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2024.04.11発売
センチメンタルおとうたん
白泉社のWebマガジン『kodomoe web』で連載されて人気を集めた『センチメンタルおとうたん』初の書籍化。
2023年に、愛娘にちちゃんの小学校入学を区切りとして惜しまれながら連載を終了した『センチメンタルおとうたん』全100話の中から、著者が選んだエピソード46話に、にちちゃん誕生当時の作品と新作14話を加えてまとめた、超センチメンタルなコミックエッセイ。
子育て中の人も、そうでない人も、じんわり心が温まり、ときに涙腺がゆるんでしまう一冊です。

2024.04.11発売
ヨーロッパの出現
講談社学術文庫
森と石、都市と農村が展いた後発のヨーロッパ文明は、どのようにして世界史の領導者になったのか。戦争・飢餓・疫病、ルネサンス・宗教改革・大航海を経てきたその歴史に建設と改新、破壊と停滞のリズムを読み取り、長大な文明を一つのシステムとして通観する。西洋史の泰斗による格好のヨーロッパ入門!
しばしば、ことに当のヨーロッパ人の歴史家たちがおこなうような、オリエント文明やギリシア文明から説きおこすヨーロッパ史は、ここでは斥しりぞけられる。それらの偉大な古代文明は、ヨーロッパ人にとっていとおしいモデルではあろうけれども、ヨーロッパとは異なる文明である。[本書「はじめに」より]
【目次(抄)】
はじめに
第一章 太古の大陸にて
第二章 建設と破壊
第三章 改新の世紀
第四章 精神と生活の範型
第五章 成人に達した文明
おわりに――持続する文明
付録

2024.04.11発売
ようせいじてん 星座のようせい 12星座
小学館児童出版文化賞、ボローニャ国際児童図書賞受賞などの小手鞠るい氏最新幼年童話シリーズ、「ようせいじてん」シリーズ。あなたの星座はなに?ぼうけんずきのみずがめ座?ゆめみるうお座?子どもも大人も大好きな12星座のようせいたちのものがたり
一年生から一人でよめる!短いお話12話で、一日一話の読み聞かせにもぴったり。
うさぎタウンシリーズで人気の小手鞠るいと松倉かおりコンビの星座の物語。カラーページいっぱいの美しい童話集。
●著者紹介
小手鞠るい/小説家、詩人、児童文学作家。
岡山県生れ。同志社大学法学部卒業。1981年「詩とメルヘン」賞、1993年「海燕」新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、2009年絵本『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。2012年『心の森』が第五十八回全国青少年読書感想文コンクール小学校高学年課題図書に、、2019年、『ある晴れた夏の朝』(偕成社)が六十五回全国青少年読書感想文コンクール中学生の課題図書のほか、「ホワイトレイブンズ」に選ばれる。同作で小学館児童出版文化賞受賞。2021年『ぼくたちの緑の星』(童心社)がうつのみや子ども賞に選ばれる。
松倉香子/まつくらかおり
同シリーズ『うさぎタウンのおむすびやさん』描画中に10年一緒に暮らしたうさぎがお月様に旅立つ。現在は元野良猫と暮らす日々。
装画作品に、小手鞠るいさんの児童書『お菓子の本の旅』、『少女は森からやってきた』。ほか、『あしたの幸福』(いとうみく/著 )
『天国郵便局より』(鮫島浩二/著 )、『ほかに誰がいる』(朝倉かすみ/著 )、 『クラウドクラスターを愛する方法』(窪美澄/著 )、『惑いの森』(中村文則/著 )など。
専修大学文学部卒業。第27回ザ・チョイス大賞受賞。

2024.04.11発売
ようせいじてん 花のようせい 12か月
発売後即重版、大人気の『うさぎのマリーのフルーツパーラー』の人気コンビ新作幼年童話。
小学館出版文化賞、うつのみやこども賞、ラガッツィ賞受賞の小手鞠るい氏による優しい詩のような言葉で紡がれたお話と、”カラーインクの魔術師”永田萠氏の繊細で美しいさし絵たっぷりのコラボレーション。
4月のチューリップから3月のさくらまで、一年の花のようせいたちの物語。
一日一話で読み聞かせにもぴったり。1年生からひとりでも読めます。
(総ルビ、すべての見開きに永田萠氏の挿絵入り)
花、フルーツ、色、星座と続きます。

