なスケ-ルで描く歴史小説.天平年間,聖武天皇の詔に発した大仏鋳造に奴婢の造仏工が動員される.彼らは完成の暁には良民になれる約束だったが,その陰には大きな陰謀が秘められていた.
おれは日吉丸(下)
1985.11.08発売
おれは日吉丸(下)
著:早乙女 貢,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
ちょっぴり色気も出てきたし、ちょっぴり大人の世界ものぞいた。そしてちょっぴり出世の希望も持ちはじめた。「そうだ、駿府へ行こう。うまい働き口があるかもしれない」と、胸はずませてやってきた、すばしっこい小猿。途中で別れた日吉丸の名を失敬して、武家奉公にありついた。ところがどっこい、世の中、そうそう甘くはない。再び放浪生活が始まる……。運は天に! 努力は惜しまず! 甘くはないががんばるでなも。痛快・軽快な時代長編。〈全五巻〉
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空白の五分間
1985.11.08発売
空白の五分間
著:三輪 和雄,解説:種村 直樹,装丁:中島 真子
講談社文庫
三河島事故の真の責任者は誰か? そのとき電車運転士は、意識がないまま刺戟に応じて行動する「自動人間」ではなかったのか? 160人もの犠牲者を生んだ二重衝突事故をつなぐ五分間の空白に、何が起こったか? 有罪にされた運転士の行動の謎に、そして事故の真相に、脳神経外科医が医学のメスを入れ解明する、ドキュメント力作。
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暗殺の森
1985.11.08発売
暗殺の森
著:古川 薫,解説:磯貝 勝太郎,装丁:玉井 ヒロテル
講談社文庫
討幕への蜂起もむなしく、天誅組は戦いに敗れた。リーダー・中山忠光は、長州藩を頼って亡命する。しかしその直後に、長州の立場は一変した。中山忠光の病死が伝わったのは、この頃である。巷間、それは長州藩による暗殺だとの噂が走った。昭和になって、地元の小新聞の社主・野見は、この真相究明に熱中するが……。長州藩が秘匿した歴史の暗部を、巧みにフィクション化した、歴史推理長編。幕末・長州の謎が現代によみがえる!
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人間の檻 獄医立花登手控え(4)
1985.11.08発売
人間の檻 獄医立花登手控え(4)
著:藤沢 周平
講談社文庫
病気の亭主に代って、店を取り仕切る女房おむらに挑みかかった槌屋彦三郎の頸をしめた手代新助は、情状を汲まれて八丈遠島と決まった。新助の身を案ずるおむら。一件落着と見えた事件の裏には、匂うような女の性が……(「女の部屋」)。颯爽、柔の冴えで悪に挑む好評シリーズ・獄医立花登手控え、ここに完結!
電子あり
武則天(七)
1985.11.08発売
武則天(七)
著:原 百代,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
中国に大周帝国を樹立した烈女の波乱の生涯武氏による易世革命は遂に成った.長年の悲願の成就である.だが,なんという運命の皮肉であろうか,さすがの武則天にも,この時すでに老いの衰えが迫っていた…
日本の半導体開発
1985.11.08発売
日本の半導体開発
著:中川 靖造,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
熾烈に展開される、日米半導体戦争。半導体こそ、その開発の初期から日本が大きな関わりを持ち、欧米を相手にまわし、リードしてきた最高の技術である。電子工業の分野で世界に大きな力を発揮した、この経験と実績は、将来に大きな教訓を残している。本書は、超LSIへの道を拓いた男たちの、壮大なドラマを描く。半導体戦争に日本は勝ちの残れるのか? 超LSIへの道を拓く男たちの壮大なドラマ熾烈に展開される日米半導体戦争.半導体こそ,その開発の初期から日本が大きな関わりを持ち,欧米を相手にまわし,リ-ドしてきた学ぶべき技術開発のケ-スだ.
