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1979.12.17発売
数学質問箱
ブルーバックス
数学に強くなる秘訣! それは……。数学に強くなる方法! それはどんなに小さなことでも、わからないことはどんどん質問することです。わからないことをためておくと、いつのまにか、塵もつもれば山となる。結局、わからない、むずかしい、ということになってしまいます。わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。さあ、あなたもどんどん質問をして、数学に強くなってください。
数学に強くなる秘訣! それは……。
数学に強くなる方法! それはどんなに小さなことでも、わからないことはどんどん質問することです。わからないことをためておくと、いつのまにか、塵もつもれば山となる。結局、わからない、むずかしい、ということになってしまいます。わからないことを聞くことは恥ずかしいことではありません。さあ、あなたもどんどん質問をして、数学に強くなってください。

1979.12.13発売
有機合成化学
シントン(合成単位)という考え方に基づき、目的分子を合成するためにどの反応をどう組合わせれば効果的かを判断できる力を養う演習書。基礎反応から順次積上げるので、初心者も合成の魅力を十分味わい実力を養成できる。

1979.12.12発売
孔雀の道
講談社文庫
英国人を父、日本人を母として生まれたローズ・ギルモアは、13年ぶりで日本を訪れた。彼女が幼い頃、神戸の自宅で謎の焼死を遂げた母のことを知りたかった。戦前の日本でスパイ事件に関与したことのある父は、なぜか母について沈黙を続け通して他界した……。国際色豊かな現代史ミステリ。日本推理作家協会賞受賞作。

1979.12.12発売
若い芸術家の肖像
講談社文庫
アイルランドのダブリン郊外で生まれたスティーヴン・ディーダラスは、僧職につくべく、厳格な教育をうける。信仰と愛と芸術との葛藤に悩みつつ、芸術家になる決心をかため、ダヴリン大学に進む。……ジョイス自身の20歳までの生活を材料にして、青年の感受性をみずみずしく描いた、青春小説の傑作。
ダブリン郊外で生まれ、聖職につくべく厳格な教育を受けたスティーヴン・ディーダラスは、やがて信仰と愛と芸術との葛藤に悩みつつも芸術家を志す。自らの生活を素材とした傑作青春小説。

1979.12.11発売
颱風とざくろ(下)
講談社文庫
英子は、死んだ一雄によく似た弟・二郎の男心に触れ、英子の弟は、二郎の妹と親密になる。だが、親たちが期待するほどの進展を示さない。熟した柿が自然に地面に落ちるように、結婚についてもそういう経過を辿りたいらしい。そして、彼らに結婚の意志を固めさせる機会が、ついにやって来た……。さまざまな愛の姿を、滋味ある人生哲学で色あげした、大ベストセラー作家の傑作長編。〈下巻〉

1979.12.11発売
砂を這う蔦 木枯しの女
講談社文庫
東京で金をつくっては、パリで若い男と恋愛する、麻由子。アメリカ帰りのデザイナー・美香。銀座でクラブを経営する、真紀とまどか。女たちの生活は、自由で華やかだ。物語は、麻由子の5度めのパトロン探しから始まるのだが、華やかさの陰に滲む孤独を追って、人生の表裏を描く。ほかに、不気味な味の短編「木枯しの女」を併録。

1979.12.11発売
海音寺潮五郎短篇総集(八)
講談社文庫
歴史小説の第一人者、海音寺潮五郎の傑作短篇80余篇を全8巻に編成。第8巻は、加賀藩の荻生喧嘩を描く「喧嘩」、水戸の剣豪「和田平介」、加賀藩士の悲劇「大聖寺伽羅」、信州松代藩の「田村騒動」、細川家と三好家の対立「阿波の屋形」、薩摩の「剛兵」、細川藤孝・忠興父子の謀略「一色崩れ」、芸州浅野家の「奥方切腹」、宗及・利休の「雪の茶の湯」など12篇。全8巻完結。

1979.12.10発売
ガラスの城
講談社文庫
エリートコースの販売課長が社員旅行の晩に行方不明となり、やがて惨死体で発見された。課長殺害で微妙に動揺する社内の空気の中で、執拗に死の謎を追う女子社員……。ガラスの城のような、都心の高層ビルに勤める一流サラリーマンの世界にうずまく、さまざまな欲望と犯罪の構図を鮮烈に描く傑作推理長編。

1979.12.07発売
文字の書き方
講談社学術文庫
本書は、漢字とかな一千余字について、毛筆による楷書と行書の二体、および硬筆による楷書体を収録しています。用具の選び方や姿勢から始めて、筆づかい・美しい字形のとり方まできめ細かに実例指導。さらに、陥りやすい欠点の直し方や上達のポイントなどを、二色刷りでわかりやすく明示しました。日常使用の基本文字について、正しく美しい書き方が身につき、あとの応用も自由自在です。音訓・筆順・熟語例なども採録しました。

1979.12.06発売
王朝びとの四季
講談社学術文庫
本書は、〈折口学〉を継承する著者が、古今集に歌を残した人々、また源氏物語などの小説に登場するモデルたちが生きていた、後期王朝の日本人の生活を指すに「王朝びと」の用語を用い、その生活全般にかかわる季節感や自然観を、季節の景物を手がかりとして追究し、今1つの側面として、王朝びとの恋の生活を季節の生活と結びつけて語りながら、われわれ日本人が伝統としてもつ美意識のふるさとを平易に説き明かした、王朝文化論。
1979.11.28発売
青春の門 望郷篇(下)