2024.04.11発売
るりのワンピース
もうすぐたんじょう日のるりは、自分の名前と同じ色のワンピースを探しにお母さんとデパートへ。
講談社児童文学新人賞入賞作「あおいの世界」でデビューした花里真希と「はりねずみのルーチカ」の北見葉胡の描く魔法のデパートの世界。
認知症になってしまったおばあちゃんと約束したワンピースを探しにデパートへ行き、そこでお母さんとはぐれた主人公の「るり」をきつねの紳士がいろんなフロアにエスコートする、デパート版「不思議の国のアリス」のような楽しい作品です。
エレベーターには、だれものっていません。
(のっちゃおうかな、でもな、どうしようかな。)
るりがもじもじしていたら、エレベーターのとびらが、とじたり、ひらいたりしました。
まるで「早くのって」と言っているようです。
デパートは、何階建てなのかわからないくらい、大きな建物でした。
「ほんとに大きいね。」
「まいごにならないように、しっかり手をつないでいようね。」
お母さんは、るりの手をぎゅっとにぎりました。
象でも通れそうな大きな入り口の横に、案内板がありました。ーー本文より。
もくじ
うさぎの人形のワンピース
デパートへ
きつねのしんし
くつの山
おしゃれな白ねこ
るり色の布
きつねのしんし、ふたたび
お母さんといっしょに

2024.04.11発売
真実の口
第65回 日本児童文学者協会賞受賞
第41回 うつのみやこども賞受賞
※うつのみやこども賞は、小学校5・6年生の選定委員が年間10回の選定会議を行い,その中から最も“友だちにすすめたい本”を選考する賞です。
夏の読書感想文全国コンクールの課題図書に作品が選ばれる常連であり、野間児童文芸賞、ひろすけ童話賞、河合隼雄物語賞など児童文学の主要な賞を続々受賞した、いとうみくによる書きおろし最新作。
中3の冬、受験を控えた青山湊(あおやま・みなと)、七海未央(ななみ・みお)、周東律希(すとう・りつき)の三人は、
祠の前にしゃがんでいる小さな女の子を見つけた。雪はやんだようだが、気温は下がっている。何もしゃべらず、動こうとしない少女を放っておけば、凍死してしまうかもしれない。三人が下した判断は、この子を交番に連れて行くというものだった。それから四週間後、校長室に呼ばれた三人を迎えたのは、警察官たちだった。適切な判断と思いやりに感謝状が贈られたのだ――。
高校生になった年の夏、三人はファストフードで再会する。七海が「これ見て」と出したスマホの画面には、親による子どもの虐待事件のニュースが映し出された。もちろん、あのときの女の子とは別人のニュースだ。しかし、三人それぞれがあのときの女の子の様子に不審なものを感じていた。名前や住所を尋ねてもけっして口を開こうとしなかったこと、交番に連れて行こうとしたとき暴れて抵抗したこと……。「もしかして、わたしたちすごい誤解をしてたってことはないかな」。警察から感謝状を贈られた三人は、自分たちの行動が間違っていなかったかをたしかめるため、あのときの女の子を探し始める――。
児童文学界のトップランナーが、人の善意とは、正しい行いとは何なのかを模索する高校生たちを描き切る。

2024.04.11発売
りりかさんのぬいぐるみ診療所 思い出の花ちゃん
◎ぬいぐるみが好きな人、ぬいぐるみの気持ちを知りたい人、
自分の本当の気持ちを知りたい人、大切な人に気持ちを届けたい人に
ぜひ読んでもらいたい「ぬいぐるみ童話」。
大人気「はりねずみのルーチカ」シリーズのかんのゆうこと北見葉胡コンビの、
心のいたみをいやす物語。
◎江口ともみさん感涙!
「ぬいぐるみは持ち主の心の声を聞いてくれています。
それに気づかせてくれるのがりりかさん。診療所に流れる温かい時間が人もぬいぐるみも笑顔にしてくれます」
──江口ともみ
◎りりかさんは、ぬいぐるみのおいしゃさん。
ぬいぐるみだけでなく、ぬいぐるみの持ちぬしの心までいやします。
今日は、トリケラトプスのぬいぐるみを直してほしいという
少年が、ぬいぐるみのお医者さん、りりかさんのともにやってきました。
このぬいぐるみの周りにある物が、次々と姿を消します。
なんのへんてつもない、ぬいぐるみは不思議な力をもっていたのです──。
◎”秘密の力をもつ”「恐竜のぬいぐるみ」、
”幼い頃の思い出をよみがえらせる”「レトロな文化人形」、
”探し物を必ず見つけてくれる”「はちみつ色のテディベア」の3話が読めます。
◎読者からの声が、届いています!
「娘に読みきかせして、親子で楽しんでいます」
「ずっと大好きだよ、というぬいぐるみからの声がきこえてきそう」
「心から癒されて、あたたかい気持ちになりました」
「まるで秘密話を聞いているようでワクワクしました」