電子あり
執念の家譜
1985.11.08発売
執念の家譜
著:永井 路子,解説:尾崎 秀樹,装丁:菊地 信義,装画:百鬼丸
講談社文庫
三浦光村は元服して初めて、三浦一族と北条氏との40年にわたる暗い宿縁を知る。同じ関東の豪族でありながら三浦氏は、鎌倉将軍家補佐の任を北条氏に奪われ続けたうえに、北条氏は、鎌倉幕府存続のために、地元の豪族・三浦氏を巧妙に利用してきたのだ。だが、三浦氏の北条に対する反撥は、何度かの争いを経て増幅されてゆく……。という表題作のほか、曽我兄弟仇討ちを扱った「裾野」など、精緻な歴史小説の短編6作を収める。
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塚原卜伝十二番勝負
1985.11.08発売
塚原卜伝十二番勝負
著:津本 陽
講談社文庫
剣の極意を求める壮絶な決闘を描き、剣豪小説に新しい息吹をもたらした会心作。剣の聖地・鹿島に生まれ、香取神道流の奥儀を極めて、17歳で武者修行の旅に出る。めざすは、諸流達人の集まる京都だ。一人の若者が古今無双の剣士と称されるまでの名勝負をリアルに描き、謎多き塚原ト伝の実像に迫る、長編力作。
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「正義の味方」の嘘八百
1985.11.08発売
「正義の味方」の嘘八百
著:谷沢 永一,解説:星 新一,装丁:倉橋 三郎
講談社文庫
第二次石油ショックを経て、経済効率において世界のトップに進み出た瞬間から、我が国は指標とすべき「先進国モデル」のない、海図のない時代へと突入した。これは構造的また心性的に、劇的な地殻変動である。この時期に当って日本歴史を見直し、日本人の智恵と活力を再発見し、現代の日本人として生きていく目安、勘所を模索して出した答案が本書である。
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権力の犯罪
1985.11.08発売
権力の犯罪
著:高杉 晋吾,装丁:秋山 法子
講談社文庫
冤罪など他人ごとだと思うかもしれないが、ひとは誰でも狙いをつけて逮捕され、密室での厳しい取り調べをうければ、犯してもいない罪を自白してしまうようになるだろう。今も警察・司法権力は、無実のひとを犯人に仕立てあげている。無実のひとが、殺人犯に仕立てあげられる原因はどこにあるのか。戦後の冤罪事件の経過を詳細に追い、恐怖の実態を伝える告発ドキュメント。
電子あり
傾く滝
1985.11.08発売
傾く滝
著:杉本 苑子,解説:神谷 次郎,装丁:菊地 信義,装画:淡谷 次郎
講談社文庫
大名題の家に生れ、類いまれな美貌で“江戸の華”と謳われた8代目団十郎。しかし彼は、肉親との葛藤に悩み、芝居町を弾圧するご政道に不安をつのらせ、ついに仇持ちの浪人宮永直樹への破滅的な愛にのめり込む。謎の死に至る団十郎の伝説的な生涯を、江戸歌舞伎を背景に描いた、初期の代表的長編小説。
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大坂侍
1985.11.08発売
大坂侍
著:司馬 遼太郎,装丁:井上 正篤
講談社文庫
明けても暮れても金、金の大坂では、武士道も額面通りは通らない。義のために突き進もうと、鳥居又七は江戸の彰義隊に参加するが……。幕末大坂の、武士と町人の気風を語る表題作の他、上方の心意気を軽快に描く好短編、「和州長者」「難波村の仇討」「法駕籠のご寮人さん」「盗賊と間者」「泥棒名人」の5編を収録。
おれは日吉丸(上)
1985.11.08発売
おれは日吉丸(上)
著:早乙女 貢,装丁:安彦 勝博
講談社文庫
今夜も京は燃えていた。この世から、戦火が熄むなどとは考えられない。火を消し止める者は誰もいない。夜盗が家々を荒して廻るのを、防ぎ止める手もなかった。激動の風吹きすさぶ戦国時代、ここに2人の少年がいた。一人は小猿、一人は日吉丸。――ある夜、寺を焼け出された日吉丸は、同年輩の少年・小猿と出会った。二人は手をたずさえて、戦国の世に浪々の船出をし……。ふたり合わせて、なんと後の木下藤吉郎秀吉? 楽天人生、だが底に潜む気骨。新機軸の太閤記。〈全五巻〉
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愛の灯籠
1985.11.08発売
愛の灯籠
著:安西 篤子,解説:駒田 信二,装丁:菊地 信義,装画:川田 清実
講談社文庫
松江藩・松平出羽守御茶道頭の妻・登与には、不幸な過去があった。冷やかな夫は妻を愛さず、外に女を置いていた。夫の弟子・池田文次は、美しい登与を慕い、二人は結ばれるが、登与は身籠ってしまう。どこまでも一緒にと、二人は大坂へ逃れるが、追手の夫に討たれてしまう。――愛に生きた男女を切々と描く、傑作時代長編小説。
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