1979.11.16発売
ピラミッドの謎
講談社現代新書
ギザの大ピラミッドは驚異と神秘に包まれ、いまもなお砂漠にそびえ立つ。ピラミッドは古代の天文台、あるいは大洪水に備えたタイム・カプセルだったという説も出されている。はたして、なんのために、そしてどのようにして、二百万を超える巨石を積み上げていったのだろうか。正確な方位、絶妙な傾斜角、不思議なバランスを保つ重力構造――。古代人の信じがたいまでの技術は、どう解釈されるのだろうか。本書は、最新の発掘調査の成果をふまえ、ピラミッド建造の真相からピラミッドパワーの神秘まで、五千年の謎に迫る。
πの謎――ピラミッドの比率の中には「円を四角にする」というむずかしい数字の解答があると主張する学者もいる。ピラミッドの底辺の四辺をその高さの二倍で割るとπ(パイ)の値になる。またピラミッドの底面積はその高さの二乗にπを掛けた値である。円周率が正式に認められたのはピラミッド建造後2500年以上もたってからのことであるから、この数値は驚異である。また、ピラミッドの三角面の高さを半径とする円を描くと、その円周とピラミッドの四底辺の長さが同じであるという関係ができる。――本文より

1979.11.13発売
山のおんごく物語
講談社文庫
おかかんに早く死なれた功は、百姓仕事を嫌いこんにゃく商売に夢中のおとっつあん、元気なおばばん、姉、弟と山おくの村で暮している。貧しい山の生活は辛いが、四季折り折りの自然、村の祭りや行事が功たちを慰めてくれる――遠国の厳しい生活を暖かく描いた、現代の民話ともいえる秀作。野間児童文芸賞受賞作品。

1979.11.13発売
ムーミン谷の冬
講談社文庫
まっ白な雪にとざされたムーミン谷。パパとママといっしょに冬眠にはいったのに、どうしたわけか春がこないうちにたった1人眠りからさめてしまったムーミントロール。はじめて知る冬の世界で彼のすばらしい冒険がはじまった……。冬のムーミン谷を舞台にヤンソンがつづるファンタジー童話の傑作。

1979.11.13発売
リビア砂漠探検記
講談社文庫
陸の極地、リビア砂漠。この本は、ここに生きるベドウィン族の詳細な生活誌である。特に遊牧民が、石油ブームやモータリゼーションの波をうけ、定着の生活へその伝統的生活様式を変えてゆく状況が、如実に描かれている。著者は単独で危険を冒し、商いする人々のキャラバンに潜り込み、無人の岩と砂の3200キロの砂漠縦断を敢行。ここに稀有の紀行が生まれた。
冒険精神にみちた少壮人類学者の砂漠縦断記遊牧民が現代文明の波に伝統的生活様式を変えつつある状況を生々と伝えている点、単独で商人のキャラバンに潜入し成し遂げた点で第一級の紀行と梅棹忠夫は賞賛。

1979.11.13発売
優しい人々
講談社文庫
兄夫婦の交通事故という天災のような事態が、一族の人間関係の中にひき起した大きな波紋。父が母が妻が妹が、ベッドの上の兄と死んだ義姉をめぐって、時にはかくされていた心理をあらわにしながら、ぶつかり合う。不意に緊張状態に置かれてしまった家庭を見つめて、現代における真の愛の可能性を探る、問題の長編小説。

1979.11.12発売
なめくじに聞いてみろ
講談社文庫
出羽の山から東京にやってきた桔梗信治。彼の父親は、殺人方法考案の天才であった。東京に10人以上いるという父親の弟子をさがし、信治は行動をおこす。弟子を皆殺しにして、父親の発明した殺人方法も闇に葬るつもりだ。しかし、彼にとっては敵の居場所も武器もわからない。奇想天外なコミカル・ミステリーの傑作。

1979.11.12発売
春の画の館
講談社文庫
主の名もわからない不思議な館には、この上なく純潔な少年少女たちが飼われている。彼らはメイドたちの監督下で、日夜みだらで残酷な光景を展開させている……。こうした中世ふうモティーフで、甘美かつアレゴリカルに語りかける大人のメルヘン。独得の感性と語感で知られる著者がイメージの実験を試みた散文詩。

1979.11.12発売
颱風とざくろ(上)
講談社文庫
葬儀屋の娘・英子と産婦人科病院長の息子・一雄は、家族ぐるみの交際をもち、家族同士で、男女関係の赤裸々な意見を交換しあうほどの、幸福な日々を送っていた。ところが、一雄が冬山の雪崩で遭難するという突然の不幸が、英子の身にふりかかった……。健康なエロティシズムとユーモアにより、新鮮な人間像を描いた巨匠の傑作長編。〈上巻〉

1979.11.08発売
茶道の歴史
講談社学術文庫
本書は、日本独自の伝統芸道である茶の湯のしきたり、名物茶道具のいわれ、茶会の変遷、茶道の精神などについて、その概要を述べたものであります。しかし、むつかしい理論の証明や空虚な概念の叙述を避け、史上の人物、つまり、紹鴎・利休・遠州・足利義政・信長・秀吉らの逸話、人間などを中心に、茶道の礼法や茶道具の由緒について余り関心のない方々にも興味を持たれるように、工夫をこらしてお話しました。(著者「まえがき」より)