2024.04.11発売
転移学習
★まさにバイブル!★
転移学習は、従来の機械学習の方法では解決することが困難な要請や課題をうまく取り扱うための方法です。深層学習の登場以降、事前学習済みモデルの利用が容易になり、転移学習が広く用いられるようになってきた。
本書では、転移学習の基本概念から、ドメイン適応、事前学習済みモデル、知識蒸留、マルチタスク学習、メタ学習、継続学習などをていねいに解説。この一冊から始めよう!
【主な内容】
第1部 転移学習への導入
第1章 機械学習から転移学習へ
第2章 転移学習の基本概念
第2部 転移学習の基礎
第3章 ドメイン適応の理論
第4章 データに基づくドメイン適応の基礎
第5章 モデルに基づくドメイン適応の展開
第6章 事前学習済みモデル
第3部 転移学習の展開
第7章 知識蒸留
第8章 マルチタスク学習
第9章 メタ学習
第10章 少数ショット学習
第11章 ドメイン汎化
第12章 継続学習
第13章 強化学習における転移学習
付録A 深層ニューラルネットワークと生成モデルの基礎

2024.04.11発売
日本仏教再入門
講談社学術文庫
昨今、仏教研究は進展を見せ、従来の常識は大きく書き換えられつつある。
「日本仏教」とは何かから説き起こし、古代から中世の仏教の思想と歴史の流れを、聖徳太子・空海・法然・親鸞・道元・日蓮などをキーに解き明かしていきます。
そして、明治維新以降、西洋の文明に触れて大きな変貌を遂げた日本仏教が、日本の近代社会の中で果たしてきた役割を改めて問い直します。廃仏毀釈に始まり、日清・日露戦争を経て、大正デモクラシー、日中戦争から第二次世界対戦を経験する中で、仏教は重要な位置を占めています。戦後復興、そして大震災などに対して、実践としての仏教があらためて登場しつつある現状の意味を問うていきます。
また、日本仏教の深層にある思想的、歴史的な背景を読み解いていきます。葬式仏教にどのような意味があり、どのような思想を背景にしているのか。日本仏教のおおきな特色となっている「大乗仏教」の起源を探ります。また神と仏の関係を、中世の神仏習合に遡って、読み解き、仏教が日本の思想や哲学に与えた影響を検証していきます。
本書を読めば、日本仏教の思想と歴史の概観と肝要なポイントがすべてわかる、格好の入門書です。
*本書は、『日本仏教を捉え直す』(放送大学教育振興会)を底本に、大幅な加筆(第三章 1最澄の生涯と思想)と改稿をし、改題しました。
【目次】
はじめに 「日本仏教」という問題
第一章 仏教の展開と日本 序説
第二章 仏教伝来と聖徳太子 日本仏教の思想1
第三章 最澄と空海 日本仏教の思想2
第四章 法然・親鸞と浄土信仰 日本仏教の思想3
第五章 道元と禅思想 日本仏教の思想4
第六章 日蓮と法華信仰 日本仏教の思想5
第七章 廃仏毀釈からの出発 近代の仏教1
第八章 近代仏教の形成 近代の仏教2
第九章 グローバル化する仏教 近代の仏教3
第十章 社会活動する仏教 近代の仏教4
第十一章 日本仏教と戒律 日本仏教の深層1
第十二章 葬式仏教 日本仏教の深層2
第十三章 神仏の関係 日本仏教の深層3
第十四章 見えざる世界 日本仏教の深層4
第十五章 日本仏教の可能性 まとめ
学術文庫版あとがき

2024.04.10発売
わんだふるぷりきゅあ! クリアファイルブック
講談社の絵本
わんだふるぷりきゅあ!のA4クリアファイル5枚がセットになったクリアファイルブックが登場!
「キュアワンダフル&キュアフレンディ」「キュアニャミー&キュアリリアン」のペアが両面に描かれた、
描きおろしクリアファイル1枚+プリキュア4人の特別イラストのクリアファイル4枚の5枚セットです。
<5枚セット内容>
〇キュアワンダフル&キュアフレンディ
キュアニャミー&キュアリリアン
〇キュアワンダフル
〇キュアフレンディ
〇キュアニャミー
〇キュアリリアン

2024.04.10発売
泣いちゃうわたしと泣けないあの子
「パセリ伝説」「夜カフェ」の倉橋燿子氏が贈る友情ストーリー!
なにかというとすぐに涙が出てきてしまう中1のメイは、
明るく積極的なリンと同じ園芸委員になり、憂鬱な気分に。
ところが、同じアイドルグループを推していることがわかって、正反対な二人は急接近。
初めてのホールライブに一緒に行くことになったけれど……。
――なぜ、すぐに泣いてしまうんだろう?
――なぜ、涙が出ないんだろう?
友情とすれ違いを通して、メイとリンそれぞれが、自分のほんとうの気持ちを見つけていきます。
<小学校上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>

2024.04.10発売
ひなたとひかり(6)
青い鳥文庫
最高に幸せだったクリスマスイブの2日後。日向の前に突然現れたのは、壱弥の兄「零さん」。
お兄さんに日向との関係を聞かれた壱弥は、「俺の付き人だ。」と答える。(私たちはつきあってるわけじゃないよね。)と切なくなる日向。そんな中、ガールズグループのオーディション番組にエントリーしないかと、話を持ちかけられ……。恋と夢、選択を迫られる!?
<小学中級から・すべての漢字にふりがなつき>

2024.04.10発売
人狼サバイバル 才気煥発! 薔薇園の人狼ゲーム
青い鳥文庫
ここは、色とりどりの薔薇が咲き誇る『貴水薔薇園』。
ハヤトとウサギの前に現れたのは、大企業の跡取りである竜陣学園のメンバーたち!
今回、伯爵が仕掛けるのは、薔薇を使った昼ゲームとウサギが発案した特殊ルールによる人狼サバイバルだ。
思惑の読み合いと激しい議論。
スリリングな頭脳戦は、予想もしない展開へとつき進む!
崖っぷちの先にある運命は――?
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>

2024.04.10発売
ぜったいヒミツの両想い わたしも大好きです!
青い鳥文庫
わたし、中1の奈那。
ぜったいにヒミツだった先輩とのおつきあいが、学校中にバレちゃった!
彼女にふさわしいと思ってもらえるよう、文化祭実行委員に立候補したけど、先輩とすれちがってしまって……!?
おまけに過保護なお兄ちゃんにまでおつきあいのことがバレて大ピンチ!
「わたしも、瑞樹くんに告白したい」
おつきあいと告白の行方は?
キュン最高潮の初恋ストーリー!
<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>

2024.04.10発売
家は南向きじゃなくていい
あなたの「間違った常識」、すべてひっくり返します!
×土地は正方形がいい
×窓は大きいほうがいい
×天井は高いほうがいい
×収納は多ければ多いほどいい
×廊下は絶対に必要
×トイレとお風呂は広いほうがいい
×将来のために子ども部屋はふたつ必要
×和室はとりあえず作っておく
実はこれらの「常識」は、すべて間違い。
気鋭の建築家・内山里江氏は本書の出版にあたり、こう言います。
「日本人が家づくりに失敗する大きな理由が3つあります。
ひとつは、『とりあえず住宅展示場』に行ってしまうから。
もうひとつは、実家を思い浮かべて、その固定観念に縛られるから。
最後は、『いま住んでいる家の不満』を新しい家で解消しようとするから。
これらはすべて、『勘違い』または『消去法』による家づくりの失敗を招きます。
家づくりとは本来、もっと自由で楽しいもの。
『家を休む場所から遊ぶ場所へ』が私のコンセプトです。
そのための知識と方法を、この本には詰め込みました」
本書は3章立てで、
第1章では、間違った家づくりの原因となる「思い込み」を指摘し、正しい知識を伝えます。
第2章では、リゾートホテルのような「特別感」を手に入れられる、心躍る家づくりの方法を伝えます。
第3章では、実際に内山氏がつくった家を紹介し、「世界にひとつの理想の家」の中身を公開します。
家の新築、改築、リノベを検討しているあなたに必読の一冊です。
(目次より抜粋)
◆土地選びの話 「正方形の土地がいい」という幻想
◆廊下の話 「一軒家は寒い」は昔の話
◆窓の話 窓をつくりすぎてはいけない
◆玄関の話 玄関ドアに飾りはいらない
◆階段の話 その吹き抜け、成功してますか?
◆天井の話 高ければいい、という思い込み
◆バルコニーの話 家の寿命を縮める危険も
◆トイレの話 広さは正義か
◆洗面所の話 「脱衣所とセット」でなくていい
◆お風呂の話 入浴に夢を持ちすぎていませんか
◆子ども部屋の話 部屋に名前をつけるデメリット
◆寝室の話 寝るだけの部屋に広さはいらない
◆和室の話 「目的があいまい」ナンバーワン
◆収納の話 計画性なき収納は悪魔のスペース
◆LDKの話 中途半端な空間ができる理由

2024.04.10発売
ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK vol.22 フランケンシュタイン対地底怪獣
日本が世界に誇る東宝制作の特撮作品を網羅したシリーズムック。第22巻では、不死身の心臓から誕生した巨人と中生代の巨大爬虫類が富士の樹海で激突する「フランケンシュタイン対地底怪獣」を大特集。

2024.04.09発売
なぜ最先端のクラウド企業は、日本一の社員食堂をつくったのか?
遅咲きの大型ルーキー
2022年8月2日、創業32年目にして初めて株式上場を果たした「日本ビジネスシステムズ」、通称JBSは虎ノ門ヒルズに本社を構え、売上高1,128億円(2023年9月期)、社員数2500人の大企業。企業向けのクラウドシステムサービス会社で、一般の人は名前を聞いてもピンとこないかもしれないが、「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー」を11年連続受賞するなどIT業界のトップランナーだ。
日本一の社員食堂
社長の牧田は、2014年に本社を虎ノ門ヒルズに移転したタイミングで、ほとんどの役員が反対する中、それを押し切って日本一の社員食堂「Lucy’s CAFE & DINING」(ルーシーズ)を作った。テレビでお馴染みだった中華の鉄人から伝授された「本格麻婆豆腐」をはじめ、米の炊き方からドリンク類のラインナップまで社食のレベルをはるかに超えるこだわりだ。
システムインテグレーターで、多くの社員がエンジニアとして客先に常駐している同社に、居酒屋のような飲める社員食堂は必要だったのだろうか。一見矛盾するようにみえるが、ここには牧田社長のしたたかな成長戦略がある。
多くの企業が、コロナ禍を経て「効率化」「リモート化」を目指す中、従業員を活かし、満足性を高め、コミュニケーションを通じて従業員と会社の成長を促す、それが「牧田流経営」なのである。

2024.04.05発売
長井かおりからのお知らせです そのメイクの常識、ちょっと前に変わってます!
人気ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさんによる「大人のためのメイク本」。
これまで「常識」「鉄則」とされてきたメイクテクやコスメ選びを1ヵ所ずつアップデート。
メイクがグッとあか抜けるコツをご紹介します。大人になると骨格が変化したり、くすみやたるみといった悩みが増えてきます。それによって「昔は似合っていたメイクが、最近しっくりこない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
でもご安心ください! 長年、読者のメイク悩みに寄り添ってきた長井さんならではの最新メイクテクニックで、ぐっと素敵になれます。
”いつものメイク”と”長井さんメイク”の比較写真もついており、コツがより分かりやすく、簡単に取り入れることができます。
テーマ
・苦手克服!眉の描き方6アプローチ
・アイメイクのマンネリ解消!4つの新しい塗り方
・基本から見直し!令和のメイクセオリー
・くすみ、ほうれい線、たるみ……一点集中 ワンテクで解決!
・メイクで自由自在!イエベ/ブルべは気にしない

2024.04.04発売
レフ筋トレ 最高に動ける体をつくる
「しなやかでゆるんだ柔らかい筋肉を手に入れた人は、脳も活性化し意識も澄んで、間違いなくあらゆるパフォーマンスが向上します。実際、世界のトップクラスのなかの、さらにその頂点に君臨するようなスポーツ選手の筋肉は、非常にやわらかで機能性にも優れています。そんな『トップ・オブ・トップ』と私が呼ぶスポーツ選手がもつ優れた筋肉をつくるトレーニング、「レフ筋トレ」を初めて世に問うのが本書です」(「はじめに」より)
運動科学の第一人者にして、「ゆる体操」の考案者、そして
ベストセラー『究極の身体』著者である高岡英夫が
独自の筋トレメソッドを初公開!
従来の筋トレは確かに筋肉を太くする。だが、力みかえってガチガチに固まった筋肉は
身体の滑らかな動きを妨げ、精神の自由な働きすら阻害する。
スポーツ、仕事、趣味など、人生のパフォーマンスを向上させるのに必要なのは、
「トロトロにゆるみきった、マシュマロのような筋肉」だった!
そんな柔らかい筋肉を手に入れられる独自のトレーニング「レフ筋トレ」を初公開。
著者自身が長年にわたり実践し、効果を実感してきたメソッドが、いま明らかになる!

2024.04.04発売
正義の行方
文化庁芸術祭賞大賞、ギャラクシー賞選奨を受賞、映画化も決定した映像ドキュメンタリーの名作を書籍化。芥川の名作『藪の中』のような、圧倒的な読書体験。
1992年2月21日、小雪の舞う福岡県甘木市の山中で、二人の女児の遺体が発見された。
現場に駆け付けた警察官が確認したところ、遺体の服は乱れ、頭部には強い力で殴打されたことを示す傷が残っていた。
二人は、約18キロ離れた飯塚市内の小学校に通う一年生で、前日朝、連れ立って登校している最中、何者かが二人を誘拐し、その日のうちに殺害、遺棄したものと見られた。
同じ小学校では、この3年3ヵ月前にも同じ1年生の女児が失踪しており、未解決のまま時が流れていた。
福岡県警は威信を懸けてこの「飯塚事件」の捜査にあたることになる。わずかな目撃証言や遺留物などをたどったが、決定的な手がかりはなく、捜査は難航する。そこで警察が頼ったのが、DNA型鑑定だった。遺体から採取した血液などをもとに、犯人のDNA型を鑑定。さらに、遺体に付着していた微細な繊維片を鑑定することによって、発生から2年7ヵ月後、失踪現場近くに住む久間三千年が逮捕された。
「東の足利、西の飯塚」という言葉がある。栃木県足利市で4歳の女児が誘拐され、殺害された足利事件は、DNA型鑑定の結果、幼稚園バスの運転手だった菅家利和さんが逮捕・起訴され、無期懲役判決が確定したが、発生から18年後にDNA型の再鑑定が決まり、再審・無罪への道を開いた。
その2年後に起きた飯塚事件でも、DNA型鑑定の信頼性が、問題となった。
DNA型、繊維片に加え、目撃証言、久間の車に残された血痕など、警察幹部が「弱い証拠」と言う証拠の積み重ねによって久間は起訴され、本人否認のまま地裁、高裁で死刑判決がくだり、最高裁で確定した。
しかも、久間は死刑判決確定からわずか2年後、再審請求の準備中に死刑執行されてしまう。
本人は最後の最後まで否認したままだった。
久間は、本当に犯人だったのか。
DNA型鑑定は信用できるのか。
なぜこれほどの短期間で、死刑が執行されたのか。
事件捜査にあたった福岡県警の捜査一課長をはじめ、刑事、久間の未亡人、弁護士、さらにこの事件を取材した西日本新聞幹部に分厚い取材を行い、それぞれの「正義」に迫る。
「ジャーナリストとして学んだことがあるとすれば、どこかひとつの正義に寄りかかるんじゃなくて、常に色んな人の正義を相対化して、という視点で記事を書くという考えに至ったんです」(西日本新聞・宮崎昌治氏)
いったい何が真実なのか。
誰の「正義」を信じればいいのか――。